2016年3月31日木曜日

第124号(2016.03.31)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@    第124号
□───────────────────2016.03.31─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.124
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。


2015年度の大晦日です。そして、4月1日は入学式が名古屋国際会議場センチュリー
ホールで行われます。大学はアカデミックイヤーで動いているので、年度末はどの
部署も新年度の準備に忙殺されています。

今年度も元気に頑張れました。健康に感謝し、自分へのご褒美も用意しました。
明日から新年度です。心機一転、頑張りましょう。


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■NGU短信 > 年度末の風景の段
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☆関連サイト:http://www.ngu.jp/system/article/detail/5084

3月21日(祝)に学位授与式が名古屋国際会議場で行われました。祝日だったので、
ご父母の姿が例年よりも多く見られました。名古屋では桜の開花宣言直後でしたが、
本学にとって開花後の卒業式は初めてではないかと思います。国公立大学の卒業式
は3月25日頃なので桜が咲いているのも珍しくありません。自分の卒業式を思い出す
と、桜と雪が同時に舞っている珍しい光景を目にしました。

数年前まで本学の卒業式の日程は、ほぼ3月15日と決まっていました。遅くなった
理由は、主に授業期間が延びたことです。15週の授業を確保すると、その後の定期
試験は、2月第1週まで実施されます。すると、追試や再試の日程も日延されるため、
卒業判定作業やそれを決定する教授会開催(今年は3月9日でした)も遅くなります。
学生の春休みはあまり変わりませんが、このように大学の3月の業務スケジュールは
過密になってきています。

さて、式典で学位の授与は博士号から始まり、修士・学士の順になります。今年度
は70歳の方が博士号を取得しました。学長は挨拶の冒頭でこの件に触れられ、学問
を続ける大切さを卒業生に向けて説いておられました。博士論文を書き上げるには
一人でコツコツ進めるという孤独と闘いながら辛抱強さが求められます。その努力
を讃えておられ、自分の経験も重ねあわせて感じ入っていました。

式典後、教室でゼミ生へ学位記を渡す際に、この話題に触れました。卒論をきちん
と書き上げる大変さは児島ゼミ卒業生ならば、皆が体験しています。そこで、再び
大学で学び直して学位を取得することが、どれだけ大変であるかを想像してもらい
ました。また、ゼミでは仲間とともに研究ができた学習環境、皆で卒論作成に取り
組んだ日々に感謝し、学生時代の思い出として頑張ってほしいことを伝えました。
社会人になっても、やはり勉強です。今は社会人大学院もいたるところにあるので、
長い人生で機会があればチャレンジしてみてはどうでしょう。

その後、午後2時から金山のANAクラウンプラザホテルで、卒業記念パーティが開催
されました。このパーティも3年目で定着した感があります。この席で同窓会長に
お会いしたので、夏のゼミ20周年パーティのお礼を申し上げました。また、本日の
ご予定をお聞きしたところ、全学部のパーティへ出るので5会場を学長とともに回
られるそうです。幸い会場がすべて同じホテルということが救いと仰っていました。
パーティのお開き後、夕刻に自宅へ戻りました。翌日も次年度の準備があるので、
疲れを癒やすには優しいスケジュールです。

新年度の業務ではプレイスメントテストが大きなイベントです。2008年から名古屋
キャンパスで入学予定者に対して実施していますので、受験をした経験のあるOB・
OGもいると思います。プレイスメントテストとは能力別クラス編成のためのテスト
で、3科目(英語・日本語・情報)を実施しています。入学生が未確定であるにも
関わらず、3月24日(木)に行いました。

入学前に合格者を名古屋キャンパスへ集めますが、地方入試の受験者は初めて大学
に訪れる人もいます。大学構内で一日に1500名が受験する日は、大学入試センター
試験以外ありません。そのような大きなイベントですが、これまでフォローが手薄
であり、さまざまな問題を抱えていました。今回は、やれるだけの改善しました。
とはいえ、まだ十分でないので、来年はもっとよい形式にしたいと考えてます。


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■最近のゼミから > 追い出しコンパと卒業論文集の段
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☆関連サイト:http://kojimag.blogspot.jp/2015/03/11420150328.html

4年生の追い出しコンパが2月25日(木)の夜に開かれました。通常は卒業式当日の
夜に行っていましたが、ゼミ生らが自分たちで決めた日程です。まだ、卒業も決定
しておらず、さらには再試験を受験しなければならない4年生がいたので、最初は
疑問を抱きました。とはいえ、3年生にとっては3月下旬が就職活動の真っ最中です
からこのスケジュールにも納得です。

まず、頻繁にサブゼミで顔を合わせていた4年生と久しぶりに話をしました。そして、
3年生は、2月下旬までにどれほど就職活動をしているかが一番気になるところです。
そこで、3年生全員と話をしました。やはり就活に戸惑っていたり、調子が良くない
ゼミ生がいました。その時には、ゼミの皆と情報交換をして、少しでも自分で行動
できるようにするよう激励を与えました。就活も卒論も、自分以外には誰もやって
くれないのですから。

さて、追いコンの最後には、恒例の卒業生から現役生へのプレゼントがありました。
児島にもタイルで作った製マグネット・ネームプレートをいただきました。これは、
研究室の扉に貼っておくのに大変便利で、嬉しい記念品です。そこで、卒業式の翌日
から飾っています。関係者しか知り得ないプレートです。

卒業式の後には、製本された卒論を持参し、ゼミ生の努力がまとまった作品として
見てもらいました。第20期の卒論とともに第3期生の卒論も製本しました。これまで
研究室に置いてあり、ほぼ原稿は揃っていましたが、機会を失っていました。今回は
20周年ということもあり、製本しました。これでゼミ卒業論文集は、8学年分になり
ました。それまで製本できなかったのはいろいろな背景や理由がありますが、これは
コジマガ第114号に掲載した通りです。

努力した卒業生の卒論はゼミやそれ以外の学生たちの参考資料にしたいと考えます。
レポートに限らず、卒論作成にもコピペが横行しており、大学として断固たる態度で
対応しなければなりませんが、実際の学生指導でうまくいかないゼミもあるようです。
大胆な改革は軋轢を生むのでできませんが、優れた卒業論文集を例示することから
徐々に改善したいと思います。その貴重な教育資料が児島ゼミの卒業論文集であって
もらいたいと願っています。

昨年から両面印刷で製本しましたので、厚みが半分になり保管や使い勝手もよくなり
ました。すべての論文の体裁がきちんと整っており、誤字脱字もほとんどないので、
見た目が美しい卒業論文集です。名古屋学院大学の卒業論文の手本となるように今後
とも努力してきたいと考えます。


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■編□集□後□記□
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年度末は何かと宴会が多く、週2回程度で飲み会がありました。飲み会でいろいろな
方と話をするのは好きですし、自分が知らないお店で美味しい食事や飲み物を体験
することは好奇心を掻き立てます。とはいえ、さすがに4日間連続の時は辛かった
ので、何事も程々です。

飲み会も、大学の仕事関係・ゼミの卒業生・高校大学の同級生などさまざまです。
非日常の人との情報交換から自分の位置が見えてくることがあります。また、人生
とはと考えさせられる内容もあります。大学にこもって仕事に集中することも重要
ですが、視野を広げておくようにする姿勢も必要と感じました。


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