2009年7月31日金曜日

第53号(2009.07.31)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@    第53号
□───────────────────――2009.07.31─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.053
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。


梅雨明けもしないままに7月も終わりです。しかし、夏の飲み会の告知により
気持ちがいよいよ夏モードになってきました。今夏の一大イベントとしては
衆議院選挙があり、候補者もマスコミも燃えることでしょう。政権選択選挙
ですから話題には事欠きません。選挙結果によっては経済政策も大きく左右
されるのも初めてではないでしょうか。

さて、ゼミの飲み会は今回もお盆の真っ最中、8月14日(金)です。名古屋方面
に帰省されている方でお時間が許せば、是非ご参加ください。お目にかかる
機会を楽しみにしております。


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■NGU短信 > 新型インフルエンザで大学休校の段
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☆関連サイト:http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

豚インフルエンザはSwine fluというそうです。もはや、豚とはいわずに
新型インフルエンザという名称になっています。5月にアメリカから帰国
した学生が「日本は騒ぎ過ぎ」と云ってましたが、納得できる部分があり
ます。確かに突然変異によって毒性の強い型になる可能性も否定できない
だけに、慎重な対応をとっているのでしょうか。

すでに新聞等でご存じの方も多いと思いますが、名古屋学院大学も他大学と
同様に、新型インフルエンザによって大学が休校措置になりました。名古屋
キャンパスが6月28日(日)から1週間、瀬戸キャンパスでも7月1日(水)から
週明けまで休校でした。突然、1週間も時間をもらうと最初は戸惑います。

さて、今回の騒動でいろいろなことを考えました。まず、危機管理の面です。
学校はこのような場合、保健所に連絡を取らなくてはなりません。すると
もし勝手なことをして問題が出れば、責任を追求されますので、マニュアル
通りのお沙汰が下ります。対象の学校は一斉に休校となります。覚えている
方も多いと思いますが、5月の大阪・神戸で起こった事態(経済活動まで麻痺
しそうな状況)に何だかおかしいと感じていても、以下のようことは一切
口にできませんでした。厚生労働省の通達に従ってもインフルエンザは根絶
できないはず・・・。冬に流行するインフルエンザの方がよほど感染者が多く
なるだろう。企業で感染者が出ても学校のような措置にはならないだろう・・・。

次に、事後対応(補講措置)です。唐突な長期休暇に喜んだ学生もいたはず
ですが、そんな訳にはいきません。休校した分だけの補講があります(この
対応をしない大学には驚きましたが・・・)。最近の大学は半期15回の授業と
なっていますので、本学では休校期間を毎週の土曜に振り分けるという措置
をしました。私の場合、幸い16週目を試験予定でしたので、空いていた15週
目に補講ができました。これまで休みが多かった学生は思わぬ休講に予定が
狂ってしまったのではないでしょうか。こうして考えるとやはり保険が必要
です。すなわち、日頃からきちんとこなしておけば学生も教員も慌てること
はありません。

最後に、今後に向けた対策です。春学期に早くも休校がでましたので、秋は
さらに休校措置が起きる可能性は高まると予想されます。そのような場合に
備えて、何をしたらよいでしょうか?本学にはCCSの自学自習システムがある
ので、これを休校期間中の学習課題とするよう準備しておくことも一案です。
また学生が出校できなくても講義をビデオ収録し、TIESで配信・アーカイブ
しておくことも可能です。このように万一に備えておき、大学として万全の
準備をしていたら、きっと世間様は驚くことでしょう。


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■最近のゼミ・講義から
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☆関連サイト:http://www.tiesnet.jp/link/2009_typing/seiseki_0710.htm
☆関連サイト:http://www.minnade-daigaku.com

今回よりタイトルを「ゼミ・講義」に変更しました。

6月22日(月)から3週間にわたって「第1回全国大学対抗TIESタイピング大会」
が行われました。200位以内にランクインした学生に対してポイントを付与し、
獲得した合計スコアで大学が競うというものです。3週間で3000名以上の学生
が参加し、大いに盛り上がりました。

ゼミでもタイピングコンテストに参加し、ポイントを獲得したゼミ生もいます。
優秀者を学術情報センターが表彰するなど、バックアップをいただいたお蔭で
本学は予選を3位で通過しました。ちなみに、200位以内にランクインするには
1分間に300字が必要です。トップ10ともなると400字/分ですから「神の手」
の領域です。皆さんも一度試されるのがよいかも知れません。来る9月7日(月)
に本学で行われる決勝戦はきっと盛り上がることでしょう。

今夏も産経eカレッジが8月4日(火)~9月14日(月)まで開催されます。昨年に
懲りず今回も統計学の授業で参加です。昨年度の1年生向けの「統計学」の
授業を「Excelで学ぶ統計学」というタイトルに変更して、推測統計の3回分
を提供していています。実際の授業収録を元にしているので、授業の雰囲気
を見ていただくのも良いかも知れません。本学からは、私を含め4講座が提供
される予定です。

ちなみに、昨年人気であった科目は札幌大学が提供する「古武術演習」です。
まず古武術がスポーツ分野ということに驚きましたが、これをeラーニングに
するという発想にはたまげました。このような奇抜な発想で、全国の面白い
講義をいくつも整備すれば、新たな展開が見えてくるように思います。


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■編□集□後□記□
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この春学期は瀬戸キャンパスの授業もあって、楽しみながら仕事ができました。
かなり変則な時間割(月曜1・2限と金曜4・5限)で、自分のペースを掴むのに
大変でしたが、無事終了できたことたことに感謝です。傍目から見て忙しそう
だとか、大変な仕事を負っているように思われがちですが、当の本人としては
「したいこと=仕事」と思っているので、喜々としていたことも多かったよう
に思います。

楽しみながら仕事をする基本は「追われる」姿勢でなく、常に「追う」ことが
できるよう仕事を溜めておかないことでしょうか。そのため何事も計画と準備
が肝要です。