□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@ 第113号
□──────────────────────2015.01.04─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.113
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
新年あけましておめでとうございます。2015年が始まりました。今年4月には、
児島ゼミが創立20年を迎えますので、記念すべき一年になりそうです。現在、
いろいろな記念イベントが構想されており、10年に一度という催事も企画され
ているようなので、是非、ご参加下さい。
さて、恒例の年末のOB/OGによる忘年会は、20年の歴史を感じさせるメンバー
構成でした。30代後半の卒業生と現役生の年代の2大グループがメジャーで
あり、世代の差が広がりました。例えば、3期生から見れば、児島(50歳)と
現役生(21歳周辺)では、児島の方が年齢的に近いということになりました。
このように年の離れた世代が出会うという何とも奇妙な飲み会でした。
また、卒論原稿を持参した4年生もおり、卒論完成へ向けてカウントダウン
が始まっています。かつては、OB/OGの忘年会の集合よりも1時間前に集まり
喫茶店で皆で原稿のダメ出しをしていました。本来ならば、そのような危機
的状況にある学生もいるはずですが、自分の置かれているやばい立場が理解
できていないのでしょう。独力でできると思っているのかも知れません。
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■NGU短信 > 2015年学部増設とその準備の段
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☆関連サイト:http://www.ngu.jp/
すでに大学の公式サイトで明らかになっていますが、今年の4月から大学は
8学部11学科という体制になります。名古屋キャンパスでの学部編成は次の
通りです。
経済学部の総合政策学科(定員:150名)がスピンアウトし、現代社会学部
になります。そのため現在、経済学部に所属している数名の教員は新学部へ
移籍することになります。残った経済学科は定員を250名へ減じて、50年間
続いたマスプロ教育からの脱却を図ります。瀬戸時代からの一学部450名と
いった大経済学部時代の終焉です。
同様に、外国語学部にある2つの学科(中国コミュニケーション学科と国際
文化協力学科)を元に国際文化学部を創設します。この学部は、国際文化
学科と国際協力学科の2学科で構成されます。この再編で、外国語学部の
創設時からあった中国語学科は完全に消滅することになりました。
他方、瀬戸キャンパスではスポーツ健康学部に新学科が誕生します。新設
の「こどもスポーツ教育学科」は、本学初となる教員養成系の学科です。
昨年10月には新たに教職センターが組織され、両キャンパスで教員育成の
支援体制が整ってきました。
以上のような再編によって、全体は次のような陣容になります。
【名古屋キャンパス】
E 経済学部:経済学科
G 現代社会学部:現代社会学科
C 商学部:商学科、経営情報学科
L 法学部:法学科
F 外国語学部:英米学科
W 国際文化学部:国際文化学科、国際協力学科
【瀬戸キャンパス】
S スポーツ健康学部:スポーツ健康学科、こどもスポーツ教育学科
R リハビリテーション学部;リハビリテーション学科
先頭の英字は学籍番号などに付与される識別記号です。各学部のサイズは
小さくなりますが、学びの分野が多様性に富み、さらに個性溢れる大学と
なってゆくと期待されます。
とはいえ、これだけ学部が増えると大学運営では従来のやり方では通用し
ません。例えば、全体調整(時間割編成、教室配当など)が大変になって
きます。それには、大学全体の最適化を前提としたルールの明示と厳格な
運用が求められます。(例えば、Aという学部ではOKなのにBはダメとなる
と組織として成立しなくなります。)
また、学部相互が理解をしあうことも大切です。そこで、次年度から履修
要項を合冊化して、全体が見えるようにする予定です。現在、各学部ごと
に作成配付していましたが、十分な編集作業をしていないために、表記の
ミスも散見されていました。合冊によって編集作業が楽になるだけでなく、
印刷や配付のコストを抑えることができます。これを実現するために昨春
から立案し、夏前に全学で合意を取り付け、現在、作成中です。新体制に
なるまでどれだけ状況を改善できるか、残り3ヶ月です。
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■最近のゼミから > 卒論の総仕上げの段
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☆関連サイト:http://www2.ngu.ac.jp/~kkojima/seminar/rublic.pdf
昨年に続いて2014年も最後のゼミ終了後、ゼミ生の忘年会が18日(木)に
金山の鉄板坊主で開催されました。卒論作成までの区切りとするとともに
3年生が4年生から直接、学ぶ機会としています。就職活動の話を聞いたり、
卒論のテーマ探しを相談することから、目前の課題に対して、準備をして
もらいたいという期待が込められています。本ゼミの時間ではとても得ら
れない効果なので、大変嬉しく思いました。
また、教わることよりも、他人に教えることで力はつきます。4年生が3年
生へ指導をする姿を見ることが楽しみです。今年もそのような光景を見る
ことができ、ゼミをやっていてよかったと思うひと時でもあります。
さて、現4年生のタスクは、年内に「はじめに・おわりに」のダメ出しを
受け、本文も提出するように指示しました。年内の卒論進捗状況は18名が
ビデオ撮影を終了し、その内、15名が「はじめに・おわりに」のいずれか
のダメ出しを受けました。提示した初期の目標を完全に達成できた学生は
少数でしたが、比較的順調に進められたゼミ生もおり、ゼミとしての学習
はあったように思います。1月中に本ゼミが2回予定されています。事務的
な手続きを含め、期限内で十分に終了できそうな学生も見られます。
本来ならば、もっと早く終われるようなペースでゼミ指導をしていました。
とはいえ、口酸っぱく指導しても大半は周りに流されがちなだけに、ゼミ
ではマネジメントの重要性を説いています、今後の人生でマネジメントの
大切さは身を持って体験することになるはずですが、失敗経験だけでなく
一度は成功する体験が必要です。それは、卒論作成で苦労したが、何とか
できたという成功体験です。
これまで毎年、全員が卒論を書き上げている事実を考えれば、やればでき
ることは自明です。指導方法も確立しているので、早く取り掛かった方が
気持よく進めることもでき、得られる満足感も大きいはずです。皆と一緒
に取り組めるだけに、一人で間違った方向へ進むことなく、互いに信頼感
が生まれます。将来、仲間と仕事をする際には、卒論作成の経験は大いに
役立つことでしょう。
卒論を完了する頃には、全員がルーブリックの項目を全て達成できるよう
期待しています。
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■編□集□後□記□
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ゼミ20周年に向けて、これまで発行したコジマガをまとめようと編集作業
にとりかかっています。4年前からはブログでもアーカイブしているので、
すでにネット上ではまとまっていますが、他の文書とともに紙の媒体でも
ゼミ活動を記録しておく必要性に駆られました。
これまでコジマガ1号あたり約150行を目安として書いていましたが、通算
で113号の文書をマージするとすごい数になりました。総文字数はなんと35
万字近くになり、総ページ数も250ページを超えています。塵も積もれば
・・・ということでしょう。
また、これだけの文字数ともなれば、ミスはたくさんあります。発行前に
しっかり確認しているつもりですが、明らかな誤字脱字が散見されました。
もちろん、10年もの歳月を経ているので、表記の揺れは少なくありません。
そこで、Wordの校正機能や置換機能を使って、修正作業をしました。まだ
完成版には程遠い状態ですが、イベントにはお披露目できるようにしたい
ものです。(これもマネジメントです。)
■コジマガ・バックナンバー
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/
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