2011年9月25日日曜日

第83号(2011.09.25)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@    第83号
□───────────────────――2011.09.25─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.083
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。


ハリケーンと台風の合間を縫って、無事に日本へ帰ってきました。帰国翌日から
区役所での手続きや床屋・病院などいろいろとやらねばならないことばかりです。
でも、いずれの場所であっても日本語がOKなので、とても気持ちが楽です。ただ、
車の運転は左右反対になったので、妙な違和感が1週間ほど続きました。

また、日本で食べたかったものを十分に味わい、胃袋と気持ちを満たせています。
たった1年ですが、環境へ対応するためには調整が必要ということを再確認です。


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■アメリカ短信 > 在外研修のまとめの段
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在外研修期間が終了して、事後の整理をしています。必要な事務手続きに加えて、
自分での成果をまとめておく必要があります。この1年間は、毎日がインプット
だったので、それなりのアウトプットもできました。まず、個人的なものとして、

・コジマガの発行:第60号から第82号までを配信
・研修ブログ:370回に到達(計字)
・Twitterでのつぶやきはおよそ200回

そして、仕事のアウトプットは以下のようです。
・本の2章(36ページ)
・UCFの英文記事(約1,200Words)
・長篇論文(計100,000字)
・コア6+(プラス)のコンテンツ作成

以上のような数値化できるもの以外として、以下のような挑戦もあります。
・クラウドツール:Evernote,Dropbox
・SNS:Google+、ほか
・Mac(iPhone4、MacBook Pro、iPad2)
・スポーツ:毎週のテニス・ゴルフ・スイミング

すでにフロリダで取得した運転免許証は失効してしまいましたが、これは自動車の
ナンバープレートとともに自分へのプライスレスな記念品です。また、多くの人達
から研修の感想を求められるので、写真や成果をきちんと整理しておくことが重要
です。


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■NGU短信 > 電子書籍の段
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コジマガ第51号で紹介した冊子『経済学部生のための基礎知識300題』が電子書籍に
なっていました。これは自分の研修期間中に実現して欲しかったタスクのひとつで、
1年前に学術情報センターのスタッフに構想を話しておきました。

帰国早々に、この成果を見せてもらうと自分が期待した以上の出来映えに驚きです。
これまで多くの教材コンテンツは用意されていましたが、これらをどのような形式
でまとめるかは全く指示していません。今回はEPUB形式のファイルとして作成され、
iPadにあるiBookで読むことができます。

今後、細かい点の修正は必要になりますが、プロトタイプとしてまずまずのレベル
にあると思います。また、扱いやすさや読みやすさを追求するとともに、ビューア
でパソコンでも読めるようにしなければなりません。


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■最近のゼミ・講義から
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帰国早々、集中講義のお付き合いをしました。「まちづくり論」での社会見学の
引率です。この科目はTIESを利用した他大学と単位互換を目的としているだけに、
自分も関わる必要があります。受講生は少ないものの、これをビデオ収録・配信
する予定です。

9月7日に実施された社会見学は、懐かしのNGUバスを利用しました。新しく完成
した名古屋高速道路の六番北の入口から、東名阪・東名高速・瀬戸道路を使えば
1時間もかからずに瀬戸へ到着です。直線でないので、距離的には遠回りとなり
ますが、やはりターンパイクなので時間的にはかなり節約できます。

まず、瀬戸蔵の見学です。これまで何度も瀬戸蔵の前を通っていまが、入館する
のは今回が初めてです。特別に館内を案内をしていただき、瀬戸と陶磁器産業の
歴史が非常によく理解できました。また、かつての尾張瀬戸駅の再現に懐かしく
思いました。

次に、窯垣の小径をお二人のボランティアガイドさんに案内していただきました。
台風12号が通り抜けた直後の秋風が感じられる涼しさの中でのウォーキングです。
商店街を通り抜けて、街並みを探索です。また、本業では登り窯の説明を受けて、
作業場の中まで見せてもらいました。瀬戸蔵で見せてもらった展示物が、実際に
稼動しています。短い時間でしたが、貴重なお話を伺うことができました。

かなりの距離を歩いたので、疲れが溜まっています。また、日差しも強くなり、
昼食でしばし休憩です。午後はバスで移動して「さかづき美術館」を見学です。
市之倉のまちづくりとの関わりの説明を受けて、展示物を鑑賞です。ここには
人間国宝の作品がズラリと並んでおり、素晴らしいものでした。

今回の引率の感想としては、再び自分で来てみたいと思いました。かなり自分の
勉強になり、ゆっくり現場を巡るのもよいと感じさせるエリアです。引率の効用
として、アメリカではあまり歩くことがなかっただけに、よい運動になりました。
そして、かなり疲れたので、その夜はぐっすり眠ることができ、時差ボケが解消
できたのも幸いでした。


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■編□集□後□記□
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☆関連サイト:http://www.cccties.org/event/

愛知学院大学で行われたTIESのシンポジウムは帰国当日に開催されたので、残念
ながら出席はかないませんでした。ここで行われたタイピングコンテストの決勝
では、遂に本学が優勝をかざることができました。

東京出張もあって、すっかり日本の生活パターンに戻った感じです。毎日が英語
漬けだったのが、全く英語と出会うことのない生活になっています。自分で意識
して行動しなければならないと感じるこの頃です。