2003年8月1日金曜日

第02号(2003.08.01)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@    第2号
□───────────────────――2003.08.01─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.002

 創刊号の発行後に何人かのOBが連絡をくれたり、大学に来てくれ
たりと素早い反応に流石と思わせる感じです。今回は2号ですが連載
ものは自分へのプレッシャーとなりますのでやりません。
 今回は以下のような構成にします。

□ NGU短信
□ 最近のゼミから
□ 本の紹介・・・児島が最近読んだ面白かった本を簡単に紹介
□ 編集後記

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■NGU短信 > 新WEBサイトの段
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☆関連サイト:http://www.ngu.ac.jp/~kkojima/seminar/p2000.html

 大学のWEBサイトが新しくなり11ヶ月が過ぎました。ご存知の
ない方はどうぞご覧下さい。もう3年以上前にプロジェクト2000
という名のもと、当時のゼミ生諸君を中心に大学のあるべき公式サイ
トのデザインを考案しました。当時の鳩のマーク(アイドルマークと
言うらしい)のホームページでなく、見た目や使いやすさを追求した
サイトを皆で考えました。この活動を通じて本学の良い点を自分なり
に発見できたと今でも思っています。
 大学側に強く働きかけ公式サイトとして採用のGOサインをもらい
作成・公開しました。トップページは安藤君を中心にデザインしたも
ので、学生が作ったという点を強調しました。情報技術や環境の変化
は「ドッグイヤー」というほど速いので、耐久年数は1年半から2年
と大学側には申し述べておりました。しかし3年近くもそのままだっ
たのは、情報に関する大学側の意識の低さからでしょうか・・・。
昨年夏に新サイトの更新作業に係わり、かなりの紆余曲折がありまし
たが、秋にはほぼ完成し逐次公開しました。なにせほとんどが外注で
すから、Flashや新着情報のCGIなどを入れていますが、大学
側で内容のチェックを頻繁にしておかなければ、いいかげんな内容で
納入されてしまいます。このチェック(いわゆるダメだし)には正直、
参りました。(「昨夏を返せ!」と言いたい)
 しかし悪いことばかりではありません。この春に「WEBサイトの
使いやすさ」という点で、全国の大学で第2位という評価(朝日新聞
調査)を頂きました。ちなみに一番は専修大学でした。これまで名古
屋学院はパソコン台数やネット環境などハード面の評価が高く、優位
を保っていました。これでようやくソフトも社会的評価を得て、いよ
いよこれからという感じです。文科系大学ですから「エンドユーザコ
ンピューティング」に徹し、新しい大学モデルを他の大学に先駆けて
一刻も早く構築せねばと思っています。


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■ 最近のゼミから
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☆関連サイト:http://www.ngu.ac.jp/~kkojima/seminar/bowling.html

 恒例となりましたボーリング大会(第6回)を東名ボウルで行いまし
た。35名以上のボーリングというのもなかなか迫力があります。これ
まで秋に実施していた行事の前倒しでしたが、前期のゼミ発表も終わっ
た後でリラックスができ、良かったのではないでしょうか?しかし、2
年生に優勝を奪われたのも、3・4年生諸君の頑張りに期待します。
この結果はいつものごとく最下位(ドベという)がWebページするという
決まり(罰ゲームという)になっています。

ゼミ合宿を終えて・・・
 いつものように定光寺にあるサンパレア瀬戸(旧:労働者研修センター)
で合宿を行いました。前期での3年生4グループ研究成果をコンパクトに
まとめ、発表するものです。各グループで1時間近くの発表で、飽きさせ
ない工夫がしてあり、3年生の前期のまとめとしては、なかなか良かった
のではないでしょうか?
 発表後は、打ち上げコンパです。先輩からの差し入れもあり、飲みに飲
みまくったという印象です。ただし、打ち上げのあと、ゲロを吐いていた
のが多かったのが気がかりです。(サンパレアに出入り禁止となるかも)
次の日の朝は、まさに古戦場で討ち死にしている武士を見ているようです。
ちなみに、児島はその後調子が悪くて仕方がありません。(休肝日が1週
間も続きました・・・)医者の勧めもあり、この夏は、胃カメラを飲むこ
とにしましょう。


―――――――――――――――――――――――≪ books ≫――
■ 本の紹介
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☆関連サイト:http://www.ngu.ac.jp/~kkojima/seminar/booklist.html

『通信崩壊』,藤井耕一郎,草思社,\1500
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 これはいまゼミ生諸君に勧めている本です。経済学のテキストに書か
れているように通信の自由化によって本当に競争が生れ、消費者余剰は
増加し、社会的余剰は増加したのか?大変興味深い内容であり、筆者は
「消費者は必ずしも得をしている状況にはない」と断言する。その理由
を「アンバンドル」というキーワードで読み解いていることろが面白い。
これは通信の自由化だけでなく、電力の自由化にもあてはまることです。
経済学士の皆さん。是非一読を!

『気張る男』,城山三郎,文藝春秋,\476
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 明治時代に活躍した関西の大物経済人であった松本重太郎の話です。
最近の無責任きわまる銀行経営責任者に読ませてやりたい!日本の資本
主義の確立に貢献した渋沢栄一や安田財閥の創始者安田善次郎が出て来
るところも面白い。日本経済史の勉強にもよいでしょう。(ただし、試
験には出ませんけど・・・)城山三郎さんは、愛知県生れの「気骨のあ
る」おじいさんです。このような人物伝を読む方が、つまらない経済学
の話よりは余程ためになるのでは・・・


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■ 編□集□後□記□
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創刊号の裏話

 実は創刊号が発行者の私の手元に届きませんでした。MLの登録を2
期生の小林君のリストだけを参照していましたので、自分のアドレスを
入れるのを忘れてしまいました。創刊号が届かないのはかなり寂しいも
のがありますのよね。(T_T)

13日には、いよいよOB会の「夏の祭典」飲み会があります。また、
そのときにでもお会いしましょう。