2007年3月10日土曜日

第28号(2007.03.10)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@    第28号
□───────────────────――2007.03.10─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.028
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。

いつもの春と感覚が違うのは、何も名古屋キャンパスでの生活に戸惑っ
ている訳でなく、ゼミ生と会う機会が極めて少なくなったからでしょう。
卒論が終わっても勉強を通じて培った団結力は、3月中も続いています。
毎年、マルちゃんに何人かのゼミ生が自分の勉強をしています。そこで
いろいろな話をするのですが、今年はそれができないのが残念です。


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■NGU短信 > 名古屋キャンパス稼動の段
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☆関連サイト:http://www.ngugp.jp/nagoya_campus/index.html

新聞によれば、2月13日から名古屋キャンパスが稼動しました。ちょうど
その日は私の研究室の移動日でもありました。引越し業者が来る直前まで
研究室で段ボールへ詰め込み作業をしていました。やはりプロの業者は
たいしたもので、所要時間は5分で部屋の荷物を搬出してしまいました。
感傷に浸る間もありません。

新しい研究室からは国際会議場が正面に見え、名駅の高層ビル群や金山駅
南ビルも遠くに眺望できます。そして新しいチャペルが真下に見下ろせま
す。夜にはチャペルの十字架が白く光り、何とも荘厳な雰囲気が漂います。

校舎の南には白鳥庭園があって、堀川の向こう(東)側は熱田の森です。
白鳥公園に隣接しているので都心にもかかわらず緑が多く、慣れ親しんだ
瀬戸キャンパスと通じるものがあります。緑の中にあるレンガ色の建物は
瀬戸、名古屋の白鳥学舎もとても綺麗です。

もうひとつの日比野学舎を見学しました。まだ地下鉄出口が完成していま
せんが、5番出口直結です。経済学部ではゼミが行われる予定です。ゼミ
の帰りは、雨に降られてもそのまま地下鉄に乗れます。また、栄や金山の
飲み会も皆で行くこともできます。

これまで新キャンパスへ通勤も含めいろいろとチェックした感想ですが、
横着な学生の振る舞いが恐ろしい。まだ学生は大挙して通学していません
ので想像するしかないのですが、どうなるかは火を見るよりも明らかです。

当然、これまでと同じような行動をとるでしょうから、歩行喫煙・ゴミの
ポイ捨て・信号無視・駐車駐輪違反・騒音などの苦情が寄せられることで
しょう。新校舎では瀬戸キャンパスほど食堂の座席が確保されていません。
また大教室は1・2階に配置されていますが、4000名の学生がどのように
移動するかを想像すると怖いものがあります。ビジネスビルと違って休憩
時間に一斉に動き出すという特性をどこまで盛り込んであるのか?

いよいよ今月の終わりには、在学生が登校します。考えれば頭の痛くなる
ような話ばかりですが、何事も実際に試してみないとわかりません。杞憂
に終わるかも知れませんし、深刻さを忘れずに楽観的な姿勢で臨みたいと
思います。

このように未知の出来事をどのように処理してゆくは、素早い対応です。
当然、初めてなので失敗はつきものですが、どれだけ細心の注意を払って
迅速に対応できるかが変化には重要です。

OBの皆さんも百聞は一見にしかずです。一度、散歩がてらに地下鉄で見学
に来られるのがよいでしょう。


―――――――――――――――――――――――≪ books ≫――
■ 本の紹介
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☆関連サイト:http://web-version2.blogspot.com/

『YouTube革命』,神田敏晶,ソフトバンク新書,\700
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電車通勤となったので、往復30分程度の読書ができるようになりました。
生まれてはじめての地下鉄通勤ですが、不思議に混雑していません。朝の
いろいろな時間帯で乗車して、チェックをしています。鶴舞線の丸の内で
多くの人が降車するので、ほとんど座れます。寝るまでの時間はありませ
んが、軽い本を読むにはちょうど良いかもと思っています。

この本のサブタイトルは”テレビ業界を震撼させる「動画共有」ビジネス
のゆくえ”です。著者にとって『Web2.0でビジネスが変わる』に続く第2
弾です。前作と違わず、非常に読み易い本です。ちなみに、著者の最新刊
『ウェブ3.0への集合知』(大和書房)も入手しましたので、この読後感も
伝えてようかと思います。

YouTubeをよく知らないという人にとっても最後に解説がついてますので、
試しながら読むのも良いでしょう。ここで述べられているYouTubeがGoogle
に買収されたことの印象は著者と同感です。もし、MSに買収されていたら
将来価値は半減以下になってしまうのではないでしょうか。「スゴ録」を
使っている人にも、共感できる点は多いでしょう。

YouTubeはじめWeb2.0をよく知っているブロガーには何てことない本ですが、
動画コンテンツ配信サイトやWeb2.0企業の流れが分かりやすくまとめられ
ています。その部分でも読む価値はあるでしょう。

いよいよデジタルコンバージェンス(融合)とネットワークの凄さが輝き
始めまたことをあらためて思い知らされます。急速な社会の変化に対応し、
百貨店やビールなど老舗業界の再編M&Aが話題となっています。規制に保護
されている放送業界もどのように移り変わってゆくのが楽しみです。この
本に提起されているように、従来のビジネスモデルは成立しづらくなって
きました。

何事も実践という点で、ゼミの10周年パーティに作成したビデオをYouTube
にアップしてみましょうか?何人が視聴し、社会からはどのような評価が
もらえるのでしょうか?またブログにも貼り付けられるので、その折には、
是非、埋め込んでください。


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■最近のゼミから
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☆関連サイト:

研究室の整理に1週間ほどかかりました。一番時間がかかったのは資料の
整理・破棄です。これまで委員会や授業関連の資料で捨てられずに残して
いたものを短期間で処分しなければなりませんでした。多くは捨てたので
すが、ゼミ関連はできるだけ残しておきました。

10年以上のゼミを振り返ることができました。気合が入り過ぎていたのは
4期生の頃でしょうか。ゼミ内定者に英文コピーを渡し、パソコンで機械
翻訳をさせたり、かなりきつい課題を与えていたと思います。確かにこれ
だけの課題をこなせば力は付きます。今だったら何人も脱落するのではと
思います。彼らもついてこられるだけ根性があったのでしょう。

資料は「ネットのあちら側」に置いておくことの重要性を痛感しました。
PDFに変換しておけば、今でも利用可能ですし、このような移動の時にでも
とても便利です。

【ご案内】
□卒業式&追い出しコンパ 3月15日
・3月15日(月) : 卒業式ならびに追い出しコンパ

詳しくは、.NETを参照下さい。
4年ほど前から卒業式には、卒論完成者にはゼミ修了証を渡しています。


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■編□集□後□記□
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ライフスタイルの変化に対応するため、最近、使い始めたものがあります。

ビジネスバックは、忘年会時にある卒業生に強奪されたので購入しました。
新しいバックにはポケットがたくさん付いており、どこに何をしまって
おいたらよいか困っている状況です。自動車中心の生活では、途中で切符
や本などを出すことがないので、まとめて放り込んでおいてもOKでした。

また、地下鉄の乗車時間に合わせるため電波ソーラー時計も新調しました。
1秒の狂いもない正確さはなんともいえません。これもいろいろな機能が
ついていますが、取説は読む気にもなれずマスターするのが遅くなっている
自分が情けないと感じ始めています。