□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@ 第34号
□───────────────────――2007.11.13─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.034
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
久し振りに結婚式へ出席しました。最近の結婚式は、かなり演出に凝っており、
驚くことがあります。今回の式場は10年以上前に訪れたことがあったのですが、
すでに全面リニューアルで外観から全く違います。
挙式場の演出は見事です。派手すぎず幻想的な雰囲気作りがよくできています。
光や音の微妙な演出や人の動きの導線にも配慮があります。また、披露宴会場
にもいろいろな仕掛けがあります。サービス過剰といえるかもしれませんが、
臨席する客人への気配りも大したものです。披露宴がひとしきり進んだ後に、
隣接するガーデンにてスイーツのサービスにイベント・・・これはどうも最近
の定番のようです。
この10年間で結婚式は大きく変化しました。ブライダル産業も従来の金太郎飴
のように画一的でなく、提案するだけでなく、ニーズに応え、クライアントと
ともに挑戦する姿が見えます。私達サービス業にとって参考になりました。
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■NGU短信 > 学園祭とホーム?カミングの段
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☆関連サイト:http://www.ngudo.com/
名古屋キャンパスで初めての学園祭が開催されました。同窓会や.NETからの
案内でご存知の方やご来訪いただいたOBもおられることでしょう。学園祭に
併せて、大学同窓会がホームカミングを行います。これは、学び舎であった
大学へ帰ってくるという意味ですが、まだ名古屋キャンパスで4年間学び、
育っていったOBもいない場所でのホーム(?)カミングでした。
今回でホームカミングは16回目になるそうですが、最近はゼミOBが参加して
くれますので、私も参加するようになりました。休日の昼なので、家族連れ
できてくれるのも嬉しい限りです。ゼミOBが準備することなく、用意された
食事をしながら楽しい時間を過ごせるというありがたい機会です。酒盛りと
なるOB会とは違って、個別にゆっくり話をすることができます。今回も11時
から16時頃まで、何人かのOBと一緒に過ごすことができました。
また、ゼミ以外の本学の立派な卒業生にも会うことができる、そしてゼミの
卒業生に紹介できる機会に恵まれます。元イージス艦艦長や実業団でバレー
ボールで活躍する卒業生を紹介しました。普段ではなかなか会えない彼らの
存在を目の当たりにすることで、大きな刺激になることでしょう。
今度は、我がゼミOB諸氏がその道で頑張り、後輩たちに多くの刺激を与えて
もらえれば幸いです。決して目立った活躍を期待しているのでなく、着実に
仕事をし、周りに感謝をすることで自ずと道は拓けてきますのでその経験を
期待します。
今回の学園祭は全国初のゴミ箱なしという取組で、マスコミにも取り上げら
れました。瀬戸からモリゾー・キッコロが来学し、子供たちの人気を集めて
いました。さらに、愛・地球博の事務局長の講演会などもあり、話題は盛り
だくさんでした。
何よりも嬉しい話は、瀬戸の時代に比べて多くの来場者があったことです。
中庭にごった返すほどの人が溢れている光景は、学園祭の活気や賑やかさを
演出しました。これは本学の新キャンパスのパブリシティを高めるのに貢献
するイベントで、一般の人に広く知られるながら社会の認知が高まります。
さらに、出店している学生達が、ゴミゼロに非常に協力的であったことです。
4月よりゴミやタバコのポイ捨てなどレベルの低い話に辟易としていました。
ごく一部の学生による稚拙な行為ですが、これによる外部被害は大きいもの
でした。今回のゼロエミッションという意図が十分に伝わったのでしょう。
学生たちは店の周りのゴミを拾い協力的であったとのことです。
このように学生が自分の大学の環境保全にコミットすることでひとり一人の
愛校心を醸成し、さらには綺麗なキャンパス維持に貢献する取組になること
は間違いありません。時間がかかりますが、このような学生を一人でも多く
育てることが名古屋学院のレベルを徐々に高めてゆくことになるでしょう。
新キャンパスで初経験で、OBを含めた学園関係者(ファミリー)による不断
の努力がいつか必ず実を結ぶのではという期待が膨らんだイベントでした。
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■最近のゼミから
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☆関連サイト:http://www.kojima-seminar.net/
最近はゼミでの覚え書きを.NETに記載するようにしました。学習方法は時代に
合わせ変化しなければならないからです。特に、新しいキャンパスなので早く
環境に順応しなくてはなりません。そのためにも、気づいたことを書き留めて
改善に役立てる必要があると思いました。
環境に対応して変化することを「進化」と呼びます。決して進化が昔に比べて
優れているというわけではありません。その時代ごとに最適な方法はあるわけ
ですので、昔ながらの方法を頑なに続けることは、自ずと非効率になります。
大学を取り巻く環境(ゼミ生や施設など)の変化の下、どのように運営すれば
最高の結果が得られるかを試行してゆくことが必要でしょう。
以前のやり方を守ることは失敗のリスクが少なく、効率的にできるでしょう。
しかし、以前もコジマガに書いたと思いますが、強者でも変化に対応できなけ
れば絶滅してしまいます、恐竜のように。
その意味では、今年のゼミはチャレンジングな日々です。月曜の3・4年ゼミ
は4・5時間目の連続なので、午後3時から夜8時までゼミ生が皆で頑張って
います。学生にとってしんどいはずですが、自宅での学習習慣がついていない
ことを考えれば、5時間も勉強すれば必ず成果は上がります。その成果の振り
返りで、自分の力を信じるという自信がついてきます。
毎回発表をしているので、5週間程で各人の方向性が見えてきました。あとは
一人ひとりが、自分で走り出すのを期待することでしょう。年内に卒論を書き
上げるゼミ生が現れることを密かに楽しみにしています。
また、ゼミ生は自分たちでICTも上手に利用できるようになりました。Skypeで
中国からゼミへ参加し、適切なコメントまでできるという時代になったことに
感無量です。Powerpointファイルをメールで送り、現地でそれを見ながら発表
を聞くというスタイルです。このような形式はTIESならば簡単にできそうです
が、TIESを常時利用するには各人のスキルアップや設備などの環境整備が必要
となります。特に、ライブカメラが簡単に設定できる方法を見出さねばなりま
せん。でも、私自身が出張先の沖縄からTIESでゼミが十分にできなかったこと
を考えれば、学生の取組はたいしたものです。
□ゼミ予定 :
毎週月曜日:506教室
ゼミ合宿:11/30(金) 愛知青年会館(名古屋・伏見)
社会見学:12/01(土) 産業技術記念館、キリンビール工場
卒業研究発表会:12/03,04,06,07
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■編□集□後□記□
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あっという間に今年も残すところ2ヶ月を切ってしまいました。毎年、慌しい
年末年始ですが、穏やかな時間を過ごすためにも今を頑張りたいと思います。
ゼミ生諸君が早めに卒論を仕上げてくれることが、何よりも望むところです。
私自身、卒論マラソンの伴走者でしかないので、ランナーの意欲を盛り立てる
ことに努めなくてはなりません。
ゴールを前に逃亡しようとしたり、コースを逸れてしまったり、息切れしたり
ランナーも様々です。私が代わりに走るわけにもいかず、また、一人ひとりの
個性や強みがあるだけに、褒めたり、叱咤したり、激励したり大変です。