2005年4月13日水曜日

第11号(2005.04.13)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□ Human Resources ―――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@              第11号
□ URL http://www.kojima-seminar.net/ ――― 2005.04.13 ―――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.011
*等幅フォントでご覧ください。

ゼミが始まって10年目の春です。新たな学生とともに1年間頑張って
ゆきます。新たなゼミのサイトも正式にオープンしました。ここから
スタートし、卒業生や現役生が相互に創発・コラボしながら実り多き
ものへと進化させられればと大いに期待しています。

10周年関連のイベントもサイトで案内・申し込みを開始しています。
詳細な情報はサイトで公開していますので、ご覧下さい。コジマガへ
の感想について、アンケート投票を実施しますのでご協力下さい。
まだ、アクセスしていない方は、お早めにチェック、登録ください。


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■NGU短信 > 愛・地球博の恩恵は?の段(その2)
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☆関連サイト:http://www.expo2005.or.jp/

いよいよ愛・地球博が始まりました。第5号でも取り上げましたが、
この国家的事業により中部地方は大きく変貌しました。実際に参加し
体験・利用して、その便益や効用を評価できるようになりました。

名古屋学院大学の周辺も大きく変わりました。せと品野IC(開通前は、
瀬戸北ICという仮称でした)を降りて、一度も曲がることなく大学に
到着できます。丘の上にあった小学校が移転し、桑下の交差点からは
多治見へ抜ける立派な道もできました。

瀬戸市内では尾張瀬戸駅東に「パルティ瀬戸」がオープンし、ここで
「大学コンソーシアムせと」として周辺6大学の講義が行なわれます。
川の対岸には博物館「瀬戸蔵」や「招き猫ミュージアム」も完成し、
JR記念橋駅はありません。ユニーも「アピタ」として大変身中です。

万博のテーマは「自然の叡智」ですが、巨大事業活用に対する英知も
併せて必要でしょう。いずれも大規模事業ばかりで膨大な資金が投入
されていますので、これらをうまく活用するにはカイゼンが必要です。

投入資金以上に恩恵を享受できるのであれば、その事業は経済的な面
で成功といえるでしょう。無駄と思われる事業は、倒産や財政赤字の
源泉ですので、将来への責任が果たせません。そのような意味でも、
愛知万博もこの地域の将来のためにも成功させなくてはいけません。

バブル時代の経済評論家の堺屋何某が愛知万博は地方博としては成功
と皮肉たっぷりにコメントしたそうです。大阪万博を成功させた実績
からの発言でしょうが、今や時代は高度成長やバブル・大規模開発で
はありません。発展途上にある国民が何を見ても驚いた時代の万博で
もありません。日本が先端技術の実用化へ向け世界の抱える環境問題
へのソリューションを発信することで十分意義があるとも思います。
小渕内閣で経済企画庁長官を務めた彼は2000円札の流通状況や100兆円
もの財政赤字に対し、どう答えるのでしょうか?次世代への責任意識
がない評論家が大臣になるとは本当に困ったものです。


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■最近のゼミから
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☆関連サイト:http://www.ngu.ac.jp/~kkojima/seminar/

本年の統一研究テーマは「MI(モバイルインターネット)の可能性と限界」
です。具体的なグループ研究のお題は以下の通りです。
 1.携帯での決済(投票)は安全か?
 2.予約システム・電子チケットは流通するか?
 3.小売りでのケータイCRMは成功するか?
 4.規制緩和での情報特区は成功するか?

OBで有休などがとれて聞いてみたい、現役生を苛めてみたいと思う人は、
下記の時間・教室でお待ちしています。

 1年 基礎ゼミ  月曜1限 203教室(別内容)
 2年 専門演習I  火曜2限 JG教室(関連内容)
 3年 専門演習II 火曜4限 JG教室

3年ゼミがゼミ活動のコアとなりますので、活動予定をドメインサイト
に書き込んでありますので、いつでも参照いただけるようになりました。

【行事案内】
日  時 4月19日 火曜日
場  所 やまちゃん本店(名古屋市中区栄4-9-6) 
時  間 20:00~
集合場所 中日ビル前(地下鉄東山線栄駅)
集合時間 19:30


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■ゼミサイトの話題
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☆関連サイト:http://www.kojima-seminar.net/

前回の案内から、すでに新ゼミサイトへの登録者は□名になりました。
内、同窓生まで登録している人は□名です。その後もコラボによる改良
を加え、第1報時よりも使いやすくなりました。同期に働きかけて登録
をし、互いに情報交換・ストックすれば、かなり面白い展開が期待され
ます。アルバム・フォーラムは使い勝手があるのでは・・・

従来は、ホームページ開設により個人のレベルで情報発信可能になった
という時代は一過性のブームに終わりました。しかし、その理念はブログ
に受け継がれています。ここ2年ほどのブログの流行は個人の情報発信
形態の変容です。何でも発信するという時代から選りすぐられたコンテ
ンツへとインターネット全体が新たに再構築されているという状況です。

情報技術だけに傾注するのでなく、入り口は易しくし、コンテンツの質
が問われる時代になったと換言しても良いでしょう。よって情報技術者
とコンテンツクリエータというように分業されるようになりました。

現在も大手製作会社による莫大な予算をかけて作成・運営するサイトも
ありますが、それが手がけられない部分を補うものがCMSです。完全な
初心者では難しいものの、多少慣れた文科系の人間にも十分取り扱いが
可能なツールです。文科系学生の学習に適した教材であるかと思います。

【利用案内】(02) メンバーメニュー編

新規登録をし、メンバー承認されるとより詳細な情報に接近できます。
ログイン後、左側のメニューに[Member only]が増え、右側メニューに
は個人とゼミのスケジュールなどが表示されます。
ここでコジマガによる一方的な連絡から、双方向のコミュニケーション
を楽しむことができます。そのためにもアカウント情報で自分の最低限
の情報を書き込んで下さい。ゼミの同期生が分かる程度で十分でしょう。
個人情報漏洩の虞があるのでもちろん住所末尾など詳細は不要です。

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■編□集□後□記□
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9期生が卒業しました。05生はCCSが全面的に導入された学年でしたが、
大学全体にみてパソコン活用能力は、以前よりかなり低下しています。
(まず第一にカリキュラムの問題があります・・・)
このような趨勢にあって、ゼミ生は良く頑張り卒論を完成させました。
このような日々のトレーニングが必ず能力向上につながるということを
改めて確信させてくれた学年でもありました。