2003年10月14日火曜日

第03号(2003.10.14)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@    第3号
□───────────────────――2003.10.14─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.003

2003年夏の反省・・・

 梅雨が長く、寒いお盆を過ごし、一転厳しい残暑のあと突然の秋と
異常気象もここまで来ると慣れてしまいます。あまり言われないので
すが、春頃も異常気象の兆候はありました。カラッと晴れが続くこと
もなかったはずです。いつもの春と違い、車を洗う機会をかなり逸し
ていましたから・・・。
 さて、この夏もいつものようにOB諸君の元気な顔を見て、パワー
をもらいました。第3期生の諸君がいつにも増して参加し、卒業以来
というOBも片手では足りないという状況で何とも懐かしい限りです。
このために遠路はるばる来てくれたOBもおり、ゼミ設立10周年に
向けますます気合が入りそうな気配です。

このOB会は、現役生にとって良い刺激になったことでしょう。「なぜ、
世代を超えたOBがこのように集まり、飲んでいるのか?」が本当に
理解するには、ゼミ生として卒論を仕上げ、そして社会人としての辛
い経験が必要でしょう。

 秋になりようやく長い夏休みが終わり、キャンパスに活気が戻って
きました。卒業生諸君にとっては何とも羨ましい限りでしょうが、何
事も早めにひとつひとつ仕事をこなししておかねば、一息入れる暇も
なく年末へ突入してしまいます。実はコジマガも「書かねばと思い」
1ヶ月が経ち、ようやく第3号です。


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■NGU短信 > 卒論発表会の段
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☆関連サイト:そのうち作ります

 昨年度、経済学部ではじめて「卒業論文発表会」が開催されました。
これまでゼミで実施してきたノウハウがあるので、教務委員でもある
私が責任者になってしまいました。実施形態は、主に3年生が聴衆と
なり1教室に60~80名程度、同時間帯に2教室でセッションを開
催しました。4年生有志は自分のゼミの後輩3年生に聴かせることが
できるよう時間・教室を設定しました。また、3年生はただ聞いてい
るだけにならないよう、質問票やアンケートを用意・提出させました。
これまでダメと噂されるゼミの学生は喋ったり居眠りに携帯とやはり
ダメです。各セッションは誰でも聴くことができます。ちなみに前回
は児島ゼミOBも参加してくれました。

 すべてのゼミから参加者はありませんでいたが、我がゼミからは2
組がエントリーしました。Powerpointを利用したプレゼンの経験値は
高いので、我がゼミ生は他のゼミを圧倒すると内心安心していました
が、発表内容などについてはかなり心配していました。特に、先生方
からの質問が飛び出すなど不慮の事態に備えなくてはなりません。

入念な準備の上、うまく乗り切ったため経済学部長賞・優秀賞をいた
だきました。あらためてレベルの違いを見せつけた結果です(とはい
え、他が全然なっていないということもあるでしょうが・・・)

 この企画も無事に終わり、多くの先生からねぎらいとお褒めの言葉
を頂戴しました。この大学でいろんな仕事をしましたが、一番反応が
よかったのではないかと思います。もっとしんどい仕事は多かったの
に・・・。これもなによりゼミの卒業生と毎年行ってきた卒論発表会
のノウハウの賜物でしょう。

 もうすぐ今年度の卒論発表会があります。発表をする4年生の頑張
りに期待です。


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■ 最近のゼミから
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☆関連サイト:http://www.ngu.ac.jp/Compu/compujtop.html

 情報教育センターもこの夏リプレースを実施し、またまた最先端の
設備になりました。一度、大学に来られた際には覗いてみることをお
勧めします。IPTVというソフトを利用してVODが実現していま
す。利用可能なデジタルコンテンツは、マルチメディア実習室に配置
したプラズマTVに常時、ビデオサーバから配信しています。いわゆ
る「マルちゃん」で自習できる施設が整備されました。これをどう使
うかは、利用者としての教員学生のレベルにかかっています。最近の
学生全体のレベル低下を見ていると、無用の長物となる恐れがありま
すので、ゼミ生にはこれらの環境を利用するように促しています。

この夏、ゼミの有志諸君と幕張メッセのワールドPCエキスポに行っ
てきました。やはり東京は刺激的です。発展スピードが、投資額が、
勢いがすごい。ゼミ生が言う通り、キャンギャルも刺激的でした。

この旅で、大学時代に東京の大学へ行った連れの下宿を拠点に東京の
あちこちを探検していた頃を思い出しました。六本木・渋谷・浅草・
アメ横・吉祥寺・新宿・・・あの頃以上にヒトが集まり、モノが動き、
カネが流れるといったまさに現代の経済社会の縮図です。これが良い
かどうかは別として、人を惹きつける都市力を感じます。
その1週間前に山形県酒田市に行っており、極めて対照的な町でした。
人のいない駅前、シャッター商店街、夜7時で飲み屋街も人がいない。
あの有名な酒田短大は、廃墟のようでした。
この「中央と地方」、「都市と田舎」という構図の中で「名古屋」と
いう歴史・立地・産業・文化などを考える良い機会にもなりました。

今の4年生から卒論が選択となり、書かずに卒業する学生が現れまし
た。こちらが予想した通り、「ゼミとは?」「大学とは?」という基
本が分かっていない学生は履修しませんでした。ゼミや大学で自分を
鍛えることを進んで放棄する学生(他に打ち込むことがある学生は別)
は、「逃げ」ばかりでそのような姿勢では、恐らく今後もダメになっ
てしまうでしょう。もちろん自分の指導力も反省しなければなりません。


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■ 編□集□後□記□
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☆関連サイト:http://www.ngudo.com/

卒業生や父母向けの広報誌「COSMORAMA」にCCSに関する
記事が掲載されます。対談形式になっており、本ゼミ関係者では児島
と現3年生の牧野君が写真入りででています。機会があればご覧下さい。

11月3日(祝)は毎年大学同窓会「ホームカミングデー」となって
います。今年は35周年記念で東急ホテルで開催されますが、児島は
出席します。もし、参加される方は、3期生の小林君まで連絡して下
さい。また、会場でお会いできれば幸いです。