□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@ 第114号
□──────────────────────2015.03.28─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.114
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
年度末が近づき、今年度のまとめや次年度の準備に何かと気ぜわしいこの頃
です。加えて、今やっておかねばならない作業にはゼミ20周年の準備があり
ます。時間を見つけて、過去の卒業論文や発表ビデオなどを整理しています。
そして、書き溜めたコジマガも節目に編集しておかねば、さらに大変な状態
となってしまいます。毎年、ある程度は処理したつもりでしたが、チェック
してみると、年度ごとで体裁が違っていたり、散逸した箇所も見つかるなど
まとめるのも一苦労です。
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■NGU短信 > 教育学習センター(ESC)と卒論製本の段
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☆関連サイト:http://blog.ngu.ac.jp/kgakusyu/
教務部長に関わる部署は教務課(曙館1階)だけでなく、教育学習センター
(Educational Support Center、ESCと略)もあります。ですからほぼ毎日
のように2つの部署へ顔を出します。(もっともサブゼミへ出かける際に、
立ち寄るパターンが多かったのですが・・・)
ESCは、瀬戸3学部時代に設立された「基礎教育センター」が端緒です。今の
主な業務は、学生の教育に関する多面的な支援です。具体例として、新入生
向けプレースメントテストや毎学期の授業アンケート運営業務があります。
また、これまでコジマガで紹介した内容では、卒業研究発表会のサポート、
ゼミ紹介用のポスター掲示の準備など多岐にわたります。さらに大学へ営業
訪問してくる教育関連業者の話をESCで聞いたりします。これまでESCは曙館
3階にありましたが、2月に新校舎の希館1階へ移転しました。新しい場所は
Sプラッツ(学生支援センター)と一緒になって、より総合的な学生支援を
担う部署となりました。
さて、ESCは卒業論文を製本化するための受付窓口でもあります。完成した
卒論を教員が整理した上でESCへ持参すると、卒業式前には立派な論文集と
なって返却されます。これまで商学部は学部として製本化に取り組んでいる
ので、多くのゼミが行っていますが、残念ながら経済学部で卒論をまとめる
ゼミはほとんどありませんでした。というのも、個別で製本依頼すると処理
すべき項目が増え、このような手間も広がらない原因のひとつでした。
今回でゼミの卒業論文集は6冊目となり、研究室に保管されています。ゼミ
創設の時代(1・2期生)と近年(13・14・18・19期生)があります。それ
以外の学年が製本できなかったのには理由があります。一時期、紙よりも
PDFファイルを中心にしていたことと、また進捗が遅い学生を待っていると
納品期日までに間に合わないという事情からでした。
教育成果を製本してまとめおくことは重要であると感じています。ゼミの
論文集の巻頭には、必ず児島が所感を書いています。このまとめは年度の
指導記録とともに反省となり、今後のよりよい指導につながります。また
今、これを読み返しても往時がすぐに思い出されます。
今年、ようやく経済学部も学部として製本作業が推奨され、他ゼミも希望
をすれば簡単に製本できる体制ができました。まだ製本へ至るゼミは多く
ありませんが、教育のエビデンスという面で重要な役割を担っています。
卒業論文は教育成果のひとつなので、後輩が参考できるようにすべきです。
昨年から文部科学省の指導により博士論文はインターネットで公開が義務
付けられました。これは論文の剽窃や盗用あるいはデータ改竄などが頻発
している影響かもしれません。(そもそも公刊した著作物を見せたくない
ことの方が問題だと思いますが・・・)いずれ、この流れは修士論文へも
広がり、さらに学士の卒業論文もという可能性は否定できません。なので
全学で卒業論文の製本化を推進する教学環境を準備しています。もちろん、
目指すべき最終型は、電子化した論文のリポジトリです。
児島ゼミの場合、製本化や電子化にも改善に挑戦しています。まず、今年
から最終堤出の原稿を両面印刷としました。これで本の厚みは従来の半分
となり、扱いやすく読みやすくなりました。次に、卒業論文集のPDF版が
完成しました。どのように公開するかを検討中です。さらに、将来の展望
として、電子書籍版に向けてEDUPUBでの発刊を視野に入れています。
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■最近のゼミから > 卒論指導の振り返りの段
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☆関連サイト:
今年度の最後のゼミは1月15日であり、大学の公式の提出日(授業終了日)
が1月21日だったので、従来とは順番が逆になりました。今年の成果は、
最後のゼミ(1月15日)までに修了できた学生がいたことです。これまで
の最速ペースです。また、公式の提出日(1月21日)までに修了した学生
も5名いました。そして、例年通り学位論文の審査のように提出後も論文
の指導は毎日続き、2月5日(木)に今年度の卒論指導が終了しました。
これは、昨年よりも2日早いペースでした。
赤ペン指導のピークは1月21日で、さすがに疲れ果てました。遅れている
ゼミ生を見てやろうにも教える側も焦っているので、指導のクオリティが
低下している自覚がありました。余裕がないと十分な対応もできないので、
事前のアドバイス通り、早めに指導を受けてもらいたいものです。各ゼミ
生の意識の持ち方次第では、全員が年内に終わることも可能であると思え
ました。やはり他のゼミやバイトなどにマイナスの影響を受けているよう
です。マネジメントの実践はこれからのゼミの課題です。
また、秋から1週間のサブゼミシートを作成し、各人のサブゼミへの参加
状況(月~土)を記録しました。そこにプレゼン終了の日付や赤ペン指導
で点数を記入し、一人ひとりの進捗度を「見える化」することで個別指導
に役立てました。特に赤ペン指導段階では、出来具合を点数化したので、
「はじめに」「おわりに」「要旨」がどこまで進んでいるかをシートから
一瞥できました。その結果、サブゼミへの参加度合いと卒論の進捗具合い
には強い相関関係があることが分かりました。やはり、卒論作成は個人の
能力でなく、地道な努力や皆で協力する態度や姿勢に依存しています。
次年度の課題は、ゼミのテキストに指定した『伝わるデザイン』をもっと
活用させることです。たしかに、この書籍はPowerpointでは積極的に利用
されましたが、Wordになってからは振り向かれる機会が少なかっただけに
少し残念です。文字フォントや作表への留意事項が記載されているので、
もったいない気がしました。さらに、将来のビジネスパーソンに対しては
Wordの「見え消し修正」をもっと体験させるべきかとも思います。(以前
は2・3年生時に教えていた内容です。)
一方、2年ゼミでは年末恒例の「ゼミ対抗コア6コンペ」で基準Gの部門で
見事優勝しました。基準Gは得点率と参加率の幾何平均なので、ゼミでの
チームワークが求められます。コンペ当日は全員出席だったので、スコア
の向上要因となりました。得点率に関しては、例年に比べ、ゼミ時間内に
十分練習させていなかったので少し不安でした。しかし、期待通りの成果
が出たので安堵しています。ちなみに、基準A(上位5名の単純平均)での
優勝は早川ゼミでした。
対抗コンペ優勝のご褒美として、最後のゼミでピザパーティをしました。
ネットから20名以上のピザを注文したのは、初めての経験です。当日、
デリバリーで届けられたピザは結構な量でしたが、若いゼミ生らが全部
平らげたのを見て、育ち盛り世代の勢いを感じました。
今年度もゼミを終えました。次年度への準備が必要です。秋のゼミ募集は、
いずれの学年も定員を満たしましたので、4月からはゼミ生と切磋琢磨の
日々が続くことでしょう。
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■編□集□後□記□
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コジマガの発行が約3ヶ月ぶりとなってしまいました。気づけば季節は
春になり、数多の別れがやってきました。今春はかなり多くの教職員が
退職します。特記すべきは、48年間大学で教鞭をとられた坪田暢允先生
がご定年を迎えられたことです。ゼミOB/OGの中でも先生のスポーツの
授業を受けたことがある人も多いと思います。大学は創立50年ですので
大学の歴史そのものといえます。そして体力的にも、人格的にも「真の
レジェンド」と呼ぶにふさわしい先生でした。
新年度から学部増や欠員補充に伴って、20名以上の教職員が加わります。
前号にも書きましたが「大経済学部」時代が終わります。いよいよ8学部
11学科という新しい時代が始まります。
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