tag:blogger.com,1999:blog-83820005801037444382024-03-09T08:40:52.934+09:00コジマガ kojimag@kojimag@は児島ゼミナールOB/OG向けメールマガジンです。since 2003Unknownnoreply@blogger.comBlogger153125tag:blogger.com,1999:blog-8382000580103744438.post-55284289286384576832019-12-03T12:06:00.000+09:002019-12-03T12:08:02.951+09:00第153号(2019.12.03)□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics<br />
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■□□> コジマガ kojimag@ 第153号<br />
□───────────────────2019.12.03─<br />
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.153<br />
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。<br />
<br />
<br />
師走になりました。今年は暖かい日が続いたので、もう12月かと感じる人<br />
も多かったのではないでしょうか。年末ともなると、やるべき事案も多く、<br />
気ぜわしい毎日が続きます。授業では、中間テストとその採点や振り返り、<br />
授業アンケートが始まります。ゼミでも学修成果が求められるので、指導<br />
に息をつく間もありません。例年のようにこのまま年末に突入すると思い<br />
ますが、少しでもルーティンを改善できればと思っています。<br />
<br />
<br />
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■NGU短信 > 卒業研究発表会(公開審査会)の段<br />
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☆関連サイト:<br />
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4日間にわたる経済学部の卒業研究発表会(学内審査会)が終わりました。<br />
今年は全部で24件の報告があり、さまざまな研究テーマで発表者が懸命に<br />
取り組んだ成果が紹介されました。今年の発表会の成果としては一昨年度<br />
からスタートした「アカデミックスキルズ」の受講者が発表者として10名<br />
出場したことです。当初の狙い通りだけに、底上げにつながれば幸いです。<br />
<br />
本ゼミから出場した7名も全力を尽くして頑張りました。先生方から有益で<br />
適切なコメントをいただいたので、卒業論文に活かしてもらえればと思い<br />
ます。また、発表会に出られなかった10名は、今後サブゼミでストーリー<br />
をPowerpointにまとめてビデオ撮影に臨みます。<br />
<br />
さて、いよいよ12月4日(水)に公開審査会を迎えます。ゼミ生では以下の<br />
2名の出場が決まりました。発表タイトルも併せて提示します。昨年までは<br />
2年連続で最優秀賞に輝いていますが、頑張りに期待しましょう。<br />
<br />
仙石くん<br />
「シェアリングエコノミーは自治体の課題解決において有効か<br />
-民間空き家ビジネス×空き家バンク-」<br />
<br />
松永さん<br />
「焼津市において GCF を活用した地域創生は可能か<br />
-コト消費に着目して-」<br />
<br />
公開審査会は、すべての2年生が聴衆として参加します。そこで、2年生の<br />
ゼミ対抗コア6コンペの結果が発表されます。2年ゼミでは、毎回、復習を<br />
してきたので、ここでも成果が期待できるかもしれません。発表会終了後<br />
には、来年度のゼミ生の顔合わせを予定しています。どのようなメンバが<br />
揃うかは本人たちだけでなく、先輩たちも気になるところですから、良い<br />
機会となることでしょう。<br />
<br />
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■最近のゼミから > 卒業論文・研究報告書の段<br />
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☆関連サイト:<br />
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最近の3・4年ゼミでは、新歓・追コンを含め年間4回の飲み会があります。<br />
年末の飲み会は、3・4年生が互いに関わりを持つという点で重要な意味を<br />
持っています。まず、3年生にとって、先輩から聞いておく内容がたくさん<br />
あります。卒論の研究テーマ・就活などへの取り組みは積極的に質問して<br />
もらいたいものです。成功の秘訣や失敗しないために留意すべき点を教え<br />
てもらうとよいでしょう。<br />
<br />
また、4年生は卒業論文(本文)のダメ出し作業で、3年生の力も借りたい<br />
ところです。年明けの締切が迫る中、自分の作文作業もあって、なかなか<br />
他人のダメ出しをする余裕がありません。もちろん、ダメ出しを経験した<br />
方が作文力がつくので、将来的にはその方が望ましいのですが。そこで、<br />
3年生と親しくなり、ダメ出し依頼と就活指導などでWin-Winという関係を<br />
築いてもらいたいと思いっています。<br />
<br />
ゼミの飲み会のお知らせは、Facebookにアップされています。時間の許す<br />
卒業生の参加をお待ちしています。<br />
<br />
日時:12月5日(木) 19:00スタート<br />
場所:利休 金山店<br />
集合:金山北口 18:45<br />
<br />
さて、今年のサブゼミはこれまで順調に進んでいます。全体の進捗具合で<br />
かなり開きが見られるものの、例年以上の進度でないかと思います。この<br />
ペースならば複数のゼミ生が年内に修了できると見込んでいます。卒論が<br />
早く終われば皆がハッピーになるので、頑張ってもらいたいものです。<br />
<br />
毎度、サブゼミで指導教員から参加者へ声かけをしていますが、自主ゼミ<br />
だけに本当は学生の方から発表を聴いて欲しい、質問があるという積極性<br />
を求めています。これは社会人になっても重要な態度なので、サブゼミで<br />
養成してもらいたい姿勢です。<br />
<br />
今年度の卒論指導における改善点としては、4年ゼミでCCSでのMinutePaper<br />
を可視化したことです。この1週間でどのように頑張ったか、卒論の進捗や<br />
次週の参加予定や意欲などを自分で決めて、皆で共有することで切磋琢磨<br />
につなげるようにしています。<br />
<br />
また、3年ゼミは第6週目から4年生の研究発表を聴かせました。これも教育<br />
効果がありました。まず、最初にサブゼミで2名以上の先輩の発表を聴くと<br />
いう課題を出しました。次に、3年本ゼミで卒業研究発表会の発表予定者を<br />
各チームで発表させました。デザインを含めたダメ出しや分かりづらい点<br />
などを指摘することで、4年生の発表の改善につなげました。そして、学内<br />
審査会では会場で4件の発表を見て、翌週の本ゼミでは残り10名の4年生の<br />
発表を聴かせました。<br />
<br />
このように3週間にわたり、さまざまな研究報告に触れて、自分の興味関心<br />
がどこにあるのかを探させました。同時に、関心の高いテーマについて、<br />
論文や資料を3部以上集めてくるという課題も与えました。これらを元に<br />
発表し、経済学部で必須課題の研究報告書を作成させる予定です。<br />
<br />
このように例年よりも前倒しした理由は、3年生の就職活動がかなり早期化<br />
しているからです。エントリーシートで必要となる日本語表現、面接など<br />
で必要な人前で主張する方法など、身につけておくべき内容は多いだけに、<br />
指導教員としては焦っています。ゼミでの教育効果を高めるには、何より<br />
学生の意欲が求められます。<br />
<br />
4年ゼミでは、いよいよ卒業論文の赤ペン指導が始まりました。マラソンに<br />
喩えると35kmの最も厳しいところです。進度の目安は、Wordで4000字ほど<br />
作文できた学生です。この周辺では、秋口にどれだけ調査し頑張ったかが<br />
効いてきます。プレゼンでのストーリー作成段階で、十分調査をしてきた<br />
学生は書くべき内容が豊富にあるので、ペースを落とすことなく作文する<br />
ことができます。最低文字数の12000字は楽にクリアできることでしょう。<br />
一方、深く堀り下げず表面的な調査だけにとどまった学生は、薄っぺらい<br />
内容に気づくととも、予想以上に書くべき内容がなく、極めて深刻な事態<br />
に陥ってしまいます。マラソンでいえば後半に脚が止まってしまうという<br />
辛い現象です。<br />
<br />
こうなってしまうと自分で新たに加える内容を調査しながら進むしかなく<br />
なります。毎年、トラップにはまる学生を多く見ていますが、秋学期開始<br />
以来の自分の取り組み方に起因しているだけにどうしようもありません。<br />
皆で励まし合って、ゴールを目指してもらいたいものです。<br />
<br />
<br />
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■編□集□後□記□<br />
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<br />
ぼちぼち次年度の仕事のアウトラインが見えてきます。教務部長という職<br />
を降りるので、これまでやりたかったことがようやくできるという期待感<br />
で満ち溢れています。それなりに仕事はこなしてきましたが、振り返ると<br />
かなり犠牲にしてきたことも多かったと思います。自己研鑽できるという<br />
機会を大切にするため、これからしっかりと予定を立てるつもりです。<br />
<br />
<br />
■コジマガ・バックナンバー<br />
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/<br />
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■□□> コジマガ kojimag@ 第152号<br />
□───────────────────2019.11.05─<br />
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.152<br />
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。<br />
<br />
<br />
今秋は猛烈な台風が次々に来襲し、日本各地に甚大な被害がもたらされました。<br />
大勢の人命が失われ、復旧もままならず今も苦労されている方も多いようです。<br />
ラグビーワールドカップの試合が中止になったり、天皇即位祝賀のパレードも<br />
延期になるなど、変更を余儀なくされたイベントも多かったようです。温暖化<br />
の影響かという因果関係は気象学者に任せますが、やはり地球環境が壊れつつ<br />
あるのではないかと感じるこの頃です。<br />
<br />
<br />
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■NGU短信 > 卒業研究発表会の段<br />
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☆関連サイト:https://www.ngu.jp/economics/events/<br />
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2019年度経済学部卒業研究発表会(学内審査会)の出場者発表がありました。<br />
今年からGoogleフォームを使っての申し込みとなったので、事前に全員の提出<br />
内容を本ゼミで収集しました。そして、日本語を中心にダメ出しをサブゼミで<br />
実施しました。これは、4年生の日本語能力を確認するのと同時に、Word作業<br />
への気持ちを引き締めるのに役立ちました。経済学部教務委員会による選考の<br />
結果、ゼミからは以下の7人が予選に出場します。(敬称略)<br />
<br />
11月11日(月) 小林:曙203教室<br />
11月12日(火) 石垣・松下:曙301教室<br />
野場:曙302教室<br />
11月14日(木) 京谷:曙401教室<br />
松永:曙402教室<br />
11月15日(金) 仙石:曙301教室<br />
<br />
いずれも発表時間は5限の16:30~18:00です。お時間のある方は、見学や応援<br />
をお願いします。なお、決勝となる公開審査会はクラインホールにて12月4日<br />
(水)15時からです。ゼミ生が進出できるかは今後の出来次第ですが、どうぞ<br />
ご予定ください。<br />
<br />
卒業研究発表会に選ばれたゼミ生は卒論の進捗がさらに加速するはずですので、<br />
このままのペースを維持すれば年内の修了が視野に入ります。他方、惜しくも<br />
選考に漏れたゼミ生は先頭集団についていかないと遅れてしまいます。発表の<br />
内容とストーリーを完成させて、ビデオ撮りに臨んでもらいます。その後は、<br />
Wordでの文章書きで、いよいよ卒論マラソンも折り返しになります。制限時間<br />
という関門に引っかからないよう、一歩でも先に進めなくてはなりません。<br />
<br />
卒業研究活動の中心的な役割はサブゼミが担っており、今年は学情センターの<br />
セミナールームが満員となる日があるなど、順調のように見えます。しかし、<br />
学生間の進捗状況の格差が大きくなっているように感じます。毎年の繰り返し<br />
ですが、先頭集団の心配はありません。遅れている学生は本人の危機感が欠如<br />
しています。自分がやらないとまったく進みませんし、誰も助けてくれません。<br />
代わりに走ってくれなければ、自分で走るしかありません。制限時間もあるし、<br />
修了者から次第に来なくなるという厳しい現実を理解しなければなりません。<br />
そのためにも、「主体的な学び月間」である今が頑張り時です。<br />
<br />
<br />
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■最近のゼミから > 天高く馬肥ゆる秋(学修成果)の段<br />
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☆関連サイト:https://www.nagoya-stock-exchange.com/results/?type=3<br />
<br />
この時期、2年と3年は「名証株式投資コンテスト」のチーム戦に参加し、企業<br />
研究や金融の仕組みを実体験から学んでいます。誰でも最初はどうすべきかと<br />
戸惑うものですが、株の仮想売買を通じて徐々に理解できるようになります。<br />
企業の業績や財務情報、世界情勢から経済や株価へのインパクトは実際の動き<br />
を観察し続けることが生きた経済の学習につながります。<br />
<br />
今回は以下のように各学年4チームの計8チームがゼミから参戦しています。<br />
<br />
2年ゼミ:「SPEDES」「ROLAND」「定時帰宅のメンヘラ大学生」「YLF」<br />
3年ゼミ:「しゃちほこ」「名証攻略班」「串カツ田中」「メガネ」<br />
<br />
チーム戦ランキング上位は関連サイトのURLに掲載されていますので、ご確認<br />
ください。昨年は広島大学が優勝しましたが、今回は本学のチームが入賞して<br />
もらいたいものです。久し振りに名古屋証券取引所から表彰式の招待状が届く<br />
ことを期待しています。<br />
<br />
さらに2年ゼミでは、月末から始まる「ゼミ対抗コア6コンペ」の準備として、<br />
CCSで小テストをゼミ時間の始まりと終わりに実施しています。毎回、2か月分<br />
ずつ復習していますので、コンペまでに試験出題範囲をすべておさらいできる<br />
はずです。今年は2年ゼミのメンバも真面目で意欲的なので、素晴らしい成績<br />
を収めてくれるかもしれません。<br />
<br />
3年ゼミでは、これまで5回にわたり業界研究・企業研究として、毎週、チーム<br />
プレゼンを実施してきました。この課題には、春学期に身につけたプレゼンの<br />
技能を復習する意味も含まれています。併せて、就活に備えて夏休みの宿題で<br />
あった自学自習のSPIの振り返りを行いました。CCSの小テストをゼミの始まり<br />
に実施し、さらに早まった就活への意識づけを行っています。<br />
<br />
また、3年ゼミは11月から研究報告書へ取り組みます。そのためにサブゼミで<br />
4年生の発表を聞いて、来年の卒業研究のイメージを膨らませてもらいます。<br />
先輩の発表へのダメ出しや質問から、就活での企業説明会での心構えや面接時<br />
の卒論に関する質問の対策になります。4年生にとっても実践的な発表練習と<br />
なり、Face to Faceの先輩・後輩のつながりが深まり、Win‐Winの関係が構築<br />
できます。<br />
<br />
6時限目となっている4年生の本ゼミでは、全体指導の場として今週の振り返り<br />
とその反省から次週に向けた取り組みを確認します。全体から遅れているゼミ<br />
生にはこれまでの自己マネジメントを見直し、キャッチアップするよう指導を<br />
します。また、Powerpointを使って、卒論の進め方を詳細に説明しています。<br />
このペースに従えば誰でも期限内に終えられるようにしています。いよいよ秋<br />
も深まってきたので、そろそろ3年ゼミにも参加してもらい、研究発表やWordの<br />
日本語ダメ出しを皆で行い、ゼミ内で刺激を与えあってもらいたい時期です。<br />
<br />
最後に、次年度のゼミ選考を終えて、定員数/応募者数は以下の通りでした。<br />
<br />
新2年ゼミ:16/27名<br />
新3年ゼミ:19/29名<br />
<br />
どちらも多数の応募があり、ありがたい限りです。しかし、それぞれ10名以上<br />
を不合格にしなくてはならず、心苦しい選考となりました。近年、ゼミ選考の<br />
重要な基準としているのはGPAです。20年以上ゼミ指導を続けていると、ゼミと<br />
学生のミスマッチさえなければ、ある程度はどのような学生でも指導できると<br />
思っています。もちろんやる気のある学生ほどゼミでの成長が見込める可能性<br />
が高いので、積極的に合格にしたいと考えています。しかしそれをどのように<br />
測るかという術がありません。そこで、これまで大学で頑張った総合的な指標<br />
であるGPAを参考にするのが一番公平ではないかと考えるようになりました。<br />
社会に出ると理不尽なことも多いので、教育機関にいる時ぐらいは学生が努力<br />
したことで評価されるのが良いと思っています。<br />
<br />
大化けする学生に出会いたいものです。<br />
<br />
<br />
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■編□集□後□記□<br />
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<br />
数名の卒業生には伝えていましたが、今年のホームカミングデイは欠礼させて<br />
いただきました。毎年楽しみにしている同窓会イベントですが、10月末の週末<br />
はマラソンシーズンに突入し、全国各地で大規模な大会が開催されます。今回<br />
は、しまだ大井川マラソンに夏前にエントリーし、こちらに参加していました。<br />
フルマラソンを10月に2回走った成果は、ハーフとは全く別種目であることが<br />
実感できました。マラソンにまぐれはなく、コツコツと練習してこそ最後まで<br />
走り切ることができます。これは卒論作成にも共通していえることでしょう。<br />
<br />
マラソンといえば、9月15日にMGCが開催され、男女の東京五輪マラソン代表が<br />
2名ずつ決定しました。猛暑の中、トップアスリートの真剣勝負は男女とも大変<br />
見ごたえのあるレースでした。これまでオリンピックの代表選考過程がわかり<br />
づらく、毎回、物議を醸し出していましたが、今回でスッキリしました。まだ<br />
1枠ありますので、東京マラソン・名古屋ウィメンズマラソンというメジャーな<br />
大会も見過ごせません。その後、IOCの決定でマラソンは札幌開催という事態と<br />
なりましたが、その結末は一ファンとして見守っていきたいと思います。<br />
<br />
<br />
■コジマガ・バックナンバー<br />
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■□□> コジマガ kojimag@ 第151号<br />
□───────────────────2019.10.03─<br />
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.151<br />
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。<br />
<br />
<br />
10月から5年ぶりに消費税がアップしました。今回は軽減税率が導入される<br />
ためかなり複雑になっています。加えて、キャッシュレス化の促進策として<br />
のポイント制度もあって、新制度に慣れるまでにはかなり時間がかかるよう<br />
に思われます。導入当初は、混乱も多いように思いますが、不思議なもので<br />
人間、慣れればできてしまうものです。もちろん、取り残される弱者も出て<br />
くるので、それが問題ですが・・・<br />
<br />
<br />
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■NGU短信 > 夏休みも終わり新学期開始の段<br />
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この夏も仕事に明け暮れていました。教務関連の仕事は学内外にあり、発表<br />
もいくつか抱えながら55歳を迎えました。大学人としての生活は長くても、<br />
あと15年です。そこで、これまでとは違った時間の使い方を心がけています。<br />
朝から晩まで研究室に籠って仕事をするのを止め、新たなスタイルを試して<br />
みました。例えば、気分を変えるため仕事場以外での読書やモノ書き。また、<br />
ゼミ生に話しているように自分も皆で一緒に頑張る体験をしています。一人<br />
では困難でも、仲間とならできることもあります。<br />
<br />
実体験も重要なので、街歩きで積極的に歩いています。夏には大須や桑名を<br />
探検し、旨いモノや歴史を認識して硬直しつつある脳に刺激を与えています。<br />
徳川美術館、豊田市美術館、国立新美術館などに訪れ、興味ある作品からも<br />
刺激を受けてきました。外で活動するには暑すぎるのが少し大変でしたが、<br />
脚と頭のトレーニングという夏休みでした。<br />
<br />
いよいよ授業が再開しました。秋学期には「アカデミックスキルズ」を担当<br />
します。ノートパソコンやOFFICEを使いこなし、論文を効率的に書き上げる<br />
スキルの習得を目指した実習科目です。昨年度は受講生の授業アンケートの<br />
結果が極めて高い科目で、大きな成果を得ました。3年以上でやる気のある<br />
学生が集まると、かくも良い授業ができることを実感した次第です。<br />
<br />
今回は水曜1限の配当なので、受講生の動向が心配でしたが、昨年度同様に、<br />
やる気のある学生が集まったようです。また卒論を進める4年生にとっては、<br />
授業後の時間が自主的な卒論作成に充てられるので、学修習慣を確立する<br />
のに役立つと思われます。<br />
<br />
また、今秋の「経済データ分析」は1週目で履修者の入れ替えが少なかった<br />
のが特徴です。毎度、時間割だけで登録する学生も多く、シラバスを読まず<br />
にいます。ノートパソコンを使った実習科目であることも知らずに登録する<br />
学生も少なくありません。ガイダンスで初めて知って登録変更、特に3年生<br />
以上ではパソコンを持って来るのが面倒なので登録を辞める学生もいます。<br />
<br />
しかし、今回は2週目に履修者が増加しました。この要因は履修者に2年生が<br />
多いことにも起因します。また、Excelは苦手だが克服したいとする学生が<br />
登録しているように思います。このように翌週に履修生が増えたのは、今回<br />
初めてかもしれません。履修生にやる気があると教える側にも伝わるので、<br />
よい授業が期待できます。<br />
<br />
<br />
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■最近のゼミから > 秋学期の学修テーマの段<br />
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☆関連サイト:<br />
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演習要項に記載されている通り、2年と3年ゼミの秋学期は「名証株式投資<br />
コンテスト」で実際の経済や企業の動きをチームで学習します。2年ゼミは<br />
11月末にゼミ対抗コア6コンペがあるので、コンペの対策と投資コンテスト<br />
の取り組み発表が中心となります。<br />
<br />
3年ゼミは、就活に向けた業界研究・企業研究を兼ねたチーム発表に加えて、<br />
4年生の卒論状況を参考にしながら自分の研究テーマを探します。11月の末<br />
からは研究報告書の作成と同時に、日本語のダメ出し指導をします。<br />
<br />
4年ゼミでは、卒論作成が本格的に始まりました。第1回目には3ヶ月の通学<br />
定期を購入したかの確認です。成功した先輩のように日々大学で勉強すれば、<br />
必ず年内に修了できます。逆に大学に来ないことで、大きく失敗した学生を<br />
見ています。そのような轍を踏まないためには、大学へのアクセシビリティ<br />
が重要と感じるようになりました。<br />
<br />
とはいえ、夏休みに遊びやバイトが中心で、昼夜逆転という怠惰な生活習慣<br />
が染みついてしまい、すぐに卒論に踏み出せないゼミ生も多いのが現実です。<br />
いかに切り替えられるかという心根の強さがポイントでしょう。1月末までの<br />
スケジュール表を渡して、自分がいつ修了させるかを明記してもらいました。<br />
また、サブゼミへの参加予定も書かせて、自己管理能力を身につけさせます。<br />
<br />
最初に、卒論作成をフルマラソンに喩えて話をしました。これまで経験した<br />
ことない長い道のりなので、早めの準備が必要で、就活と同様に自分自身が<br />
やらねばまったく進みませんし、誰も代わってくれません。コツコツと走り<br />
続けることが成功の秘訣で、急いで追いつこうとしても無理がたたります。<br />
また、途中で休んでしまうと再び走り始めるのはきついですし、皆で励まし<br />
合いながら走れば、辛い状況を乗り切ることもできます。一人で走っている<br />
と道に迷ったり、弱い自分に負けたりするとともに、心が折れたりします。<br />
<br />
1週目のサブゼミでは夏休みの宿題を見せてもらっていますが、まだスタート<br />
位置に立っていないゼミ生もいます。これから自分のペースで走ってもらい、<br />
コースアウトしないよう指導するのがゼミ教員の役割です。<br />
<br />
昔のゼミとは様変わりしていますが、最近は試行錯誤の末、このような教育<br />
プログラムができあがりました。PDCAによる改善を加えて、教育効果も高く<br />
なっています。ただ、昔から変わらない共通点はゼミ生の自分たちでの学習<br />
を重視していることです。それが一番の力になるからです。<br />
<br />
秋学期のゼミは以下の通りです。お時間の許す方は、是非ご見学ください。<br />
<br />
2年 専門基礎演習:14名 木曜2限 曙館514教室<br />
3年 専門演習:18名 木曜5限 曙館404教室<br />
4年 専門演習:17名 木曜6限 曙館404教室<br />
<br />
また、卒研発表会の学内審査会は11月11日の週です。この週から大学全体で<br />
「主体的学び月間」が始まります。学生が自ら学ぶことを奨励する取り組み<br />
で、発表会やチームでの学習などを促進するために設けられています。一方<br />
的に話を聞くだけでなく、自らが学び、互いの教え合いを推奨しています。<br />
なお、卒研発表会の公開審査会は12月4日(水)の午後にクラインホールで<br />
開催予定です。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■編□集□後□記□<br />
───────────────────────<br />
<br />
猛暑がようやく去り、朝晩は過ごしやすい季節になりました。読書・勉強・<br />
スポーツなど、自身が夢中になれる何かが見つかるといいですね。児島は、<br />
夏休みにゴルフ・マラソンのトレーニングに取り組んできました。ゼミの<br />
卒業生と1泊2日のゴルフ合宿も実施しました。さて、いよいよ成果が求め<br />
られる時期ですが、やりきった感はまったくないため不安なシーズンイン<br />
となります。先の長い生涯スポーツだけに大会ごとに自分の課題を見つけ<br />
その都度、修正していこうと思います。<br />
<br />
<br />
■コジマガ・バックナンバー<br />
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<span style="color: #222222;">□─────────────────────────</span><br />
<span style="color: #222222;">■□□> コジマガ kojimag@ 第150号</span><br />
<span style="color: #222222;">□───────────────────2019.07.22─</span><br />
<span style="color: #222222;">□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.150</span><br />
<span style="color: #222222;">*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。</span><br />
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;">今回のコジマガで、切りの良い150号に到達しました。祝150号とすべきかも</span><br />
<span style="color: #222222;">しれません。2003年6月に創刊したので、実に16年の歳月が経過しました。</span><br />
<span style="color: #222222;">この間、時代も平成から令和になりました。2年後には創刊以降に生まれた</span><br />
<span style="color: #222222;">学生が入学するのでしょう。自分が生まれる前の話は、たとえテレビで見た</span><br />
<span style="color: #222222;">としても実感はないでしょう。ゼミがスタートした頃の話やインターネット</span><br />
<span style="color: #222222;">の黎明期は、今の学生にとっては20世紀の出来事として日露戦争(1904年)</span><br />
<span style="color: #222222;">などと同列に感じられるのかもしれません。</span><br />
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;">───────────────────────</span><br />
<span style="color: #222222;">■NGU短信 > 父母懇談会での個人面談の段</span><br />
<span style="color: #222222;">───────────────────────</span><br />
<span style="color: #222222;">☆関連サイト:https://kojimag.blogspot.com/2017/07/nagoya-gakuin-university-faculty-of.html</span><br />
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;">一昨年までは、6月に父母会総会のみが開催されていました。ここには教員</span><br />
<span style="color: #222222;">部長だけが出席していましたが、昨年からは同日の午後に父母懇談会を開く</span><br />
<span style="color: #222222;">ことになりました。行事には教員との個人面談があります。面談は希望する</span><br />
<span style="color: #222222;">親のみですが、今年もゼミ生の親との面談を行いました。</span><br />
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;">スケジュールでは、1組あたり30分と十分な時間を設けています。予定数は</span><br />
<span style="color: #222222;">5組以内でしたが、今回は6組の親と面談しました。やはり、毎週会っている</span><br />
<span style="color: #222222;">学生なので、話す内容には事欠きません。家庭内での側面を知ることができ</span><br />
<span style="color: #222222;">これからのゼミ指導にも役立ちます。</span><br />
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;">また、この時期に面談できる意義は大きいと思います。学期末まで授業回数</span><br />
<span style="color: #222222;">は残り5回程度しかありませんが、試験前の最も重要な時期です。学生の中</span><br />
<span style="color: #222222;">には欠席過多で、すべての科目を放棄してしまう(取得単位数が0という)</span><br />
<span style="color: #222222;">者がいますが、大学だけは救済手段がありません。ここに家庭からのアプ</span><br />
<span style="color: #222222;">ローチを加えれば、少しでも救かる可能性があります。0単位では見通しが</span><br />
<span style="color: #222222;">立ちませんが、数単位でも取得できたなら、次の学期に向けた厳しい計画</span><br />
<span style="color: #222222;">が少しばかり和らぎます。</span><br />
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;">さらに、参加したご父母の満足度も高まります。学生本人を知らない教員</span><br />
<span style="color: #222222;">が面談した場合、成績簿などを見てありきたりの内容しか説明できません。</span><br />
<span style="color: #222222;">しかし、教員と所属学部が同じで、少人数のゼミに所属している学生なら、</span><br />
<span style="color: #222222;">いろいろな話ができます。今後の学修などでの最重要事項を親へ知らせる</span><br />
<span style="color: #222222;">ことも有効です。</span><br />
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;">日程変更を伴う大きな改革でした。これによって関係者の満足度の向上や</span><br />
<span style="color: #222222;">指導上の効果が高まることが期待されます。</span><br />
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;">───────────────────────</span><br />
<span style="color: #222222;">■最近のゼミから > 株主総会に出席して考えたの段</span><br />
<span style="color: #222222;">───────────────────────</span><br />
<span style="color: #222222;">☆関連サイト:https://nagoya-stock-exchange.com</span><br />
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;">前号でも案内しましたが、春学期のチーム研究報告会の詳細が決まりました。</span><br />
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;"> 日時:7月25日(木) 16時15分~</span><br />
<span style="color: #222222;"> 教室:名古屋キャンパスしろとり 曙202教室</span><br />
<span style="color: #222222;"> 発表:3年生 4チーム(1チーム 20~25分)</span><br />
<span style="color: #222222;"> ビデオ撮影と聴衆(4年生17名ほか) </span><br />
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;">また、その後の反省会・慰労会(ゼミコンパ)は以下の通りです。</span><br />
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;"> 場所:創作和食 華</span><br />
<span style="color: #222222;"> 集合:金山総合駅 南口 19:00</span><br />
<span style="color: #222222;"> 開始:19:30</span><br />
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;">また、夏休み宿題を提示しました。3年生は日本語トレーニング(読書と作文)</span><br />
<span style="color: #222222;">と企業研究、4年生は卒論準備です。貴重な休みの時間をうまくマネジメント</span><br />
<span style="color: #222222;">して、大きな成果につなげてもらいたいものです。</span><br />
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;">この秋も名証株式投資コンテストは開催される予定ですが、担当者のお話では</span><br />
<span style="color: #222222;">今回で10回目だそうです。最初は、バーチャル投資ゲームで株式投資に興味を</span><br />
<span style="color: #222222;">持ってもらい将来の投資家を増やそうという目的で、社会人に向けたイベント</span><br />
<span style="color: #222222;">でした。その後、大学生に対する金融リテラシーや地元企業を知るための教育</span><br />
<span style="color: #222222;">機会になることで、本学が大学として初参加しました。これが地元のメディア</span><br />
<span style="color: #222222;">に取り上げられて以来、大学対抗イベントという内容へ進化してきました。</span><br />
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;">毎年、ゼミとして名証株式投資コンテストに参加しているにもかからず、実際</span><br />
<span style="color: #222222;">に株主総会を体験する機会はありませんでした。そこで今回、初めて株主総会</span><br />
<span style="color: #222222;">へ出席してみました。参加した企業は、知り合いが役員として信任される議案</span><br />
<span style="color: #222222;">もありましたが、やはり興味本位のみです。</span><br />
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;">平日の朝10時からスタートですので、仕事を持っている投資家は、都合が悪い</span><br />
<span style="color: #222222;">と出席できません。しかし、ホテルの大きな会場はほぼ満席で、第2会場まで</span><br />
<span style="color: #222222;">準備されていました。かつてのように出席者にお土産の用意はありませんが、</span><br />
<span style="color: #222222;">それでも多くの方が来ています。会場は白髪の方ばかりで、出席者のほとんど</span><br />
<span style="color: #222222;">が高齢者という感じでした。</span><br />
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;">株主総会の出席者の状況を見て、いろいろと考えさせられました。まず、格差</span><br />
<span style="color: #222222;">社会です。現在、金融庁の老後資金2000万円が話題となっていますが、すでに</span><br />
<span style="color: #222222;">投資をしている高齢者もいるということです。マスコミはこぞって年金制度の</span><br />
<span style="color: #222222;">不完全性を取り上げていますが、リンダ・グラットンの研究が話題となった頃</span><br />
<span style="color: #222222;">から100年ライフへの社会変化とその準備の必要性を伝えることが重要だった</span><br />
<span style="color: #222222;">ように思います。併せて、株式も流動性の高い資産だけに、資産のある高齢者</span><br />
<span style="color: #222222;">がオレオレ詐欺のターゲットになっていることを再認識しました。</span><br />
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;">次に、総会の内容です。今回の株主総会は企業も地元の公益事業だったからか、</span><br />
<span style="color: #222222;">質疑応答は極めて緊張感が希薄でした。質問が、卑近なサービスに関すること</span><br />
<span style="color: #222222;">やオタク系の自己満足?と思うような内容でした。テレビで見るような物言う</span><br />
<span style="color: #222222;">株主というような経営側と資本家の対立構造はまったく感じられませんでした。</span><br />
<span style="color: #222222;">当然、質問に対するリプライはほぼゼロ回答です。</span><br />
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;">映画『ウォール街』での投資家ゲッコーが株主総会で行う演説とはかけ離れた</span><br />
<span style="color: #222222;">状況です。この場面は、学術情報センターでDVDを借りてきて、2年生のゼミで</span><br />
<span style="color: #222222;">解説をしながら観せます。こちらの説明が下手なこともあって、学生の反応は</span><br />
<span style="color: #222222;">いまいちです。資本主義の負の側面、Greed(貪欲)を体現したシーンです。</span><br />
<span style="color: #222222;">敬神愛人の大学に通う前途ある学生に貪してはいけないという反面教師として</span><br />
<span style="color: #222222;">主人公ゲッコーを紹介しています。</span><br />
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;">最後に、今回の株主総会はグローバル経済や情報社会とはまったく縁遠い内容</span><br />
<span style="color: #222222;">でした。それでも、しっかりと業績を上げている企業で、今後を見据えた経営、</span><br />
<span style="color: #222222;">社会貢献している事業もわかりました。これからも都合が合えば、株主総会に</span><br />
<span style="color: #222222;">出席して、直接、企業の話を聞いてみたいと思いました。ただし、それには、</span><br />
<span style="color: #222222;">株を保有しないといけませんが・・・。何事も体験が重要です。</span><br />
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;">───────────────────────</span><br />
<span style="color: #222222;">■編□集□後□記□</span><br />
<span style="color: #222222;">───────────────────────</span><br />
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;">今春、ゼミのFacebookグループ(非公開)が200名を超えました。コジマガ</span><br />
<span style="color: #222222;">はMLですが、すでにメールでの配信は中止して、Blogでの投稿に切り替えて</span><br />
<span style="color: #222222;">います。最新号の発刊案内をFacebookグループにポストしています。ゼミの</span><br />
<span style="color: #222222;">卒業生でグループに未登録の方がおられましたら、ご案内ください。</span><br />
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;"><br /></span>
<span style="color: #222222;">■コジマガ・バックナンバー</span><br />
<span style="color: #222222;">☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/</span><br />
<span style="color: #222222;">───────────────────────</span>Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8382000580103744438.post-34239302603804535712019-07-03T16:20:00.002+09:002019-07-03T16:20:52.080+09:00第149号(2019.07.03)□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics<br />
□─────────────────────────<br />
■□□> コジマガ kojimag@ 第149号<br />
□───────────────────2019.07.03─<br />
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.149<br />
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。<br />
<br />
<br />
すでに7月ですが、新しい授業時間帯にまだ慣れていません。切りがよく分かり<br />
やすい開始終了時間になったものの、これまでの習慣が染みついており、対応に<br />
苦慮しています。年齢を重ねると適応力が欠如するのを我が身を持って知らされ<br />
ました。変化への対応ができないとなると、目まぐるしい激変の今、取り残され<br />
ることは必至です。体と精神の柔軟性の向上が課題です。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■NGU短信 > 学びの拠点"knowledgE"の段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:https://kojimag.blogspot.com/2018/05/141.html<br />
<br />
新学舎である<たいほう>が昨秋に完成し、国際センターや社会連携センターが<br />
しろとりから移転しました。かつての場所をいかに活用するかは、学長の意向で<br />
「学びの拠点」を設置することになりました。法学部は翼館、外国語・国際文化<br />
学部はグローバルリンクスという感じになっているので、経済・商・現代社会の<br />
3学部の学生が集い学べる場所を整備するという構想です。<br />
<br />
曙館1階には国際センターがありましたが、旧事務室(南側)の場所は経済学部に<br />
iラウンジ(北側)は商学部に割り当てられました。そして、教育学習センターが<br />
あった曙館3階のアクティブラーニング教室(ここは2018年度春にゼミ教室として<br />
利用しました)は現代社会学部の拠点になりました。愛称は、経済がKnowledgE、<br />
商学部はInc、現代社会学部はOasisとなりました。経済学部を表すため末尾のEが<br />
大文字になっています。<br />
<br />
昨秋から続いた改修が終わり、ようやく使える状態になりました。運用は各学部<br />
に任されています。いまだ手探り状態で盛んに活用されている訳ではありません。<br />
経済学部の基本コンセプトは、学部生が自分たちで集い、学習をするという場所<br />
です。そこで、学術情報センターのセミナールームと同じような利用法(食事や<br />
遊びは禁止、キャップ付きの飲み物はOK)を援用しています。なので、学術情報<br />
センターのセミナールームが使えない場合も、KnowledgEで勉強できるようになり<br />
ました。<br />
<br />
児島ゼミでは、サブゼミと非常に合っていると思います。すでに3年生がチーム<br />
研究の場所として使ったり、4年生はサブゼミで利用しています。先日、4年生が<br />
Facebookへ写真をポストしたので、ご存じの方も多いと思います。ゼミでもまだ<br />
使い勝手が分からない状況ですが、使用頻度が上がるうちに快適な学習場所へと<br />
進化するに違いありません。かつて、瀬戸キャンパスでのマルチメディア教室が<br />
思い出されます。この教室にはいつもゼミの誰かが勉強していました。<br />
<br />
経済学部では、KnowledgEにゼミ紹介のポスターを常設しました。今後は、卒業<br />
研究発表会やゼミ対応コア6コンペのトロフィーやの案内ポスターなどが展示さ<br />
れると思います。また、コア6関連のパンフレットやアイテムを置いたり、BIPに<br />
関する資料も良いでしょう。さらに、持ち出し禁止とすれば、ゼミナールごとに<br />
まとめた過去の卒業論文集を閲覧できれば、貴重な参考資料にになります。この<br />
ようにここに来ると経済学部の特色教育や成果が一瞥できるようなエリアとなる<br />
ことが期待されます。<br />
<br />
今春、リハビリテーション学部が名古屋キャンパスへ移転してきました。毎日、<br />
多くの学生が夜遅くまで学習する学部です。既存の他学部が良い影響を受けて、<br />
皆が勉強するようになれば、大学はステージにアップできると思います。学びの<br />
拠点がやる気のある学生を支援する施設になることを願っています。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■最近のゼミから > 春学期の指導内容の段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:<br />
<br />
5月の新歓コンパ後は皆がチーム研究に注力しました。今年度は昨年と比べて、<br />
全体に苦労している感じがします。困った時こそ、皆で集まり一所懸命に取り<br />
組み、さらに先輩に尋ねたり、事前にリハーサルをして、見てもらうことなど<br />
が必要でしょう。社会人予備軍としては、これらの習慣を身につけておくべき<br />
だと思います。<br />
<br />
3年生のチーム研究のテーマは、昨年と同様に「地域課題とICTソリューション」<br />
としています。地域も同じにしているので、4年生からのアドバイスが期待でき<br />
順調に進むと考えたからです。<br />
<br />
A) 名古屋港・金城ふ頭エリア<br />
B) 名古屋城・名城公園エリア<br />
C) 円頓寺商店街エリア<br />
D) 瑞穂運動場エリア<br />
<br />
3年生ゼミでは、まとめの発表に向けて各チームが努力しています。6月中には<br />
チーム発表ではなく、PDCAとして振り返りの時間を設けました。これまで作成<br />
したPowerpointのスライドを確認・印刷させ、論理展開が十分なストーリ作り<br />
の指導をしました。そのために最初に結論を述べ、根拠となる理由を説明する<br />
ようアドバイスをしました。残りのゼミの時間でどこまで完成度を高めてくる<br />
かに期待しましょう。<br />
<br />
春学期のゼミ最終日である7月25日には恒例のゼミ発表会を行います。いつもの<br />
ように春学期での成果をビデオ収録し、3か月の成長を確認するとともに今後の<br />
学修につなげます。3年生たちの発表を見てみたいという卒業生の方は、是非、<br />
ご参加ください。その後の慰労会・情報交換会にも参加いただけると幸甚です。<br />
案内はゼミのFacebookにアップされるので、ご確認ください。学生は翌日から<br />
定期試験ですので、飲みはほどほどにということになろうかと思います。<br />
<br />
1年ゼミ(基礎セミナー)は、活動報告会が7月2日(火)3限に行われました。<br />
今年度から火曜日3限には授業を設定せず、学生の活動や学部の行事に充てて<br />
います。この時間で、すべてのゼミが「まりづくり」に関する短い発表をしま<br />
した。ありがたいことに、昨年に続き児島ゼミが入賞しました。準備も十分で<br />
ない状況だっただけに、まったく驚きの結果です。<br />
<br />
2年ゼミは、例年通り1年次の学びを確実にする内容で、タイピングの基礎から<br />
ビジネスレベルの確認、データ収集から統計による自己分析、効果的な発表を<br />
Powerpointで行っています。今年のメンバは、教えやすいこともあってかなり<br />
進んだ内容までを扱っています。どこまで伸びるかが楽しみです。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■編□集□後□記□<br />
───────────────────────<br />
<br />
東京オリンピックチケットの抽選は見事に外れました。また、神戸マラソン、<br />
大阪マラソンの申し込み抽選も落選。1週間に3つも外れるとガックリします。<br />
とはいえ、これらは大した努力をせず運だけの話です。ふと、4年生の就活を<br />
思い出しました。就活生のお祈りメール(不採用通知)は全力で取り組んだ<br />
にもかかわらず不本意な結果なので、そのダメージはきついものがあります。<br />
就職活動や卒業論文は自分でやらなければ、誰も代わりにやってくれません。<br />
気持ちを奮い立たすには難しいときもあります。これもうまくマネジメント<br />
できるようになると、さらに強くなれることでしょう。<br />
<br />
<br />
■コジマガ・バックナンバー<br />
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/<br />
───────────────────────Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8382000580103744438.post-60908185278819637912019-04-23T14:36:00.002+09:002019-04-23T14:37:09.033+09:00第148号(2019.04.23)□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics<br />
□─────────────────────────<br />
■□□> コジマガ kojimag@ 第148号<br />
□───────────────────2019.04.23─<br />
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.148<br />
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。<br />
<br />
<br />
新元号も決まり、平成も残すところあとわずかです。平成最後のコジマガとなり<br />
ますが、新しい時代でも細く長く続けていきたいものです。<br />
<br />
───────────────────────<br />
■NGU短信 > 平成最後の・・・の段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:https://www.ngu.jp/news/sotsugyo2018/<br />
<br />
3月21日(祝)に学位授与式が国際会議場で挙行されました。あいにくの雨模様<br />
でしたが、次第に雨も上がりました。式典後はいつものように大学に戻ってゼミ<br />
ごとに集合しました。そこで、学位記交付や同窓会シートの記入・記念品の配付<br />
などを行いました。児島ゼミでは、学位記とともに一人ひとりにルーブリックを<br />
渡して、2年間でどれだけの力がついたのかを改めて感じてもらいました。また、<br />
3人の3年生が見送りに来てくれたので、先輩たちにはなむけの言葉を送ってもら<br />
いました。そして、時間が許すまで写真撮影をしました。写真の一部はFacebook<br />
にもアップされていますので、ご確認ください。<br />
<br />
次年度からは学位授与式の日程が早まります。といっても、昔は3月15日あたり<br />
だったので、ようやく戻したといってもよいでしょう。従来からの教務関連業務<br />
を大幅に見直し、業務日程を大幅に効率化させました。これにより学年暦に少し<br />
だけ余裕ができました。<br />
<br />
午後2時からは金山のANAクラウンプラザホテルで謝恩会です。これまで経済学部<br />
では「卒業パーティ」と称していましたが、今回から謝恩会に改名されました。<br />
学生が主体の企画に変わり、ようやく他大学と同じようになりました。初めての<br />
ことなので、なかなかうまくはいきませんが、スポーツの伊藤先生が学生を指導<br />
していただいたおかげで、素晴らしい会になりました。平成最後の卒業イベント<br />
は次の時代につながる予感をさせてくれます。<br />
<br />
その夜、イチロー選手の引退会見があり、ひとつの時代の終わりを感じました。<br />
いよいよ平成の終わりを実感しながら、次の時代に活躍する若者たちへの期待が<br />
高まります。ゼミの卒業生の皆が輝きを放ちながら活躍してくれることを心より<br />
願っています。<br />
<br />
さて、キリスト教主義の本学では元号を用いる機会は極めて稀です。自分自身が<br />
平成の最初に大学を卒業しているので、平成最後の卒業生を送り出すにあたって<br />
「平成」と「卒業」を振り返ってみます。<br />
<br />
自分にとって昭和から平成の節目は大学4年生の時でした。秋頃から天皇陛下の<br />
ご容態が悪いということで、自粛ムードが続いていました。例えばドラゴンズが<br />
リーグ優勝を果たしましたが、祝勝会は中止でビールかけもなくなっています。<br />
年明け、冬休みに仲間で泊りで遊びに行っていたスキー場で昭和天皇崩御の報を<br />
聞きました。翌日は音楽が一切なしという不気味なほど静かなゲレンデで滑って<br />
いたことを思い出します。<br />
<br />
このように国全体に哀悼の意に覆われている中で、平成への改元が行われました。<br />
テレビ番組は一日中、追悼番組が放映されていたため、レンタルビデオ屋が繁盛<br />
したということもありました。<br />
<br />
約2か月後に卒業証書をもらいました。証書には平成元年と記載されていたこと、<br />
4月も近く桜が咲いているというのに雪が舞っていた光景を覚えています。今春も<br />
寒さが戻ってきたことを考えると、平成の最初と最後は同じかと思いました。<br />
<br />
さて、今回は1か月前に新元号が公表され、自粛でなくお祝いムードで迎えること<br />
ができ、良かったと思います。平成30年間を振り返る特番や改元関連ビジネスも<br />
あって、大型連休と合わせて新時代を迎える準備ができています。ただし、我が<br />
国が初めて体験する10連休なので、金融や医療という社会インフラ系業界の対応<br />
が注目されます。<br />
<br />
つれづれなるままに書いてしまいましたが、人生2度目の改元をしっかり見聞し、<br />
節目を体験したいと思います。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■最近のゼミから > ゼミナール2019が始動の段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:https://www.ngu.jp/campuslife/timetable/<br />
<br />
<br />
今年度の全学年のゼミは以下のようになりました。卒業生の皆さんによる直接の<br />
参観やFacebookなどからの激励を歓迎します。<br />
<br />
1年 基礎セミナー:18名 月曜1限 曙館517教室<br />
2年 専門基礎演習:14名 木曜2限 曙館514教室<br />
3年 専門演習:18名 木曜5限 曙館404教室<br />
4年 専門演習:17名 木曜6限 曙館404教室<br />
<br />
今年から3・4年ゼミが5・6限で行われています。コジマガ143号で取り上げ<br />
ましたが、授業時間が変更されていますので来学される時にはご注意ください。<br />
教職員も授業の開始時間に慣れていませんが、そのうちになれることでしょう。<br />
たかが10分ですが、始業時間の早まりでようやく都心にある大学になったような<br />
気がします。<br />
<br />
【2019年度からの授業時間】<br />
1時限 09:00~10:30<br />
2時限 10:45~12:15 昼休み 45分間<br />
3時限 13:00~14:30<br />
4時限 14:45~16:15<br />
5時限 16:30~18:00<br />
6時限 18:10~19:40 ゼミまたは補講のみ<br />
<br />
6限の4年ゼミでは4年生の多くは就職活動中ですので、遅い時間帯であれば出席し<br />
やすくなります。ゼミの前にキャリアセンターによって相談することもできますし、<br />
ゼミ生同士で就活の情報交換もすることができます。また、単位が足りない4年生<br />
(今年のゼミ生にはいませんが)には授業がとりやすくなるので、卒業要件を満た<br />
すことができる時間割が組みやすくなっています。<br />
<br />
新歓コンパは5月9日(木)が予定されています。詳細は、Facebookのゼミグループ<br />
で案内される予定ですので、都合が合う卒業生の方は、ぜひご参加ください。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■編□集□後□記□<br />
───────────────────────<br />
<br />
週末の日曜日は、ぎふ清流ハーフマラソン大会です。今年の卒業生たちが在学中、<br />
玉宮での飲み話を楽しそうにしていたので、前日のエントリー後に、岐阜で飲む<br />
約束をしています。名古屋を離れて卒業生らと飲むのは、東京・浜松に続いて3<br />
都市目です。今から楽しみです。<br />
<br />
さて、今回のレースが自分にとってシーズン最終戦です。平成最後の走りを楽しみ<br />
たいと思います。令和になっても、健康で走り続けられるようトレーニングに励み<br />
ます。<br />
<br />
<br />
<br />
■コジマガ・バックナンバー<br />
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/<br />
───────────────────────Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8382000580103744438.post-29428669806933176822019-02-08T18:12:00.000+09:002019-02-08T18:12:56.759+09:00第147号(2019.02.08)□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics<br />
□─────────────────────────<br />
■□□> コジマガ kojimag@ 第147号<br />
□───────────────────2019.02.08─<br />
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.147<br />
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。<br />
<br />
<br />
マラソンシーズン真っ盛りということで、週末にハーフマラソン大会や30K以上の<br />
タイムトライアルに参加しています。まとまった時間が取れないので、大会など<br />
に参加することで練習の一環としています。毎回、いろいろな気づきがあるので<br />
次回への反省にしています。山中伸弥教授が、テレビで自分のマラソンについて<br />
「昨年の自分を超えたい」と答えていたのに、かなりシンパシーを覚えました。<br />
少しでも前に進みたい。そんな気持ちです。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■NGU短信 > 最近の大学受験事情の段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2019012802000078.html<br />
<br />
1月28日の中日新聞の朝刊1面を見た方も多いかと思います。「私大難化、受験生<br />
翻弄 補助金不交付恐れ合格者減」というタイトルの記事です。以前、コジマガ<br />
で紙幅を改めて説明するといった内容が新聞で取り上げられました。文部科学省<br />
による私立大学の定員管理の厳格化が、受験生に大きな影響を与えているという<br />
内容です。とはいえ、長期にわたり収容定員数がきちんと守られていかったこと<br />
に問題の本質がある訳ですが・・・。<br />
<br />
2年前から定員厳格化の指導が始まりましたが、最上位校が合格者数を絞ったので、<br />
不合格者は増加します。従前ならば受かっていた学生は、次のランクの大学を受<br />
けることになります。この大学でも合格者数を減らしているので、さらに難しさ<br />
が増します。このように受験生が玉突き状態になるので、これまでならば模試で<br />
合格確実という人でさえ受からなくなってきます。すなわち、予備校での判定に<br />
大きな狂いが生じてきました。<br />
<br />
今回のお上の指導が始まった翌年、知り合いの超進学校の副校長と話をする機会<br />
がありました。例年ならば受かるレベルの生徒が東京や関西のトップ校に軒並み<br />
落とされて、進路指導がかなり難しくなっていると云っていました。それから1年<br />
以上経過し、定員が厳守されていますので、受験生にとってはさらに厳しい状況<br />
になっているはずです。<br />
<br />
合格者が絞り込まれると不合格の玉突きが起こるので、受験生は滑り止め大学を<br />
さらに広げる必要があります。すると、受験ピラミッドの裾野にある大学はこの<br />
数年で軒並み受験生を増やしています。これまで少子化の影響を受けていた地方<br />
私立大学は、今回の措置で一息ついたというケースもあると思います。しかし、<br />
今までトップ校(その多くがマンモス校)が定員以上に学生を確保していたこと<br />
に疑問を抱かずにはおられません。適正な学生数を超過した状態で教育の質保証<br />
がなされていたかという点です。<br />
<br />
さて、私立大学は昔から偏差値での序列が一般化されています。早慶、関関同立<br />
などはよく知られていますが、最近では、関東のGMARCH、日東駒専、大東亜帝国、<br />
関西で産近甲龍というグルーピングがあります。今や早慶に続くグループはSMART<br />
(上智・明治・青山学院・立教・東京理科)ともいわれているようです。名古屋<br />
地区では、愛愛名中、名名中日という分け方がされているようです。かつてこの<br />
ような呼び方を聞くことはなかったのですが、いつしか受験対象とする大学群が<br />
できあがっています。最初のグループは、愛知・愛知学院・名城・中京の頭文字<br />
からで、次は、名古屋学院・名古屋外国語(学芸:同じ系列)・中部・日本福祉<br />
だそうです。南山は別として2つに分けられています。有力女子大が抜けている<br />
ので、この分け方に疑問は多いのですが、世間のレッテル貼りでは、本学は2番目<br />
ということになります。<br />
<br />
受験生からすれば、受験環境が厳しいとはいえ第2グループには入りたいとする<br />
人も少なくないと思われます。これは、本学への志望者数が急増していることで<br />
説明がつきます。難易度が上がることは、志望されていることの裏返しですから<br />
大学関係者にとってありがたい現象です、とはいえ、滑り止めで入学する学生も<br />
増えるので、別の離籍対策が必要です。すなわち、不本意で入学した学生に入学<br />
直後に本学の魅力をしっかりと伝えなければなりません。また、本学が用意して<br />
いる優れた教育プログラムを利用すれば、自分の将来の可能性は無限であること<br />
も理解させるべきでしょう。受験生が増えていることで喜んでいる場合でなく、<br />
入学者に夢を抱かせ、しっかり教育することに傾注すべき時だと思います。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■最近のゼミから > 卒論指導完了の段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:<br />
<br />
23期生の卒論指導を終え、今年も150回以上の赤ペン指導を行いました。正直、<br />
疲れます。とはいえ、ゼミ生を成長させるために、一番重要な段階で手を抜く<br />
訳にはいきません。他人に見せて恥ずかしくないしっかりした卒業論文を完成<br />
させ、自信を持って社会へ送り出す役割があるからです。<br />
<br />
10年以上前の卒業生に向けて、今の指導方法を簡単に紹介します。「はじめに」<br />
「おわりに」の2点は、フィードバックの指導メモ(弱点・助言・点数など)を<br />
付けて返却します。少しでも早く確実に渡すためにPDFへ変換し、CCSにアップ<br />
します。CCSのフリーフォルダに置くので、同級生は誰もが見ることができます。<br />
「はじめに」と「おわりに」の赤ペン指導は、まず自分たちでダメ出し(最低、<br />
2名)後に提出というルールとしています。赤ペンの入ったPDFを見れば、ダメ<br />
出しをした人も気づかなかった修正箇所がわかります。すなわち、筆者以外の<br />
指導にもなっているということです。このように書き方やダメ出し方法の実践<br />
資料が共有化されます。しっかりした学生は、他人と同じ失敗を繰り返さない<br />
ようにダメ出し文章を研究します。練られた文章は一目瞭然なので点数も高く、<br />
その努力は必ず褒められます。<br />
<br />
PDFファイルは、同時に個人の指導記録にもなります。過去のファイルを見れば<br />
最初のバージョンがいかに稚拙な文章を書いていたことが分かります。卒論が<br />
修了した学生には、最初の赤ペン指導ファイルを確認するように助言します。<br />
すると短期間で自分がいかに成長したかが明らかになります。<br />
<br />
併せて、2年間のゼミルーブリックを最終チェックすることで、どれだけの力が<br />
身についたかを確認させます。卒業論文は学修成果ですが、それを完成させる<br />
プロセスこそが重要です。長い道のりを振り返り、自らの成長を確かめること<br />
から大学での学びを実感できます。文部科学省が大学に「学修成果の可視化」<br />
を求めています。児島ゼミの卒論作成指導は、このような要請に対し、十分に<br />
応えられるだけの教育を実践しています。<br />
<br />
ほとんどの学生が完成できる水準で卒論指導をしています。レベルが高すぎて<br />
は誰も修了できませんし、低すぎても雑な論文になってしまいます。要するに、<br />
完成が早いか遅いかというのは、学力の問題ではなく学生自身のマネジメント<br />
能力に依存します。己を律する心の強さ(自分に厳しいか、甘いか)といって<br />
もよいでしょう。将来、必要となるのはこうした強い心です。自分で道を切り<br />
拓いてゆくことができるのは、強い心の持ち主です。これを学生時代に体験し、<br />
将来も実践してもらいたいのが、切なる希望です。そして、ゼミ生には明るい<br />
未来を自分で手に入れて欲しいと願っています。<br />
<br />
卒論指導が終わっても、関連の仕事は続きます。まず、教務課へ必要な書類を<br />
提出した後、成績評価が待っています。次に、今年度の学修成果を、後輩たち<br />
の貴重な参考資料にするには、多くの作業が必要です。Wordファイルのすべて<br />
をPDFへ変換して、学内サーバに転送します。そして、卒論リストのファイルを<br />
更新し、ハイパーリンク設定をします。いつかこの作業も年内で完了できる日<br />
を夢見ています。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■編□集□後□記□<br />
───────────────────────<br />
<br />
卒論指導が終わると、いよいよ自分の仕事の時間になります。世の人は春休み<br />
というかもしれませんが、わずかな時間で自分の研究に取り組み、研鑽に励む<br />
大切な時期です。教務の仕事や次年度の準備もあり、なかなか集中してできる<br />
環境にはありませんが、時間をうまく捻り出したいと思います。ここでも時間<br />
のマネジメントが重要です。<br />
<br />
<br />
■コジマガ・バックナンバー<br />
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/<br />
───────────────────────Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8382000580103744438.post-33017741999758383202019-01-07T11:08:00.002+09:002019-01-07T11:15:21.812+09:00第146号(2019.01.07)□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics<br />
□─────────────────────────<br />
■□□> コジマガ kojimag@ 第146号<br />
□───────────────────2019.01.07─<br />
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.146<br />
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。<br />
<br />
<br />
2019年が始まりました。念頭に際し、皆さまの益々ご発展を祈念しています。<br />
<br />
今年の正月は暖かい日に恵まれています。この時期には、ラグビーの地区対抗<br />
全国大会が瑞穂ラグビー場で行われます。昨年、名古屋学院大学はこの大会で<br />
初優勝しました。今回も名古屋学院大学は決勝まで駒を進め、東京学芸大学戦<br />
はシーソーゲームという展開で、観ている方はハラハラです。残り1プレーで<br />
まさかの1点差逆転負け。ですが、ノーサイド後、スタンドからどちらの選手<br />
にも温かい拍手が送られていました。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■NGU短信 > 平成最後のゼミ忘年会の段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:https://kojimag.blogspot.com/2013/04/nagoya-gakuin-university-faculty-of.html<br />
<br />
12月29日にゼミ卒業生による恒例の忘年会がありました。いつもの山ちゃん<br />
(東急ホテル南)とは違い、栄寄りの店でした。年末ともあって、入店待ちの<br />
お客さんがすごい状態でした。定刻通りにスタートし、徐々に集まって参加者<br />
は20名ほどで、楽しい年の瀬になりました。今回は1期生から3期生多く、年齢<br />
層が高めの印象でした。現役の4年生が2名いたにもかかわらず、おそらく平均<br />
年齢は40歳を超えていたと思います。(児島だけで40歳の平均を14引き上げて<br />
いますから・・・)<br />
<br />
酒を片手に、税理士試験に合格した話題や通関士の資格をとった連絡を受けて、<br />
皆のキャリアアップに対し、我がことのように嬉しく思います。また、新たに<br />
チャレンジをする報告にも、将来の成功を祈念せずにはおれません。この餞に<br />
リンダ・グラットンの『Work Shift』の話をしました。(本の内容については<br />
関連サイトを参照下さい)<br />
<br />
各々が自分を語り合って、とても素晴らしい光景です。世代を超えた交流は、<br />
互いの価値観や背景を理解しなければなりません。コミュニケーション能力と<br />
いうのは、このような場でも養われるのでしょう。こうして平成最後の忘年会<br />
はお開きとなりました。<br />
<br />
飲み会の席で卒業生の何人から「最近の学生はどうですか?」と聞かれました。<br />
やはり、社会人として多くの新入社員に接しているだけあって、気になるので<br />
しょう。コジマガにゼミ生の動向は書いているものの、簡単な表現として示し<br />
ていないので、以下のような回答をしました。最近の学生には昭和のやり方は<br />
通用しないこと。昨年のスポーツ界での指導者による不祥事は、いずれも昭和<br />
風の体育会的発想が起因していると思います。やはり、学生(選手)が自分ら<br />
で考え、目標を共有し、コミットさせることが組織には重要だと思います。<br />
<br />
昔のゼミ指導には昭和的な色合いが強く出ていましたが、最近は毎回本ゼミで<br />
一人ひとりミニッツペーパーで1週間の振り返りをさせ、その反省から今週の<br />
目標を立案し、具体的にどのように実行するか(サブゼミへの参加予定など)<br />
を書かせています。また、ゼミ全員の卒論進捗とサブゼミへの参加状況を記録<br />
しながら、データで学生の動向を把握するなど、指導者もできるだけ客観的に<br />
捉えるよう努力をしています。このように学修指導もIoT時代になってきたと<br />
思われます。<br />
<br />
最終的に、学修記録はゼミ生自分自身の学修ポートフォリオとなります。自分<br />
がどのように進めてきたのかを振り返ることができ、自分の強みや弱点を発見<br />
できます。最初から卒論をやりたいと考える学生は貴重な存在で、ほとんどの<br />
学生が気の進まない作業と思っているはずです。それでもいかにクオリティを<br />
維持しながら、期日までに仕上げるかという問題に直面します。まさにこれは<br />
社会での仕事と同じです。これからの人生で遭遇するようなケースなだけに、<br />
失敗しても構わない早めの体験での学びが必要でしょう。自分の強みを生かし、<br />
弱みを克服しながら進めることをゼミ生には覚えて欲しいと思います。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■最近のゼミから > 卒論の年内修了者が出現の段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:<br />
<br />
ゼミ長が卒業論文を年内に修了させました。かつての学生論文コンクールへの<br />
提出を除けば、年内に卒論を完成させた第1号です。コツコツやれば必ずできる<br />
ことを証明してくれました。やはり秋学期の開始から週3日、大学で皆と一緒に<br />
卒論に取り組みさえすれば、ゴールできるということです。<br />
<br />
全体を見ても、年内の赤ペンダメ出しが40枚を超えているので、比較的順調に<br />
進んでいます。おそらく、1月11日の公式提出日までに修了できるゼミ生もいる<br />
はずです。遅れている数名の頑張り次第ですが、1月中には、ほぼ全員が終わる<br />
と思います。ゼミの追いコンは1月31日という予定を聞いていますので、全員が<br />
完了するようひとり一人が独力してもらいたいと願っています。特に、遅れて<br />
しまったゼミ生は、皆に助けてもらいながら、自分の責任で最後まで頑張って<br />
欲しいと思います。<br />
<br />
今回、上手くいったことは、まず卒論指導に用意したパワポが毎回の本ゼミで<br />
順調に活用できたということです。毎年、4年生の中で遅れている程度が大きく<br />
なり、使えませんでした。教育効果が薄れますので、最適な指導になりません。<br />
しかし、今年は先頭集団が形成され、後方の集団も大きく引き離されなかった<br />
ので、想定通りの指導ができました。欲を言えば、全員がしっかりサブゼミに<br />
参加していれば、本ゼミでは確認だけでOKなのですが・・・。<br />
<br />
また、1年生の必修科目「日本語表現」(かつては「読む書く話す」)での内容<br />
が作文の際に活用できることにも気づかされました。この授業は本学オリジナル<br />
の共通テキストを使っており、ここには大学で頻出の熟語が掲載されています。<br />
学生は授業の課題があるので、漢字の読み書きに加え、意味も理解しています。<br />
とはいえ、実際に学生は十分に言葉を操ることができません。普段使っている<br />
簡単な用語しか書くことができず、同じ用語に終始しています。そこで赤ペン<br />
指導では、できるだけテキストに掲載されているような熟語を付け加えます。<br />
ゼミ生を社会人として恥ずかしくないような作文レベルに引上げたいと考えて<br />
います。そこで、1年次のテキストを持ってくるよう指示をしました。<br />
<br />
これは、Officeソフトの操作能力にも同じことがいえます。経済学部1年生科目<br />
の「デジタルプレゼンテーション」はPowerpoin基礎t、「データ表現技法」は<br />
Excelのグラフ作成能力を養います。(根拠もなく、学生はできるだろうと判断<br />
している教員の何と多いことか。)折角、習っているにもかからわず、いつも<br />
使っていないため、低い技術レベルで止まっています。折角の知識も、使わな<br />
ければ宝の持ち腐れです。発表練習やダメ出しなどを通じて、抜け落ちていた<br />
知識や技能を補完することが重要です。そして、実践の場で使いこなせる力が<br />
「真の実力」だと思います。やはり、大学生にしっかりしたOutputを要請し、<br />
卒業論文をきちんと書かせることが大学としての役割だと感じます。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■編□集□後□記□<br />
───────────────────────<br />
<br />
もうすぐ大学入試シーズンに突入します。すでに、推薦試験などの年内入試で<br />
進学先が決まっている高校生も少なくありません。本学への進学予定者の多く<br />
は、「入学準備学習プログラム」の課題に取り組んでいる最中かと思います。<br />
また、2年ほど前から大学入試の動向が大きく変わり、本学の難易度はアップ<br />
しています。これについては紙面を改めて、書いてみようと思います。<br />
全国の受験生の健闘を祈念します。あと少しです。<br />
<br />
<br />
■コジマガ・バックナンバー<br />
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/<br />
───────────────────────Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8382000580103744438.post-25359681049841705352018-12-25T18:01:00.002+09:002018-12-25T18:03:56.651+09:00第145号(2018.12.25)□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics<br />
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■□□> コジマガ kojimag@ 第145号<br />
□───────────────────2018.12.25─<br />
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.145<br />
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。<br />
<br />
<br />
いつになく暖かいクリスマスです。いつも年末は厳しい寒さに見舞われ、風邪を<br />
ひくなど体調を崩す学生が多いのですが、今年は比較的少ないように思います。<br />
多忙な時期だけに、この暖かさは助かります。<br />
<br />
瀬戸キャンパスでは、大学のクリスマス礼拝とチャペルコンサートがあります。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■NGU短信 > 同窓会50周年記念事業の段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイトhttps://www.ngudo.com/kinen/index.html<br />
<br />
今年は、名古屋学院大学の同窓会が設立して50周年です。大学の第1期生が卒業<br />
して半世紀が経過しました。それを記念して、11月25日(日)に名古屋マリオット<br />
ホテルで盛大な祝賀会が開催されました。関係者のあいさつに続き、小泉純一郎<br />
元首相の講演会です。彼の最近のライフスタイルである脱原発が中心の話題で、<br />
1時間のスピーチがありました。これに続いて、秋川雅史氏による30分間のミニ<br />
コンサートが行われました。プロの美声と声量に会場全体が飲み込まれたという<br />
感じでした。<br />
<br />
同窓会の計らいで、来賓の部長職として前から2列目の席を用意いただきました。<br />
お陰でゲストから約10mの至近距離で見聞きすることができました。日頃は教学<br />
部長は何かと大変ですが、今回ばかりは務めていてよかったと思いました。豪華<br />
2本立てのプログラムに満足です。<br />
<br />
続いて、記念パーティです。ここでも来賓用のテーブルでゆったりと過ごさせて<br />
もらいました。同じテーブルは名誉教授の先生ばかりでしたが、久し振りにお目<br />
にかかる先生方にご挨拶もできました。また、ステージでは大学のチアガールや<br />
マジックショーなどといった出し物が、参加者を飽きさせませんでした。やはり<br />
ゼミの卒業生が参加してくれていたので、何より楽しい会になりました。ゼミの<br />
20周年パーティでお世話になった同窓会長にゼミ卒業生らとご挨拶もできました。<br />
お開き後には、名駅のスターバックスに寄り身近な卒業生らとしばし楽しい時間<br />
を過ごさせてもらいました。<br />
<br />
卒業生による素晴らしいパーティでした。これまで準備をしてくださった皆さま<br />
には心より感謝申し上げます。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■最近のゼミから > 2年連続最優秀賞の段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:https://www.ngu.jp/news/event20181205e/<br />
<br />
12月5日(水)の卒業研究発表会(公開審査会)に2名が進出しました。ゼミ長<br />
の岩井さんと副ゼミ長の山本くんです。近年は、いずれの発表もレベルが高く、<br />
他のゼミ生で圧倒的な発表をされるとまったく歯が立たない経験もしています。<br />
ですので「人事を尽くして天命を待つ」、沖縄言葉の「なんくるないさぁ」と<br />
いった態度が必要となります。<br />
<br />
今回はゼミ長の研究が最優秀賞に選ばれ、2年連続で児島ゼミが受賞しました。<br />
岩井さんはゼミ長としての仕事を全うしました。彼女にとって使命(Mission)<br />
だったのかもしれません。秋学期が始まり、毎日サブゼミを開催してきたこと<br />
は、Facebookでゼミの皆が知るところです。学内審査会が通過した後、さらに<br />
レベルアップすべく、現地調査とインタビューを敢行するひたむきな姿勢には<br />
驚くばかりです。その取り組みが審査員に高く評価されたのでしょう。最高の<br />
成果は、発表会場にいた聴衆が一致する意見であったと思います。<br />
<br />
翌6日の本ゼミ後に3・4年合同の飲み会が開催されました。期せずして祝勝会と<br />
なりました。4年生の発表に対する慰労会とともに、3年生には次年度の大きな<br />
目標になったと思います。さて、毎年この時期に飲み会を開く理由は、3年生は<br />
4年生からいろいろな経験や必要なノウハウを積極的に聞いて欲しいからです。<br />
例えば、研究報告書の進め方、特に4年生の卒論作成を効率的にするにはどうす<br />
ればよいか。また、就活準備として今の時期に何をすべきかを聞き出してもらい<br />
たいからです。3年生が主体的に先輩に問うことが社会人の準備となるだけに、<br />
成長してもらいたいと願っています。<br />
<br />
また、4年生は卒論完成に向けて、3年生の力も借りなければなりません。進捗が<br />
遅れている4年生は、3年生をサブゼミに誘って、自分の発表や日本語への指摘が<br />
求められます。発表練習の機会の確保とそれを見て来年のイメージを持つという<br />
学年を超えたWin-Winの関係構築を目指しています。そのためにも、飲み会などを<br />
通じてさらに親睦を深めてもらいたいと思います。<br />
<br />
さて、今年の4年生は全体的に進捗状況は快調です。すでに、赤ペンダメ出しは<br />
40枚を超えています。例年通り、かなり遅れているゼミ生もいますが、快調な<br />
先頭集団が比較的大きいので、全体としては順調のように思われます。ただし、<br />
インフルエンザなど思いもよらない躓きもあるかもしれませんので、最後まで<br />
気を抜けません。<br />
<br />
卒論を進めるには、やはり毎日のサブゼミの開催と参加者数が重要です。毎年<br />
の学生から分かるのは、大学に来なければ進まないことです。少しばかり能力<br />
が高い学生であっても、きちんと一人で完成できる程の実力は持っていません。<br />
相互でプレゼンや日本語のダメ出しをし、PCスキルなどを相互に教え合ったり<br />
することで、本当の実力が養成されます。ここでも「主体的な学び」の重要性<br />
が感じられます。スケジュールを立てて、毎日コツコツ進めてきた結果、最後<br />
のゼミを待たずして、卒論を修了できるゼミ生が現れそうです。当初に示した<br />
アドバイス通り3カ月間継続できた成果なので、達成した諸君の「やり抜く力」<br />
は称賛に値します。これを身に付ければ、社会人としても周りから信頼され、<br />
成功する確率は高くなるでしょう。<br />
<br />
12月26日(水)に補講を実施します。すでに冬休みに入っていますが、事務は<br />
開いているのでこれを逃す手はありません。図書館や学情センターも利用でき<br />
ますから、勉強には最高の環境です。2限・4限が4年生、3限を3年生のゼミ時間<br />
としていますが、それぞれ研究報告書と卒論の作成ですので、全体指導の時間<br />
とともに一日の学習としています。学年を混ぜた相互の日本語ダメ出しとそれ<br />
による作文能力の向上を狙いとします。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■編□集□後□記□<br />
───────────────────────<br />
<br />
年末の29日に卒業生による忘年会が開催されます。最近「平成最後の」という<br />
枕詞をよく見かけますが、これも次の時代につながると思うと感慨深いものが<br />
あります。「平成」の30年間でゼミでどれだけの飲み会があったのでしょう?<br />
ゼミ第1期生の新歓コンパとして瀬戸の居酒屋でスタートして以来、ゼミ合宿や<br />
旅行でも夜の懇親会で飲んで語らいました。最近は、合宿や旅行のイベントの<br />
代わりにゼミだけで年4回の飲み会があります。このような公式の飲み会だけで<br />
なく、卒業生や現役生らとも飲んでいます。次の元号では、どれだけ飲む機会<br />
があるのでしょうか?<br />
<br />
<br />
■コジマガ・バックナンバー<br />
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/<br />
───────────────────────Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8382000580103744438.post-36422517461426089652018-11-10T15:34:00.000+09:002018-11-10T15:34:32.170+09:00 第144号(2018.11.10)□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics<br />
□─────────────────────────<br />
■□□> コジマガ kojimag@ 第144号<br />
□───────────────────2018.11.10─<br />
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.144<br />
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。<br />
<br />
<br />
収穫の秋です。春から育ててきた大切な作物を収穫できたことへ感謝する祭も<br />
国や宗教を超えて行われます。アメリカのThanksgiving Dayも今月の第4木曜日<br />
です。大学でも4年間の学修成果として、立派な卒業研究やしっかりとした卒業<br />
論文を一人ひとりが取り組む時期であると思います。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■NGU短信 > 「主体的な学び月間」の段<br />
───────────────────────<br />
<br />
今年度から新たに「主体的な学び月間」を設定しました。これは学生の自主的<br />
な学びを大学として促進する取り組みです。秋学期は学生による発表会などの<br />
学生が関わるイベントが多いため、全学へ取り組んでいることを周知していく<br />
ことで、学生に興味や関心を与える機会としたいという趣旨で設置されました。<br />
現在、各学部や部署で実施している情報を収集している段階です。<br />
<br />
本学における教育の弱点としては、教員が一方的に教えてしまうことで学生が<br />
主体的に学ぶ機会が少ないという点です。昔ながらのゼミは輪読という授業の<br />
延長のような形態が主流で、ゼミ生数が多かったためにそのような指導法しか<br />
できなかった事情もあります。また、ゼミでの飲み会や発表会・合宿・旅行と<br />
いう点でも活発なゼミは少なかった印象です。ゼミのイベントは、必要以上に<br />
手間がかかるので敬遠する先生も多かったのでしょう。こうした風潮が続いた<br />
ために主体的な学びも進まなかったことは否めません。<br />
<br />
教室で聞いているだけは学生の力はつきません。アクティブラーニングの効果<br />
は、学生が互いに議論し教え合うことで、本当の力が身につくという点で注目<br />
されています。とはいえ、この手法に対する理解が進んでいないのも現状です。<br />
いまだに、大教室で外部講師を招聘して、普段では聞けない話を聞かせること<br />
がよいことと思っている教員も少なくありません。聴衆を増やしたり、関心の<br />
ある外部の人を集める目的で、公開授業とするのはいかがかと思います。本当<br />
に学生のためになっているかは甚だ疑問です。<br />
<br />
しかし、最近は積極的な活動のゼミが増えてきています。個々で頑張っている<br />
学生もいるので、学修活動を学内へ見えるようにしたいと考えています。ゼミ<br />
での発表会や研究サークルの活動などを応援し、またアクティブラーニングを<br />
推進するために新た着手しました。例えば、主体的な学びとして経済学部では<br />
卒業研究発表会があります。まちづくり提言コンペや名証株式投資コンテスト<br />
も相当します。児島ゼミでは、サブゼミやゼミ内での発表会もあります。学情<br />
センター4階のガラス張りのセミナールームは、学生たちの勉強に取り組む姿が<br />
外からでもわかります。夜遅くまで自分たちで学習する習慣が常態化すれば、<br />
他の学生らの姿勢も変わっていくかもしれません。ひいては本学に対する高い<br />
評価につながる契機になることを期待しています。<br />
<br />
<br />
────────────────≪ books ≫─<br />
■本の紹介 > 『走ることについて語るときに僕の語ること』<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163695808<br />
<br />
村上春樹,文藝春秋・文春文庫,2007年10月<br />
<br />
最近、走ることが趣味の一つになり、この本と出合いました。村上春樹氏の<br />
作品では『ノルウェイの森』や『1Q84』といった有名どころは読んでいます。<br />
ハルキストではないので、彼について詳しいわけでありません。有名人です<br />
から彼がノーベル文学賞の最有力候補であること、英語が堪能であることは<br />
知っていました。しかし、ランナーであることは知りませんでした。<br />
<br />
この本では、自分の経歴について語っているので、まさに自叙伝です。なぜ<br />
走り始めたか、ランニングがどれだけ辛いのか、それでもなぜ続けるのか、<br />
走っている気持ちが作家の独特な表現で描かれているので、マラソンレース<br />
に出た経験がある人には、大変興味深く読めると思います。また、練習量や<br />
達成タイムを知っていれば、彼の練習量が半端ではないこともわかります。<br />
サロマ湖100㎞やトライアスロンにも挑戦した身体レベルを考えると生半可な<br />
態度ではなく、真摯にマラソンに向き合ってきたことが分かります。<br />
<br />
超一流の作家で多忙を極めているであろう人がいかに毎日の練習時間を確保<br />
しているのか、そのタイムマネジメントや練習方法などにも興味が湧きます。<br />
同じような人に山中伸弥さんもいます。京都大学教授でiPS細胞では世界の<br />
第一人者で、誰もが知っているノーベル医学・生理学賞を受賞した先生です。<br />
京都マラソンでの完走タイムは、普通のオジサンが適当に走って達成できる<br />
レベルではありません。少なくとも毎日1時間のトレーニングは必要となる<br />
はずです。どこからそのような時間を捻出しているか大変興味がわきます。<br />
彼は莫大な費用が必要なiPS細胞研究の支援のために、自身が走ることでPR<br />
に努めています。<br />
<br />
二人の有名人から得られる教訓は、マネジメント能力です。人間として必ず<br />
平等に与えらているのは1日24時間です。どのように使うかは本人次第です。<br />
辛いトレーニングをルーティン化したり、強い意志で臨んでいるのかもしれ<br />
ません。大きな仕事を成し遂げている人達なので、彼らの姿勢に見習うべき<br />
点は多いと思われます。<br />
<br />
マラソンを趣味とする高校時代の陸上部の友人にこの作品を紹介しました。<br />
ストイックさに感動したと言って、大変感謝されました。友人の感動は共有<br />
できます。彼が「走ることができるのは、本当にありがたいこと」と呟いた<br />
のも、病気に悩まされている患者と常に接しているか医師だからでしょう。<br />
元気であること、さらに走ることができるという健常者にとっては当たり前<br />
のことに喜びを見い出しているのです。年齢を重ねると身体の衰えをいかに<br />
受け入れるかという問題に直面します。病気になってから健康のありがたみ<br />
に気づく人も多いでしょう。<br />
<br />
小生は社会経済を研究対象とする者として、100年ライフへと社会が変わる<br />
時に、家族や他人へ迷惑をかけることなく、いかに健康で過ごすかに関心が<br />
あります。マクロ的には増加し続ける国の医療費を削減するため、高齢者が<br />
元気で社会参加をするためには、健康寿命を延ばすことが何より重要と考え<br />
ます。人類史上初めて超高齢社会を迎える日本にあって、環境問題と同じく<br />
ひとり一人が自ら考えて取り組まなければならない問題だと思っています。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■最近のゼミから > 卒業研究発表会の段<br />
───────────────────────<br />
<br />
次年度のゼミ募集が始まり、今年も経済学部と商学部でゼミのポスターが<br />
2階の展示されました。児島ゼミのデザインはほぼ毎年同じですが、内容は<br />
少しずつ変えています。今年は、卒業生が働いている企業のリスト(一部<br />
のみ)を付け加えました。その効果があったかどうかはわかりませんが、<br />
ありがたいことに、2年生・3年生のどちらとも1次・2次併せて定員以上の<br />
応募がありました。次年度も志望者のやる気に応える指導をします。<br />
<br />
さて、いよいよ卒業研究発表会が始まります。学内審査会は3年ゼミのある<br />
4時限目からスタートになります。児島ゼミからの出場予定者は6名となり、<br />
発表日と教室は以下の通りです。なお、ここで発表できない人も11月23日<br />
までにはビデオ撮影を終えるよう、皆で協力して進めてください。<br />
<br />
11月12日(月) 岩井(曙201)<br />
11月13日(火) 鈴木大(曙201)<br />
11月15日(木) 稲葉(曙202)・鈴木啓(曙201)<br />
11月17日(金) 山本(曙301)・花村(曙302)<br />
<br />
今年度の卒論指導で特筆すべきは、かなり順調に進めているゼミ生がいる<br />
ことです。前回のコジマガで紹介した作成ペースより速く進んでいます。<br />
10月中に中身のあるストーリーや結論もほぼ完成したので、Wordに入って<br />
よいという指示を出しました。この調子が続けば、年内終了できるゼミ生<br />
が数名現れるのではないかと期待しています。<br />
<br />
何より嬉しいのは、最初に提示したペース(決して無理なスケジュールを<br />
示した訳ではありませんが)で走り続ければ、必ずできることを実証して<br />
くれたことです。多くの4年生がのんびり構えているだけに、やり抜く力<br />
(Grit)の重要性を改めて認識しました。<br />
<br />
さて、2年ゼミと3年ゼミでは、名証株式投資コンテストが中心です。最近、<br />
世界的に株式市場は低調なので、大幅なキャピタルロスが生じ面白くない<br />
と感じる学生が多いように思われます。とはいえ、常に政治経済ニュース<br />
をチェックする習慣がつき始めているようで学修成果が顕著に見られます。<br />
これまでのやらされ感から主体的に活動するように変化すれば大成功かと<br />
思います。今回の卒論でAIの株価予測を実際のデータから検証するという<br />
興味深い研究テーマを進めている4年生がいます。ゼミの2・3年生に対して<br />
株式の仕組みや名証株式投資コンテストについて解説をしてもらいました。<br />
教員が説明するよりも学生らの食いつきがあるように感じます。<br />
<br />
6年ほど前から名証株式投資コンテストをゼミで取り入れました。ようやく<br />
アクティブラーニングとして効果的な運用方法ができるようになりました。<br />
単なるマネーゲームでなく、金融リテラシーだけでなく企業の業績や社会<br />
に向き合う姿勢などを考えさせることができるようになりました。経済学<br />
とキャリア教育を結び付けた内容にもなっているように思います。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■編□集□後□記□<br />
───────────────────────<br />
<br />
名古屋証券取引所の方がゼミに来られました。名証株式投資コンテストの<br />
ご担当なので、ゼミ生に証券や企業について簡単なお話をもらいました。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
■コジマガ・バックナンバー<br />
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/<br />
───────────────────────<br />
<br />
コジマガ第144号を2018年11月10日に発行しました。<br />
kojimag@ Vol.144の主な記事は・・・<br />
<br />
■NGU短信 > 「主体的な学び月間」の段<br />
■本の紹介 > 『走ることについて語るときに僕の語ること』<br />
■最近のゼミから > 卒業研究発表会の段<br />
<br />
<br />
などです。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8382000580103744438.post-7299353883642554802018-10-28T07:59:00.000+09:002018-10-28T08:13:00.818+09:00第143号(2018.10.28)<div>
□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics</div>
<div>
□─────────────────────────</div>
<div>
■□□> コジマガ kojimag@ 第143号</div>
<div>
□───────────────────2018.10.28─</div>
<div>
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.143</div>
<div>
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<br /></div>
<div>
同窓会創立50周年ということで、今年は大学祭に合わせたホームカミングは</div>
<div>
ありません。代わりに、11月25日(日)に名古屋マリオットアソシアホテル</div>
<div>
で、大きなパーティが開催されます。すでに申し込みは終了しているようです</div>
<div>
が、児島も参加予定ですので、出席予定のゼミ卒業生とお会いしたいと思い</div>
<div>
ます。また、同窓会会報へ児島ゼミの記事を寄稿しましたので、手元に届い</div>
<div>
たらご笑覧いただければ幸いです。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
───────────────────────</div>
<div>
■NGU短信 > 次年度から時間割変更の段</div>
<div>
───────────────────────</div>
<div>
☆関連サイト:http://www.sis.nagoya-u.ac.jp/curriculum/class.html</div>
<div>
<br /></div>
<div>
名古屋キャンパスでは、1時間目の開始時間が午前9時10分になっています。</div>
<div>
来年度から10分早まって中途半端なスタート時間は解消されます。そして、</div>
<div>
全体の時間割が次のように変更され、すでに在学生に通知されています。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
【2019年度からの授業時間】</div>
<div>
1時限 09:00~10:30</div>
<div>
2時限 10:45~12:15 昼休み 45分間</div>
<div>
3時限 13:00~14:30</div>
<div>
4時限 14:45~16:15</div>
<div>
5時限 16:30~18:00</div>
<div>
6時限 18:10~19:40</div>
<div>
<br /></div>
<div>
他大学を見ると、名古屋大学は8時45分が始業時間であり、本学の新たな</div>
<div>
時間割よりも15分早い開始です(リンク先を参照)。また、愛知学院大学</div>
<div>
の名城キャンパスは同時刻の始業時間で、6時限制も同じです。土曜日の</div>
<div>
レギュラー授業はありませんが、これで本学も都市型大学のような運営が</div>
<div>
できそうです。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
今回の授業時間帯の変更には、さまざまな背景があります。大きな理由と</div>
<div>
して、リハビリテーション学部の名古屋移転と6時限目の必要性の高まり</div>
<div>
が挙げられます。名古屋キャンパスでは、曜日時限によっては教室稼働率</div>
<div>
がほぼ100%という異常事態が続いています。なぜ異常かといえば、教室</div>
<div>
の設備機器に不具合が起こった場合、代わりとなる教室がないので対応が</div>
<div>
できないからです。授業の担当教員や受講生に多大な迷惑をかけてしまう</div>
<div>
可能性があります。喩えるなら、満室のホテルで客室の空調が故障した時、</div>
<div>
宿泊客に我慢させるという選択肢はありえません。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
今秋から新たに大宝学舎が稼働しましたが、ここには十分といえるだけの</div>
<div>
教室数は確保されていません。来年度は日比野学舎へリハビリ学部が移転</div>
<div>
し、さらに教室のニーズは高まるので、抜本的な対策が必要です。そこで、</div>
<div>
ひとつの解決方法は授業時間帯の変更なのです。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
授業時間帯に新たに6時限が設置されるわけですが、従来フル活用されて</div>
<div>
いなかった5時限目を埋めることで、ある程度の改善は見込めます。また、</div>
<div>
開講クラスを1~5時限目にうまく散らすことができれば、授業が特定の</div>
<div>
曜日時限に集中することが回避でき、現状は大きく改善します。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
学生の帰りが遅くなることを心配する意見があります。夕方からのバイト</div>
<div>
や習い事で夜遅くなることと基本的には変わらないという見解もあります。</div>
<div>
たとえ必修の授業が入ったとしても、毎日の終了時間が6時限目ではなく、</div>
<div>
週1回程度です。また、春学期は日が長く、午後7時過ぎまで外は明るいと</div>
<div>
いうこともあるでしょう。さらに、遠方通学により1限目の出席が厳しい</div>
<div>
学生やどうしても朝が苦手という学生にとっては新たな選択肢を得たこと</div>
<div>
になると思います。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
人間は変化を嫌います。慣れてしまうまでの適応期間が大変ですが、自分</div>
<div>
のルーティンにできれば、不平や不満も少なくなることが予想されます。</div>
<div>
ただし、瀬戸キャンパスはこれまでと変更はありません。瀬戸で卒業した</div>
<div>
皆さんには、馴染みがある懐かしい時間帯でこれからも運用されます。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<br /></div>
<div>
───────────────────────</div>
<div>
■最近のゼミから > 主体的学修の秋学期スタートの段</div>
<div>
───────────────────────</div>
<div>
☆関連サイト:https://www.nagoya-stock-exchange.com/</div>
<div>
<br /></div>
<div>
秋学期も6週目が経過しましたが、それまでに何人かの卒業生がゼミに来て</div>
<div>
くれました。今学期のゼミは以下の時限と教室で行っています。卒業生の</div>
<div>
皆さんによる直接の参観やFacebookなどからの激励を歓迎します。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
2年 専門基礎演習(2年):14名 金曜2限 曙館507教室</div>
<div>
3年 専門演習(3年):18名 木曜4限 曙館405教室</div>
<div>
4年 専門演習(4年):18名 木曜5限 曙館405教室</div>
<div>
<br /></div>
<div>
秋からゼミ教室が変更になりました。アクティブラーニングとして307教室</div>
<div>
に設置されていたAVステーションや電子黒板・可動式の机や椅子はGlobal </div>
<div>
Linksへ移設されました。405教室は日比野学舎にあったデスクトップPCを</div>
<div>
移設した教室です。座席配置を変えるアクティブラーニングには不向きです</div>
<div>
が、代わりにプリンタがあり印刷は便利です。卒論など日本語のチェックと</div>
<div>
いう紙での作業はやりやすくなりました。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
秋学期は4年生の卒論指導が大仕事です。今年の4年生には3か月の通学定期</div>
<div>
を購入して臨むよう指導しています。サブゼミを中心に進めれば年内修了も</div>
<div>
可能ということを説明し、3か月のスケジュールを示しました。まず最初の</div>
<div>
1か月でストーリーを作り上げる(卒業研究発表会申込締切日まで)。次に、</div>
<div>
しっかりした結論と提言を作る(卒業研究発表会学内発表まで)。最後に、</div>
<div>
完成した全体の内容をWordで表現する(年内)という目標を掲げました。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
しかし、これまでのサブゼミの参加状況からするとスタートダッシュに失敗</div>
<div>
した感じです。そこで、昨年度のサブゼミ参加状況実績表から「このままだ</div>
<div>
と前轍を踏むことになる」と檄を飛ばしました。前年の参加データを元に、</div>
<div>
取り掛かりの遅い人は必ず完成が遅くなるという現実を示しました。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
卒論作成はマラソン競技と同じで、誰も自分の代わりに走ってくれません。</div>
<div>
一人で走るとコースが分からなくなり、脇道に逸れるなど無駄な走りをして</div>
<div>
しまいがちです。そうならないためには常にコーチのアドバイスが必要です。</div>
<div>
また、孤独なランナーの中には途中で心が折れたり、最悪はリタイアして</div>
<div>
しまう者もでてきます。しかし、皆で走れば互いの激励で少しでも前へ進む</div>
<div>
意欲が出てきます。たとえ苦しい道のりでも、必ず走り切ることが可能です。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
3年生には、先輩たちが頑張っている姿を見て、自分たちの来年に活かして</div>
<div>
もらいたいと願っています。SPIにも自主的に取り組み就職活動の準備をする</div>
<div>
よう指導しています。例年通り、夏休みの宿題として自学自習を課しましたが</div>
<div>
自分のことなのにやらされ感が漂うゼミ生もおり、心配の種は尽きません。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
2・3年ゼミは名証株式投資コンテストを通じて、企業研究と金融リテラシー</div>
<div>
の修得がメインになります。今回で名証株式投資コンテストは第9回目を迎え、</div>
<div>
10月22日より開催されました。今年から一般の参加はなくなり、学生だけの</div>
<div>
コンテストになりました。約2ヶ月にわたって、大学対抗の熱い戦いが全国で</div>
<div>
繰り広げられることを期待します。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
児島ゼミから参加しているチームは以下の通りです。チーム戦の成績表から</div>
<div>
後輩たちの成果をご確認いただければと思います。なお、4年生は卒論作成に<br />
集中してもらいたいので、有志のみの参加としています。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
2年:Sou、チームケイスケホンダ、Shimatani、さとGEN</div>
<div>
3年:HACHIROKU、名証好きな人と繋がりたい、</div>
<div>
りさちゃんとゆかいな仲間たち、9/20(くがつはつか)</div>
<div>
<br /></div>
<div>
───────────────────────</div>
<div>
■編□集□後□記□</div>
<div>
───────────────────────</div>
<div>
<br /></div>
<div>
スポーツの秋です。2年前から将来の筋肉貯金として日常的に運動するように</div>
<div>
なりました。これまでのゴルフに加え、ランニングとヨガから体幹を鍛えて、</div>
<div>
身体のレベルアップに取り組んでいます。これまでのマラソンは10㎞程でした</div>
<div>
が、今シーズンはハーフマラソンを中心にエントリーし、月1程度のレースを</div>
<div>
目標に据えながら自分の気持ちが萎えないようマネジメントしています。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
また、自分自身の活動をデジタル化・可視化することに興味を持っています。</div>
<div>
スポーツの練習から結果までを記録するだけでなく、日々の行動もリスト型</div>
<div>
活動計で確認しています。スマホと連携できるので、睡眠の質からWorkoutを</div>
<div>
すぐにチェックできます。活動実績の数値は今後の改善の指標となるために</div>
<div>
継続しようというモチベーションに繋がります。</div>
<div>
<br /></div>
<div>
<br /></div>
<div>
■コジマガ・バックナンバー</div>
<div>
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/</div>
<div>
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Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8382000580103744438.post-46187458133308437552018-09-26T16:50:00.000+09:002018-09-26T16:50:57.261+09:00第142号(2018.09.26)□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics<br />
□─────────────────────────<br />
■□□> コジマガ kojimag@ 第142号<br />
□───────────────────2018.09.26─<br />
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.142<br />
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。<br />
<br />
<br />
前号を発行してから4ヵ月以上の期間が空いてしまいました。2019年度は大学に<br />
新しい箱モノができ、それに伴う大きな変更も起きているので、適時にお知らせ<br />
する必要がありました。好機を逸してしまったのは大きな反省点です。まずは、<br />
10月のホームカミングの機会などを利用して、名古屋キャンパスへ足をお運び<br />
いただき、変貌する大学を見ていただければと思います。<br />
<br />
<br />
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■NGU短信 > Global Links オープンの段<br />
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☆関連サイト:https://www.ngu.jp/globallinks/<br />
☆関連サイト:https://www.ngu.jp/outline/facilities/taiho/<br />
<br />
地下鉄でのラッピングやメディアでの広報などで、すでにご存知の方も多いと<br />
思いますが、旧国有地の跡地に新しい学舎をオープンさせました。正式名称は<br />
名古屋キャンパスたいほうです。従来の学舎という呼称から名古屋キャンパス<br />
しろとり、名古屋キャンパスひびのという呼び名に変更となりました。新たな<br />
用地に建てたので、さぞ大きな建物だろうと思われますが、3階建てでさほど<br />
目立ちません。日比野駅から南に向かって進むとコジマの看板は遠くからでも<br />
分かりますが、大学は近くを通ってようやく気づくといった感じです。<br />
<br />
1期工事の終了として、Global Linksが開業しました。通りに面して南北の2棟<br />
から構成されています。本学の建物には聖書由来の名前が付けられており、北<br />
は言館(ことばかん)、南は恵館(めぐみかん)と命名されました。言館には<br />
国際センターとiラウンジが、恵館には社会連携センターが入所しています。<br />
(詳細な内容はリンク先でご確認ください。)<br />
<br />
竣工式の翌週には、恵館の1階にあるメアリーホール(200名収容)で教職員の<br />
研修会などが開催されました。この名称は、学院創設者であるクライン博士の<br />
細君の名前から来ています。また、これまで日比野学舎にあったマイルポスト<br />
もこのホールの隣に移動しています。<br />
<br />
9月15日には、Global Linksでオープンキャンパスが行われ、本学の新しい顔<br />
として内外にお披露目する機会となりました。いよいよ秋学期の授業が始まり、<br />
Global Linksでも授業が行われています。ここはアクティブラーニングを推進<br />
する施設となっているので、これまでの教室や施設のイメージとはかけ離れた<br />
仕様になっています。見学していただくと、かなりビックリすると思います。<br />
とはいえ、今ではいずれの大学も学生の主体的な学びを支援するため、奇抜な<br />
施設を擁しています。<br />
<br />
これまでの名古屋キャンパスの学生移動は日比野=白鳥(徒歩10分)でしたが、<br />
大宝=白鳥(徒歩3分)とかなり短縮しました。(来春、リハビリ学部が移転し<br />
日比野がリニューアルすると、移動のバリエーションが増えますが。)すでに<br />
第2期の工事が始まっており、大宝の駐輪場が使えないので、駐輪マナーでの<br />
近所迷惑が心配です。また、授業の最初は何かと使いづらい面が際立ちますが、<br />
徐々に改善されてゆくと思われます。<br />
<br />
百聞は一見に如かず、一度、大学にお越しください。<br />
<br />
───────────────────────<br />
■最近のゼミから > 春学期のゼミまとめの段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:https://www.ngu.jp/outline/campus/<br />
<br />
この春学期も例年通りにゼミを進めてきました。3年ゼミは春のチーム研究発表<br />
をしっかりまとめ、記録に残すという方法を取っています。何事もやりっぱなし<br />
では力はつきません。合わせて、学修やマネジメントに関するいろいろな指導を<br />
しています。今回は以下の2点を扱いましたので、簡単に紹介します。<br />
<br />
はじめに、ロジカルシンキングとクリティカルシンキングです。これらは大学生<br />
に必要な能力で、前者は「論理的思考力」、後者は「批判的思考力」として広く<br />
知られています。仕事や会社の研修などでも扱うので、これらを聞いた卒業生も<br />
いることでしょう。<br />
<br />
これらを児島ゼミ風に分かりやすく喩えると、「ロジカルシンキングはプレゼン<br />
でのストーリ作成能力」といえるでしょう。AだからB、BならばCといった筋道を<br />
しっかり立てて話ができることはもとより、説得力を持つ根拠の提示が必要です。<br />
すなわち、統計データや専門家の見解・新聞報道などを使って自説を補強できる<br />
力が求められます。次に「クリティカルシンキングはダメ出し」は、簡単なダメ<br />
出しだけにとどまりません。発表者のストーリ展開へ対する指摘、使用する根拠<br />
資料に対する適切さや危うさを具体的に指摘する力です。2つの能力は、発表者や<br />
オーディエンスが主体的に動くことで徐々に養成される力です。<br />
<br />
二番目に扱ったのは目標達成としてのSMARTSです。これは以下の英単語の頭文字<br />
から構成されています。<br />
<br />
Specific(具体的に)<br />
Measurable(測定可能な)<br />
Achievable(達成可能な)<br />
Related(目標に関連した)<br />
Time-bound(時間制約がある)<br />
<br />
目標を達成するためにはこれらの要素が必要になります。チーム研究で現実的な<br />
提言をする場合にも重要な視点です。ファンタジーの世界に生きているわけでは<br />
ありませんから、実際に達成可能かどうかの検討が必要です。これも仕事の場で<br />
取り上げられる内容ですから、ゼミ生にはこのような視点を習慣づけてもらいた<br />
いと願っています。<br />
<br />
春学期の3年生ゼミのまとめは、恒例のゼミ発表会を7月19日(木)に開催しました。<br />
いつもの教室(曙館307)で4チームがそれぞれ30分ほどでプレゼンを行いました。<br />
今春のテーマは、情報技術(IoTやAI)を利用したアイディアで、特定のエリアの<br />
活性化策を産業と絡めて提言するという内容でした。いずれのチームもしっかり<br />
取り組み、大きな進歩が見られました。プレゼンには自信をつけたかと思います。<br />
その夜、慰労会を兼ねたゼミの飲み会が「はなの舞」金山南口店で行われました。<br />
毎回、飲み会の席で3年生全員と話をしますが、多くのゼミ生が達成感や充実感を<br />
口にします。それが成長の証であり、継続することの重要性を話して激励します。<br />
翌週の定期試験はインタービュー形式として、ルーブリック評価で再確認します。<br />
春の学修成果を土台として、今後の飛躍を期待しています。<br />
<br />
さて、夏休み中には丸の内サテライトの大学院でサブゼミを実施しました。4年生<br />
の有志による企画でしたが、8月9日にキリックスビル7階に移設された新しい本学<br />
施設に初めて訪問しました。ここは、以前の栄サテライト(中日ビル)に比べて<br />
スッキリした教室レイアウトになっています。また、ゆったりとした教室空間で、<br />
名古屋キャンパスよりも空調が整っており、10名ほどで研究するには快適な環境<br />
です。参加者の意見も大変好評で、またここでサブゼミをという声が上がる程で<br />
した。サブゼミ後、丸の内の山ちゃんでプチ慰労会を開き、暑気払いをしました。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■編□集□後□記□<br />
───────────────────────<br />
<br />
思い返すと、春学期にはロシアでサッカーW杯が開催されました、日本代表の活躍<br />
で日本中が大いに盛り上がりました。また、異常気象では西日本豪雨や逆走台風<br />
に加えて、信じられないほどの酷暑が続き、夏の定期試験にも少なからず影響を<br />
受けたほどです。ようやく朝晩に涼しさが感じられ、収穫の秋がやってこようと<br />
しています。ゼミ生は卒論などの学修成果を得られるように、日々、努力が必要<br />
な時期です。大きな収穫が得られるよう期待しています。<br />
<br />
<br />
■コジマガ・バックナンバー<br />
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/<br />
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■□□> コジマガ kojimag@ 第141号<br />
□───────────────────2018.05.07─<br />
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.141<br />
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。<br />
<br />
<br />
気づけば、ゴールデンウイークが終わっていました。来年は改元が実施されて、<br />
新たな元号となっているはずですが、今は全く想像ができません。元号の先頭の<br />
イニシャルはM,T,S,Hではないそうですが、実際はどうなるのでしょう。今から<br />
楽しみです。<br />
<br />
元号といえば、新入社員は平成生まればかりです。今春、教務課へ配属になった<br />
職員と話をしたところ、彼の父親と小生が同い年という事実に唖然・・・。昭和<br />
世代も働き盛りですが、10年もすると次第に舞台の片隅へと追いやられることに<br />
なるのでしょうか。また、来年度はいよいよ2001年生まれが大学生となるので、<br />
20世紀(前世紀)生まれという括りができることでしょう。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■NGU短信 > YoutubeのNGUチャンネルの段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:https://www.youtube.com/watch?v=1Dv-I8Jlde0<br />
☆関連サイト:https://www.youtube.com/user/NagoyaGakuinUniv<br />
<br />
前号ではプレイスメントの話題を取り上げましたが、そこで出てきたビデオに<br />
ついて紹介します。昨年度、主に履修ガイダンスで利用するために「履修要項」<br />
で全学に関係する部分をビデオクリップにしました。これらをNGUチャンネルに<br />
置き、Youtubeからでも視聴できるようにしました。昨年だけでも6000回以上の<br />
再生があり、まずまずの成果になりました。特に、履修ガイダンス期間では一日<br />
500アクセスほどあり、新入生へリーチできるメディアとなりました。<br />
<br />
今年もプレイスメントテスト時にチラシを配付し、入学予定者に案内しました。<br />
来るべき大学生活に興味がある時に、学修のルールを示し、早めの理解を促する<br />
ための素材としています。入学後は各部署から理解しきれないほど多くの説明を<br />
受けるので、学生としては困惑ばかりです。さらに大学側は、説明の漏れがない<br />
ようにするため内容が膨らんでしまいます。一度に説明されても理解できません<br />
ので、繰り返しが必要な内容はオンディマンドでの説明が最も効率的です。<br />
<br />
授業において、今年度は「経済データ分析」でも解説ビデオ(学内限定)をCCS<br />
の授業ページに提示し、履修生の理解の助けとなるようにしています。いずれは<br />
「反転授業」にも挑戦したいと考えています。<br />
<br />
また、NGUチャンネルには、経済学部紹介動画もありますので、お時間があれば<br />
ご視聴ください。現在、経済学部の特色ある教育として一押しのプログラムは<br />
「企業連携プログラム紹介ムービー(名古屋学院大学経済学部)」としてNGU<br />
チャンネルで説明しています。どうぞご覧ください。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■最近のゼミから > 2018年度ゼミスタートの段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:https://www.ngu.jp/news/20170502/<br />
<br />
毎年恒例の新歓コンパが5月10日(木)に予定されています。ゼミの新歓コンパで<br />
ルーブリックがあるとするならば、先輩全員と話をする・チーム以外の同級生と<br />
話をする・先生に挨拶する・ビールの正しい注ぎ方ができる、といったCanDo項目<br />
が上がるかもしれません。<br />
<br />
昨年から学年間の交流を促進するため、3・4年全員の名札が用意されています。<br />
同学年だけで18名おり、先輩も合わせると40名弱になるコンパです。名前と顔が<br />
一致しないので、自分たちの周りだけで話をしておしまいになりがちです。就活<br />
に向けて「人間力」を養成するためには、他人と関わる力が求められます。声を<br />
かける心理的な障壁を少しでも除くためには、良いアイディアだと思います。<br />
<br />
卒業生でお時間がある方のご参加をお待ちしています。以下の案内はFacebookに<br />
掲載されていますので、併せてご確認ください。<br />
<br />
場所 萬珍館<br />
集合 金山南口 18:30<br />
開始 19:00<br />
料金 3,680円<br />
<br />
また、今年度の全学年のゼミは以下のようです。ゼミ卒業生の皆さんによる直接<br />
の参観やFacebookなどからの激励を歓迎します。<br />
<br />
1年 基礎セミナー(1年):18名 金曜1限 曙館507教室<br />
2年 専門基礎演習(2年):14名 金曜2限 曙館507教室<br />
3年 専門演習(3年):18名 木曜4限 曙館307教室<br />
4年 専門演習(4年):18名 木曜5限 曙館307教室<br />
<br />
今年は、3・4年の本ゼミがアクティブラーニングの教室で行われています。<br />
ここにはAVステーションに加えて、電子黒板がありますし、机や椅子も自由に<br />
動かさせるので、チーム活動に適した学習環境です。また、ホワイトボードが<br />
多数用意されており、協働作業の効率が上がると思われます。<br />
<br />
本ゼミでは3年ゼミの終わり15分ほどを使って、各チームに4年生が加わって<br />
アドバイスを与える時間としています。アドバイスから3年生はチーム研究の<br />
進め方が改善できると同時に、4年生の顔を覚えます。4年生は昨年の経験を<br />
思い出して、<br />
秋からの卒論研究の進め方を再確認することにつながります。相互にメリット<br />
のある時間を共有することから、ゼミ活動の活性化を期待しています。<br />
<br />
さて、今年の3年生の研究テーマは、「特定エリアの活性化策を産業と絡めて<br />
提言する。特に情報技術(IoTやAI)を利用したアイディアで」として、以下の<br />
エリアごとでチーム分けをしました。<br />
<br />
A) 名古屋港・堀川エリア<br />
B) 名古屋城・名城公園エリア<br />
C) 名駅・円頓寺商店街エリア<br />
D) 瑞穂運動場エリア<br />
<br />
どのような切り口で進めるかはチームごとのセンスですが、活性をイベントで<br />
考えることも可能です。例えば、Aはレゴランドが注目されがちですが、昨今の<br />
豪華客船のクルージングやインバウンド客向けの整備も考えられます。Bでは、<br />
名古屋城の天守閣の木造再建だけでなく、愛知県体育館でのBリーグ・大相撲と<br />
いったイベントにも注目できるはずです。Cでは、パロマ瑞穂スタジアムを活用<br />
した国際イベント(誘致・実施)としてスペシャルオリンピックス2018やアジア<br />
大会2026などがあります。Dでは2027年リニア中央新幹線開通により、駅が拡大<br />
し街がどう変わるかも興味深いトピックスです。<br />
<br />
4テーマに共通する事項には、集客政策でのMICEがあります。また、実際に自分<br />
たちで訪問可能な地区ばかりだけに、現地で感じる課題や問題点を捉えるのが<br />
よいでしょう。さらに統計データや新聞記事などを調査して、自分たちの提言<br />
を具体化してもらいたいものです。<br />
<br />
金曜日の2年ゼミは、1回目の「自己紹介ゲーム」に続き、タイピング能力向上<br />
や経済学コア6に挑戦中です。Excelに自分のデータを記録して、統計処理から<br />
自分の努力と成果を可視化する課題に取り組ませています。毎年、学生のゼミ<br />
に対する態度はゼミ応募状況によって大幅に変動しますが、今年度のゼミ生の<br />
状況を見る限り、昨年よりも期待できそうです。とはいえ、始まったばかりで<br />
センシティブな時期なので、焦らず毎回の成果を確実に蓄積する指導とします。<br />
<br />
同曜日の1年ゼミは、初回の街歩きの後に基礎セミナー活動会へ向けたチーム<br />
研究を行いました。経済学部のすべての1年ゼミが街歩きから課題を発見して、<br />
学部生に報告するイベントです。今年は、4月25日(水)の3限に発表会が開催<br />
されました。今年度は、多くのゼミの中から優秀賞(準優勝)に選ばれました。<br />
大いに期待できる基礎セミナーです。提示のリンク先は昨年度の基礎セミナー<br />
活動報告会の内容になっていますが、ご参照ください。今後の基礎セミナーは<br />
「まちづくり提言コンペ」へ向けての準備が中心になります。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■編□集□後□記□<br />
───────────────────────<br />
<br />
Facebookの児島ゼミグループ(非公開)の登録者も192名となり、次年度には<br />
200名を突破する見込みです。未登録の方が同級生にいましたら、グループへ<br />
ご招待ください。ちなみに、コジマガはFacebookからだけで案内しています。<br />
Viewは1号につき約150程度です。現在は累計8300ほどですが、このペースで<br />
いけば、来年あたりに1万の大台を達成する見込みです。<br />
<br />
<br />
■コジマガ・バックナンバー<br />
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□─────────────────────────<br />
■□□> コジマガ kojimag@ 第140号<br />
□───────────────────2018.03.29─<br />
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.140<br />
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。<br />
<br />
<br />
いずれの職場にも、年度末で異動や退職という人がおられます。経済学部では<br />
40年余り教鞭を執られた先生がお二人、定年を迎えました。ゼミ卒業生ならば<br />
名城先生と藤井先生の授業を受けたのではないでしょうか。職員も異動があり、<br />
去る人、来る人で新年度から再スタートとなります。昔から組織は、新陳代謝<br />
を繰り返しながら発展していきます。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■NGU短信 > プレイスメントテストの段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:https://www.youtube.com/user/NagoyaGakuinUniv/playlists<br />
<br />
3月24日(金)に今春の入学予定者に対して、能力別クラス編成のための試験<br />
「プレイスメントテスト」を実施しました。現在は、英語・日本語・情報の3<br />
科目を行っています。この成績を元にして、教務課が1年次での必修クラスの<br />
クラス分けを行います。進学率が上昇し、受験制度や機会が多様化したために<br />
新入生の基礎学力という点でバラツキが広がっています。関連科目を既修した<br />
者と未修者が同じ教室に混在していると、授業を受ける学生だけでなく、担当<br />
する教員も対応に苦慮します。そこで、多くの大学がプレイスメントテストを<br />
行い、能力に応じたクラス編成をしています。本学では10年以上も前から実施<br />
しているので、プレイスメントテストの経験がある方も多いでしょう。<br />
<br />
プレイスメントテストは入学以前の学生が対象なので、試験実施は学生支援課<br />
(教育学習センター)が担当しています。小さな部署にもかかわらず、1500名<br />
ほどの入学予定者を名古屋キャンパスに集めるという大きなイベントの運営を<br />
しなければなりません。また、入試とは違ったケアが必要です。例えば、地方<br />
会場入試やセンター利用入試での合格者は、初めて大学へ来ることになるので<br />
不慣れです。さらに、一般入試でこれほど多くの受験生が一カ所に集まること<br />
はありません。そこで、受験生を分散させるために、入試区分で午前と午後に<br />
分けて試験を行っています。<br />
<br />
午前は一般入試(センター試験入試を含む)や一般推薦の合格者で、午後の部<br />
では、主にAO入試と指定校入試の合格者で、入学準備学習プログラムを受講者<br />
を対象としています。午後は、入学準備学習プログラムの事後指導をするため<br />
テストの終了後、全員をクラインホールに集めます。そこで、教務部長が入学<br />
準備学習プログラムについて全員に話をします。なぜ入学準備の学習が必要か?<br />
全体の取り組み状況と個人の成績票、これからの大学での学修に必要なことに<br />
ついてデータで説明しました。ほぼ満席状態でしたが、知り合いが少ない状況<br />
なので、静かに話を聞いてくれました。<br />
<br />
また、テスト終了後に各受験会場で配布したチラシに基づき、クラブサークル<br />
の紹介と履修要項ビデオクリップ(YoutubeのNGUチャンネル)を紹介しました。<br />
折角、大学に来ているにもかかわらず、試験だけで帰宅するのでなく、新しい<br />
キャンパスライフへの期待が膨らむような情報を提供する機会としました。<br />
<br />
受験生の中には、不本意ながら入学する人もいるはずですので、少しでも興味<br />
関心が湧くような話題を提供したいと考えています。プレイスメントテストで<br />
来学することは、0回目の入学ガイダンスであり、最後のオープンキャンパスに<br />
相当します。また、大学が入学生に与える第一印象という点で、このテストは<br />
とても重要です。その割に、学内で重要性を共有できていないのが大きな課題<br />
です。<br />
<br />
現在、文部科学省は高大接続を大学・高校に求めています。これは入試だけで<br />
扱える課題ではなく、大学としての取り組みが重要です。本学では、高大接続<br />
のひとつとして、上記のような取り組みを行っています。とはいえ、関係者の<br />
プレイスメントテストや入学準備学習プログラムへの関心が希薄なので、その<br />
意義や新入生の気持ちに寄り添ったイベントへと進化させることが望まれます。<br />
<br />
<br />
────────────────≪ books ≫─<br />
■本の紹介 > 『データ分析の力』 伊藤公一朗(光文社新書)<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334039868<br />
<br />
今回のお薦めは新書でありながら、サントリー学芸賞と日経・経済図書文化賞<br />
をW受賞している本です。読みやすい新書なので、是非、一読をお勧めします。<br />
ゼミ生にも春休み中に読んでほしい一冊です。中室牧子著『「原因と結果」の<br />
経済学―データから真実を見抜く思考法』も併せてお薦めします。<br />
<br />
この本のサブタイトルは「因果関係に迫る思考法」です。この本が売れる背景<br />
として、情報社会への遷移がいよいよ次のステージに入ったことにあります。<br />
現代では、経済活動のほとんどがコンピュータによる支援が関わっています。<br />
処理の過程は数値化され、データは蓄積されます。いわゆる、ビックデータを<br />
いかに扱うかという課題に企業は直面しています。たとえ、データはあっても<br />
どのように分析してよいかわからないケースが増えています。この本は、意味<br />
のある分析について分かりやすく書かれています。<br />
<br />
特に、相関関係と因果関係の違いを理解するのにも良い本です。データ同士に<br />
関係があっても、原因と結果を明確にさせることが重要です。経済政策が有効<br />
かどうかは、まさに因果関係です。アメリカでは、すでにエビデンスベースド<br />
(Evidence Based )の議論が一般的になっています。この本の第2章にある<br />
オバマ大統領の選挙で使用された事例は、興味深い話題です。<br />
<br />
RCT(ランダム化比較試験)については、15年以上前に教えてもらったことが<br />
あります。アメリカでは教育研究として、Aグループはeラーニングでの授業、<br />
Bグループでは用いず授業をし、比較結果を統計的な検証をして、初めて論文<br />
となるということでした。また、実際の教育現場で、実験を兼ねた授業が日本<br />
では許されるのか?という話も聞いたことがあります。また、アメリカへ留学<br />
していた時、エビデンスに基づく議論は当たり前でした。<br />
<br />
実は、自分もRCTの被験者になったことがあります。約6年前に、ピロリ菌の<br />
除菌に関する治験に参加したことがあります。大学での健康診断の結果から<br />
胃カメラでの精密検査を受けるよう指導があり、胃腸科で診てもらいました。<br />
幸い異常は見当たりません(軽い慢性胃炎)でしたが、昔から養生している<br />
ピロリ菌を指摘されました。その時、副院長から治験に誘われたので、この<br />
ような機会も勉強かと思って受託しました。<br />
<br />
まずは、胃カメラで状態を確認(自分の検査に加えて、2回目)です。次に<br />
製薬会社の治験担当者から薬を渡され、しっかり説明を受けました。そして<br />
投薬指導に従い、2週間きちんと飲んでいました。その後、どのような状態<br />
になったかを胃カメラでチェックされます(3回目)。残念ながらこの治験<br />
の結果は、除菌されないままでした。<br />
<br />
1年後に、たまたま院長と話す機会があり、ピロリ除菌の話題になりました。<br />
除菌のスケジュールなどを相談後、あの治験はどうだったのかと聞くことが<br />
できました。「あれは胃に全く負担を与えない栄養剤です。」という答えに<br />
唖然です。たしかに治験はRCTで行われるので、半数の介入グループにしか<br />
実際に投薬されません。自分は投薬されない比較グループにいたのかと知る<br />
ことができました。ただし、もう一方の介入グループだったとしても新薬が<br />
効かなかった可能性もありえました。<br />
<br />
今から考えると、真剣に除菌へ取り組んでいたので、我ながら模範的な治験<br />
者だったと思います。単なる栄養剤を決められた時間や作法で飲んでいたと<br />
思うと笑えてきます。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■最近のゼミから > 経済学部卒業パーティの段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:<br />
<br />
3月20日(火)に学位授与式が名古屋国際会議場にて挙行されました。あいにく<br />
雨模様でしたが、ゼミの22期生が全員揃って、卒業できました。全員が卒業式<br />
に出席できたのは久しぶりです。途中で音信不通になって留年したり、仕事の<br />
関係で当日に出席できなかったり、自主的に欠席する変わり者などもいたり、<br />
卒業予定者全員が揃うことが珍しくなっています。今回、学位記を同時に全員<br />
へ手渡すことができて何よりです。<br />
<br />
今回はいつものゼミ教室ではありませんでしたが、3年生の5名が卒業をお祝い<br />
するために駆けつけてくれました。贈る言葉と一人ひとりへのプレゼントには<br />
心が温まります。(写真や動画がFacebookのゼミページにアップされています<br />
のでご確認ください。)クラブサークルではありますが、本学のゼミとしては<br />
あまり見られない光景です。人と人のつながりを感じます。<br />
<br />
さて、経済学部の卒業パーティは午後2時より金山のANAクラウンプラザホテル<br />
で行われました。今回は地上28階の会場で大変眺望もよかったのが印象的です。<br />
パーティの後半には恒例の抽選会がありました。今回は教員が賞品をチョイス<br />
し、先生からのコメント後に抽選する当選者に渡すという趣向になりました。<br />
見ていて面白かったのは、先生が選ぶ賞品のセンスと学生の反応です。<br />
<br />
ちなみに児島が選んだのは、腕時計型の活動計です。予算が限られていたので<br />
高機能までとはいきませんが、心拍数や活動量が測定でき、スマホのアプリで<br />
管理できるものです。児島自身、昨年の7月から同じような活動計をいつも身に<br />
つけています。記録されたデータによって自分自身の活動が可視化されます。<br />
リアルタイムの心拍数、一日の歩数計、アクティブな活動時間、心拍数の推移<br />
に加えて、睡眠時間とその質までチェックできます。腕時計の機能もあるので、<br />
入浴シャワータイム以外は着けっぱなしです。<br />
<br />
さて、プレゼンターとして抽選箱から当選番号を引くと、ゼミ生が大当たり!<br />
いかさまという疑念が生じそうになるほど、引いた本人がビックリしています。<br />
抽選会でかなり多くのゼミ生が賞品をゲットしました。(さすがに最高の賞品<br />
であるニンテンドースイッチの当選は逃しましたが・・・裏話として先生方の<br />
賞品はパーティ代またはそれ以上なので、当選者は完全に元が取れています。)<br />
やはり頑張ってきたグループに神様は微笑むのかもしれません。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■編□集□後□記□<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:http://city-marathon.nagoya/<br />
<br />
春の名古屋ウィメンズマラソンには裏イベントとして、名古屋シティマラソン<br />
があります。今回、25年ぶりにエントリー(当時は秋の開催だったと思います)<br />
し、クオーターですが無事に完走できました。参加者が多いので、ウィメンズ<br />
のスタート後、ハーフ・クオーターがスタート。とはいえ、出走者が多すぎて<br />
20分ほど経過してようやくスタート地点にたどり着きました。道中はコスプレ<br />
など楽しんで走っている人たちもいるので、瑞穂運動場まで雑踏が続きです。<br />
見慣れた街並みを走っていると、あっという間にゴールできました。<br />
<br />
Facebookや出場リストを見ると、ゼミの卒業生も何人か参加しているようです。<br />
もはや30代のようなアツい走りはできませんが、ゼミの皆でマラソンへ参加も<br />
よいかもしれません。最近はゴルフのメンバも増えてきているので、スポーツ<br />
で体力と健康を増進するとともに、コミュケーションを持つのもありかなぁと<br />
思います。若い卒業生において行かれないように、コツコツとトレーニングを<br />
積んでおきます。いつか一緒に走りましょう。<br />
<br />
<br />
■コジマガ・バックナンバー<br />
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□─────────────────────────<br />
■□□> コジマガ kojimag@ 第139号<br />
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□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.139<br />
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。<br />
<br />
<br />
昨年末の忘年会は数年ぶりという卒業生も多く、懐かしい会になりました。<br />
また、残念ながら現役ゼミ生の参加はありませんでしたが、参加者の年齢層<br />
が高く大人の飲み会という感じでした。話題は悲喜こもごも、人生いろいろ、<br />
という感じで聴いているこちらも勉強になりました。男ばかりで15名ほどの<br />
世代を超えた飲み会もたまにはよいものです。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■NGU短信 > 定期試験(追試・再試)の段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:http://kojimag.blogspot.jp/2017/11/13520171105.html<br />
<br />
今学期の秋学期末試験は、例年になく追試験の申請が多くなりました。原因は<br />
インフルエンザの流行と試験最終日の大雪です。どちらも避けがたい事象です<br />
が罹患した学生や交通マヒに遭遇した学生には「お気の毒」としか言えません。<br />
定期試験の対応は、公務員と同様にルール通りに運用しなくてはならないので、<br />
辛いところです。追試験の手続きは、3日以内に教務課へ申請(インフルエンザ<br />
の場合は大学へ出校できないので、電話で連絡を入れて後日申請する)ことに<br />
なっています。入学試験や就職試験でも同様に不測の事態は起こり得るわけで、<br />
受験生一人ひとりの周到な準備や心構えが重要です。<br />
<br />
大学での追試や再試の実施では、申請の可否・試験時間割の作成から教員との<br />
答案用紙や成績票のやり取りを短時間に行わなくてはなりません。また、手間<br />
や経費が発生しますので、学生から手数料を徴収しており、受験生にも負担が<br />
かかります。さらに、時間的な余裕がないにもかかわらず、卒業判定の重要な<br />
作業があり、教務課にとっても非常に神経を使うタイトな業務のひとつです。<br />
<br />
昔から追試や再試はありましたが、まず今の大学での試験制度について簡単に<br />
触れておきます。試験は、平常試験と定期試験に二分されます。平常試験は、<br />
15週の授業時間内で行われる試験で、担当教員に任されています。一方の定期<br />
試験は大学全体で期間を定めて(全学が瀬戸キャンパス時代は2週を設定して<br />
いました)特別な編成で実施される試験を指します。定期試験では、受験でき<br />
ない学生に対して、追試の制度で救済しています。病気や公共交通機関の遅延<br />
などという正当な理由がある場合に受験資格が認められます。さらに、卒業を<br />
目前とした4年生以上の学生には、再試という救済措置があります。受験可能な<br />
上限単位数は設定されますが、今年度の履修科目の内、試験で不合格となった<br />
科目について、再びチャンスが与えられます。<br />
<br />
現行の再試において教育上の課題があります。与えられた機会に対して真剣に<br />
臨むのは当然ですが、再試だから何とかしてくれるだろうという態度の受験者<br />
がいます。もちろん、卒業のために必要以上の科目を申請し保険をかける場合<br />
もありますが、保険科目であっても万が一のために努力しなければなりません。<br />
最近は、極めて不十分な答案用紙が散見され、科目担当の先生から教務課への<br />
問い合わせも増えています。これまでも、就職が決まっているからという理由<br />
などで、卒業させてしまったケースはあったかもしれません。このような陋習<br />
から大学(特に社会科学系統)での学修成果(大学で身につく能力)が疎かに<br />
されてしまった感はあります。<br />
<br />
大学には貴重な税金を補助金として投入しているので、「教育の質の保証」を<br />
文部科学省は求めています。特に、卒業時に学生が身につけておくべき能力を<br />
示すよう指導しています。コジマガ第136号でのディプロマ・ポリシーがそれに<br />
あたります。簡単に言えば、いい加減に卒業させず、しっかり教育することが<br />
要請されています。これを受けて、再試を止めてしまった近隣大学もあります。<br />
本学でも再試についての議論が必要なっています。<br />
<br />
名古屋キャンパスがスタートして10年になりますが、全学が瀬戸であった時代<br />
から引きずったままの制度も少なくありません。試験制度もそのひとつです。<br />
最近は、しっかりとした授業実施と試験を含めた厳格な成績評価をする先生が<br />
増えてきました。このような先生方の期待に応えるような制度と運用が望まれ<br />
ます。他大学の優れた制度や運用方法を学びながら、卒業時の品質保証に努め<br />
たいと思います。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■最近のゼミから > Don't procrastine! の段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:https://www.facebook.com/groups/269458769759182/<br />
<br />
今年は授業再開の9日(火)から卒業論文の赤ペン指導で四苦八苦しました。<br />
何よりゼミ全体で論文執筆への取り掛かりが遅かったために、赤ペン指導の<br />
要請原稿が年明けに集中してしまいました。さすがに危機的な状況になった<br />
ので、最後の本ゼミ(1/11)では数年ぶりに厳しい叱咤をせざるを得ません<br />
でした。通常、一日の修正作業としての適切な目安は3枚ですが、ピークには<br />
10枚以上を連日こなしていました。大学入試センター試験(13,14日)前後の<br />
2週間は、ペンを持つ右手だけでなく、右腕まで痛んできました。卒業論文を<br />
製本する期限に間に合わないとまずいので、他の自分の仕事を後回しにして<br />
でも赤ペン作業を続けました。<br />
<br />
いつもサブゼミには黒いファイルを持参しています。ここにサブゼミの状況<br />
(出席や進捗などのメモ)を記録しています。通称は「デスノート」です。<br />
このノートで今年度を振り返ると、指導期間は冬休みや試験後も含めて19週<br />
にも及んでいます。秋学期の最初に本ゼミさえ来ないゼミ生やほとんどサブ<br />
ゼミに参加しない学生がいたことがメモから分かります。また、全体がどの<br />
時期に怠けていたのかも明白です。このように記録にすると卒論作成の状況<br />
が大変よく示されています。<br />
<br />
また明白なのは、入学当初のように毎日大学へ来て、真剣に卒論作成に取り<br />
組めば、誰でも絶対に9週間で終わるということです。これはデスノートの<br />
記録が証明しています。4年生ということで、就活や就職先でのイベントも<br />
あります。また、バイトや遊び方にも慣れているので、なかなか大学に足が<br />
向きません。さらに、適当に過ごしている周りの学生に引っ張られてしまう<br />
ために、難しい状況になってしまっているのでしょう。時間管理をしっかり<br />
すれば、確実に早く終わらせられるという体験をしてもらいたいものです。<br />
<br />
さて、2月1日(木)夜にゼミの追い出しコンパがありました。当日は大学の<br />
前期入学試験の期間でしたので、集合場所の金山で待っていると、地方会場<br />
から帰ってくる本学スタッフに会ったりしました。これまでで最も早い開催<br />
の追いコンなので、当日までに卒論のOKがもらえないゼミ生がかなりいまし<br />
た。本当に「追い出せるのか?」という微妙な感覚がぬぐえませんでした。<br />
追いコンは、ほとんどの3年生にとって4年生と話す最後の機会なので、どの<br />
ような一年を過ごせばよいか、しっかり尋ねてもらいたいと願っています。<br />
<br />
すでに3年生も合同説明会やインターシップなどで就職活動がスタートして<br />
いるようです。スーツ姿で参加の3年生もいる反面、髪形がリクルートとは<br />
程遠いゼミ生もおり、ここでも格差が出始めているなぁと感じました。まだ<br />
始まったばかりですので、笑いながら就活への誘いをするにとどめています。<br />
<br />
就活は、筆記や面接試験が始まると、ようやく現実に目覚める学生がいます。<br />
その段階になって、はじめてESやSPI対策に慌てる学生も少なくありません。<br />
早い時期に4年生の就活状況に触れさせたり、準備について話していますが、<br />
受け止め方は人それぞれです。しっかり準備する学生もいれば、先延ばしに<br />
しようとする者もいます。英語で先延ばしにする人をProcrastinatorといい<br />
ます。決してそうならないよう過ごしてもらいたい、特に4年生の時期には。<br />
準備は面倒なものです。しかし、やらねばならない案件を早く終わらせれば、<br />
安心して実践に臨めます。完遂しておくと気兼ねなく遊ぶことさえできます。<br />
自分を律する習慣さえ身につけば、多くのチャンスを掴むことができるはず<br />
です。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■編□集□後□記□<br />
───────────────────────<br />
<br />
2018年がスタートして、すでに2か月が過ぎました。New year's resolution<br />
としては、結果を出すことを目標としました。まず、新年の春日井マラソン<br />
では、簡単ではありますが当初の目標をクリアしました。そして、今は3月<br />
の名古屋シティマラソンに向けて準備をしています。また、仕事面でも数年<br />
ぶりに8月の研究発表会に挑戦をしようと計画中です。<br />
<br />
個人的な話題で恐縮ですが、体を鍛え直して一年以上が経ちました。始めた<br />
頃には辛かったワークアウトもこなせるようになり、自分でも体力の向上を<br />
確認できます。続けるという精神的な辛さは、完全にルーティン化すること<br />
で克服できました。若い頃にこれができていたならば違った人生もあったか<br />
と思うこの頃です。しかし、50歳を過ぎ幾多の体験によって経験値が上がり、<br />
ようやくできるようになったのかも知れません。<br />
<br />
<br />
■コジマガ・バックナンバー<br />
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/<br />
───────────────────────Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8382000580103744438.post-3999673367296319752017-12-22T10:35:00.002+09:002017-12-22T10:43:30.648+09:00第138号(2017.12.22)□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics<br />
□─────────────────────────<br />
■□□> コジマガ kojimag@ 第138号<br />
□───────────────────2017.12.22─<br />
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.138<br />
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。<br />
<br />
<br />
秋学期を振り返ると卒業生のゼミ来訪が多かったように思います。今春卒業<br />
した滝川くんら4名(21期)をはじめ、東京から奥田くん(19期)、垣下くん<br />
(13期)、南アフリカから田中くん(11期)が来てくれました。他ゼミとの<br />
大きな違いは、このように多くの卒業生に支えられているところでしょう。<br />
先輩たちが活躍する姿は現役ゼミ生にとって大きな刺激となり、ゼミの学び<br />
が仕事や人生で役立っていることを情熱を持って伝えてくれます。現役生と<br />
年齢が近い先輩達が体験を語ってくれた方が、彼らの心に響くようです。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■NGU短信 > 第8回名証株式投資コンテストの段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:https://www.nagoya-stock-exchange.com/results/<br />
<br />
第8回の名証株式投資コンテストの結果が12月15日(金)に発表されました。<br />
2か月弱のイベントでしたが、短い期間に衆議院議員総選挙や日経平均株価<br />
の16連騰などがあり、株式市場は最高の上げ潮状態でした。稀な経済事象を<br />
学生への説明に盛り込むことができ、生きた経済の教材になったと思います。<br />
今回、ゼミ生らが頑張っていたチーム戦の結果は以下の通りです。<br />
<br />
1位 岐阜聖徳学園大学 +315.11%<br />
2位 南山大学 +310.48%<br />
3位 一橋大学 +227.32%<br />
<br />
これまで入賞した大学と違う学校であったのは、興味深い結果です。また、<br />
1位と2位はチームで+300%ですから、一人あたり1,000万円以上を稼いで<br />
いることになります。昨年の優勝チームが+169.85%だっただけに、今回<br />
は相当ハイレベルな戦いだったことが窺えます。また、その差は5ポイント<br />
ほどなので、優勝を逃した学生らはさぞ悔しい思いをしたでしょう。<br />
<br />
本学では、ゼミの3年生チーム「パンよりおにぎりが好き」の+35.74%の<br />
10位が最も上位でした。11位のチーム「筋肉」とは0.08ポイントの僅差で、<br />
ゼミ内の勝負が決まりました。順位を競うのは一つの楽しみな要素ですが、<br />
やはり実際の企業業績や金融システム、日本経済の動きをコンテストから<br />
実感し興味関心を持ってもらえればと願っています。<br />
<br />
個人戦でも、上位3人が利益1,000万円超えを記録するなど凄まじい結果と<br />
なりました。好決算が続き、適時開示情報で値上がりが確実視される銘柄<br />
がいくつも示されました。特筆すべきはツノダと井村屋です。TOBが発表<br />
されての大商い、2部から1部への変更といった好材料が株価の高騰を招き<br />
ました。また、保有部門(Buy and hold)で本学経済学部1年生が全体の<br />
3位に入ったのが驚きです。ちなみに、児島はBuy and hold部門において<br />
6093位と散々な結果で、個人戦は20位(+2,604,800円)で終了です。<br />
<br />
この数年間、名証株式投資コンテストをゼミとして取り組んでいますが、<br />
実際の株式投資をゼミ生に奨励しているわけではありません。もちろん、<br />
最低限の金融リテラシーは身につけてもらいたいと思っています。実際、<br />
興味があっても自分ひとりでリアルに始めるにはハードルが高すぎます。<br />
チームを組み、皆で情報交換をしながらネットのバーチャル取引を行えば<br />
1か月を過ぎた頃から何かを掴む学生が出てきます。日経平均株価の日経<br />
が何かさえ知らない学生も多いなかで、アクティブラーニングを通じ興味<br />
を覚え、少しずつ知識を得て、理解を深めていくことを狙っています。<br />
<br />
コンテストを通じて、学生に最も伝えたいのは「自分の生き方を大切に」<br />
ということです。それを以下で説明します。コンテストの対象学生は主に<br />
2・3年生です。学生に就職希望を問うと、地元の企業へ就職したい気持ち<br />
が強く見られます。しかし、地元の会社を知りませんし、調べてみようと<br />
いう行動には至りません。学生の視野は狭く、特にBtoBが専門の企業への<br />
関心は希薄です。さらに、自分が働くイメージを一切考えないまま、就活<br />
時期を迎えてしまう学生も少なくありません。<br />
<br />
ゼミの飲み会などで聞くとブラック企業は勘弁と言いますが、そうでない<br />
企業を調査しているかといえば、そのような気配は見られません。そこで、<br />
ホワイト企業とは何かを問いかけると、少しずつ考え始めます。優良企業<br />
の基準は人によって異なりますが、上場は分かり易いモノサシです。過去<br />
からの業績、信用がある企業は自分が働くに値する企業かもしれません。<br />
<br />
しかし、今年は大企業の不正事件が新聞紙上を賑わせました。神戸製鋼や<br />
東芝は長年にわたり築き上げてきた信用が失墜する事件でした。ゼネコン<br />
もリニア工事での不正入札で問題となっています。誰も仕事で悪いことは<br />
したくありませんし、できれば皆が喜ぶような仕事がしたいと願っている<br />
はずです。家族や地域の人たちに愛される会社でありたいとも思います。<br />
<br />
企業について考えるきっかけとして3年生に夏休みの課題を出しています。<br />
『日本でいちばん大切にしたい会社』の読書と企業調査です。コジマガ125<br />
号でも紹介した本は、従業員やその家族に優しく、地域ととも生きる企業<br />
を取り上げています。掲載されている企業には名証上場の会社もあります。<br />
それに気づくかは学生次第ですが、ホワイト企業を知ることから、自分の<br />
就職に対して真摯に取り組んで欲しいと願っています。自分が勤める企業<br />
を探すことは、自分の人生に対して真っすぐ向き合うことです。大学4年生<br />
だから、周りが就活をやっているから、ということで自分の人生を決めて<br />
よいのでしょうか?いろいろな視点から企業を調べて、自分の頭で考える。<br />
自分の生き方や価値観と合っているか、将来どうありたいかについて悩む。<br />
就活の答えは誰も教えてくれないので、自分で責任を持たねばなりません。<br />
学生時代の今ならじっくり考える時間があります。また、就職情報、大学<br />
のキャリアセンターや経済学の授業など、身の回りには経済社会を考える<br />
素材が豊富にあります。大学の資源を有効に活用してください。<br />
<br />
<br />
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■最近のゼミから > 9年ぶりの奪還の段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:https://www.ngu.jp/news/e_event20171206/<br />
<br />
すでにFacebookから案内されていますが、第16回経済学部卒業研究発表会<br />
(公開審査会)でゼミ長が最優秀賞を獲得しました。これまでもコジマガ<br />
で報告してきましたが、最近の卒業研究発表会のレベルは著しく高くなり、<br />
決勝戦に出場するだけでも、かなりのクオリティが必要になっています。<br />
経済分析のレベルを満たし、外部審査員からも高い評価を受けるのは至難<br />
の業です。さらに、出場者の中での順位ですので、強力なライバルが出現<br />
した場合、それ以上の成果が求められます。ですから実力は元より、運の<br />
要素まで出てきます。にもかかわらず最善の結果に至ったのは、日頃から<br />
サブゼミなどの努力を神様が遠くから見ていて下さったと解釈しています。<br />
「努力はいつか報われる」でしょう。<br />
<br />
挑戦する経験が学生の成長を早めますので、卒業研究発表会に出場した人<br />
はかなり実力がついたと感じます。結果はどうであれ、やり抜く力(Grit)<br />
がある程度、養成されたのではないでしょうか。<br />
<br />
さて、優勝のトロフィは1年間、研究室に保管となります。Facebookの写真<br />
を見て「おやっ?」と思った方もいるかも知れません。3年前からトロフィ<br />
のサイズが大きくなっているのです。10年ほど前から表彰用にトロフィが<br />
作成され、しばらく持ち回りになっていました。しかし、受賞者が紛失して<br />
しまったようで、新たに作成し直し、先生の管理へと変更されたそうです。<br />
ですから、リボン(ペナント)は昨年と今回のものしかありません。どうせ<br />
ならば、過去から16回分のリボンを印刷発注するのもありかなと思います。<br />
いつ誰が優勝したかがわかると同時に、歴史の重みを感じられます。<br />
<br />
卒論作成もいよいよWordでの論文執筆作業が本格化しました。昨年と同様に<br />
卒業研究発表会から作文の進捗ペースがかなり落ちています。先輩と同じ轍<br />
を踏んでしまっているように思いますが、日本語での表現がいかに難しいか<br />
を実感してもらいたいと思います。大いに反省して、皆で積極的に盛り返し、<br />
懸命に取り組むことを望んでいます。<br />
<br />
そこで、冬休み期間に補講を設けて、通常のゼミ教室(曙406教室)で特別<br />
補習を実施します。家では作業効率が悪い人、ダメ出しが足りない人向けに<br />
開きます。大学では印刷・資料集めの環境が整っていますので、存分に利用<br />
してください。4年生の卒業論文のダメ出しが中心になりますが、もちろん<br />
3年生には研究報告書の作成課題(6,000字)があるので、積極的な参加を<br />
求めます。卒業生の皆さんもご都合がよろしければ、どうぞ見学ください。<br />
<br />
12月26日(火)午前中(10時頃~)<br />
1月5日(金) 午後(13時頃~)<br />
<br />
また、年末に恒例のゼミ卒業生による忘年会2017が開催されます。当日には<br />
「はじめに・おわりに・要旨」のダメ出し依頼は本人が直接手渡すならば、<br />
受け付けます。例年同じですが、この機会に多くのダメを出してください。<br />
夏は予定が合いませんでしたが、今回は参加できますので、卒業生の皆さん、<br />
久しぶりにお会いしましょう。<br />
<br />
日時:2017年12月29日(金) 19:00 - 22:30<br />
場所:世界の山ちゃん 本店<br />
<br />
なお、事前に参加者を知りたいので、Facebookでの参加表明をお願いします。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■編□集□後□記□<br />
───────────────────────<br />
<br />
年末が近づくと、今年1年の出来事の振り返りとなります。<br />
今年の最大の出来事は恩師の訃報です。自分の人生に道を拓いてくださり、<br />
心から尊敬、敬愛していた先生でした。人生の目標であった師ともう二度と<br />
お目にかかる機会がなくなってしまいました。50余年の人生で最大の衝撃で<br />
いつまでも心は虚無感に覆われています。これまで先生とお会いする時には、<br />
常に身と心が引き締まる思いでしたが、それは自分の未熟さやだらしなさの<br />
裏返しであり、反省し精進しなければと気持ちを奮い立たせる機会になって<br />
いました。恩師のお陰で今の自分があるといっても過言ではありません。<br />
<br />
もはや自分の人生観について相談する年齢ではありませんが、先日、信頼し<br />
お世話になっている先生に心中を吐露させてもらいました。すると共感いた<br />
だいた後、ご自分の経験をお話しくださいました。「先生ならば、どう考え、<br />
どのように振る舞うだろうかを常に考えること」という助言に納得しました。<br />
厳しくも優しかった先生の影をいつまでも慕いながら、ご冥福をお祈りして<br />
今年を締めくくります。合掌。<br />
<br />
<br />
■コジマガ・バックナンバー<br />
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/<br />
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■□□> コジマガ kojimag@ 第137号<br />
□───────────────────2017.12.02─<br />
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.137<br />
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。<br />
<br />
<br />
今年は11月末から真冬並みの寒さがやってきました。秋学期の初めには半袖で<br />
「早めに卒論を」と指導して頃が懐かしく感じます。海外のニュースを見ると<br />
Thanks Givingの話題、BlackFridayからクリスマスまでの大セールが報道され<br />
いよいよ年末を感じます。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■NGU短信 > 新科目スタートの段<br />
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☆関連サイト:http://www.ngu.jp/economics/core6/<br />
<br />
現3年生からカリキュラムが変更されており、新たな科目を担当しています。<br />
今年度から3年次科目として新たに2科目が開講されました。まず春学期には<br />
「経済テーマ演習」が、そして秋学期に「アカデミックスキルズ」が開かれ<br />
ています。<br />
<br />
春学期の「経済テーマ演習」では、1年生から2年間取り組んだ経済学コア6<br />
を教材・授業内容としています。コア6には経済学に関する設問が、全部で<br />
1200題用意されており、さらに学習を指南するビデオなどもあります。学生<br />
が20ケ月全部を学習し終えるには、かなりの量を勉強しなければなりません。<br />
当然、CCSにアクセスし自分でやらなねば進みませんので、一方的に受け身で<br />
聞いている座学に比べれば、完了させるだけでもかなり大変です。少しずつ<br />
は簡単なタスクでも、忍耐と継続学習が必要となります。<br />
<br />
このように達成者の学習エビデンスは十分なので、完了させた学生に対して<br />
到達度テストを実施します。4回のWeb試験の中で基準を上回れば合格とし、<br />
スコアに応じて成績評価をしますので、自分が納得する成績が得られるまで<br />
受験できます。この授業の到達目標は以下の通りにしています。<br />
<br />
1) コア6の20ヶ月のテーマをすべて完了させることができる。<br />
2) コア6から出題の到達度テストで基準以上に得点できる。<br />
3) コア6を通じて経済学の課題発見とその解決方法を理解することができる。<br />
4) コア6を卒業研究や卒業論文を進める際に役立てることができる。<br />
<br />
試験にはCCSの小テスト機能を使います。スコアに応じた評価では、満点を<br />
取った学生には、最高評価のSに加えて「満点賞」としてコア6特製マウス<br />
を進呈しました。今学期は54名が履修登録をし、27名が単位取得しました。<br />
ほぼ想定通りに運用できましたが、次年度は履修者および到達者数の増加<br />
から達成レベルを上げていきたいと考えています。現在の1年生を見ると、<br />
コア6やコンペでかなり進捗や成果が上がっており、将来が楽しみです。<br />
<br />
他方、秋学期に新開講の「アカデミックスキルズ」は、卒論作成に必要と<br />
なるPCの技術や日本語のダメ出し方法を身につけるのが狙いです。児島と<br />
インストラクタの先生で15回の授業を担当します、二人の役割としてイン<br />
ストラクタは論文作成に必要なOfficeの確認からスキルアップを担います。<br />
その後、児島は論文作成プロセスで、日本語文章のダメ出しなどの実践を<br />
通じてスキルを確実にします。参考文献リストの記載や論文の引用方法の<br />
基本、文で主述が明示されているか、経済学の論文として正しい経済用語<br />
を使っているかなどをチェックします。<br />
<br />
1対1で論文の指導をする先生もいますが、経済学部ではゼミの定員が多い<br />
ので、全員の個別指導では担当教員は疲労困憊してしまいます。そこで、<br />
各ゼミから2名ほど履修してもらい、その学生が授業で修得したスキルを<br />
他の学生に教えることが、この授業の最大の狙いです。すると、先生方は<br />
些末な指導が不要になるだけ、空いた時間で卒論内容の充実に注力できる<br />
ようになります。経済学部の各ゼミへ高スキルを拡散し、学部全体の卒業<br />
論文のレベルアップや学生の実力向上を目指したいと思っています。<br />
<br />
加えて、学生同士が助け合い・教え合うというような主体的な学習形態は、<br />
教える側の学生にはさらに実力がつき、教わる側も最低限の知識。技能を<br />
修得できます。ゼミ生同士のフォローはキリスト教主義の大学でのお互い<br />
を思いやるという点にもつながり、これらの能力はディプロマ・ポリシー<br />
の項目になっているので、この科目の役割は大きいと感じています。<br />
<br />
以上のような新科目をできるだけ多くの学部生が履修してくれるよう努め<br />
なければなりません。具体的には、経済学部生250名の内、半数が単位取得<br />
すれば、卒業生の実力は目に見えて向上するでしょう。このような組織的<br />
取り組みの継続がディプロマ・ポリシーの達成につながると思います。<br />
<br />
<br />
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■最近のゼミから > 卒論指導が後半戦への段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:https://tabelog.com/aichi/A2301/A230112/23033757/<br />
<br />
卒業研究発表会の学内審査会が終了しました。これに出場した10名のプレゼン<br />
が終わり、Wordによる文章作成に取り掛かり始めます。オリジナリティのある<br />
卒論を書くには自分の卒論のストーリを完成させ、結論を明示でき提言がほぼ<br />
固まった段階で、文章を書き始めるのが最も効率的です。明確なストーリーが<br />
なく、ぼんやりしたアイディアのままで、いきなり文章にまとめられる能力を<br />
持っている人は稀です。(その道に秀でた研究者や作家ならばできるでしょう<br />
が、学生ではほぼ無理でしょう。)<br />
<br />
Powerpointでストーリーの発表が終わると卒論作成もようやく五合目に達した<br />
ところです。今年のゼミ生は例年よりも順調なペースで進んでいますが、最後<br />
までどうなるかは予断を許しません。発表が終わり一息といって、1週間ほど<br />
休んでしまい遅くなってしまった年もありました。それだけにコーチとしては<br />
気を抜くものほどほどにとアドバイスしなければなりません。<br />
<br />
毎年「できない」と決めつけて自己否定したり、卒論から逃避してしまう学生<br />
がいます。ほとんどは「できない」のでなく「やらない」のが主因です。煩わ<br />
しいと感じる仕事を後回しにしたり、自分で積極的に動かなかったりする学生<br />
がこのトラップにはまります。また、失敗を恐れすぎる学生も同類でしょう。<br />
失敗はしてよいのです。失敗をしなければ何の成長もありません。子供の頃を<br />
思い出せば、最初から自転車に上手に乗れたでしょうか?親に見守られながら、<br />
何度も転び、励まされて、やがて上手く乗れるようになった経験を持っている<br />
人も多いはずです。年齢を重ねて、いつの間にか妙に小賢しくなってしまい、<br />
体裁に惑わされ、成長の機会をパスしている大学生が多いのが残念です。親の<br />
代わりにゼミの教員が見守りますので、何度も失敗をしてください。<br />
<br />
この時期は、かつて「卒論ガンバロー合宿」も開催されましたが、最近は飲み<br />
会になっています。ここで、残り2か月の試練に立ち向かう決起集会、および<br />
情報交換を行います。4年生は発表慰労と卒論ガンバローで、3年生は就活準備<br />
と研究報告書ガンバローというイベントになります。今回は、11月30日(木)に<br />
日比野の笑家で19時から開催しました。NGU割がある大衆居酒屋で学生サークル<br />
ではよく使われるお店だそうです(初めて訪れました)。食べ放題&飲み放題<br />
で、参加者全員を見渡せる大きな宴会場があるので、ゼミのチーム力を高める<br />
には良いお店です。最強のチームを作るために勢いや一体感は重要です。<br />
<br />
この宴席では、4年生とはサブゼミで話をしているので、3年生一人ひとりと話<br />
をしました。この8か月間のゼミ活動の振り返り(自己成長・反省点など)から<br />
今後の取り組み(就活・研究報告書の作成準備など)そして自分の将来の展望<br />
について尋ねました。共通して指導したのは、ロールモデルとなる現4年生と<br />
会えるのは残り2か月もないので、就活・卒論作成のプロセスなどの話を聞いて<br />
おくことです。単なる飲み会ではあまりにもったいないので、この機会を生か<br />
すよう指導しました。教えて、教わってお互いに理解し合うこと、そして皆で<br />
目の前の困難突破してもらいたいものです。<br />
<br />
最後になりましたが、12月6日(水)の卒業研究発表会(公開審査会)にゼミ<br />
の3名が進むことになりました。彼らは追加公演決定といっていますが・・・<br />
衣斐くん、鈴木さん、竹内くんが出場します。クラインホールでのプレゼンで<br />
経済学部全2年生が聴衆ですから学内審査会よりも緊張感が高まると思います。<br />
しかし、またとない機会なので、良い経験となるでしょう。ゼミで応援します<br />
から緊張感を存分に楽しんでください。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■編□集□後□記□<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:http://www.tv-tokyo.co.jp/nms/<br />
<br />
今回の名証株式投資コンテストでは、例年以上に真面目に取り組んでいます。<br />
秋学期は卒論指導や教務系の仕事が増えることもあって、企業や株価の調査が<br />
十分できず、コンテストでの売買もおろそかになりがちでした。しかし、最近<br />
は早起きの習慣が身についており、テレビ東京系の「モーニングサテライト」<br />
を毎朝チェックしています。この番組での日経QuickのAIが選ぶ銘柄コーナーを<br />
楽しみにしています。人工知能がどれだけ当てられるかを実体験できる貴重な<br />
機会なので、名証にも上場されている銘柄が提示されれば、購入上限の300万円<br />
近くまで投資をします。実際にどうなるかを観察することで、これからの研究<br />
や卒論指導の役に立ちそうです。実際、今年の4年生の一人が卒業研究で扱って<br />
いることもあり、今後も大いに期待できそうなテーマです。朝6時半にチェック、<br />
出かける前に株式投資というのがこの秋のルーチンです。<br />
<br />
<br />
■コジマガ・バックナンバー<br />
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/<br />
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□─────────────────────────<br />
■□□> コジマガ kojimag@ 第136号<br />
□───────────────────2017.11.05─<br />
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.136<br />
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。<br />
<br />
<br />
11月になりました。最初の週末は推薦試験の入試業務です。来春、本学の新入生<br />
となる学生の選抜です。多くの高校生が受験してくれることは、ありがたい限り<br />
です。大学で自分の未来を切り拓こうとする若者を見ると、選考する側も身の引<br />
き締まる思いです。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■NGU短信 > ディプロマ・ポリシー達成の段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:http://www.ngu.jp/economics/fac-policy/#diproma<br />
<br />
文部科学省は、全国の大学に対してさまざまな指導を行います。最近は、大学へ<br />
進学する学生が増えているので、社会人として通用するようにしっかり教育する<br />
よう要請が強まっています。そこで、卒業までにどれだけに力がついたかという<br />
学修成果が分かるようにするという「学修成果の可視化」が重要政策のひとつに<br />
上がっています。それには、大学の各学部でどのような「卒業認定・学位授与の<br />
方針」いわゆるディプロマ・ポリシーを大学・学部で定め、それらを達成できて<br />
いるかを明示しなければなりません。<br />
<br />
5年ほど前から注目され始め、各大学はその対応が大きな懸案事項になっています。<br />
大学での学びの3要素は、【知識・技能】【思考力・判断力・表現力】【主体性・<br />
多様性・協働性】で、これに関連した能力を各学部で明示します。ちなみに以下<br />
は本学経済学部のディプロマ・ポリシーです。卒業生の皆さんはこれらの能力を<br />
大学時代に養えたでしょうか?<br />
<br />
【知識・技能】<br />
1. 経済社会が抱える様々な課題に対する関心と問題意識を持つことができる。<br />
2. 経済学の基礎的専門知識や分析ツールを使いこなすことができる。<br />
3. 文献資料やデータを収集し、適切に処理することができる。<br />
【思考力・判断力・表現力】<br />
1. 社会を洞察するための論理的思考力をつけ、因果関係の把握や費用便益の<br />
比較考量ができる。<br />
2. 政治・法律分野とのつながりを理解し、経済社会を多面的に捉えることができる。<br />
3. 自らの意見・考えを他者に的確に伝え、コミュニケーション・議論の中で<br />
自らの改善に活かすことができる。<br />
4. 経済社会の現実における課題を自ら発見し、経済学を基盤とした知識を<br />
実際の経済社会へ応用することができる。<br />
【主体性・多様性・協働性】<br />
1. 建学の精神である「敬神愛人」に基づき、他者に対する温かいまなざしを<br />
持って社会で活動することができる。<br />
2. より良き経済人として、経済社会のルールを順守する倫理観を持つことができる。<br />
3. 地域社会の求めることを的確に把握し、課題解決に向けて意欲と責任感を<br />
もって貢献していくことができる。<br />
<br />
児島ゼミでの活動を振り返ってみると、ゼミの成績がA以上である学生はポリシー<br />
が達成できているのではないかと思います。とりわけ、皆で卒業論文をきちんと<br />
仕上げるためには、これらの能力が必要になるからです。<br />
<br />
昔、ある卒業生が卒論修了時に語ってくれた言葉があります。「学部全体がうちの<br />
ゼミのように卒論を完成させたら大学自体が変わりますよね。」至極、納得です。<br />
卒論を仕上げるために費やした時間やゼミの仲間との協働から、上記の能力は格段<br />
に伸長します。それを実感したからこその感想であったと思います。<br />
<br />
すなわち、ディプロマ・ポリシーが達成するための仕組みを組織的に努力すれば、<br />
良いのかもしれません。卒業研究発表会の時期になると、ゼミでの卒論指導のこと<br />
で、よく声をかけられます。どの先生方も苦労されている様子です。個々人の教員<br />
に任されている現状から一歩進める、これが大学に求められているのでしょう。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■最近のゼミから > 今年も大いに改善の段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:https://nagoya-stock-exchange.com/results/?type=3<br />
<br />
11月ともなると大学での空き時間はほぼ「サブゼミ」に費やしています。サブゼミ<br />
もようやく本格化し、参加状況により今年も2極化の傾向が見えつつあるようです。<br />
サブゼミでの学習効果や学習方法が身についた人とそうでない人で差が顕在化して<br />
きました。成功した先輩たちの取り組み姿勢を見習い、失敗しないように心がけて<br />
もらいたいと思います。それにはしっかりと計画を立て、自分の取組み姿勢を正し<br />
3ケ月あまり集中すれば、必ずできます。社会人には必要な能力なので、皆で上手く<br />
進めて、全員がハッピーになる結末を祈っています。<br />
<br />
今回で卒業研究発表会は第15回になります。瀬戸キャンパス時代にスタートして、<br />
毎年、多くのゼミ生が発表しています。一人ひとりが自分の研究課題を克服すると<br />
いう初めての体験です。完成までに苦難と喜びのストーリーがあり、ゼミ生の成長<br />
を傍で見守ってきました。今回は、卒業研究発表会に児島ゼミから10名が発表する<br />
ことになり、発表予定者から緊張感が伝わってきます。今の4年生にとって卒業研究<br />
発表会は初めての経験だけに不安が募ると思います。とはいえ、毎年のように挑戦<br />
してきた先輩たちがいたことを考えれば、何てことありません。以下は、今年度の<br />
日程です。卒業生の皆さんも、お時間があれば、ご見学ください。<br />
<br />
学内審査会:<br />
日にち:11月13日(月),14日(火),16日(木),17日(金)の4日間<br />
時間: 4限目(15:05~)<br />
<br />
公開審査会<br />
日にち:12月6日(水)<br />
時間: 14時30分~17時<br />
※終了後に次年度のゼミ内定者の顔合わせを予定しています。<br />
<br />
卒業研究発表会に向けて、4年次ゼミは順調に進んでいるように感じます。まず、<br />
卒業研究発表会への準備が早いことです。秋学期の最初の本ゼミでは大きく躓き<br />
ましたが、2回目から立て直し図り、卒業研究発表会の申込書の作成などでゼミ生<br />
の意識を改善しました。また、数人がサブゼミを毎日、開いているので、かなり<br />
進んだ感があります。結果として、例年に比べ、10日ほど早いように思います。<br />
11月中に全員が研究内容の発表・ビデオ収録を終えることができれば、理想通り<br />
の予定だけに、大いに期待しています。<br />
<br />
3年生のゼミでは、名証株式投資コンテストのチーム戦を通じて企業業界研究を<br />
行っています。昨年度に比べて名証株式投資コンテストの開始が2週間ほど遅く<br />
なりましたが、日経平均の16連騰という稀な経済現象に遭遇できて、よかったと<br />
思います。また、名証の成績を報告後、4チームに4年生の発表予定者を割り当て<br />
卒研のストーリーの紹介を行いました。これを2回繰り返し、8名が3年生へ発表<br />
する機会を持つことができました。。これによって、4年生の発表は進み、3年生<br />
は研究報告書の作成に役立つはずです。成果があったので、発表会の直前の週は、<br />
同様の発表形式でリハーサルを行う予定です。<br />
<br />
第8回目の名証株式投資コンテストでは、大学対抗のチーム戦が始まっています。<br />
児島ゼミとしての参加チームは次の通りです。すでにランキング内に入っている<br />
チームもありますので、どうぞ応援ください。世界的に景気も好調で、国内では<br />
衆議院議員選挙もあり、株式相場も上げ基調です。好成績を期待しましょう。<br />
<br />
4年チーム名:シルビア(有志で結成)<br />
3年チーム名:筋肉、チーム朝倉、Valu、パンよりはおにぎりが好き<br />
2年チーム名:えーぱん、SKⅡ、1103、バベルボブル<br />
<br />
最後に、次年度のゼミ選考が終わりました、3・4年次ゼミは定員18名に対して、<br />
27名の応募がありました。9名の応募者を断らなければならず、心苦しい選考と<br />
なりました。応募者の気持ちに真摯に応えるべく、十二分に検討した上で決定<br />
しました。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■編□集□後□記□<br />
───────────────────────<br />
<br />
Facebookでもご案内しましたが、名古屋学院大学の同窓会より、ホームカミングの<br />
ご招待をいただきました。大学祭が開催される10月29日(日)12時30分~でしたが<br />
台風の襲来で、イベントが短縮されました。雨風が強い中でも大勢の卒業生が参加<br />
し、賑やかなパーティでした。例年ほどのゼミ卒業生の参加はありませんでしたが、<br />
久しぶりに再会した卒業生とじっくり話ができました。このような機会を用意して<br />
くださった名古屋学院大学同窓会の皆さまに感謝申し上げます。<br />
<br />
<br />
■コジマガ・バックナンバー<br />
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/<br />
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□─────────────────────────<br />
■□□> コジマガ kojimag@ 第135号<br />
□───────────────────2017.09.15─<br />
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.135<br />
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。<br />
<br />
<br />
9月15日から秋学期がスタートしました。夏の間、閑だったキャンパスに学生が<br />
戻ってきて、賑やかにました。秋の卒業式は9月22日(火)なので、順序が少し<br />
ばかり奇妙に感じます。半期15回の授業回数を確保するためにこのような順に<br />
なりました。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■NGU短信 > 授業アンケート完全CCS化の段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:http://gakkai.univcoop.or.jp/pcc/2017/papers/pdf/pcc004.pdf<br />
<br />
昨年のコジマガでは「授業アンケート全面CCS化」というタイトルで報告しま<br />
したが、今回は「完全CCS化」です。今年度の変更によって授業アンケートは<br />
完全にWebでの処理となりました。これまでと違う点は、従前は紙での処理が<br />
一部残っていましたが、完全になくなったことです。<br />
<br />
具体的には2つあります。まず、アンケートの前処理として、教員へ実施確認<br />
を紙で行っていましたが、これをCCS上ですべて実施できるようになりました。<br />
これまで定期試験の実施確認は同様の処理なので、変更に問題は発生しないと<br />
判断しました。そして、もう一つは後処理です。学生へアンケート結果を提示<br />
する際には、紙に印刷したファイルを学内に置き、開示するという方法でした。<br />
実施した全科目を印刷するには、時間がかかるばかりか、結果資料はかなりの<br />
厚みを持ちます。学生にとっては決して見やすい資料ではありません。そこで、<br />
集計結果のPDFを学内で限られたパソコンから閲覧できるようにしました。Web<br />
にすることで、自分の受講科目や検索が容易になります。学生はこれらの資料<br />
を参考にして、今後の授業計画に役立ててもらえるようにしました。この変更<br />
から反発を含んだいろいろなクレームが寄せられるかと思いきや、ネガティブ<br />
な意見はほとんどありませんでした。<br />
<br />
「紙をなくす」以外にもいろいろな工夫をしています。紙では絶対にできない<br />
機能を考え、関係者に多彩なアンケート結果を提示する方法を実現しています。<br />
一般に、アンケート結果の表示では全体平均との比較で判断されますが、これ<br />
で十分に意味があるとは思いません。20名ほどの小教室でのクラスと200名で<br />
実施する大教室の比較はどうでしょう?回答結果は少人数の方がよくなりがち<br />
です。大教室で実施している教員はその比較に不満を持ちっています。そこで、<br />
授業のクラスサイズごとでも比較できるインターフェイスにしました。<br />
<br />
また「授業に出ていない学生に評価されたくない」という教員の声もあります。<br />
そこで、CCSに格納されている出席データを元に、出席レベルに分けた平均値を<br />
提示しています。欠席が多い学生の評価値が低いという事実を確認すると評価<br />
をされる側は結果に納得しています。同様に、GPAについても同じような表示を<br />
可能としました。<br />
<br />
特に、革新的なのは「学生の回答性向」との比較です。例えば、Aという科目の<br />
履修者30名が他の科目でどのように回答したかという平均値をとったものです。<br />
30名の学生には、厳しく評価する者、甘い評価をつける者、などさまざまです。<br />
ならば、30名が他の科目であるBやCといった履修科目でどのように評価をしたか<br />
(回答性向)を点数化して、科目Aと比べます。その平均値よりスコアが上回る<br />
ことがプラス評価で、下回った場合はマイナス評価と考えることができます。<br />
すなわち大学全体の平均値でなく、履修者に限定したスコアなので正確に意見<br />
が反映されます。<br />
<br />
以上のような工夫で、教員のアンケートに対する不信感の払拭に努めました。<br />
<br />
一方の学生側では、学生の回答画面をJavaScriptで制御し回答しやすくしたり、<br />
自分の履修科目での全体の回答状況を見ることができるようにしました。もし<br />
未回答の科目があると期限前にメールでアナウンスされるようにもなりました。<br />
また、学生の回答は(自分が記入しない限り)教員に特定されないことも徹底<br />
されました。CCSなので学生は不安になりますが、無用な不安を与えないように<br />
しています。紙の場合に見られた自由回答での誹謗中傷もほぼなくなりました。<br />
<br />
アンケート結果に対して教員のコメント(所感)をお願いしていますが、この<br />
入力率が著しく向上しました。Web化でフィードバックが早くなり、回答者の<br />
学生へアンケート結果に対して教室で口頭で伝えられます。そこでの所感を文<br />
にして記載してもらうのですが、なかなか入力まではという状況でした。今回、<br />
所感の入力期限を成績入力と同じ日に設定するとともに、入力のリマインドや<br />
入力画面を分かりやすくしました。それらの効果で、回答率が著しく向上した<br />
と思われます。<br />
<br />
学生へはアンケート結果に続き、所感が公開されたことを自動的にアナウンス<br />
するようにしました。また、結果の閲覧数もチェックできるようになりました<br />
ので、どの授業への参照が一番多いかもわかります。<br />
<br />
今後の展開で有効なのは、ダッシュボード機能です。今回から回答数の集計が<br />
リアルタイムに表示されるようになりました。それも学部別や科目種別などと<br />
いった分類がされています。全教員がチェックできますので、自分の所属学部<br />
の回答率が低いと上げなければならないと努力します。実際、学部長が教員に<br />
協力依頼を出したケースもあります。こうしたお陰で、昨年以上の実績を残す<br />
ことに成功しました。全国的に見て、Webの授業アンケートではかなりのレベル<br />
に達したはずです。他大学では回答の回収率が期待するほど上昇せず、困って<br />
いる話を聞きますが、本学でそのような事態は今までのところ見られません。<br />
<br />
何が他大学と違うのでしょうか?まず、CCSでの実施が一番の成功要因でしょう。<br />
回答者である学生が毎日のようにログインしているので、慣れた環境から回答<br />
できることです。他大学では、業者のサイトへ誘導し、そこで回答させるそう<br />
です。この場合、真面目な学生はやってくれるでしょうが、面倒だと思われた<br />
瞬間からアクセスは減少します。本学では授業の情報をCCSから入手しなければ<br />
ならないために、自ずと目に触れる機会も多くなります。加えて、先生からの<br />
プッシュがあれば、ほとんどの学生は回答してくれます。<br />
<br />
前にも記載しましたが、ここまでには長い道のりでした。昨年は、少数の抵抗<br />
勢力から罵詈雑言までいただきましたが、今回は何の問題なく稼働しています。<br />
当時の反対主張は何だったのかと思うこともありますが、これで、ムダの縮小<br />
と多くの実りをもたらすことができるでしょう。これでイノベーションが学内<br />
にも普及したようであり、授業アンケートが「信頼のプロトコル」の下で運用<br />
できるようになったと思われます。<br />
<br />
NASAのアポロ計画で次のような言葉があります。教務での仕事も似ている点が<br />
あり、いつも心に止めています。<br />
<br />
Failure Is Not an Option.(失敗という選択肢はない)<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■最近のゼミから > 2017夏(春のまとめと秋の準備)の段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:http://www.kojima-seminar.net/<br />
<br />
3年生の春学期まとめの発表会に数名の卒業生が参加してくださって、緊張感<br />
と充実感に満たされた会となりました。続く、打ち上げの飲み会は、初めての<br />
お店でしたが、参加者全員を見渡せるような会場をチョイスしてもらいました。<br />
全員といろいろな話ができ、有意義な会となりました。その席でゼミ生からの<br />
思わぬサプライズもあり、温かな気持ちになりました。<br />
<br />
今夏のゼミOB/OG会は数年ぶりに不参加となりました。どうしても予定が合わず<br />
残念至極です。とはいえ、卒業生が現役生らを大いに刺激してくれたようなの<br />
で、何よりです。<br />
<br />
秋学期の開始に合わせて、スケジュール表を作ってみました。15回分のゼミに<br />
加え、卒業研究発表会のスケジュールを埋めています。また、年末年始の大学<br />
休業も載せています。毎年、時間があるので「何とかなるさ」といった4年生<br />
がいます。全体のスケジュールを見せれば、時間がないことを理解する助けに<br />
なるかもしれません。これもひとつの「見える化」です。<br />
<br />
夏休み中にサブゼミが2回行われました。参加者は3・4年生に課している夏休み<br />
の宿題を進めるのが目的です。ここで、ゼミ生にサブゼミとは何か(受け身で<br />
なく自分で進める)、どのようにサブゼミを利用するかをしっかり覚えれば、<br />
早く進むことでしょう。さらにスケジュールに自身の週2回以上のサブゼミを<br />
加えれば、年内に卒論が完了できる可能性は高まることでしょう。<br />
<br />
3年生は就活に向けた準備が必要です。地元企業を知るという内容で名証株式<br />
投資コンテストをゼミのスケジュールに入れています。毎年、しっかり取組み<br />
企業研究にしてもらいたいものです。今年のスタートは、昨年より2週間ほど<br />
遅く10月16日(金)からです。終了は12月8日(金)で、こちらも1週間ほど<br />
遅くなりました。ゼミ生がどれぐらい頑張っているかはサイトでランキングが<br />
掲示されるので、開始後にご覧ください。また、ご案内します。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■編□集□後□記□<br />
───────────────────────<br />
<br />
今年の夏休みを振り返ると、行事満載であったように思います。1週間単位で<br />
考えれば、無理のないスケジュールでした。学会出張や同窓会の開催、恒例の<br />
ゴルフ合宿、調査旅行といったイベントが毎週続いて、公私ともども充実した<br />
日々でした。とはいえ、忙しいと疲れるものです。また、時間の合間を見ては<br />
フィットネスへ通い、衰えた体幹を鍛え直しです。体の柔軟性や体力の向上は<br />
さまざまな場面でサポートしてくれます。卒業生でもマラソンなどのスポーツ<br />
に打ち込んでいるようですが、仕事を順調に進めるには健全な心身は不可化な<br />
だけに、皆にもトレーニングをお勧めします。<br />
<br />
ただ、しっかり本を読む時間がとれなかった点は反省です。いよいよ読書の秋<br />
が近づいてきました。頭も鍛えなければなりません。<br />
<br />
<br />
■コジマガ・バックナンバー<br />
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/<br />
───────────────────────Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8382000580103744438.post-71385487300996873422017-07-19T10:43:00.003+09:002017-07-19T10:44:08.982+09:00第134号(2017.07.19)□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics<br />
□─────────────────────────<br />
■□□> コジマガ kojimag@ 第134号<br />
□───────────────────2017.07.19─<br />
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.134<br />
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。<br />
<br />
<br />
前号発行から3ヶ月が経過してしまいました。気づけば、季節はすでに夏。<br />
これまでのブログのデータを見ると、春学期中の投稿は2回程度というのが<br />
一般的でした。どうやら春学期にはメルマガ執筆が滞るようです。自主的な<br />
活動とはいえ、ルーティーンにして、定期的に出せるように心がけなければ<br />
なりません。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■NGU短信 > 父母懇談会が秋から春への段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:<br />
<br />
例年では9月に開催する父母懇談会が、今年は6月17日(土)に実施されま<br />
した。毎年、6月に父母会総会が行われており、会の後半ではご参会の父母<br />
と教員部長が学食で食事を取りながら簡単な懇談をしています。その意味で<br />
実際にはプチ父母懇談会になっていました。今回、父母向けの大学説明や<br />
就職や修学相談といった相談ブースを設けることで、実質的な父母懇談会に<br />
なりました。<br />
<br />
表向きには父母会総会と父母懇談会を一緒にして、合理化したように見える<br />
かもしれません。しかし、それだけの理由ではありません。例えば、春学期<br />
につまづいた学生を救い上げるには、9月の秋学期が始まる前よりも、学期の<br />
授業期間である方が少しでも救済できる可能性が高いと思われます。また、<br />
4年生の就活に関しては、一番辛い時期に当たります。親御さんとって心配な<br />
だけに大学との相談の場が必要です。家族と本学のキャリアサポートで苦戦<br />
している4年生をバックアップするには、適切な時期であると思います。<br />
<br />
初めての試みで、いろいろな面が見えてきました。大学からご父母へ一方的<br />
に説明するだけでなく、大学と家庭で学生を多面的にサポートできるような<br />
機会になるような改善が求められます。その意味で、今回の開催時期の変更<br />
は良い試みかも知れません。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■最近のゼミから > OfficeソフトのTipsの段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:<br />
<br />
春学期も最終週となり、いよいよ期末試験の季節を迎えます。この時期の<br />
3年ゼミと言えば、チーム発表を4回終えて、各テーマに対して結論や提言<br />
をどのようにまとめるかということで悩む時期です。月末の発表会(昔は<br />
合宿でしたね)に向けて各チームが頑張っているところです。4月に比べて<br />
Powerpointの技術は確実に向上しており、今後は発表内容のレベルアップ<br />
が期待されるところです。重要な視点は「課題発見」「課題解決」が発表<br />
にうまく含められるかでしょう。<br />
<br />
明日に迫っていますが、発表会と飲み会は以下のようです(Facebookから<br />
引用)。お時間の許す卒業生の参加をお持ちします。<br />
<br />
1.春の研究成果発表会<br />
日時:7月20日(木) 14時55分~<br />
場所:名古屋学院大学白鳥キャンパス 曙館101階<br />
テーマ:クラウド化で、経済社会はどうなるのか<br />
<br />
2.3年生の発表慰労飲み会<br />
日時:7月20日(木) 19時~<br />
場所:個室鉄板dining 鉄神 金山店<br />
料金:2980円<br />
集合:金山駅南口18時30分<br />
<br />
さて、今年度から春学期の4年ゼミはかなり趣向を変えています。全員<br />
の就活報告とゼミ後の個別相談は例年通りですが、タイピングスキルの<br />
再確認やSPIの小テストはほとんど扱っていません。。それに代わりICT<br />
ビジネスの最先端用語(シンギュラリティ、ブロックチェーンなど)を<br />
簡単に解説するとともに、卒業論文の作成で必要となるOfficeソフトの<br />
Tipsを教えています。3年次に作成した研究報告書の原稿を元に、自分で<br />
実際に試しながら確認させています。およそ1時間程度の実習内容ですが、<br />
完全に消化するには適当な学習量だと思います。<br />
<br />
例年、これらは秋学期のサブゼミで扱っていました。しかし、決まって<br />
サブゼミに参加しない学生がおり、その学生ほど必要となる知識や技術<br />
が遅れてしまいます。時間が経過するに従って、ゼミ生の進捗の格差が<br />
拡大します。加えて、キャッチアップさせる必要があるので、他の学生<br />
に大きな迷惑をかけてしまいます。これは遅れた学生個人の問題ですが、<br />
ゼミ全体の進捗に大きく影響するのでうまくありません。それならば、<br />
春のレギュラーゼミで扱っておけば、少しでも悲惨な状況から少しでも<br />
脱却できるのではないかと思い始めました。<br />
<br />
これまで扱った内容は以下の通りです。ただし、すべてではありません。<br />
<br />
00)ルーラー表示・編集記号の表示<br />
01)Wordの見え消し修正(ON/OFF)、コメント挿入、承認<br />
02)Wordの表編集(中央配置・セルの余白)、図表番号と図表目次<br />
03)Wordの図の貼付(リンク貼付・図として貼付)、図のファイル形式<br />
04)脚注の挿入<br />
05)Wordの見出し設定と目次更新、段落の操作、フォントと行間開け<br />
06)Tabキー、小数点のインデント<br />
07)コピー:HTML貼付、テキスト(文字列)、書式のコピー<br />
08)図形のトリミング<br />
09)類似グラフのサイズの完全一致:プロパティボックスでの制御<br />
10)PPTのグラフでのアニメーション<br />
11)図やグラフの調整:キーボードでの操作<br />
12)ショートカットキー:Winキー+P, +D<br />
13)目次の応用と行頭文字:ダメ出し<br />
14)デフォルトとしての游明朝体(フォントサイズ変更, Ctrl+])<br />
15)高度な検索、置換(Ctrl+F)<br />
16)リボンのメニューで復習<br />
17)キーボード:右クリックメニュー+矢印<br />
18)Excelでの散布図と近似曲線<br />
<br />
比較的簡単な内容からWord中級レベルまでさまざまですが、全部できる<br />
ゼミ生はほとんどいません。とはいえ、重要なのは仕事で使えることに<br />
意味があり、卒業論文という大きな統合的能力が試される作業を通じて<br />
実践から身につけてもらいたいと願っています。そして、これらのTips<br />
を他人に教えられれば完全に身につきます。また一度理解しておけば、<br />
卒論完成間近の追い込み時期に思い出すことでしょう。<br />
<br />
現在、4年ゼミ長が内容をWordにまとめてTipsマニュアルを作成中です。<br />
今後は改訂を繰り返して、ゼミの秘伝書となることを期待しています。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■編□集□後□記□<br />
───────────────────────<br />
<br />
春学期の15回の授業も終わり、いよいよ夏休みに入ります。毎年思うこと<br />
ですが、学生諸君には、この期間を有意義に活用し、さまざまな体験をし、<br />
逞しくなってもらいたいと切に願っています。<br />
<br />
留学(海外旅行でも)・インターンシップ・資格取得(自動車免許でも)<br />
はじめ、何でも構いません。非日常を経験し、見聞を広めてもらいたい<br />
と思います。ただし、生命の危険があるようなリスクは避けてください。<br />
一番残念な過ごし方は、バイトやゲームで終始してしまう夏休みです。<br />
時間は投資です。特に、若い頃の時間はリターンが多いので、是非、自分<br />
への積極的な投資を試みてください。<br />
<br />
<br />
■コジマガ・バックナンバー<br />
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/<br />
───────────────────────Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8382000580103744438.post-37983351889978922682017-04-28T18:14:00.002+09:002017-04-28T18:27:15.061+09:00第133号(2017.04.28)□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics<br />
□─────────────────────────<br />
■□□> コジマガ kojimag@ 第133号<br />
□───────────────────2017.04.28─<br />
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.133<br />
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。<br />
<br />
2017年度が始まりました。ゼミも22年目がスタートしました。コジマガを<br />
出さねばと思っていたら連休になってしまいました。多忙ですが、やはり<br />
準備を怠らないようにゼミや授業のマネジメントをしていかねばなりません。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■NGU短信 > 学位授与式と卒業パーティの段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:<br />
<br />
3月21日(火)に学位授与式が名古屋国際会議場で挙行されました。お天気は<br />
あいにくの雨で、晴れ着で列席した女学生とご家族には同情します。せっかく<br />
の晴れ姿なので、大学としても好天で送り出したいと願っていました。また、<br />
6年間にわたり学長をお務めいただいた木船先生も最後の祝辞となりました。<br />
<br />
今回の式典では、巨大プロジェクターを使った演出がありました。画面が投影<br />
されると会場の卒業生らの喧騒が収まります。久しぶりに再会した仲間と談笑<br />
したい学生の気持ちはわかりますが、ザワザワしていてはセレモニーが台無し<br />
です。そこで、かつては職員が「静粛に」と記載された札を持って注意を喚起<br />
していました。しかし、今回は参加者の意識が画面に移ったので、会場全体が<br />
静粛に向かいました。スクリーンによる演出はこのような副次的効果もあり、<br />
スマートな方法と感じました。<br />
<br />
実は、他大学の式典でこのような仕掛けがあり、木船学長にお伝えしたところ<br />
2年後に実現してくださいました。やはり視覚に訴えるような一味違った演出は<br />
場を共有する人々の注目を集めます。大きなイベントでは工夫が求められます。<br />
近畿大学は入学式に卒業生のつんくを招いていますが、話題性以上に臨席者の<br />
心に残るものがあると思います。<br />
<br />
式典終了後は、想い出のゼミ教室(曙406)で卒業生ひとりずつに学位記を渡し<br />
ました。ここで皆で撮った写真はFacebookにアップされていますので、ご確認<br />
ください。また、製本された力作揃いの卒業論文集を筆者たちに回覧しました。<br />
そして、卒業生からは記念品をプレゼントしてもらいました。小生の似顔絵が<br />
刻印されたゴルフボール(1ダース)です。これはゴルフ場で紛失できませんが、<br />
それだけ上手くなれという教え子からの励ましでしょうか。<br />
<br />
経済学部は、午後2時から金山のANAクラウンプラザホテルで卒業パーティです。<br />
就職先の関係で参加できないゼミ生もいましたが、児島ゼミはほとんど参加し、<br />
抽選会ではいろいろな景品をゲットしていました。一方、他のゼミでは不参加の<br />
卒業生も相当いるようで、学部教育の課題を見つけたようです。例えば、4年前<br />
に基礎セミナーで教えた学生でも、パーティ会場にいない学生が多いようです。<br />
彼ら彼女らには「4年生になったら卒業研究発表会に出場するよう」激励してい<br />
ました。それどころか、同級生や教員が揃う最後の機会にも参加しない学生らを<br />
思うと、寂しい限りです。所属ゼミで大学への愛着が薄れたのでしょうか?学生<br />
時代の仲間を生涯に渡って大切にしたいと思える大学にしなければならない思い<br />
を強くしました。<br />
<br />
卒業パーティの後に卒業生とカラオケに行きました。ゼミ生とは2年ぶりです。<br />
最近は、カラオケ専業のチェーン店に立ち寄ることはほとんどありませんので、<br />
店内の仕組みやシステムも大変参考になりました。世の中のどこでも技術革新や<br />
進化発展がみられるものです。興味津々で、とても勉強になりました。<br />
<br />
21期生は卒業しました。学長指名で引き受けた教務部長という役職も3年で彼ら<br />
とともに卒業するはずでした。ところが、留任となり本年度もまた慌ただしい年<br />
となりそうです。同じ業務ですが、新たに課題発見・課題解決に取り組みたいと<br />
思います。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■最近のゼミから > ゼミでも男女共同参画社会の段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:http://www2.ngu.ac.jp/~kkojima/seminar/<br />
<br />
<br />
春は、4年生が就職活動で忙しい時期なので、早めに歓迎準備をしているようです。<br />
恒例の新歓コンパは連休明けの5月11日(木)なので、卒業生でお時間がある方は<br />
奮ってご参加ください。案内はFacebookに掲載されていますので、詳しくはFBで<br />
ご確認ください。<br />
<br />
さて、今年度のゼミは以下のようです。ゼミ卒業生の皆さんによる直接の参観や<br />
Facebookなどからの激励を歓迎します。<br />
<br />
1年 基礎セミナー(1年):18名 金曜1限 曙館507教室<br />
2年 専門基礎演習(2年):14名 金曜2限 曙館507教室<br />
3年 専門演習(3年):18名 木曜4限 曙館408教室<br />
4年 経済演習(4年):19名 木曜5限 曙館408教室<br />
<br />
今年度の特色は「男女共同参画社会」です。経済学部の女子率は10%ほどですが、<br />
全4学年に女子学生が所属することになりました。1年:3名、2年:2名、3年:2名、<br />
4年:3名という内訳で、これはかなり珍しい状況です。そして、3年ゼミ長がゼミ<br />
史上初めて女子学生になりました。副ゼミ長らと共にゼミをしっかり運営できて<br />
おり、今後の期待が高まります。もはや世の中も「男女共同参画社会」へ進んで<br />
いるで、決して驚くべきことではありません。<br />
<br />
また、例年のように春の3年ゼミでは4チームに分かれ、それぞれの研究テーマに<br />
取り組みます。メインテーマは「クラウド化で経済社会はどうなるか?」として、<br />
サブタイトルは「IoTやAIによる2020年の地元東海地区を予測:伸びる企業・<br />
サービス、沈む業界」としました。以下の業界・企業を調査します。<br />
<br />
1. タクシー業界<br />
2. 宿泊業<br />
3. 教育業<br />
4. 健康福祉<br />
<br />
なお、チーム名はそれぞれ、タクシー、アンビリバボー、小林組、SUZUKIに決定<br />
しました。すでに第1回目の発表が始まっていますが、4年生が各チームへ助言を<br />
するといった光景が見られ、まずまずのスタートだと思います。そして、4年ゼミ<br />
は就活支援・情報共有とともに、今年度は卒論作成に向けた指導(Tips)を盛り<br />
込んでいます。<br />
<br />
約70名のゼミ生たちの成長にご期待ください。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■編□集□後□記□<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:http://kiefer-neu.jp/kfn1608c/<br />
<br />
<br />
今春は名古屋で多くの施設が開業しました。金城埠頭のレゴランド・ジャパンと<br />
名古屋駅のバスターミナルが4月1日にできました。JRゲートウェイタワーモール<br />
が7日にオープンし、高島屋の拡張も17日に行われています。個人的には、駅前に<br />
巨大な本屋ができて嬉しい限りです。<br />
<br />
春は気分を新たにさせてくれます。自分自身はリニューアルできませんが、今春<br />
は通勤カバンを数年ぶりに新調しました。これをもっていると見慣れた通勤風景<br />
でさえワクワクを感じます。街並みの花や若芽が、さらに前向きな気持にさせて<br />
くれます。<br />
<br />
Evergreen<br />
<br />
<br />
■コジマガ・バックナンバー<br />
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/<br />
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□─────────────────────────<br />
■□□> コジマガ kojimag@ 第132号<br />
□───────────────────2017.03.11─<br />
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.132<br />
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。<br />
<br />
今年度の学位授与式(卒業式)は3月21日(火)です。年末から卒論完成<br />
まで、多くの時間を共有した4年生との再会を楽しみにしています。<br />
<br />
───────────────────────<br />
■NGU短信 > 豊明花卉での市場見学の段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:http://www.toyoake.or.jp<br />
<br />
2月20日(月)にゼミ2期生の久野くんが勤務している豊明花卉(き)を<br />
訪問しました。ゼミ1期生の梅村くんとともに見学させてもらい、朝早く<br />
から花の市場取引を目にすることができました。昔のゼミでは、年1回程<br />
の社会見学を実施していましたが、ここ数年はできずじまいです。どこか<br />
至便な場所はないかと(中央卸売市場は大学の周辺にありますが・・・)<br />
思っていました。豊明花卉は名鉄豊明駅の目の前にあり、交通至便です。<br />
国道23号と1号線に囲まれ伊勢湾岸道豊明ICの横にあり、物流面で優位性<br />
が高い場所です。<br />
<br />
普段、観賞用の花の流通や市場価格を気にかけることは、関係者以外で<br />
はないと思います。お花屋さんが直接、農家で買うと思っているゼミ生<br />
もいました。また、教室での学びでなく、アクティブラーニングとして<br />
地元の企業や業界を訪ねる機会も重要です。さらに、キャリア学習でも<br />
関連する業界がいかに広いかという知識も必要です。もちろん、経済学<br />
の中心テーマである市場の見学は、教室での学びと繋げる意味で貴重な<br />
体験となります。<br />
<br />
価格決定は経済学の市場メカニズムの肝です。実際の市場では、いかに<br />
値段が決まるかが目に見えます。消費者に販売する買付業者(買い手)が<br />
朝から市場に集まって、複数のレーンから流れてくる花々を品定めします。<br />
通常のオークションでは最高価格で入札した人が購入します。これは一般<br />
的な「せり上げ方式」(イングランド方式)です。しかし、大量の取引が<br />
あり、時間が十分にかけれられない場合、「せり下げ」方式を採用します。<br />
この方式はオランダ式のダッチオークションと呼ばれ、豊明花卉ではせり<br />
下げによるオークション取引が見られます。<br />
<br />
例えば、高価な胡蝶蘭が取引レーン流れてくると、20000円からスタート<br />
し、瞬く間に価格が下がっていきます。1000円単位で下がるので見学者は<br />
大きな下がりように少し面食らいます。きっと売り手と買い手には大体の<br />
市場価格(均衡点)の範囲を知っているので、こうした動きになると思い<br />
ます。花屋さんは希望価格でボタンで落札します。しかし、もっと下がる<br />
まで待ち過ぎると他人に買われてしまいます。理論的には、誰からも入札<br />
がなければ、価格が下がり続けて原価割れになってしまいます。現実には、<br />
ある程度の下限価格で、市場の方が取引をストップします。限られた市場<br />
参加者での長期的な取引なので、原価割れするような価格で無理に取引を<br />
成立させる必要はありません。無理をすると、売り手はその市場へ出品を<br />
避けるようになってしまいます。<br />
<br />
理論的な話題は『オークションの人間行動学』(日経BP社)を参照して<br />
ください。この本にも、オランダの花市場の事例が出ています。最近は、<br />
ネットオークションが盛んなので、こうした研究も進んでいます。<br />
<br />
現場の見学後、花業界に関する説明をしてもらいました。市場の参加者は、<br />
550程の買い付け業者(花屋さん)とその10倍の販売者(農家)とのこと。<br />
取引のピークは5月の母の日直前で、見学日の取引はピーク時の1/4程度だ<br />
そうです。寒い2月や暑い8月は取引が少ないそうです。農作物と同様に花<br />
は長期保管ができず、質やサイズとも全く同じ商品はありません。また、<br />
生活必需品でなく奢侈財という性質もあります。すなわち、買い手は余裕<br />
のあるときでないと購入しません。<br />
<br />
説明を受けながら、花の市場で面白い研究テーマが見つかると感じました。<br />
例えば、消費者が花を選ぶようになる方策は?消費大国のロシアや香港で<br />
考える、といったテーマです。また、日本人がどのような機会や場所で花<br />
を購入するか?花をもらった時の効用水準に関するアンケート調査もあり<br />
でしょう。さらに、今後のICTでの取引(ネットやICタグでの管理、需要<br />
予測、AIでの価格設定)はどのようになるか?といったテーマは市場関係<br />
者から直接、話を聞くことができるので、中身の濃い研究ができるように<br />
思います。<br />
<br />
日本には、古来、生花や供花といった花を愛でる文化があります。しかし、<br />
消費経済が最優先されたことで、花も商品としてしか考えられなくなった<br />
のかも知れません。GDPでなく幸せを基準に経済活動を測るのであれば、<br />
花の取引量は大きく寄与するすることになるでしょう。<br />
<br />
<br />
────────────────≪ books ≫─<br />
■本の紹介 > やり抜く力<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:http://www.diamond.co.jp/book/9784478064801.html<br />
<br />
『やり抜く力 GRIT』(2016年)<br />
アンジェラ・ダックワース 、ダイヤモンド社<br />
<br />
前号に引き続き、最近の話題となっている本を紹介します。本屋さんで<br />
平積みになっているので、知っている方も多いと思います。本の主張は<br />
「成功するのは、IQや才能ではなく、やり抜く力」です。これと反対の<br />
視点で書いているのが、橘玲氏の『言ってはいけない』(新潮新書)と<br />
思います。こちらもベストセラー本ですが、読んでも内容が腑に落ちず、<br />
途中で読むのをやめました。<br />
<br />
「やり抜く力」は「情熱」と「粘り強さ」の2つの要素でできていると<br />
主張してします。児島ゼミのテーマが「好奇心と情熱」なので、親近感<br />
を覚えます。ゼミとしては『やり抜く力』の主張を支持します。最近は<br />
主にKindleで読書しており、気になった箇所はKindleのハイライト機能<br />
を使っています。ハイライトした一部を以下に紹介します。<br />
<br />
・大変なことをするには、「ルーティン」にまさる手段はない<br />
・赤ちゃんや幼児は、失敗から学ぶことが苦にならない<br />
・天職との出会いは、完成したものを見つけることではありません。<br />
受け身の姿勢ではなく、自分から積極的に行動することが大事<br />
・大学生でも楽観的な学生のほうが、成績がよく中退率が低かった<br />
・どの調査においても「成長思考」と「やり抜く力」は比例する<br />
・「成長思考」でいると、逆境を楽観的に受けとめられるようになり、<br />
そのおかげで粘り強くなれる。<br />
<br />
また、本の後半には「やり抜く力」を鍛えるくだりもあります。鍛錬法<br />
にはグリットの高い集団に身を置くという提案があります。まとまりを<br />
維持発展させるにはスローガンも必要であるそうです。児島ゼミの理想<br />
は、一生涯に渡って志を高く持ち続ける集団です。「好奇心と情熱」を<br />
積極的に使っていくべきかとも思いました。<br />
<br />
なお、この本はTEDでの6分間のプレゼン後に書かれたそうです。興味<br />
のある方は、まずネットでTEDをご覧ください。著者の風貌や話し方<br />
が伝わりますので、読みやすくなるかもしれません。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■最近のゼミから > ゼミでの「やり抜く力」の段<br />
───────────────────────<br />
<br />
私事で恐縮ですが、昨秋の10月から早朝のジョギングを始めています。<br />
ちょうど4年生が卒論に着手した時期です。卒論作成は、ルーティンの<br />
作業にしたり、皆で取り組むことから辛い時期を乗り切るように指導<br />
していました。彼らに言うだけでなく、自分でも新たに困難なことを<br />
やってみると説得力は増すかもと思いたちました。<br />
<br />
昔、ジョギングで膝を痛めた経験があり、正直、続ける自信はゼロ。<br />
朝の寒さが厳しくなるだけに諦めるのは時間の問題と思っていました。<br />
そこで、自分の弱さを克服するための対策をとりました。周囲の人に<br />
宣言する、スマホアプリの活用で成果を目に見えるようにする、無理<br />
をしないでしんどい時は歩く、雨や体調不良の日は走らない、生活の<br />
ルーティンなので必要以上に努力をしない、などです。<br />
<br />
お陰で、体を痛めることもなく、5ヶ月以上週3日以上のペースで継続<br />
できています。また、目に見える成果(筋力・スピードなど)がでて<br />
います。毎日30分程度ですが、続けることの重要性に改めて気づいた<br />
次第です。前号の『LIFE SHIFT』での主張する100年ライフを健康に<br />
生き抜くために、また、不健康から周りに迷惑をかけなることのない<br />
よう、自分の体調管理を目標にしておきたいと思います。<br />
<br />
<br />
───────────────────────<br />
■編□集□後□記□<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:http://kojimag.blogspot.jp/2011/03/7320110330.html<br />
<br />
ちょうど6年前に東日本大震災がありました。その時、アメリカ留学<br />
でしたが、第一報を聞いた時のショックは、今でもはっきりと脳裏<br />
に焼き付いています。当時のコジマガ(ブログ)を読み返すと自分が<br />
どのように考えていたかを再認識できます。<br />
<br />
<br />
■コジマガ・バックナンバー<br />
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/<br />
───────────────────────Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8382000580103744438.post-84018151663426744642017-02-07T09:00:00.000+09:002017-02-11T17:13:26.697+09:00第131号(2017.02.07)□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics<br />
□─────────────────────────<br />
■□□> コジマガ kojimag@ 第131号<br />
□───────────────────2017.02.07─<br />
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.131<br />
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。<br />
<br />
2017年になって初めてのコジマガです。節分も終わり、今年も1ヶ月以上が<br />
経ちました。年明けには卒論指導や大学院の修論審査、学期末試験や入試が<br />
あり、気忙しい日々が続きました。これから新年度を迎えるまでにも追試・<br />
再試から卒業判定という教務事項、中期・後期の入試業務があります。また、<br />
卒業関連では学位授与式と卒業パーティもあります。さらに教務部長の業務<br />
として、全学のFD研修会やプレイスメントテストなどが控えています。<br />
<br />
───────────────────────<br />
■NGU短信 > 新学長決定の段<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:<br />
<br />
すでに新聞記事にもなりご存じの方もおられますが、次期学長が決まり<br />
ました。現代社会学部の学部長の小林甲一教授です。これまで経済学部<br />
で社会保障論を担当されていましたので、先生の授業を受けた卒業生も<br />
多いかと思います。<br />
<br />
木船学長時代の後半3年間で、教務部長として業務改善に着手しました。<br />
取り組みの難易度はさまざまでしたが、一定の成果を残すことができた<br />
と自負しています。任期も決まっていますので、その期間内での見通し<br />
を立てて実行しました。それ故、特段のやり残しはないと思っています。<br />
<br />
4月に新体制がスタートしますが、教務部長として留任することになり<br />
ました。今回の続投はまさに青天の霹靂だったので、次年度に何をする<br />
かが全く見えない状況です。戸惑いながら、さてどうしようかと思案を<br />
重ねる日々が続きます。<br />
<br />
────────────────≪ books ≫─<br />
■本の紹介 > LIFE SHIFT<br />
───────────────────────<br />
☆関連サイト:https://store.toyokeizai.net/books/9784492533871/<br />
<br />
『LIFE SHIFT(ライフ・シフト): 100年時代の人生戦略』(2016年)<br />
リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット 、東洋経済新報社<br />
<br />
この本の内容については、卒論指導のサブゼミで何度か紹介しました。<br />
問題意識は「寿命が100歳まで伸びる時代でどのように生きるか」です。<br />
最初に、寿命がいかに長くなっているかが、統計データや科学的な知見<br />
を元に説明されています。確かに、日本の平均寿命は男性が80歳、女性<br />
は87歳を超えています。30年前には100歳以上の高齢者は稀でしたが、<br />
現在では6万人以上が100歳を超えています。<br />
<br />
医学や健康科学が進歩し、スポーツや食生活でも健康的な生活に価値が<br />
高まり、アンチエイジング関連の市場が広がっています。致死率が高い<br />
病気も、早期発見技術やゲノム解析により、昔ほど恐れる病でなくなる<br />
と予想されています。驚くべきは、今の20歳以下の世代は2人に1人が<br />
100歳まで生きると主張している点です。自分が100歳まで生られると<br />
誰が考えているでしょうか?ほとんどの人が、今の平均寿命(ピリオド<br />
平均寿命)で考えると思います。コーホート平均寿命である100歳まで<br />
生きられるならば、80歳からのさらなる20年間をどう過ごすべきかは<br />
大きな課題となります。<br />
<br />
すると2つの問題が出てきます。老後の生活資金と充実した毎日を送る<br />
ための人間関係です。現在でも老後資金への備えを啓蒙していますが、<br />
さらに20年伸びるのであれば、有形資産の蓄えは必要性は高まります。<br />
経済的問題は解決できたとしても、時間の使い方、とりわけ生きがい<br />
に気を配る必要が出てきます。家族や友人、仕事仲間などの人的関係<br />
が重要で、これを無形の資産と呼んでいます。<br />
<br />
一生を通じて、どのように有形資産と無形資産を形成すべきかを本で<br />
は指南しています。これまでは、人生を教育(20代前半まで)、仕事<br />
(60代半ばまで)、引退という3つのステージで考えてきました。<br />
しかし、寿命の伸長や社会の変化によって従来の生き方では対応でき<br />
ないとしています。先が見えない将来に対して、マルチステージでの<br />
生き方をこの本は提言しています。<br />
<br />
新しいステージには、エクスプローラー、インディペンデント・プロ<br />
デューサー、ポートフォリオ・ワーカーが紹介されていますが、詳細<br />
は本を参照ください。ここで気になったのは、エクスプローラーの訳<br />
を探検家でなく、冒険者としています。将来への不安やリスクを考え<br />
れば、訳者の選択である冒険者がぴったりきます。<br />
<br />
読後の感想は、将来に不安を感じる反面、自分もあと50年も生きられる<br />
のであれば、いろいろ挑戦できるという前向きな気持ちになりました。<br />
<br />
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■最近のゼミから > 卒論指導の2極化の段<br />
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☆関連サイト:http://www2.ngu.ac.jp/~kkojima/seminar/<br />
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卒論指導がほぼ終わりました。今年度の特徴は2極化だったといえます。<br />
ほぼスケジュール通りに修了できた先行集団がいた反面、先の見通しや<br />
自己管理が極めて甘く、かつ病気といった不意のアクシデントへの備え<br />
が不十分で遅れてしまった集団に二分されました。結果として、昨年と<br />
終了時期が同じになってしまいました。今年度は、全員が1月中に修了<br />
できると大きな期待を持っていただけに、落胆も大きくなりました。<br />
<br />
「はじめに」「おわりに」などの赤ペン指導の回数は延べ60回以上に<br />
なりました。ただし、昔に比べてしんどさは激減しています。その理由<br />
は3つあります。第1に、昨年から導入したFeedback用のルーブリック<br />
で、よくあるミスの指摘を一人ひとりに記載する必要がなくなったこと<br />
です。第2に、進度が2極化したため一度に大量の赤ペン指導がなくなり<br />
ました。指導も急かされると精神的に疲れがたまりますが、そのような<br />
事態がほぼなかったので質の高い個別指導ができたと思います。第3に、<br />
ゼミ生のダメ出し能力がかなり向上したことです。先行したゼミ生への<br />
ダメ出し指導内容が、遅れた学生の文章を添削するという実践を通じて<br />
日本語能力が著しく向上しました。彼らのチェックにより、些末なミス<br />
を指摘するケースが減り、本質的な論文指導ができました。その意味に<br />
おいて、大きな成果があったように思います。<br />
<br />
期限内にきっちり仕上げた卒業論文は論文集として製本され、卒業式<br />
当日にお披露目できる予定です。巻頭言を付けていますので、併せて<br />
読んでもらえればと思います。論文集は研究室に置いておきますので、<br />
卒業後に大学へ訪問した際に見てもらうのもよいでしょう。<br />
<br />
<br />
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■編□集□後□記□<br />
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<br />
すでにFacebookで連絡されていますが、2月9日(木)に卒業予定の<br />
4年生の追い出しコンパが開催されます。卒論が終わった直後なので、<br />
この時期の追いコンもいいものです。3年生は先輩らの苦労話をよく<br />
聞いて、早めに取り組んで欲しいと願っています。いつか年内に全員<br />
がしっかりした卒論を提出してくれるのが目標です。やればできます。<br />
<br />
<br />
■コジマガ・バックナンバー<br />
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■□□> コジマガ kojimag@ 第130号<br />
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□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.130<br />
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。<br />
<br />
<br />
12月30日は恒例のゼミOB/OGによる忘年会です。利害関係がなく世代を超えた<br />
飲み会もそれほど多くありません。現役学生には貴重な機会になると思います。<br />
また、久しくお会いしていない方々には、是非、お目にかかりたいものです。<br />
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■NGU短信 > 今年のコンペの成果の段<br />
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この秋、ゼミで参加した教育イベントの成果が12月7日(水)に3つ同日に<br />
発表されました。<br />
<br />
まず、名証株式投資コンテストの最終結果です。学生部門におけるトップ<br />
3チームは以下の通りでした。<br />
<br />
順位 大学名(チーム名) 収益率<br />
1位 追手門学院大学(さはれ且つ且つETF)+169.85%<br />
2位 中央大学(CIC金融投資研究会)+141.11%<br />
3位 金城学院大学(チーム昆布)+104.46%<br />
<br />
ちなみに、12月21日(水)には上位5位以内の入賞者に対して名証ホールで<br />
表彰式が行われたそうです。今回も式に出席できず、残念至極です。<br />
なお、本学の参加チームで上位50位以内にランクインしたのは、以下の<br />
チームです。<br />
<br />
7位 シビック(3年ゼミ) +68.16%<br />
9位 チーム406(3年ゼミ) +30.52%<br />
13位 児島組(3年ゼミ) +18.92%<br />
20位 じゃんだらりん(2年ゼミ) +11.92%<br />
22位 ナポリタン(3年ゼミ) +10.96%<br />
39位 エコノミックアニマルズ(2年ゼミ) +5.85%<br />
42位 チームみぎたか(2年ゼミ) +5.52%<br />
<br />
とはいえ、ゼミ生で表彰される機会がないのも寂しいと思い、名証株式<br />
投資コンテストにおいて児島ゼミ(2年から4年)の中で、各部門の上位<br />
5人のゼミ生に対して、賞品を用意しました。優勝者には、マクドナルド<br />
の株主優待です。ほとんどの学生は優待チケットを見たこともないはず<br />
なので、これも勉強かと思い準備しました。使ってみることで、新たな<br />
体験になるでしょう。<br />
<br />
次に、卒業研究発表会(公開審査会)の結果です。ゼミ生たちの成果は<br />
以下の通りでした。<br />
<br />
経済学部長賞(2位) 浅田くん<br />
審査員特別賞(3位) 谷口くん<br />
奨励賞(4位) 近藤くん<br />
<br />
最後に、2年ゼミ対抗コア6コンペの結果は以下の通りです。<br />
<br />
参加ゼミ数 : 21ゼミ (100.0%)<br />
参加学生 : 266人 ( 85.3%)<br />
平均点 : 14.49 (30点満点)<br />
<br />
1)基準G賞(幾何平均) :7位<br />
1位 : 阿部ゼミ<br />
2位 : 早川ゼミ<br />
3位 : 家本ゼミ<br />
<br />
2)基準A賞(上位5名) :8位<br />
1位 : 早川ゼミ<br />
2位 : 阿部ゼミ<br />
3位 : 伊沢ゼミ<br />
<br />
3)個人賞 :本ゼミから該当者なし<br />
<br />
以上、3つのコンペでいずれも一等賞を逃してしまいましたが、ゼミ生らが<br />
しっかり参加できた点は高く評価したいと思います。結果までのプロセスは、<br />
頑張った本人にとって貴重な経験となったに違いありません。<br />
<br />
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■最近のゼミから > 卒論マラソンのラストスパートの段<br />
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☆関連サイト:<br />
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ゼミの卒論指導が佳境に入っています。<br />
<br />
今年度の卒論指導では、クリスマスまでに「はじめに」と「おわりに」の赤ペン<br />
指導を受けた学生が6名おり、全部で25回の添削を行いました。また、卒論本文<br />
をほぼ書き上げている学生も何名かいます。これだけ早い進捗状況は、ゼミが<br />
始まって以来だと思います。卒業研究発表会の開催時期が早まったことも影響<br />
しているように思います。かつて、学生論文コンクールへ応募したゼミ生にも<br />
年内修了のチャンスがありましたが、卒論とコンクール論文は別の内容でなく<br />
てはならないため、年内での完成はかないませんでした。<br />
<br />
6名についてはゴール目前ですので、年明けにある最後の本ゼミの時間で論文を<br />
ゆっくりと見直しする余裕があります。年内にまだサブゼミと補講を行うので、<br />
おそらく30回以上の添削が実施されることになるでしょう。調べてみたところ<br />
2015年度が11回、2014年度は20回ですので、今年のペースがいかに早いかが<br />
わかります。さらに、サブゼミで相互のダメ出しがしっかりなされているので、<br />
些末なミスがかなり少ないのも特徴的です。これは、一人あたりの赤ペン指導<br />
回数が減っていることに表れています。最後の本ゼミで何人が完成させられるか<br />
楽しみです。<br />
<br />
こうして振り返ると、あらためて卒業論文の作成はマラソンであると思います。<br />
まず、先頭集団を形成させること、それを引っ張るペースメーカーが必要です。<br />
次に、落伍者を出さないこと、遅れてしまうと追いつくのはなかなか大変です。<br />
時には、コースアウトをしてしまう学生や走るのを止めてしまう者までいます。<br />
4ヶ月に渡る長丁場に対する忍耐力が備わっている学生は少ないので、ゼミの<br />
皆と励ましあえば乗り越えられることも確認できしました。<br />
<br />
毎年のように新しい方法を試しています。これまでも、卒論指導ではすべての<br />
ゼミ生と対話をしながら、指導方法を改善してきました。ゼミ生の互いの進捗<br />
を意識させながら、切磋琢磨できるように、相互扶助できるよう、本人の成長<br />
を確認できる方法を組み込んでいます。この数年間で、ゼミでのコーチングは<br />
さらに変化したと自覚しています。<br />
<br />
<br />
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■編□集□後□記□<br />
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<br />
12月23日(金)夜、名古屋学院大学主催のクリスマス・ミサに参列しました。<br />
瀬戸キャンパスのチャペルでのミサは、2度ほど出席したことはありますが、<br />
名古屋キャンパスのチャペルでは初めてでした。ほとんどの場合、サブゼミ<br />
や仕事などがあり、ミサに気づかないままでした。今年は、学情センターの<br />
セミナールームが午後5時で閉鎖になってしまったので、時間がとれた次第<br />
です。この2週間あまり忙し過ぎたこともあって、チャペルでのオルガンの<br />
賛美歌や暗闇の中でのローソクの灯り、ゆったりと流れる時間が、しばしの<br />
癒やしになりました。皆さんが温かで幸せなクリスマスを迎えられますよう。<br />
<br />
Merry Christmas!<br />
<br />
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■コジマガ・バックナンバー<br />
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/<br />
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■□□> コジマガ kojimag@ 第129号<br />
□───────────────────2016.12.01─<br />
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.129<br />
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<br />
<br />
10月に始まった名証株式投資コンテストは、11月末をもって終了しました。<br />
学生チーム戦の順位を見ると昨年度の優勝チームを上回る成績を収めている<br />
大学があり、白熱した戦いで面白い展開でした。今秋はアメリカ大統領選挙<br />
の結果で、トランプショックからトランプラリーへと相場は乱高下で大荒れ<br />
でした。ドル円相場も大きくぶれ、ダイナミックなマクロ経済の変動が体験<br />
でき、投資コンテストに参加した学生には大変勉強になったかと思います。<br />
また、企業再編の事例では、トヨタグループがミサワホームを傘下に収める<br />
ニュースがあり、ミクロ的な視点でも良い例でした。今回の最終結果発表は<br />
12月7日16時だそうなので、楽しみにしましょう。<br />
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■NGU短信 > 卒業研究発表会から卒論作成への段<br />
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☆関連サイト:<br />
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今年も卒業研究発表会が開催されています。初回の2001年の卒業論文発表会<br />
から数えて15回目となります。毎年、運営にはさまざまな改良が加えられ、<br />
近年は学内審査会と公開審査会の二本立てになっています。これにより評価<br />
の公平性が担保でき、公開審査会でのクオリティが維持できるようになりま<br />
した。また、昨年度から参加学生の評価をマークシートで集計し反映させる<br />
試みがなされています。<br />
<br />
スケジュールは学内審査会が例年より1週間ほど早くなり、会場と3年ゼミの<br />
参加者数は下記の通りでした。<br />
<br />
11月17日(木) 152人 曙101<br />
11月18日(金) 111人 希201<br />
11月21日(月) 140人 曙101<br />
11月22日(火) 112人 曙201<br />
<br />
準備が必要な発表者にはタイトですが、早めにストーリーや結論および提言<br />
ができあがり、発表会では気づきを与える質問や有益なコメントがもらえる<br />
ので、素晴らしい卒論ができるのではないかと思います。研究内容が深まる<br />
ことで、次のステップであるWordの作文がいっそう楽になると思います。<br />
<br />
さて、今年はゼミから7名がエントリーしました。いずれの発表者も入念な<br />
準備ができました。Powerpointによる10分の発表だけでなく、Wordでの執筆<br />
を意識しながら作成しているので、年内での卒論完成も視野に入っています。<br />
準備期間は彼らの発表に付き合う機会も多く、数週間でかなり成長した感が<br />
あります。また、自分たちでの助け合いが自然とできるようになっており、<br />
夏頃のサブゼミとは見違えるようです。このようなゼミ生の進化が卒論指導<br />
の醍醐味です。<br />
<br />
公開審査会は12月7日(水)午後2時30分よりクラインホールで開催されます。<br />
昨年まで公開審査会に参観者が少なかったこともあり、今回から2年生ゼミの<br />
通常授業の1回を振替えることになりました。ホールが満員の状況での発表が<br />
予想されるので、いつも以上の盛り上がりが期待できます。決勝戦には5名が<br />
出場しますが、うち3名が児島ゼミ生(浅田くん、近藤くん、谷口くん)から<br />
選ばれています。お時間のある方はクラインホールの見学を兼ねて、ご来場<br />
いただければ幸いです。ゼミ生らがどこまで頑張ってくれるかが楽しみです。<br />
<br />
今年のゼミの卒論完成日は12月25日に目標設定し、「宣言効果」として4年生<br />
もゼミで常に完成予定日を公言してもらっています。実際に完成できるかは、<br />
能力の問題でなく、自分のマネジメント能力次第でしょう。当初の目標を達成<br />
できそうなゼミ生が何人かいます。うまくいけばゼミの成功実績にもなるので、<br />
何とか実現できるよう後押ししています。しかし、秋から冬にかけては何かと<br />
障害も多く、マラソンに喩えるなら障害物競走の要素も加わります。インフル<br />
エンザや体調不良、忘年会シーズンでのバイトの募集、仲間内の宴会の誘い、<br />
寒い朝の二度寝、降雪や北風、寒くて暗い下校道、などです。<br />
<br />
人は、面倒と思うことを後回しにするプロクラスティネータ(procrastinator)<br />
になりがちです。遅れがちなゼミ生も社会人予備軍ですから悪習慣からいち早く<br />
脱却させたいと思います。しかし、本人が気付かなければ、何ともなりません。<br />
いつもゼミ生に伝えているように「卒論作成はマラソンの如し、走るのは君達<br />
で、先生はコーチ」自分で走り出さなければ、一向に進みません。そこで先を<br />
走っているゼミ生らに叱咤激励、教えてもらいながら進めるしかありません。<br />
卒業研究発表会へ出場した7名が、遅れがちなメンバを引っ張ってもらいたいと<br />
願っています。さしずめ「21期生の七人の侍」といったところでしょう。ひとり<br />
ぼっちで研究するには辛い状況になります。ですが、頑張っているゼミの仲間が<br />
傍にいるだけで、困難と思われることも乗り越えられる勇気になるでしょう。<br />
<br />
<br />
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■最近のゼミから > ゼミのキャッチフレーズの段<br />
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11月3日(木)のゼミ終了後、秋の飲み会を行いました。それぞれが就活や卒論<br />
完成に向けて努力してもらえれるよう願っています。児島ゼミの強みはひとり<br />
でなく、皆で頑張ることに最大の特長がありますから皆で支え合ってもらえる<br />
ことを期待しています。<br />
<br />
さて、次年度に向け経済学部では独自のパンフレットを作ることになりました。<br />
その中で、ゼミ生が先生やゼミを一言でどう表現するかという意見募集の依頼<br />
がありました。そこで、3年生からもらったアイディアを以下に紹介します。<br />
(順不同、原文のまま)卒業生の皆さんはどのように感じますか?<br />
<br />
・社会に出ても強い人になれる教育をします。<br />
・将来必要になってくる知識が全て揃ってます。<br />
・人生設計がしっかりできます。<br />
・意識高い系じゃないよ、意識高いんだよ。<br />
・あとおししてくれる<br />
・自分の決断で自分の勉強を<br />
・自分たちの好きなように伸び伸びやらしてくれる。<br />
・自分の生き方がダメだと、ちゃんとしなきゃと焦らされる。<br />
・自分を高めるチャンスです。<br />
・大変だけどためになる!<br />
・「真実に向かおうとする意志」を与えてくれる人<br />
・知識は増えるが授業は大変<br />
・つながりが大事!!<br />
・将来に役立つゼミ<br />
・とにかくパソコンが上手くなる<br />
・生徒のことを一番に考えてくれている先生<br />
・マネジメントが大切<br />
・ゼミはもちろん、先輩との交流を大事にする<br />
・先生が主体じゃなくて学生がメインのゼミ<br />
<br />
さて、4年生の状況については、上記のコラムで記載したとおりです。3年生は<br />
「研究報告書」の作成です。ゼミでは、各自の経済社会に対する興味関心を<br />
中心にまとめるよう指導します。業界や企業について調査し、市場規模などを<br />
加えレポートの体裁から、日本語のダメ出し、Wordの基本機能を修得します。<br />
関心あるテーマでの「課題発見・解決」は4年生で行います。3年生で扱っても<br />
構いませんが、時間不足で中途半端で終わってしまいます。4年生でやり直しに<br />
なるので、3年次はこの範囲に留めておく予定です。<br />
<br />
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■編□集□後□記□<br />
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2016年も残すところ1ヶ月になりました。思い返せば、新年に「申年は荒れる」<br />
といわれている通りになりました。とりわけ、国際政治のBrexitとアメリカ<br />
大統領の選挙結果には驚きを禁じえませんでした。その他、芸能やスポーツの<br />
分野でもスクープ連発、オリンピックで話題に事欠かない状況でした。来年は<br />
穏やかな年であるように祈念します。<br />
<br />
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