2007年2月7日水曜日

第27号(2007.02.07)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@    第27号
□───────────────────――2007.02.07─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.027
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。

Vistaが発売になりました。もちろん今、積極的には買ったりしません。
最近興味があるのは、Mac miniです。IntelのCPUを搭載し、カッコよし、
過去を引きずらない端子設定など趣味のレベルでは、申し分ありません。
Macに対応してしないWebサイトだけが問題で、これがクリアできれば、
とても幸せになるのですが・・・。


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■NGU短信 > 民族大移動:引越し作業の段
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☆関連サイト:http://sns.kojima-seminar.net/

ご存知のように、毎年この時期には学生の卒論の最終仕上げサポートとして、
日に数回、情報教育センターへ顔を出します。しかし、今年はキャンパスの
引越し作業があり、いつもの様子ではありません。実際、1月の終わりには
学術情報センター(情報教育センター)は白鳥キャンパスへいち早く移転し、
これまで嗣業館2階にあった事務室はもぬけの殻です。端末室へ行く度に
一抹の寂しさを感じてしまいます。

私の研究室も引越しです。研究室には10年以上の資料(ゴミ?)が蓄積して
います。研究資料はどれも古くなってしまい、もはや利用価値がなくなって
いるものばかりです。特に、最近の欧米の雑誌文献はオンラインジャーナル
が一般的になってきました。Googleの挑戦のようにこれまでの書籍をすべて
「ネットの向こう側」においてしまえば、手元に紙の資料を置いておく意味
が薄れます。もちろん、骨董的な資料には大きな価値が付くのでしょうが、
そんな貴重なものは持ち合わせていません。

どうしても捨てられないのがゼミ生関連資料です。ついつい読んでしまい、
時間が過ぎてしまうことは、片付けによく見られる光景です。ですから何時
まで経ってもぐちゃぐちゃです。期限が迫っていますので、「すてる」技術
や勇気をもって臨みたいと思っています。ですが貧乏性の私には難しいこと
です。

ゼミの資料は「ネットの向こう側」においておき、皆が育った原点として
活用できないかと思案中です。


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■最近のゼミから
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☆関連サイト:http://www.tiesnet.jp/

本日をもって今年度の卒論指導は、無事全員が校了しました、例年に比べて
早い終了です。何より今年の4年生の頑張りが大きいのですが、キャンパス
の引越し作業で、いつものように情報教育センターが利用できなくなる恐れ
があったため、急がせたという要因もあります。

今年の卒論指導に大活躍したのがTIESです。全員の卒論発表ビデオを収録し、
これを視聴できるようにしました。そして、ダメ出しプロセスもできるだけ
「見える化」しました。特に児島がチェックする「はじめに」「おわりに」では、
スキャナで原稿をイメージとして取り込み、PDFファイルを作成後、TIESに
アップしました。こうすることで作業が極めて効率的になりました。まず、
ダメ出し原稿を直接、本人に渡す必要がありません。渡すまでの時間の無駄
が省けます。さらにこれを繰り返すと、誰に何回チェックしたか、どこまで
修正されているかが一目瞭然です。

また、これはゼミ生全員が閲覧可能であるので、どのように修正を加えれば
よいかという情報も共有できます。さらに完成したファイルと最初の原稿を
比較すれば、自分の日本語がどれだけ改善されているかが分かり、すなわち
自分の成長を確かめることができます。加えて、これらは後輩達への生きた
参考資料となります。

今年は4年生全員の卒論発表ビデオを収録し、これをTIESで視聴できるよう
にしました。Webと違いTIESが便利なのは、公開範囲を限定できることです。
学生発表ビデオの一般公開はちょっととまずいので、イントラでパスワード
をかけるという面倒な作業が必要でした。しかしTIESでは科目ごとに受講者
のアクセス権限を与えるために、毎回、面倒なパスワードを入力する必要が
ありません。

このような指導プロセスをすべてTIESにアップすることで、すべて生きた教材
や資料として生まれ変らせることができました。その他、ゼミの活動写真など
は、.NETのアルバムというように「ネットのあちら側」をうまく活用できる
ようになったのは今年度の大きな収穫でしょう。


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■ゼミサイトの話題:
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☆関連サイト:http://sns.kojima-seminar.net/

新年早々、久し振りに.NETをいじってみました。年末年始の1ヶ月でなんと
42名がログインしており、全体の半分弱とはまずまずです。オープン以来、
問題となっていた「ホワイトアウト」現象も解決し、さらにGoogleMapの
マッシュアップまで実装していただいたために、情報発信のバリエーション
がかなり広がりました。(井野さんどうもありがとう)サイトへの投稿数
は数値で表現されますので、いつかコントリビューション賞などを設けて、
忘年会で表彰というアイディアも面白いかも知れません。

今後期待する方向としては、携帯電話との連携です。ゼミのOBは総じて
ITに強い(というよりも弱くない)ので、ある程度は活用されます。しかし、BB
の環境が十分利用可能かどうかは人それぞれなので、アクセスしたくとも
できないという話はよく聞きます。ユニバーサルアクセスとしての携帯電話
という方向性を目指すのも良いかもしれません。

さて、ゼミのドメインサイトでのSNSが、提案から実験の段階に突入しました。
(馬淵君ありがとう)SNSサービスを試験的に運用していますが、URLは関連
サイトの通りです。XOOPSではどうもと思っていた人にとっては、満足できる
サービスではないでしょうか?これは、1年間のトライアルですが、何事も
試してみるのは良いことです。自分で体験せず挑戦せずに、批評する評論家が
一番いけません。実践こそが力になります。人間力の原点です。

このSNSは、mixiと同じく紹介制度で成立しています。いま、数名のメンバーで
あれこれ触って実験中ですが、mixiよりも優れているサービスもあり、使い方
の発見を楽しんでる状況です。使ってみた感想では、mixi+グループウェアと
いう感じです。

そこで、児島の方からKojimag@の愛読者には、後日紹介メールを配信します。
興味がある方は、是非、トライしてください。

加えて、TIES利用の案内も来年度早々できるのではと思います。コジマガで
紹介しているTIESも聞いているより、実際に使ってみた方が分かりやすいと
思います。そこで他大学の優れたコンテンツで勉強するもよし、タイピング
で大学生と競ってみるのもよしです。

OBによるサブゼミや卒論へのダメ出しなど使い方は、ユーザが決めることです。
素晴らしい人達がネットの向こう側にいることは確かです。皆さんとコラボ
できるかも知れません。同じようにゼミのドメイン.NETのあるべき姿は、参加
するユーザによって決めるものです。今年はますます楽しみです。


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■編□集□後□記□
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売れ筋にも格差社会が生まれています。昨年正月にiPodを購入しました。当時は
品切れ状態で待たされた思い出があります。NINTENDO DSを昨年末に買いました。
無線LANでダウンロードしたり、子供達は皆で公園に持参し通信で遊ぶそうです。
DSのソフトも売り切れとそうでないものの差が顕著です。

どれもこれも携帯機器ばかりですが、ユビキタス・ジャパン(u-Japan)は新たな
格差社会を生み出すのでしょうか?