□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@ 第142号
□───────────────────2018.09.26─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.142
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
前号を発行してから4ヵ月以上の期間が空いてしまいました。2019年度は大学に
新しい箱モノができ、それに伴う大きな変更も起きているので、適時にお知らせ
する必要がありました。好機を逸してしまったのは大きな反省点です。まずは、
10月のホームカミングの機会などを利用して、名古屋キャンパスへ足をお運び
いただき、変貌する大学を見ていただければと思います。
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■NGU短信 > Global Links オープンの段
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☆関連サイト:https://www.ngu.jp/globallinks/
☆関連サイト:https://www.ngu.jp/outline/facilities/taiho/
地下鉄でのラッピングやメディアでの広報などで、すでにご存知の方も多いと
思いますが、旧国有地の跡地に新しい学舎をオープンさせました。正式名称は
名古屋キャンパスたいほうです。従来の学舎という呼称から名古屋キャンパス
しろとり、名古屋キャンパスひびのという呼び名に変更となりました。新たな
用地に建てたので、さぞ大きな建物だろうと思われますが、3階建てでさほど
目立ちません。日比野駅から南に向かって進むとコジマの看板は遠くからでも
分かりますが、大学は近くを通ってようやく気づくといった感じです。
1期工事の終了として、Global Linksが開業しました。通りに面して南北の2棟
から構成されています。本学の建物には聖書由来の名前が付けられており、北
は言館(ことばかん)、南は恵館(めぐみかん)と命名されました。言館には
国際センターとiラウンジが、恵館には社会連携センターが入所しています。
(詳細な内容はリンク先でご確認ください。)
竣工式の翌週には、恵館の1階にあるメアリーホール(200名収容)で教職員の
研修会などが開催されました。この名称は、学院創設者であるクライン博士の
細君の名前から来ています。また、これまで日比野学舎にあったマイルポスト
もこのホールの隣に移動しています。
9月15日には、Global Linksでオープンキャンパスが行われ、本学の新しい顔
として内外にお披露目する機会となりました。いよいよ秋学期の授業が始まり、
Global Linksでも授業が行われています。ここはアクティブラーニングを推進
する施設となっているので、これまでの教室や施設のイメージとはかけ離れた
仕様になっています。見学していただくと、かなりビックリすると思います。
とはいえ、今ではいずれの大学も学生の主体的な学びを支援するため、奇抜な
施設を擁しています。
これまでの名古屋キャンパスの学生移動は日比野=白鳥(徒歩10分)でしたが、
大宝=白鳥(徒歩3分)とかなり短縮しました。(来春、リハビリ学部が移転し
日比野がリニューアルすると、移動のバリエーションが増えますが。)すでに
第2期の工事が始まっており、大宝の駐輪場が使えないので、駐輪マナーでの
近所迷惑が心配です。また、授業の最初は何かと使いづらい面が際立ちますが、
徐々に改善されてゆくと思われます。
百聞は一見に如かず、一度、大学にお越しください。
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■最近のゼミから > 春学期のゼミまとめの段
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☆関連サイト:https://www.ngu.jp/outline/campus/
この春学期も例年通りにゼミを進めてきました。3年ゼミは春のチーム研究発表
をしっかりまとめ、記録に残すという方法を取っています。何事もやりっぱなし
では力はつきません。合わせて、学修やマネジメントに関するいろいろな指導を
しています。今回は以下の2点を扱いましたので、簡単に紹介します。
はじめに、ロジカルシンキングとクリティカルシンキングです。これらは大学生
に必要な能力で、前者は「論理的思考力」、後者は「批判的思考力」として広く
知られています。仕事や会社の研修などでも扱うので、これらを聞いた卒業生も
いることでしょう。
これらを児島ゼミ風に分かりやすく喩えると、「ロジカルシンキングはプレゼン
でのストーリ作成能力」といえるでしょう。AだからB、BならばCといった筋道を
しっかり立てて話ができることはもとより、説得力を持つ根拠の提示が必要です。
すなわち、統計データや専門家の見解・新聞報道などを使って自説を補強できる
力が求められます。次に「クリティカルシンキングはダメ出し」は、簡単なダメ
出しだけにとどまりません。発表者のストーリ展開へ対する指摘、使用する根拠
資料に対する適切さや危うさを具体的に指摘する力です。2つの能力は、発表者や
オーディエンスが主体的に動くことで徐々に養成される力です。
二番目に扱ったのは目標達成としてのSMARTSです。これは以下の英単語の頭文字
から構成されています。
Specific(具体的に)
Measurable(測定可能な)
Achievable(達成可能な)
Related(目標に関連した)
Time-bound(時間制約がある)
目標を達成するためにはこれらの要素が必要になります。チーム研究で現実的な
提言をする場合にも重要な視点です。ファンタジーの世界に生きているわけでは
ありませんから、実際に達成可能かどうかの検討が必要です。これも仕事の場で
取り上げられる内容ですから、ゼミ生にはこのような視点を習慣づけてもらいた
いと願っています。
春学期の3年生ゼミのまとめは、恒例のゼミ発表会を7月19日(木)に開催しました。
いつもの教室(曙館307)で4チームがそれぞれ30分ほどでプレゼンを行いました。
今春のテーマは、情報技術(IoTやAI)を利用したアイディアで、特定のエリアの
活性化策を産業と絡めて提言するという内容でした。いずれのチームもしっかり
取り組み、大きな進歩が見られました。プレゼンには自信をつけたかと思います。
その夜、慰労会を兼ねたゼミの飲み会が「はなの舞」金山南口店で行われました。
毎回、飲み会の席で3年生全員と話をしますが、多くのゼミ生が達成感や充実感を
口にします。それが成長の証であり、継続することの重要性を話して激励します。
翌週の定期試験はインタービュー形式として、ルーブリック評価で再確認します。
春の学修成果を土台として、今後の飛躍を期待しています。
さて、夏休み中には丸の内サテライトの大学院でサブゼミを実施しました。4年生
の有志による企画でしたが、8月9日にキリックスビル7階に移設された新しい本学
施設に初めて訪問しました。ここは、以前の栄サテライト(中日ビル)に比べて
スッキリした教室レイアウトになっています。また、ゆったりとした教室空間で、
名古屋キャンパスよりも空調が整っており、10名ほどで研究するには快適な環境
です。参加者の意見も大変好評で、またここでサブゼミをという声が上がる程で
した。サブゼミ後、丸の内の山ちゃんでプチ慰労会を開き、暑気払いをしました。
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■編□集□後□記□
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思い返すと、春学期にはロシアでサッカーW杯が開催されました、日本代表の活躍
で日本中が大いに盛り上がりました。また、異常気象では西日本豪雨や逆走台風
に加えて、信じられないほどの酷暑が続き、夏の定期試験にも少なからず影響を
受けたほどです。ようやく朝晩に涼しさが感じられ、収穫の秋がやってこようと
しています。ゼミ生は卒論などの学修成果を得られるように、日々、努力が必要
な時期です。大きな収穫が得られるよう期待しています。
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