□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@ 第32号
□───────────────────――2007.08.29─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.032
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
残暑お見舞い申し上げます。
8月も残すところあと僅かです。今夏は最高気温は新記録となるなど異常な
暑さです。大学の一斉休業には、名古屋キャンパスの研究室で仕事をしてい
ました。記録的な猛暑が続く外とは違って、涼しく静かな研究室はあたかも
避暑地にいるような心地よさです。ただ、蒸し風呂のような廊下からトイレ
までが大変でした。徐々に通常モードの仕事に戻らなければなりませんが、
早く夏の宿題を片付けておきたいこの頃です。
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■NGU短信 > 都市景観について考えるの段
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☆関連サイト:http://www.city.nagoya.jp/jigyou/kenchiku/toshikeikan/keikanshou/
コジマガ3号で書いたのですが、東京など都心の建設ラッシュによる変化の
速さに多くの人がその流れについてゆけないのではないでしょうか?一方、
地方都市では、商店街の閉じたシャッターが目立ってくるという変化はある
ものの、ゆっくりとした下降気味の変化です。
名古屋駅前ではミッドランドスクウェアとルーセントの高層タワー群に加え、
スパイラルタワーが建設中です。これまでタワーズは最近のテレビや雑誌で
名古屋の顔になっていました。新しい高層ビルの登場で名古屋駅として調和
がとれているかどうかは疑問です。東京でも新宿や汐留などのタワー群を見
上げる時に全体の調和は?と首をかしげることがあります。
これに比べて横浜のみなとみらいは極めて美しい調和を感じさせます。また、
名古屋の久屋通りもビルの高さが制限されており、一定のバランスに美しさ
が見られます。国家100年の計というビジョンがあるとすれば、街づくりに
活かされるべきで、企業や個人の経済性だけが優先されるべきではありません。
ヨーロッパでは美しい街並みが多いのは、人々が街で文化的に豊かに暮らす
という理念が確立されているからでしょう。
名古屋駅近くにある「ノリタケの森」は長期ビジョンにかなった事業である
と思います。森というにはまだお粗末ですが、これが50年後にはきっと草木
は大きくなり、さらに100年後には立派な森になっているでしょう。都市空間
は行政が主導しても良いと思うのですが、一企業が取り組んでいるのは立派
です。というのも現代は、創業100年という伝統企業でさえ、生き残るのには
大変な時代だからです。カネボウが産業再生機構に頼り、クラシエとして再開
になりました。化粧品事業はよいものの、不採算部門をどのようにするかが
課題だそうです。このように企業も変化しなければ、生き残れない時代です。
人間の生活も変化しますが、一時的な経済性ばかりでなく、人々の心が豊か
になるような取組を継続することは、もっと評価されるべきでしょう。
街並みに関する評価として、名古屋市が実施している都市景観賞があります。
デザイン博覧会を開催した名古屋市ですから、美しい建物・地区などを選定・
表彰しています。市のサイトに過去の表彰作品がアップされていましたので、
チェックしました。やはりおしゃれな建物が受賞しており、どれもどこかで
見たなぁと思うような気にかかるデザインばかりです。
周辺との調和という意味で選定されているかという基準では微妙です。では、
名古屋キャンパスの白鳥学舎は、都市景観に貢献しているでしょうか?瀬戸
キャンパスを知っている皆さんにとっては、別の感覚にとらわれるでしょう。
白鳥公園や堀川とのマッチングはいかがでしょうか?春に熱田記念橋橋から
見たキャンパスが美しいと感じたので、上手く調和しているように思います。
OBの皆さんも一度、新しい名古屋キャンパスをご覧になり評価してください。
都市景観賞では市民投票をインターネット投票実施中ですので、優れた作品
へ投票してみませんか?
※追記
このコラムの下書きは2年前から塩漬け状態でした。ミッドランドは建築中
という表現になっていました。今回、白鳥学舎が都市景観賞へのノミネート
されたことで、記事としてようやく日の目を見ました。
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■最近のゼミから
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☆関連サイト:http://www.tiesnet.jp/
OBの皆さんへ朗報です。児島ゼミOBに対して学内用TIESを利用できるように
設定をしました。これにより無料で、一生勉強できる環境が整ったわけです。
もちろん「そんな時間はない」とお嘆きのOBもおられることでしょう。若さ・
時間・お金の3つは全部揃いませんから仕方のないことです。でも、人間は
一生勉強ですので、自分で諦めることなく、できるところから始めましょう。
絶えず進化を求めてゆけば、そこから奇跡は起きます。
TIESについてはコジマガ18号(バックナンバー)をご覧下さい。多彩な機能
がありますが、一番簡単なのは授業ビデオを見ることです。本学のビデオ付
科目は多いのですが、児島ゼミに関するコンテンツには以下のようなものが
あります。
2005年度 「パソコン統計」
2006年度 「応用パソコン統計」「情報経済論」
2007年度 「専門演習II」「ゼミナール(卒論指導)」など
これらの科目では授業ビデオが視聴できます。これからのゼミでは卒業論文
やその作成過程もTIESの一教材として配置しておくようにします。(従来の
ゼミサイトでは、個人情報超過保護法に抵触するそうですから...はぁ...)
その他、学内イベントもビデオで見ることができます。
最近のゼミ活動にTIESを活用しています。もちろんCCSや.NET、ゼミサイト
との併用ですが、それぞれ長所があるので、使い分けから効果を確認して
います。何事も試して見なければ分かりません。
今、中国とアメリカに留学している現役生がいます。彼らがTIESを使って
日本との遠隔授業や指導ができないかということも思案中です。本学には
通信制大学院がありますが、メールでの指導という水準だそうです。もう
21世紀ですので、ICTの多彩な機能を使わないとこれからの社会進化に対応
できません。
OBと一緒にTIESで何をしたいかといえば、「サブゼミ」です。Webカメラを
利用してOBや現役生を交えたディスカッションです。できれば学生のゼミ
発表をライブで配信し、そのコメントを遠隔地からもらうというものです。
このような授業や会議が可能であることは知られていますが、十分に使い
継続して実施しているという事例は極めて少ないという現状です。それは
システムが用意されても、ユーザが育っていない、育てない、使い勝手が
悪い、ちょっとした煩わしさで使わなくなるといった原因があるからです。
やはり最後は「人」の問題に帰着します。
さて、今年からTIESもTIES5にバージョンアップして、ますます進化して
います。本学のコンテンツ以外に面白い授業はたくさんあります。特に、
お薦めなのが、「eラーニング経済学」と「求人ビデオ」です。是非、視聴
して下さい。また、大学で勉強したくなったり、仕事上の新しいヒントが
出てくるかも知れません。
ちなみに、ログインIDは皆さんが使っていた学籍番号です。PWDはこちらで
振りましたので、別途お問合せください。3期ゼミ長の小林君にPWD一覧表
を送付しています。
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■編□集□後□記□
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昨年は参加できなかった夏の祭典に出席しました。会の始まりにはいくつか
見られた空席も、いつものごとく事前に申し込んでいないメンバが登場し、
最後には、溢れかえるような状態でした。
毎回、この会のために遠方から来てくれるメンバには、驚きとともに頭が下
がります。酒の勢いもたまにはいいもので、来月に浜松でOB会が開催される
ことになりました。これまで何度も話に出ていましたが、浜松出張が事前に
決まっていたので、その場で予約というようにスムーズにことが運びます。
そこで、9月8日(土)に浜松へ行きます。豊橋市から静岡市あたりにお住
まいのOBは、是非お出かけください。徳川家康が苦労をした時代を送った
浜松で飲みましょう。
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