2016年12月24日土曜日

第130号(2016.12.24)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@    第130号
□───────────────────2016.12.24─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.130
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。


12月30日は恒例のゼミOB/OGによる忘年会です。利害関係がなく世代を超えた
飲み会もそれほど多くありません。現役学生には貴重な機会になると思います。
また、久しくお会いしていない方々には、是非、お目にかかりたいものです。

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■NGU短信 > 今年のコンペの成果の段
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☆関連サイト:http://nagoya-stock-exchange.com/results/?type=3

この秋、ゼミで参加した教育イベントの成果が12月7日(水)に3つ同日に
発表されました。

まず、名証株式投資コンテストの最終結果です。学生部門におけるトップ
3チームは以下の通りでした。

順位 大学名(チーム名) 収益率
1位   追手門学院大学(さはれ且つ且つETF)+169.85%
2位   中央大学(CIC金融投資研究会)+141.11%
3位   金城学院大学(チーム昆布)+104.46%

ちなみに、12月21日(水)には上位5位以内の入賞者に対して名証ホールで
表彰式が行われたそうです。今回も式に出席できず、残念至極です。
なお、本学の参加チームで上位50位以内にランクインしたのは、以下の
チームです。

7位    シビック(3年ゼミ)            +68.16%
9位    チーム406(3年ゼミ)         +30.52%
13位   児島組(3年ゼミ)              +18.92%
20位   じゃんだらりん(2年ゼミ)        +11.92%
22位   ナポリタン(3年ゼミ)           +10.96%
39位   エコノミックアニマルズ(2年ゼミ) +5.85%
42位   チームみぎたか(2年ゼミ)       +5.52%

とはいえ、ゼミ生で表彰される機会がないのも寂しいと思い、名証株式
投資コンテストにおいて児島ゼミ(2年から4年)の中で、各部門の上位
5人のゼミ生に対して、賞品を用意しました。優勝者には、マクドナルド
の株主優待です。ほとんどの学生は優待チケットを見たこともないはず
なので、これも勉強かと思い準備しました。使ってみることで、新たな
体験になるでしょう。

次に、卒業研究発表会(公開審査会)の結果です。ゼミ生たちの成果は
以下の通りでした。

経済学部長賞(2位) 浅田くん
審査員特別賞(3位) 谷口くん
奨励賞(4位) 近藤くん

最後に、2年ゼミ対抗コア6コンペの結果は以下の通りです。

参加ゼミ数 :  21ゼミ (100.0%)
参加学生   : 266人  ( 85.3%)
平均点    : 14.49 (30点満点)

1)基準G賞(幾何平均) :7位
  1位 : 阿部ゼミ
  2位 : 早川ゼミ
  3位 : 家本ゼミ

2)基準A賞(上位5名) :8位
  1位 : 早川ゼミ
  2位 : 阿部ゼミ
  3位 : 伊沢ゼミ

3)個人賞 :本ゼミから該当者なし

以上、3つのコンペでいずれも一等賞を逃してしまいましたが、ゼミ生らが
しっかり参加できた点は高く評価したいと思います。結果までのプロセスは、
頑張った本人にとって貴重な経験となったに違いありません。


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■最近のゼミから > 卒論マラソンのラストスパートの段
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☆関連サイト:

ゼミの卒論指導が佳境に入っています。

今年度の卒論指導では、クリスマスまでに「はじめに」と「おわりに」の赤ペン
指導を受けた学生が6名おり、全部で25回の添削を行いました。また、卒論本文
をほぼ書き上げている学生も何名かいます。これだけ早い進捗状況は、ゼミが
始まって以来だと思います。卒業研究発表会の開催時期が早まったことも影響
しているように思います。かつて、学生論文コンクールへ応募したゼミ生にも
年内修了のチャンスがありましたが、卒論とコンクール論文は別の内容でなく
てはならないため、年内での完成はかないませんでした。

6名についてはゴール目前ですので、年明けにある最後の本ゼミの時間で論文を
ゆっくりと見直しする余裕があります。年内にまだサブゼミと補講を行うので、
おそらく30回以上の添削が実施されることになるでしょう。調べてみたところ
2015年度が11回、2014年度は20回ですので、今年のペースがいかに早いかが
わかります。さらに、サブゼミで相互のダメ出しがしっかりなされているので、
些末なミスがかなり少ないのも特徴的です。これは、一人あたりの赤ペン指導
回数が減っていることに表れています。最後の本ゼミで何人が完成させられるか
楽しみです。

こうして振り返ると、あらためて卒業論文の作成はマラソンであると思います。
まず、先頭集団を形成させること、それを引っ張るペースメーカーが必要です。
次に、落伍者を出さないこと、遅れてしまうと追いつくのはなかなか大変です。
時には、コースアウトをしてしまう学生や走るのを止めてしまう者までいます。
4ヶ月に渡る長丁場に対する忍耐力が備わっている学生は少ないので、ゼミの
皆と励ましあえば乗り越えられることも確認できしました。

毎年のように新しい方法を試しています。これまでも、卒論指導ではすべての
ゼミ生と対話をしながら、指導方法を改善してきました。ゼミ生の互いの進捗
を意識させながら、切磋琢磨できるように、相互扶助できるよう、本人の成長
を確認できる方法を組み込んでいます。この数年間で、ゼミでのコーチングは
さらに変化したと自覚しています。


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■編□集□後□記□
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12月23日(金)夜、名古屋学院大学主催のクリスマス・ミサに参列しました。
瀬戸キャンパスのチャペルでのミサは、2度ほど出席したことはありますが、
名古屋キャンパスのチャペルでは初めてでした。ほとんどの場合、サブゼミ
や仕事などがあり、ミサに気づかないままでした。今年は、学情センターの
セミナールームが午後5時で閉鎖になってしまったので、時間がとれた次第
です。この2週間あまり忙し過ぎたこともあって、チャペルでのオルガンの
賛美歌や暗闇の中でのローソクの灯り、ゆったりと流れる時間が、しばしの
癒やしになりました。皆さんが温かで幸せなクリスマスを迎えられますよう。

Merry Christmas!


■コジマガ・バックナンバー
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/
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2016年12月1日木曜日

第129号(2016.12.1)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@    第129号
□───────────────────2016.12.01─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.129
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。


10月に始まった名証株式投資コンテストは、11月末をもって終了しました。
学生チーム戦の順位を見ると昨年度の優勝チームを上回る成績を収めている
大学があり、白熱した戦いで面白い展開でした。今秋はアメリカ大統領選挙
の結果で、トランプショックからトランプラリーへと相場は乱高下で大荒れ
でした。ドル円相場も大きくぶれ、ダイナミックなマクロ経済の変動が体験
でき、投資コンテストに参加した学生には大変勉強になったかと思います。
また、企業再編の事例では、トヨタグループがミサワホームを傘下に収める
ニュースがあり、ミクロ的な視点でも良い例でした。今回の最終結果発表は
12月7日16時だそうなので、楽しみにしましょう。


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■NGU短信 > 卒業研究発表会から卒論作成への段
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☆関連サイト:

今年も卒業研究発表会が開催されています。初回の2001年の卒業論文発表会
から数えて15回目となります。毎年、運営にはさまざまな改良が加えられ、
近年は学内審査会と公開審査会の二本立てになっています。これにより評価
の公平性が担保でき、公開審査会でのクオリティが維持できるようになりま
した。また、昨年度から参加学生の評価をマークシートで集計し反映させる
試みがなされています。

スケジュールは学内審査会が例年より1週間ほど早くなり、会場と3年ゼミの
参加者数は下記の通りでした。

 11月17日(木) 152人  曙101
 11月18日(金) 111人  希201
 11月21日(月) 140人  曙101
 11月22日(火) 112人  曙201

準備が必要な発表者にはタイトですが、早めにストーリーや結論および提言
ができあがり、発表会では気づきを与える質問や有益なコメントがもらえる
ので、素晴らしい卒論ができるのではないかと思います。研究内容が深まる
ことで、次のステップであるWordの作文がいっそう楽になると思います。

さて、今年はゼミから7名がエントリーしました。いずれの発表者も入念な
準備ができました。Powerpointによる10分の発表だけでなく、Wordでの執筆
を意識しながら作成しているので、年内での卒論完成も視野に入っています。
準備期間は彼らの発表に付き合う機会も多く、数週間でかなり成長した感が
あります。また、自分たちでの助け合いが自然とできるようになっており、
夏頃のサブゼミとは見違えるようです。このようなゼミ生の進化が卒論指導
の醍醐味です。

公開審査会は12月7日(水)午後2時30分よりクラインホールで開催されます。
昨年まで公開審査会に参観者が少なかったこともあり、今回から2年生ゼミの
通常授業の1回を振替えることになりました。ホールが満員の状況での発表が
予想されるので、いつも以上の盛り上がりが期待できます。決勝戦には5名が
出場しますが、うち3名が児島ゼミ生(浅田くん、近藤くん、谷口くん)から
選ばれています。お時間のある方はクラインホールの見学を兼ねて、ご来場
いただければ幸いです。ゼミ生らがどこまで頑張ってくれるかが楽しみです。

今年のゼミの卒論完成日は12月25日に目標設定し、「宣言効果」として4年生
もゼミで常に完成予定日を公言してもらっています。実際に完成できるかは、
能力の問題でなく、自分のマネジメント能力次第でしょう。当初の目標を達成
できそうなゼミ生が何人かいます。うまくいけばゼミの成功実績にもなるので、
何とか実現できるよう後押ししています。しかし、秋から冬にかけては何かと
障害も多く、マラソンに喩えるなら障害物競走の要素も加わります。インフル
エンザや体調不良、忘年会シーズンでのバイトの募集、仲間内の宴会の誘い、
寒い朝の二度寝、降雪や北風、寒くて暗い下校道、などです。

人は、面倒と思うことを後回しにするプロクラスティネータ(procrastinator)
になりがちです。遅れがちなゼミ生も社会人予備軍ですから悪習慣からいち早く
脱却させたいと思います。しかし、本人が気付かなければ、何ともなりません。
いつもゼミ生に伝えているように「卒論作成はマラソンの如し、走るのは君達
で、先生はコーチ」自分で走り出さなければ、一向に進みません。そこで先を
走っているゼミ生らに叱咤激励、教えてもらいながら進めるしかありません。
卒業研究発表会へ出場した7名が、遅れがちなメンバを引っ張ってもらいたいと
願っています。さしずめ「21期生の七人の侍」といったところでしょう。ひとり
ぼっちで研究するには辛い状況になります。ですが、頑張っているゼミの仲間が
傍にいるだけで、困難と思われることも乗り越えられる勇気になるでしょう。


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■最近のゼミから > ゼミのキャッチフレーズの段
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☆関連サイト:

11月3日(木)のゼミ終了後、秋の飲み会を行いました。それぞれが就活や卒論
完成に向けて努力してもらえれるよう願っています。児島ゼミの強みはひとり
でなく、皆で頑張ることに最大の特長がありますから皆で支え合ってもらえる
ことを期待しています。

さて、次年度に向け経済学部では独自のパンフレットを作ることになりました。
その中で、ゼミ生が先生やゼミを一言でどう表現するかという意見募集の依頼
がありました。そこで、3年生からもらったアイディアを以下に紹介します。
(順不同、原文のまま)卒業生の皆さんはどのように感じますか?

・社会に出ても強い人になれる教育をします。
・将来必要になってくる知識が全て揃ってます。
・人生設計がしっかりできます。
・意識高い系じゃないよ、意識高いんだよ。
・あとおししてくれる
・自分の決断で自分の勉強を
・自分たちの好きなように伸び伸びやらしてくれる。
・自分の生き方がダメだと、ちゃんとしなきゃと焦らされる。
・自分を高めるチャンスです。
・大変だけどためになる!
・「真実に向かおうとする意志」を与えてくれる人
・知識は増えるが授業は大変
・つながりが大事!!
・将来に役立つゼミ
・とにかくパソコンが上手くなる
・生徒のことを一番に考えてくれている先生
・マネジメントが大切
・ゼミはもちろん、先輩との交流を大事にする
・先生が主体じゃなくて学生がメインのゼミ

さて、4年生の状況については、上記のコラムで記載したとおりです。3年生は
「研究報告書」の作成です。ゼミでは、各自の経済社会に対する興味関心を
中心にまとめるよう指導します。業界や企業について調査し、市場規模などを
加えレポートの体裁から、日本語のダメ出し、Wordの基本機能を修得します。
関心あるテーマでの「課題発見・解決」は4年生で行います。3年生で扱っても
構いませんが、時間不足で中途半端で終わってしまいます。4年生でやり直しに
なるので、3年次はこの範囲に留めておく予定です。


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■編□集□後□記□
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2016年も残すところ1ヶ月になりました。思い返せば、新年に「申年は荒れる」
といわれている通りになりました。とりわけ、国際政治のBrexitとアメリカ
大統領の選挙結果には驚きを禁じえませんでした。その他、芸能やスポーツの
分野でもスクープ連発、オリンピックで話題に事欠かない状況でした。来年は
穏やかな年であるように祈念します。


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