2014年10月6日月曜日

第110号(2014.10.06)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@    第110号
□───────────────────2014.10.06─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.110
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。


卒業生が大学へ訪ねてくれる際に参照してもらうべく、秋学期の授業予定を
記しておきます。ただし、会議や出張・イベントなどもあるのですべて予定
ではありません。(事前の来学の連絡は、とてもありがたいです。)

 火曜  1限: 経済データ分析  曙203教室
 木曜  1限: 公共政策特別演習 曙617教室
 木曜4/5限: ゼミ(3・4年)  曙406教室
 金曜  2限: ゼミ(2年)    曙617教室

その他、サブゼミがゼミ生主体で開催されます。日時や場所はFacebookでの
児島ゼミグループにアップされるので、その都度、ご確認下さい。卒業生は
よく知っていると思いますが、児島は時間が許す時に、サブゼミへ足を運び
参加者の質問・疑問に答えたり、発表を聞いてアドバイスを与えたりします。
また、最新トピック、特に読書中の本や経済動向などを児島が分かりやすく
解説することもあります。業務以外の仕事ですが、ゼミ生達が一番成長する
場だけに、とてもやりがいのある仕事です。(他の先生からはよくやるねぇ
と揶揄されることもありますが・・・)


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■NGU短信 > 大学創立50周年記念事業の段
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☆関連サイト:http://www.ngu.jp/anniv50th/index.html

10月15日(水)は大学の創立記念日で、お昼からチャペルで記念礼拝が開催
されます。いよいよ50周年のイベントが本番を迎えます。関連行事の準備も
進んでおり、50周年関連サイトは充実していますので、是非、ご覧ください。
サイトをチェックいただけると多彩な記念事業が分かると思います。かなり
多くの講演会・コンサート・フォーラムなどが掲載されています。

例えば、夏の飲み会で児島から数名にプレゼントしたNGUグッズは、50周年の
ため作成された記念品です。学内向けに案内があったので、その時に購入し
ました。(タオル以外にポロシャツも持っています。)

10月11日(日)同窓会主催の恒例のホームカミングがあります。久しぶりに
瀬戸キャンパスでの開催となるので、多くのOB・OGにとっては懐かしい場所
でしょう。この数年で、どのように変わったかを確認するには良い機会かと
思います。あいにく児島は東京での発表と重なってしまい、大変残念ですが
欠席です。偶然にも当日、アメフトの公式戦が瀬戸キャンパス第一グランド
で行われます。グラウンドは人工芝となっていますから、ご参加される方は、
確認がてら観戦するのもよいかも知れません。(応援もよろしく。)

10月25日(土)には、ウェスティン名古屋キャッスルで記念式典があります。
記念講演会は「国家の品格」の著者である藤原正彦さんで、その後、関係者
を招いたパーティで盛大にお祝いするそうです。

記念施設として、瀬戸キャンパスの体育館のリニューアルが実施されました。
また、来年の1月には、名古屋キャンパスに、記念棟の希館が完成予定です。
記念イベントなどについては、コジマガでも逐次、報告することにします。


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■最近のゼミから > 秋学期からの新たな試みの段
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☆関連サイト:http://gihyo.jp/book/2014/978-4-7741-6613-1

秋学期前に、夏休みの宿題がどれだけできているかは重要なチェック項目
です。内容もさることながら、締切りまでにどのように取組んだかという
姿勢が重要です。すなわち、自分でどのように学習計画を立て、実行でき
たかというタイムマネジメント能力が一番確認したい点です。高校までは
8月末に焦りながら宿題をした経験があると思いますが、これは笑い話で
結構です。しかし、二十歳を過ぎていよいよ社会人となるためには、常に
準備万端で臨む姿勢が重要です。自分の将来に向けて、マネジメント能力
の訓練は欠かさないようにしてもらいたいものです。

さて、今年のゼミの進め方は多少バリエーションをつけました。4年ゼミ
は卒業研究発表会に向けて10月末にゼミ内予選を実施します。昨年の卒業
研究発表会は、発表を希望する件数が多く、10年ほど前には考えられない
状況になりました。これは学生の気質が変わったというより、ゼミの指導
教員が若返って、熱心なゼミが増えてきたことに依ります。きちんと勉強
するゼミが増えてきたのは、大学として好ましい変化です。今年は、学内
審査会(いわゆる、学内予選)では、16件しか発表できません。そのため、
申込時に書類審査も実施するそうで、不十分な内容ならばリジェクトされ
るようです。

児島ゼミでは、全員に出場チャンスを与えるためにゼミ内予選を行います。
めでたく発表会へ出場するゼミ生は、サブゼミを免除することにしました。
すなわち、不出場(遅れている)の学生は毎週、必ずサブゼミを自分達で
開催して、発表しなくてはなりません。遅滞者が出ることなく、皆で一丸
となり、ゼミを推進する体制を構築します。

また、今回からマインドマップを導入しました。多くのゼミ生に共通する
問題は、卒論テーマの絞り方が芳しくありません。自分の関心・経済・IT
という視点でまとめるよう指導していますが、やはり視野狭窄になります。
数回の発表を続けても行き詰まりを感じて、卒業研究から逃避するような
学生も少なくありません。そこで、マインドマップのように思いつくまま
関連キーワードをどんどん挙げて、アイディアをできるだけ広げる作業を
例示しました。その後、3人のチームを組み、互いに質問やアイディアを
出すようにさせました。

3年生のゼミについては大学祭実行委員会の学生も多いために、まず名証
株式投資コンテストを使った業界研究と企業研究をさせることにしました。
新たにチームを再編して、チームで業界研究・個人で関心のある企業調査
をします。もちろん、従来通りに卒論のテーマ決定や一人ひとりで調べて
発表してもらいますが、今年から就活が3ヶ月遅れることもあり、全体的
にスケジュールを見直しています。

2年ゼミでは、3年生と同じくチームを再編成し、東海4県の上場企業に
ついて調査を開始しました。名証からいただいたデータを加工し、業界の
リストを作成・配付し、自分たちの興味ある業界でチームを決定しました。
チームでの話し合いで、調査する業界とともに具体的な企業への投資額を
決めます。また、Googleを使った共同作業をさせ、産業立地を研究します。
地域産業の学習として、企業の本社と関連事業所や海外展開などもマップ
で分かりやすく整理し、身近に感じられる課題としています。

10月3日(金)には名証で「大学生のための株式投資セミナー」が開催され
ました。このイベントに2年から4年のゼミ生15名で、名古屋証券取引所を
訪問しました。最近は、ゼミでの企業見学もごぶさたなので、良い機会に
なりました。周辺には地場証券がたくさんあるので、訪問自体が社会見学
の一環です。3期生が3年生の時にゼミで名証へ訪問しましたが、かつての
場所から100mほど南へ移設しています。

珍しいことで、ゼミでテキストを指定しました。『伝わるデザインの基本
よい資料を作るためのレイアウトのルール』高橋・片山著,技術評論社。
これは今夏に出版された本ですが、ゼミでのPowerpointやWordのダメ出し
で指摘する内容が取り上げられています。就職後も役に立つ内容なので、
あえてテキストとしました。あるゼミ生によると「この本は良い例だけで
なく、ダメな例があげてあるのがよい」そうです。彼の意見には納得です。
感覚で評価するのでなく、良し悪しを目に見えるルールとした点が、この
本の目新しいところでしょう。

以上、すべて上手くいくかどうかは分かりませんが、皆で頑張るのみです。


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■編□集□後□記□
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今日(10/6)は台風18号の影響により全日休校となりました。愛知県下に
暴風警報が発令中でしたので、規定通りの対応でした。もし、午前10時に
警報解除となったとしても、JRが運行休止でしたから学生が登校できるか
は、極めて難しい状況でした。名古屋市内ならば、ほぼ問題ありませんが、
最近は、遠方より通学する学生も多い(例えば、三重の津、岐阜の大垣、
静岡の浜松というケースは珍しくありません)だけに、昔ながらの基準で
良いのかと思う時があります。さて、次は補講をどうするかを検討です。


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