□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@ 第47号
□───────────────────――2008.11.19─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.047
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
次期アメリカ大統領はオバマ氏に決まりました。現役のゼミ生で留学中に彼と
握手をした者もいます。オバマ氏の演説にはCHANGEという言葉がよく使われて
いますが、何事もやれば「できる」には同感です。そのエンジンは「人間力」
であり、ゼミではそれを鍛えます。変化を恐れずに前に進むことが重要です。
そこで、今回は名古屋学院大学のチェンジについてご紹介しようと思います。
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■NGU短信 > NGUチェンジの段
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☆関連サイト:http://www.ngu.jp/
大学が良い方向へ変わっているという手ごたえがあります。このような動きを
さらに加速するためには、(1)活動の周知、(2)口コミ宣伝、(3)関係者の自信、
などが必要であると思います。一朝一夕にブランド力は向上しませんが、常に
発信し続けることが重要でしょう。OBの皆様にも関心を持ち、お時間が許せば
ご参加いただければ幸いです。
○ペットボトルキャップ
学生たちの自主的な取り組みとして、ペットボトルキャップをワクチンに
充てるということで約50万個を達成しました。中日新聞などでも取り上げら
れたので、ご存知の方も多いと思いますが、この数字は素晴らしいものです。
1から50万まで数え上げるだけでも大変です。そのように考えるといかにこの
数字が大きいものかを実感できるのではないでしょうか。
○学会の開催
名古屋へ移転以来、各種学会が本学で開催されるようになりました。学会は
いろいろな分野があり、その規模も世界大会から全国大会・地方大会まで様々
です。交通至便なことから本学での開催が多くなりました。これは学術分野で
名前を高めるにはとても効果があります。また、多くの研究者が来場される
ことで、アカデミックな雰囲気になります。高校までとは決定的に違うので、
学生たちへの効果(自分たちはアカデミックな場所にいるという気持ち)も
徐々に出てくるのではと思います。
○経済学検定と勉強サークル
経済学検定(ERE)は15年ほど前から実施されています。最初の頃のゼミ生
には案内したかも知れません。当時は相当難しい問題が出題されていた印象が
あります。大学の講義の範囲をかなり超えているので、学生へ強く勧めること
はしませんでした。しかし、最近はEREにもミクロ・マクロの2科目受験という
コースができたり、出題範囲は基礎的な内容からと幅が広くなったということ
です。若手の先生方からカリキュラムのひとつとして取り入れてはという声が
上がりました。そこで、EREのミクロ・マクロで基準以上の成績を取った学生
を学部で単位認定することにしました。また、受験を積極的に勧めることに
なりました。ゼミで紹介したところ、2年のゼミ生がこれに反応しました。
最近は、彼らが自主的な勉強会を開いて、夜遅くまで頑張っています。この
集まりを勉強サークルとして申請しています。このように大学の施設・制度を
活用する学生がどんどん増えることで、良い外部性が働くはずです。勉強する
のに相応しい環境になることを期待します。
○新棟建設:名古屋キャンパス
名古屋キャンパスの南側に新棟の建設が決定しました。学生ホールを中心に
5階建ての建造物の予定ですが、居場所がないという学生の声に呼応したもの
でしょう。キャリアセンターも新棟に移転するということで、学生サポートの
色合いが強く出ています。また、クラブハウス増設とともに合宿所も用意する
そうです。希少な学内資源を有効に活用するためにも、頑張っているる学生が
これらに応えてくれることを期待しています。
○地下鉄のポスター:経済学部
現在、経済学部には企業研究2という授業があります。これは実業界で
活躍している方を講師としてお招きし、オムニバス形式で学生に話をして
もらう授業です。この科目は公開授業ですので、申し込みいただければ、
どなたでも参加可能です。(科目等履修生ではありませんので、単位認定
はされませんが・・・)これを広くPRすべく、今年度は地下鉄の吊広告
ならびにJR金山駅の構内に広告宣伝をしました。先日のサブゼミの飲み会
(詳細は.NET参照)の後、皆で金山駅を通りかかった際にこれを発見して
ビックリです。地下鉄の吊広告もゼミの後、学生と地下鉄に乗車した際に、
チェックすると自然と話題になります。
○その他
瀬戸グランドの整備:野球場、アーチェリー場、第2グランド人工芝化
(第38号で紹介)
名古屋キャンパス禁煙化:指定場所の喫煙所新設(2008年4月より)
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■最近のゼミから
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☆関連サイト:http://www.kojima-seminar.net/
来年度の3・4年ゼミは開講されませんが、2年生のゼミ選考がありました。
今年は1年生の指定科目「統計学入門」を担当したので、学科生全員が私の
顔を知っています。ということは、応募も多くなるわけで(これは本当か?)、
倍率が2倍を超えてしまいました。これまで通り能力でなく「やる気」さえ
あれば、誰でもウェルカムです。そこで十分にゼミの説明をした後に、選考
課題としてメールにやる気を書いてもらいました。もちろん、この時点で「
やっぱり辞めた」ということは何ら問題ありません。それでも多くの1年生
が真摯な気持ちでメールをくれました。本当に悩んだ選考となりましたが、
彼らの期待に添えるようなゼミにしなくてはなりません。
今年も12月が近づき、卒論の追い込み時期となっています。3年生は卒論の
テーマ選択と作成、4年生は完成へ向けての作業です。毎週火曜日のゼミは
20名ほどの発表を聞いて、コメントをしています。水曜日には残りの学生と
いうように取り組んでいます。
□ゼミ予定 : 毎週火曜日(15時~20時迄):日比野503教室
サブゼミ : 毎週水曜日(14時~17時頃):白鳥305教室
彼らには毎週のように発表をしてもらっていますが、常に伝えていることは
「自分で進めること」そのためのコーチが担当教員である、ということです。
社会で素晴らしい仕事をするには、目標の設定から下準備・実行、振り返り
が必要です。これまでにそのような経験が乏しい学生ですから、ゼミで皆が
一緒に勉強する環境とペースメーカーである担当教員によって、誰でも困難
は乗り越えられるはずです。
さて、卒業研究発表会も名古屋へ来て、大きくリニューアルしました。今回
より予選決勝という形になりましたので、懸案だった採点問題は解決される
ことでしょう。実施の日程は以下の通りです。初めてのことなのでどのよう
になるか分かりませんので、お時間のある方は、是非、ご参加下さい。
1.卒業研究発表学内審査会(予選)
12月1日(月),2日(火),4日(木),5日(金)
4時限目(15:00~)白鳥キャンパス
2.卒業研究発表公開審査会(決勝)
17日(水)
国際会議場 224会議室
□ゼミ社会見学・合宿
12月9日(火)
社会見学:CBC(中部日本放送)、15:00 大学出発
宿泊場所:京屋旅館 ダメ出し大会
詳細は.NETにある学生からのお知らせをご覧下さい。
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■編□集□後□記□
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.NETのトップページ「お知らせ」はOBの皆さんが投稿可能です。ホーム
→お知らせ(NEWS)→ニュース投稿から書き込み可能です。反映させるには
投稿された内容を管理者側で承認しなくてはなりません。そこで、もし
投稿された場合には、お手数ですが児島までメールでご連絡ください。
2008年10月17日金曜日
第46号(2008.10.17)
□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@ 第46号
□───────────────────――2008.10.17─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.046
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
10月2日(木)の昼休みに名古屋キャンパスのチャペルでカレッジアワーを
担当しました。ここでは本の紹介をすることになっていましたので、以前、
コジマガでも取り上げた『海嶺』の話をさせてもらいました。キリスト教の
神聖な場所だけに、考えた挙句、三浦綾子氏の作品にすることにしました。
先日、チャペルで学生に紹介した裁断橋へ行きました。伝馬町の旧東海道に
あります。今回話すことにで、行きたかった場所へ誘われたのでしょうか。
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■NGU短信 > 大学生のためのマーケティングセミナーの段
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☆関連サイト:http://www.cpc.or.jp/html/mg/mg_top.htm
10月3日(金)に中部マーケティング協会が主催する『大学生のためのマーケ
ティングセミナー』がありました。同協会の普及啓発事業として、毎年、
愛知近辺の大学3年生を中心にセミナーが開催されています。参加には紹介が
必要ですが、ありがたいことに商学部の先生よりお誘いをいただいたので、
数年前からゼミで案内をし、希望者がこれに参加をしています。いつもは
授業や仕事と重なって出席できませんでしたが、今回初めて参加しました。
今年は、ほとんどの3年ゼミ生と4年生数名が参加しました。10月この時期に
全員スーツでの参加は就職意識を高めるには絶好の機会です。2つの講演が
用意され、NTTドコモとコンサルタントの方のお話でした。どりらも対象者を
意識いただいているので、社会人となる学生にはとてもよい内容でした。
先日ゼミで彼らに話したばかりのことが、講師の口からも語っていただき、
ダメ押しには助かります。思わず苦笑してしまいました。また、講師陣は
私と同じ世代ですので、学生に伝えたいことは似ているのでしょう。
セミナーの後には懇親会です。軽食をご用意いただいて、暫くの懇談の後、
ドコモの携帯ゲーム『千切り』を使った対抗戦があり、ゼミ生たちの多くは
賞品をゲットです。やはり大学対抗だけにすれば、学生たちは燃えます。
私はゲームに参加できませんでしたので賞品はありませんでしたが、それ
以上の人脈が新たにできて、とても満足です。やはり何事も積極的に外へ
出向かなくてはいけません。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■最近のゼミから
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☆関連サイト:http://www.tiesnet.jp/
秋は卒論作成が最大のテーマです。そこでTIESに『卒業研究2008』という
科目を設定しました。これまでは卒論をPDFファイルにしてゼミのサイトで
広く公開してきましたが、最近はこれらをTIES内に移動させつつあります。
TIESには完成版のPDFだけでなく、児島の赤ペン指導のプロセスまでもPDFに
なっています。これを見るとゼミ生一人ひとりの成長過程が分かります。
また、卒業研究発表会以外に、ゼミ生の発表ビデオがここに残っています。
いずれも学内のみの公開設定なので、特に大きな問題はありません。先輩
の資料を元にゼミの後輩たちが参照するので、さらにゼミの改善は進みます。
すでに案内はしていますが、卒業生の方もTIESはご利用いただけます。
さて、ゼミ開催日の火曜日は白鳥学舎が大混雑です。ゼミ生がゆっくりと
作業するにはあまりにも適さない環境になっていました。時間帯によっては
自分の席すら確保できないという悲惨な状態でした。いつも秋学期では、
ゼミ生に時間と場所を共有してもらい、相互扶助とともに信頼感を高める
ことを最大の目的としています。これを達成するには、新たな空間を確保
した方が良いと感じていました。
そこで、日比野学舎への移動を決めました。ここは午後に授業が開かれて
おらず、噂に違わず閑古鳥が鳴いています。また、白鳥学舎からは歩いて
10分程かかり、午後8時までに出なければなりません。でも、帰りは地下鉄
至便ですし、ゼミの後に飲みに行くこともできそうです。近くにコンビニ
やマイルポストもあり、今後はいろいろな展開が考えられます。
新しい教室の日比野学舎503教室では60名程が収容でき、のびのびと作業に
取り組めます。また、だらしない学生からマイナスの影響を受けることもなく、
長時間にわたって快適な仕事が達成できます。結果として、生産性が高く、
一段と改善できています。水曜日のサブゼミも順調ですので、年末までに
ゼミ生たちは自分の目標を達成してくれることでしょう。
しかし、火・水曜日で30名以上の発表を聞いて、各人にコメントをつけるの
も過酷な作業です。これも改善できないものか・・・
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■編□集□後□記□
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.ngudo.com
毎年、大学祭にあわせてホームカミングデーが開催されており、我がゼミも
これに便乗して、ささやかな集まりを持っています。今年は同窓会の40周年
を記念して、11月16日(日)に名古屋東急ホテルでパーティーとなりました。
今回は古田敦也氏(ヤクルト元選手兼監督)のトークショーです。前回の5年
前には35周年パーティとして、同じ場所でモト冬樹のライブショーでした。
その時、なぜかサインをいただいています。(笑
今回も同窓会の暖かいお言葉に甘え、私は参加させていただきます。出席を
予定されている人は会場でお会いいたしましょう。楽しみにしています。
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@ 第46号
□───────────────────――2008.10.17─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.046
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
10月2日(木)の昼休みに名古屋キャンパスのチャペルでカレッジアワーを
担当しました。ここでは本の紹介をすることになっていましたので、以前、
コジマガでも取り上げた『海嶺』の話をさせてもらいました。キリスト教の
神聖な場所だけに、考えた挙句、三浦綾子氏の作品にすることにしました。
先日、チャペルで学生に紹介した裁断橋へ行きました。伝馬町の旧東海道に
あります。今回話すことにで、行きたかった場所へ誘われたのでしょうか。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■NGU短信 > 大学生のためのマーケティングセミナーの段
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☆関連サイト:http://www.cpc.or.jp/html/mg/mg_top.htm
10月3日(金)に中部マーケティング協会が主催する『大学生のためのマーケ
ティングセミナー』がありました。同協会の普及啓発事業として、毎年、
愛知近辺の大学3年生を中心にセミナーが開催されています。参加には紹介が
必要ですが、ありがたいことに商学部の先生よりお誘いをいただいたので、
数年前からゼミで案内をし、希望者がこれに参加をしています。いつもは
授業や仕事と重なって出席できませんでしたが、今回初めて参加しました。
今年は、ほとんどの3年ゼミ生と4年生数名が参加しました。10月この時期に
全員スーツでの参加は就職意識を高めるには絶好の機会です。2つの講演が
用意され、NTTドコモとコンサルタントの方のお話でした。どりらも対象者を
意識いただいているので、社会人となる学生にはとてもよい内容でした。
先日ゼミで彼らに話したばかりのことが、講師の口からも語っていただき、
ダメ押しには助かります。思わず苦笑してしまいました。また、講師陣は
私と同じ世代ですので、学生に伝えたいことは似ているのでしょう。
セミナーの後には懇親会です。軽食をご用意いただいて、暫くの懇談の後、
ドコモの携帯ゲーム『千切り』を使った対抗戦があり、ゼミ生たちの多くは
賞品をゲットです。やはり大学対抗だけにすれば、学生たちは燃えます。
私はゲームに参加できませんでしたので賞品はありませんでしたが、それ
以上の人脈が新たにできて、とても満足です。やはり何事も積極的に外へ
出向かなくてはいけません。
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■最近のゼミから
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☆関連サイト:http://www.tiesnet.jp/
秋は卒論作成が最大のテーマです。そこでTIESに『卒業研究2008』という
科目を設定しました。これまでは卒論をPDFファイルにしてゼミのサイトで
広く公開してきましたが、最近はこれらをTIES内に移動させつつあります。
TIESには完成版のPDFだけでなく、児島の赤ペン指導のプロセスまでもPDFに
なっています。これを見るとゼミ生一人ひとりの成長過程が分かります。
また、卒業研究発表会以外に、ゼミ生の発表ビデオがここに残っています。
いずれも学内のみの公開設定なので、特に大きな問題はありません。先輩
の資料を元にゼミの後輩たちが参照するので、さらにゼミの改善は進みます。
すでに案内はしていますが、卒業生の方もTIESはご利用いただけます。
さて、ゼミ開催日の火曜日は白鳥学舎が大混雑です。ゼミ生がゆっくりと
作業するにはあまりにも適さない環境になっていました。時間帯によっては
自分の席すら確保できないという悲惨な状態でした。いつも秋学期では、
ゼミ生に時間と場所を共有してもらい、相互扶助とともに信頼感を高める
ことを最大の目的としています。これを達成するには、新たな空間を確保
した方が良いと感じていました。
そこで、日比野学舎への移動を決めました。ここは午後に授業が開かれて
おらず、噂に違わず閑古鳥が鳴いています。また、白鳥学舎からは歩いて
10分程かかり、午後8時までに出なければなりません。でも、帰りは地下鉄
至便ですし、ゼミの後に飲みに行くこともできそうです。近くにコンビニ
やマイルポストもあり、今後はいろいろな展開が考えられます。
新しい教室の日比野学舎503教室では60名程が収容でき、のびのびと作業に
取り組めます。また、だらしない学生からマイナスの影響を受けることもなく、
長時間にわたって快適な仕事が達成できます。結果として、生産性が高く、
一段と改善できています。水曜日のサブゼミも順調ですので、年末までに
ゼミ生たちは自分の目標を達成してくれることでしょう。
しかし、火・水曜日で30名以上の発表を聞いて、各人にコメントをつけるの
も過酷な作業です。これも改善できないものか・・・
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■編□集□後□記□
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☆関連サイト:http://www.ngudo.com
毎年、大学祭にあわせてホームカミングデーが開催されており、我がゼミも
これに便乗して、ささやかな集まりを持っています。今年は同窓会の40周年
を記念して、11月16日(日)に名古屋東急ホテルでパーティーとなりました。
今回は古田敦也氏(ヤクルト元選手兼監督)のトークショーです。前回の5年
前には35周年パーティとして、同じ場所でモト冬樹のライブショーでした。
その時、なぜかサインをいただいています。(笑
今回も同窓会の暖かいお言葉に甘え、私は参加させていただきます。出席を
予定されている人は会場でお会いいたしましょう。楽しみにしています。
2008年9月18日木曜日
第45号(2008.09.18)
□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@ 第45号
□───────────────────――2008.09.18─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.045
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
早いもので小中学校は夏休みも終わり、2学期が始まりました。今夏の話題は
北京オリンピックに始まり、ゲリラ豪雨や突然の福田首相の辞任報道と総裁
選挙など多彩でした。アメリカのサブプライムローンに端を発する金融危機は
11年前の日本を思い出させます。今年も残り4ヶ月ですが、グローバル経済に
大きな変化を予感させます。
個人レベルでは、これまで撒いておいた種が実り、秋から冬にかけて収穫
時期が始まります。どのような成果が得られるか収穫前には分かりませんが、
後で振り返れば自明なことがあります。日頃の努力はいつかきっと大きな
成果に結びつくことでしょう。焦らずじっくりと取り組むことも時には
必要かも知れません。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■NGU短信 > 裁判所見学の段
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.ngu.jp/dynamic/details.php?key=1088&ckey=28&sf=f
夏休みに地方裁判所の見学へ行ってきました。法律の先生方が学生に実体験
をということで、名古屋地方裁判所の見学に便乗しました。来年から開始の
裁判員制度もあって良い機会かと思い、参加させてもらいました。
実際の裁判が開かれる法廷には、独特の緊張感があります。傍聴席で審理を
聞いていると「これが現実?」という錯覚に囚われます。このようなシーン
はニュースや映画でよく見ていましたが、本物は初めてだからです。
「百聞は一見にしかず」現場を見るということの大切さをあらためて痛感し
ました。周防監督の作品『それでも僕はやっていない』は本当によく観察さ
れていると思いました。
また、冒頭陳述を聞いていると現実の経済社会問題が浮き彫りになります。
被告の置かれた状況は、どこにであるような苦労話なだけに思わず同情して
しまいます。みのもんたのワイドショーにある電話相談を髣髴させるような
感じです。誰しもそのような状況に陥るかもしれないだけに、人間の弱さを
見たようでした。
傍聴した件では被告と原告で言い争う場面はなく、情状酌量を狙った弁護士
の戦略が見え隠れします。弁護士の明快な論理で進める事情説明なども印象
に残りました。
私にとって貴重な経験でした。傍聴は誰でもできますので、お時間が許せば、
傍聴をお薦めします。ただ、このような雰囲気の職場は自分に似つかわしく
ないと思いました。さすがに法廷の場では笑顔はありませんから。(笑
―――――――――――――――――――――――≪ books ≫――
■ 本の紹介
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://store.shopping.yahoo.co.jp/7andy/31659171.html
『「みんなの意見」は案外正しい』,ジェームス・スロウィッキー,小高尚子訳,角川書店,\1,600
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
タイトルだけでは分かりにくいと思いますが、Web2.0の集合知の解説本です。
この単行本の帯には「会社員、経営者、就活学生の必読書!」となっています
が、果たしてそうでしょうか?12章の構成で、どれも興味をそそるような話題
ばかりです。この本を読み進めるには、Web2.0の集合知だけでなく、学際的な
知識が必要です。
皆の意見が正しい方向となるという条件として、多様性・独立性・分散性など
を挙げています。この中には、データ処理としての統計の基本や複雑系の例題、
エージェント理論、経済学などのエッセンスがちりばめられています。これら
の知識をベースに書かれているようなので、一般向けの本ではないという印象
を受けました。
また、取り上げられていた例としてアメリカンフットボールの攻撃方法が
ありました。アメフトのルールを知らなければ、このトピックスを読むのは
苦痛でしょう。これは多くの日本人には馴染みませんが、ラッキーなことに
これを楽しく読むことができました。月末から始まるシーズン戦を見ながら
この本の内容を考えてみましょう。
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■最近のゼミから
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☆関連サイト:http://www.ngu.jp/dynamic/details.php?key=1080&ckey=28&sf=f
夏の恒例行事であるゼミOB会がいつもの場所で開催されました。いつものよう
に賑やかで愉しい会になり、気分も手伝いかなり飲みすぎました。幹事の方や
遠方より駆けつけて下さった方々には頭が下がります。多くの元気をもらい、
また頑張ろうと心新たにできる機会です。次にお会いできる機会としては11月
の大学祭(ホームカミングデー)、年末のOB会です。ご都合がよろしければ、
是非、ご参加ください。
本学の学生による情報誌「i-ris」が創刊されましたが、これには現役の
ゼミ生が関わっています。非常によくできた内容ですので、一度ご覧下さい。
学生が運営するお店「マイルポスト」でも配布しています。特に、この裏表紙
には多くの学生の笑顔で埋め尽くされていますが、そのうち半分程度が現役の
ゼミ生です。なので、研究室のゼミの色紙やアルバムの棚に飾っています。
さて、授業は9月22日から再開です。今年度は秋学期が始まると同時に自主的
なサブゼミが予定されています。本ゼミは卒論の進捗状況の報告会であり、
ペースメーカーです。一方、サブゼミは自分たちで時間や知識・技能を共有し、
力をつけてゆくことが目標です。2つのゼミの時間を利用して、夏休みの間
に溜め込んだ知識をゼミ生に語りながら、自分の頭で咀嚼したいと思ってい
ます。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■編□集□後□記□
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毎週木曜日の昼休みに名古屋キャンパスのチャペルでカレッジアワーが開催
されています。今回、キリスト教センターから10月2日(木)の担当者を依頼
されました。常々チャペルでは心閑に話を聞くものと思っていましたので、
まさか私が話すとは晴天の霹靂です。どのような話になるかわかりませんが、
お時間がある方はご参加ください。私の話の内容より、名古屋キャンパスの
チャペルを見学するに良い機会かと思います。
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■□□> コジマガ kojimag@ 第45号
□───────────────────――2008.09.18─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.045
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
早いもので小中学校は夏休みも終わり、2学期が始まりました。今夏の話題は
北京オリンピックに始まり、ゲリラ豪雨や突然の福田首相の辞任報道と総裁
選挙など多彩でした。アメリカのサブプライムローンに端を発する金融危機は
11年前の日本を思い出させます。今年も残り4ヶ月ですが、グローバル経済に
大きな変化を予感させます。
個人レベルでは、これまで撒いておいた種が実り、秋から冬にかけて収穫
時期が始まります。どのような成果が得られるか収穫前には分かりませんが、
後で振り返れば自明なことがあります。日頃の努力はいつかきっと大きな
成果に結びつくことでしょう。焦らずじっくりと取り組むことも時には
必要かも知れません。
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■NGU短信 > 裁判所見学の段
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☆関連サイト:http://www.ngu.jp/dynamic/details.php?key=1088&ckey=28&sf=f
夏休みに地方裁判所の見学へ行ってきました。法律の先生方が学生に実体験
をということで、名古屋地方裁判所の見学に便乗しました。来年から開始の
裁判員制度もあって良い機会かと思い、参加させてもらいました。
実際の裁判が開かれる法廷には、独特の緊張感があります。傍聴席で審理を
聞いていると「これが現実?」という錯覚に囚われます。このようなシーン
はニュースや映画でよく見ていましたが、本物は初めてだからです。
「百聞は一見にしかず」現場を見るということの大切さをあらためて痛感し
ました。周防監督の作品『それでも僕はやっていない』は本当によく観察さ
れていると思いました。
また、冒頭陳述を聞いていると現実の経済社会問題が浮き彫りになります。
被告の置かれた状況は、どこにであるような苦労話なだけに思わず同情して
しまいます。みのもんたのワイドショーにある電話相談を髣髴させるような
感じです。誰しもそのような状況に陥るかもしれないだけに、人間の弱さを
見たようでした。
傍聴した件では被告と原告で言い争う場面はなく、情状酌量を狙った弁護士
の戦略が見え隠れします。弁護士の明快な論理で進める事情説明なども印象
に残りました。
私にとって貴重な経験でした。傍聴は誰でもできますので、お時間が許せば、
傍聴をお薦めします。ただ、このような雰囲気の職場は自分に似つかわしく
ないと思いました。さすがに法廷の場では笑顔はありませんから。(笑
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■ 本の紹介
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☆関連サイト:http://store.shopping.yahoo.co.jp/7andy/31659171.html
『「みんなの意見」は案外正しい』,ジェームス・スロウィッキー,小高尚子訳,角川書店,\1,600
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タイトルだけでは分かりにくいと思いますが、Web2.0の集合知の解説本です。
この単行本の帯には「会社員、経営者、就活学生の必読書!」となっています
が、果たしてそうでしょうか?12章の構成で、どれも興味をそそるような話題
ばかりです。この本を読み進めるには、Web2.0の集合知だけでなく、学際的な
知識が必要です。
皆の意見が正しい方向となるという条件として、多様性・独立性・分散性など
を挙げています。この中には、データ処理としての統計の基本や複雑系の例題、
エージェント理論、経済学などのエッセンスがちりばめられています。これら
の知識をベースに書かれているようなので、一般向けの本ではないという印象
を受けました。
また、取り上げられていた例としてアメリカンフットボールの攻撃方法が
ありました。アメフトのルールを知らなければ、このトピックスを読むのは
苦痛でしょう。これは多くの日本人には馴染みませんが、ラッキーなことに
これを楽しく読むことができました。月末から始まるシーズン戦を見ながら
この本の内容を考えてみましょう。
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■最近のゼミから
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☆関連サイト:http://www.ngu.jp/dynamic/details.php?key=1080&ckey=28&sf=f
夏の恒例行事であるゼミOB会がいつもの場所で開催されました。いつものよう
に賑やかで愉しい会になり、気分も手伝いかなり飲みすぎました。幹事の方や
遠方より駆けつけて下さった方々には頭が下がります。多くの元気をもらい、
また頑張ろうと心新たにできる機会です。次にお会いできる機会としては11月
の大学祭(ホームカミングデー)、年末のOB会です。ご都合がよろしければ、
是非、ご参加ください。
本学の学生による情報誌「i-ris」が創刊されましたが、これには現役の
ゼミ生が関わっています。非常によくできた内容ですので、一度ご覧下さい。
学生が運営するお店「マイルポスト」でも配布しています。特に、この裏表紙
には多くの学生の笑顔で埋め尽くされていますが、そのうち半分程度が現役の
ゼミ生です。なので、研究室のゼミの色紙やアルバムの棚に飾っています。
さて、授業は9月22日から再開です。今年度は秋学期が始まると同時に自主的
なサブゼミが予定されています。本ゼミは卒論の進捗状況の報告会であり、
ペースメーカーです。一方、サブゼミは自分たちで時間や知識・技能を共有し、
力をつけてゆくことが目標です。2つのゼミの時間を利用して、夏休みの間
に溜め込んだ知識をゼミ生に語りながら、自分の頭で咀嚼したいと思ってい
ます。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■編□集□後□記□
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毎週木曜日の昼休みに名古屋キャンパスのチャペルでカレッジアワーが開催
されています。今回、キリスト教センターから10月2日(木)の担当者を依頼
されました。常々チャペルでは心閑に話を聞くものと思っていましたので、
まさか私が話すとは晴天の霹靂です。どのような話になるかわかりませんが、
お時間がある方はご参加ください。私の話の内容より、名古屋キャンパスの
チャペルを見学するに良い機会かと思います。
2008年8月10日日曜日
第44号(2008.08.10)
□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@ 第44号
□───────────────────――2008.08.10─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.044
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
残暑お見舞い申し上げます。
この8月は甲子園大会ほか北京オリンピックもあり、話題に事欠きません。
今週末の16日(土)には、OB会が予定されており、久し振りに皆と会える
機会を得て、とても楽しみしています。すでに参加申し込みをされている
方は、こちらも心構えができるので安心です。もし参加できそうだという
場合には、事前に.NETか幹事の小林君まで申し込んでくだされば幸いです。
暑気払いには、冷たいビールと楽しい仲間が最高です。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■イベント案内 > 産経eカレッジみんなde大学
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.minnade-daigaku.com
すでにTIESについてはコジマガで何度もご紹介していますが、これを利用
した全国的なイベントが開催されています。フジ・サンケイグループとの
共同で「産経eカレッジみんなde大学」として、8月5日(火)~9月10日(水)
に上記URLからアクセスできます。参加するには会員登録が必要で、お手数
をおかけしますが、是非、チェックいただきますようお願いします。
昨年から本学でも多くの先生が授業を録画し、TIESにアーカイブ・配信して
きました。今回はNPO法人CCC-TIESと産経新聞社の共催企画で、TIESにある
授業を再編集して、広く大学の授業を体験してもらおうという試みです。
現在、TIESの加盟大学は約70校ありますが、このうち全国14大学の先生の
100ものコンテンツが公開されることになりました。名古屋学院大学からは
3名の講義、木船経済学部長(経済学)と商学部の岸田教授(会計学)、私
(統計学)が公開されています。一度、視聴いただいて、ネットから評価
をいただければ幸いです。もちろん厳しい評価で結構です。
一大学よりも皆で力を合わせれば、社会に何らかの大きな貢献ができる。
また、これまで不可能と思われたことでも可能になるというのが私の信条
です。TIESと出会ったときに、「これはいける!」と直感したもの今回の
ような大学連携を期待していたのかも知れません。
これからの大学は連携がいっそう重要となりますが、全国的にあまり進展
しているとはいい難い状況です。生き残りをかけて、各大学が自分のこと
で必死になるあまり、教育という社会使命を忘れがちです。でも、ネット
での協力ならば参加者同士のWin-Winの関係が構築でき、かつ成果は広く
社会にも還元されると思います。
例えば、各大学が有する教育コンテンツをネットで公開することで、良い
授業は相応の評価を受けることができます。これらを皆で利用・参考し、
自分たちの授業改善に繋げることもできるでしょう。こうして教育現場も
進化を遂げる可能性が見えてきます。
競争という言葉は好きではありません。「争い」が嫌いだからです。でも
お互いが「競い合う」ことは素晴らしいことだと思います。私の好きな曲
に小椋桂の『夢積み上げて』があります。この歌詞には、まさに人という
素晴らしさが描かれています。
「・・・一人きりなら 意味のないこと 力を競い 力を合わせ・・・」
それが良い意味での「競争社会」なのでしょう。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■最近のゼミから
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www2.ngu.ac.jp/~kkojima/seminar/
先週、定期試験の全日程が終了し、大学もいよいよ夏休みに入りました。
ゼミ生たちもインターンシップに留学にと学外で貴重な体験を積んできて
くれることでしょう。
さて、2008年度のゼミを半分終えての感想としては、「とても楽をさせて
もらっている」ということです。このような感想はともすると「先生は手
を抜いているのか?」と思われがちですが、ゼミ生がきちんと行動すると
いうことです。自分たちでできることは精一杯努力しており、先輩たちも
これをフォローするという理想的なサイクルが2,3年のゼミでできあが
っています。ですから自主性を重んじる私としては、手がかからないゼミ
です。欲を言えば、さらに積極性を前面に出してもいいかもしれません。
これは4年生が戻ってくる秋学期の課題でしょうか。
さて、週末のOB会ではゼミに関して重要な報告をしなければなりません。
まず、直接、自分の言葉で皆さんに伝えたいと思っています。ゼミOB諸氏
がどのような反応をされるかは分かりません。継続はとても大事であると
思いますが、一層の飛躍を目指すには自分自身が挑戦をしないといけない
と感じています。ステージを上げるためには、何らかのきっかけが必要で
しょう。大きなジャンプするには、それだけの屈伸が必要です。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■編□集□後□記□
―――――――――――――――――――――――――――――――
前回のコジマガでお知らせしたイベント「現代の若者気質を活かす教育」
はもっと皆さんに広報すべきでした。というのも内容的に極めてよかった
からです。講師のお二人の話は調査データを元にして、マクロ的な視点で
若者の変化をうまく捉えていました。さすがこの分野の研究者です。現場
で日頃学生と接している私にはそのように感じました。
大学教育の役割として「生徒から学生へ」が提起されていました。2000年
辺りから学生で自分たちを「生徒」と呼ぶ学生が多いように感じています。
早く自立した大人にしなければなりません。さらに強く逞しく。
このイベントの後日談として、日本経済新聞(8月4日)のコラム「まなび
再考」で本学のCCSを「最強の学習支援ツール」と紹介されました。筆者の
耳塚教授にはシンポジウムの講演者およびパネリストとして出席いただき
ました。来学いただいた折から、CCSに極めて関心を示され、イベント前の
1時間ほど特設ブースでCCSの説明をさせてもらいました。
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@ 第44号
□───────────────────――2008.08.10─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.044
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
残暑お見舞い申し上げます。
この8月は甲子園大会ほか北京オリンピックもあり、話題に事欠きません。
今週末の16日(土)には、OB会が予定されており、久し振りに皆と会える
機会を得て、とても楽しみしています。すでに参加申し込みをされている
方は、こちらも心構えができるので安心です。もし参加できそうだという
場合には、事前に.NETか幹事の小林君まで申し込んでくだされば幸いです。
暑気払いには、冷たいビールと楽しい仲間が最高です。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■イベント案内 > 産経eカレッジみんなde大学
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.minnade-daigaku.com
すでにTIESについてはコジマガで何度もご紹介していますが、これを利用
した全国的なイベントが開催されています。フジ・サンケイグループとの
共同で「産経eカレッジみんなde大学」として、8月5日(火)~9月10日(水)
に上記URLからアクセスできます。参加するには会員登録が必要で、お手数
をおかけしますが、是非、チェックいただきますようお願いします。
昨年から本学でも多くの先生が授業を録画し、TIESにアーカイブ・配信して
きました。今回はNPO法人CCC-TIESと産経新聞社の共催企画で、TIESにある
授業を再編集して、広く大学の授業を体験してもらおうという試みです。
現在、TIESの加盟大学は約70校ありますが、このうち全国14大学の先生の
100ものコンテンツが公開されることになりました。名古屋学院大学からは
3名の講義、木船経済学部長(経済学)と商学部の岸田教授(会計学)、私
(統計学)が公開されています。一度、視聴いただいて、ネットから評価
をいただければ幸いです。もちろん厳しい評価で結構です。
一大学よりも皆で力を合わせれば、社会に何らかの大きな貢献ができる。
また、これまで不可能と思われたことでも可能になるというのが私の信条
です。TIESと出会ったときに、「これはいける!」と直感したもの今回の
ような大学連携を期待していたのかも知れません。
これからの大学は連携がいっそう重要となりますが、全国的にあまり進展
しているとはいい難い状況です。生き残りをかけて、各大学が自分のこと
で必死になるあまり、教育という社会使命を忘れがちです。でも、ネット
での協力ならば参加者同士のWin-Winの関係が構築でき、かつ成果は広く
社会にも還元されると思います。
例えば、各大学が有する教育コンテンツをネットで公開することで、良い
授業は相応の評価を受けることができます。これらを皆で利用・参考し、
自分たちの授業改善に繋げることもできるでしょう。こうして教育現場も
進化を遂げる可能性が見えてきます。
競争という言葉は好きではありません。「争い」が嫌いだからです。でも
お互いが「競い合う」ことは素晴らしいことだと思います。私の好きな曲
に小椋桂の『夢積み上げて』があります。この歌詞には、まさに人という
素晴らしさが描かれています。
「・・・一人きりなら 意味のないこと 力を競い 力を合わせ・・・」
それが良い意味での「競争社会」なのでしょう。
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■最近のゼミから
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☆関連サイト:http://www2.ngu.ac.jp/~kkojima/seminar/
先週、定期試験の全日程が終了し、大学もいよいよ夏休みに入りました。
ゼミ生たちもインターンシップに留学にと学外で貴重な体験を積んできて
くれることでしょう。
さて、2008年度のゼミを半分終えての感想としては、「とても楽をさせて
もらっている」ということです。このような感想はともすると「先生は手
を抜いているのか?」と思われがちですが、ゼミ生がきちんと行動すると
いうことです。自分たちでできることは精一杯努力しており、先輩たちも
これをフォローするという理想的なサイクルが2,3年のゼミでできあが
っています。ですから自主性を重んじる私としては、手がかからないゼミ
です。欲を言えば、さらに積極性を前面に出してもいいかもしれません。
これは4年生が戻ってくる秋学期の課題でしょうか。
さて、週末のOB会ではゼミに関して重要な報告をしなければなりません。
まず、直接、自分の言葉で皆さんに伝えたいと思っています。ゼミOB諸氏
がどのような反応をされるかは分かりません。継続はとても大事であると
思いますが、一層の飛躍を目指すには自分自身が挑戦をしないといけない
と感じています。ステージを上げるためには、何らかのきっかけが必要で
しょう。大きなジャンプするには、それだけの屈伸が必要です。
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■編□集□後□記□
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前回のコジマガでお知らせしたイベント「現代の若者気質を活かす教育」
はもっと皆さんに広報すべきでした。というのも内容的に極めてよかった
からです。講師のお二人の話は調査データを元にして、マクロ的な視点で
若者の変化をうまく捉えていました。さすがこの分野の研究者です。現場
で日頃学生と接している私にはそのように感じました。
大学教育の役割として「生徒から学生へ」が提起されていました。2000年
辺りから学生で自分たちを「生徒」と呼ぶ学生が多いように感じています。
早く自立した大人にしなければなりません。さらに強く逞しく。
このイベントの後日談として、日本経済新聞(8月4日)のコラム「まなび
再考」で本学のCCSを「最強の学習支援ツール」と紹介されました。筆者の
耳塚教授にはシンポジウムの講演者およびパネリストとして出席いただき
ました。来学いただいた折から、CCSに極めて関心を示され、イベント前の
1時間ほど特設ブースでCCSの説明をさせてもらいました。
2008年7月16日水曜日
第43号(2008.07.16)
□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@ 第43号
□───────────────────――2008.07.16─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.043
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
この時期に大学ではオープンキャンパスなど学生募集に関わるイベントが
開催されます。少子化が進行するなか、どの大学も学生募集に懸命です。
ただ、大学に入れても十分な教育力がなければなりません。20世紀の大学
のように学生が自分で何事もこなしてゆく時代は終わったように思います。
しかし、すべて手取り足取りをするのではなく、彼らの自主性をどれだけ
引き出すかが重要でしょう。そのためには「忍耐」が必要です。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■イベント案内 > 「現代の若者気質を活かす教育」
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.ngugp.jp/news/05.html
文部科学省GP採択シンポジウムとして、来る7月26日(土)の13:30から
名古屋キャンパス白鳥学舎でを開催します。本学が採択された3つのGP
(特色・現代・学生支援)に共通するテーマを元にしたイベントです。
詳細および申し込みは関連サイトからお願いします。
□講演(13:30~14:55)
○大学教育の行方
耳塚寛明教授(お茶の水女子大)
○「就職」から見た現代の大学生の課題
小杉礼子氏(労働政策研究・研修機構)
□トークセッション(15:05~16:40)
○名古屋学院大学におけるIT利用、フィールドワーク、学生ケア
○ディスカッション
このイベントで、私はディスカッションに登場する予定になっています。
参加無料の定員200名ですので、お時間の許す方は是非、ご参加ください。
最近の新入社員は・・・と会社でお困りの諸氏には、何らかのヒントが
見つかるかもしれません。あわせてご来場の前後に「マイルポスト」へ
お寄りいただければ幸甚です。そして感想を.NETにいただけるともっと
ありがたいです。
なお、この講演会の模様はネットでもライブ配信予定ですので、ご来場
が難しい方は、是非ネットからご覧ください。http://www.cccties.org/
―――――――――――――――――――――――≪ books ≫――
■ 本の紹介
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://store.shopping.yahoo.co.jp/7andy/19759683.html
『深い河』,遠藤周作,講談社文庫,620円
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
大学でキリスト教主義教育を受けた皆さんですから、一読を薦める本です。
日本には仏教、神道をはじめとする多くの宗教があります。キリスト教は
明治以降、多くのミッションスクールを設立し、東洋人である我々の生活
にも、クリスマスなどのように習慣として入り込んでいます。
この作品は、インドのガンジス川を舞台として東洋人の死生観、宗教観を
捉えた内容になっています。多くの登場人物の背景を語りながら、人々を
ガンジス河へといざないます。西洋のキリスト教と東洋の宗教観の関わり
を考えるのによい本ではないでしょうか。ただ、この作品の結末に思わず
ビックリしますが、これも作者の隠された意図があるのでしょうか。
この本は自分で探したわけではなく、宗教部長とのお話の中で紹介されま
した。すでにコジマガのコラムで取り上げた『海嶺』について宗教部長に
読後感をお話しする機会がありました。その折に、どのような本がお薦め
ですか?とお尋ねしたところこの作品をご紹介いただきました。
やはりその道に明るい人に聞くことで素敵な本に出合えることがあります。
かつて、文学を研究されていた先生にどのような本がお薦めでしょう?と
尋ねたところ夏目漱石の『夢十夜』がよいというお返事をいただきました。
短い文章ですが漱石の描写は素晴らしく、このような表現を感じること、
学んでおくことは、教養として重要でしょうと教えていただきました。
この夏のお薦めの一冊です。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■最近のゼミから
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.tiesnet.jp/
7月15日/16日に恒例のゼミ合宿を実施しました。初めて一宮での開催でした
が、非常にリーズナブルな施設で感心しました。(一泊二食付で3,800円!)
高速を利用すれば30分で到着できますので、これからもっと利用すべき施設
のひとつと思います。昨年の愛知青年会館といいよく調べたと感心します。
4つのグループ研究発表がビデオに収録されれると、春学期のゼミの行事は
終りです。プレゼンを中心としたグループ研究では「人間力」が試されます。
与えられたテーマを皆でどのように結論へ持ってゆくかを見守っていました。
各グループがどのような結論を出そうとも構いません。誰がどのように取り
組んでいるかを観察し、その学生の能力を見極めていました。
いよいよ秋学期からは、日本語のトレーニングです。今年の3年生からかつて
のように卒業論文が必修に戻ります。そこで、秋にはできるだけ早く卒論を
書かせる指導をします。これまでの試行錯誤により指導方法も進化しました。
このノウハウを活かして、できるだけ早く卒業論文を終わらせてしまいたい
と思っています。
就職活動の時期は10年前に比べると、かなり早くなっています。それに対応
するためにも3年生で卒論を書き上げて、4年生には細かいダメ出しなどで
手を加えるだけにすれば、皆がハッピーになるのではと思います。4年生で
ひとりで作業するのでなく、皆でやれば生産性が向上することを体験させて
将来へつなげるようにしたいと考えています。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■編□集□後□記□
―――――――――――――――――――――――――――――――
いよいよ夏休みに入ります。これまで時間がとれずにできなかったタスクに
取り組む良い時期です。今にして思えば、学生時代もそのように取り組んで
いたならば、大したものになっていたはずです。この貴重な時期を利用して
ゼミにも留学に出発する学生、インターンシップに取り組む学生がいます。
大学では学べない経験が、彼らの人間力を養成してくれることでしょう。
一回り逞しくなってキャンパスに戻ってくることを楽しみにしています。
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@ 第43号
□───────────────────――2008.07.16─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.043
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
この時期に大学ではオープンキャンパスなど学生募集に関わるイベントが
開催されます。少子化が進行するなか、どの大学も学生募集に懸命です。
ただ、大学に入れても十分な教育力がなければなりません。20世紀の大学
のように学生が自分で何事もこなしてゆく時代は終わったように思います。
しかし、すべて手取り足取りをするのではなく、彼らの自主性をどれだけ
引き出すかが重要でしょう。そのためには「忍耐」が必要です。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■イベント案内 > 「現代の若者気質を活かす教育」
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☆関連サイト:http://www.ngugp.jp/news/05.html
文部科学省GP採択シンポジウムとして、来る7月26日(土)の13:30から
名古屋キャンパス白鳥学舎でを開催します。本学が採択された3つのGP
(特色・現代・学生支援)に共通するテーマを元にしたイベントです。
詳細および申し込みは関連サイトからお願いします。
□講演(13:30~14:55)
○大学教育の行方
耳塚寛明教授(お茶の水女子大)
○「就職」から見た現代の大学生の課題
小杉礼子氏(労働政策研究・研修機構)
□トークセッション(15:05~16:40)
○名古屋学院大学におけるIT利用、フィールドワーク、学生ケア
○ディスカッション
このイベントで、私はディスカッションに登場する予定になっています。
参加無料の定員200名ですので、お時間の許す方は是非、ご参加ください。
最近の新入社員は・・・と会社でお困りの諸氏には、何らかのヒントが
見つかるかもしれません。あわせてご来場の前後に「マイルポスト」へ
お寄りいただければ幸甚です。そして感想を.NETにいただけるともっと
ありがたいです。
なお、この講演会の模様はネットでもライブ配信予定ですので、ご来場
が難しい方は、是非ネットからご覧ください。http://www.cccties.org/
―――――――――――――――――――――――≪ books ≫――
■ 本の紹介
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://store.shopping.yahoo.co.jp/7andy/19759683.html
『深い河』,遠藤周作,講談社文庫,620円
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
大学でキリスト教主義教育を受けた皆さんですから、一読を薦める本です。
日本には仏教、神道をはじめとする多くの宗教があります。キリスト教は
明治以降、多くのミッションスクールを設立し、東洋人である我々の生活
にも、クリスマスなどのように習慣として入り込んでいます。
この作品は、インドのガンジス川を舞台として東洋人の死生観、宗教観を
捉えた内容になっています。多くの登場人物の背景を語りながら、人々を
ガンジス河へといざないます。西洋のキリスト教と東洋の宗教観の関わり
を考えるのによい本ではないでしょうか。ただ、この作品の結末に思わず
ビックリしますが、これも作者の隠された意図があるのでしょうか。
この本は自分で探したわけではなく、宗教部長とのお話の中で紹介されま
した。すでにコジマガのコラムで取り上げた『海嶺』について宗教部長に
読後感をお話しする機会がありました。その折に、どのような本がお薦め
ですか?とお尋ねしたところこの作品をご紹介いただきました。
やはりその道に明るい人に聞くことで素敵な本に出合えることがあります。
かつて、文学を研究されていた先生にどのような本がお薦めでしょう?と
尋ねたところ夏目漱石の『夢十夜』がよいというお返事をいただきました。
短い文章ですが漱石の描写は素晴らしく、このような表現を感じること、
学んでおくことは、教養として重要でしょうと教えていただきました。
この夏のお薦めの一冊です。
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■最近のゼミから
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☆関連サイト:http://www.tiesnet.jp/
7月15日/16日に恒例のゼミ合宿を実施しました。初めて一宮での開催でした
が、非常にリーズナブルな施設で感心しました。(一泊二食付で3,800円!)
高速を利用すれば30分で到着できますので、これからもっと利用すべき施設
のひとつと思います。昨年の愛知青年会館といいよく調べたと感心します。
4つのグループ研究発表がビデオに収録されれると、春学期のゼミの行事は
終りです。プレゼンを中心としたグループ研究では「人間力」が試されます。
与えられたテーマを皆でどのように結論へ持ってゆくかを見守っていました。
各グループがどのような結論を出そうとも構いません。誰がどのように取り
組んでいるかを観察し、その学生の能力を見極めていました。
いよいよ秋学期からは、日本語のトレーニングです。今年の3年生からかつて
のように卒業論文が必修に戻ります。そこで、秋にはできるだけ早く卒論を
書かせる指導をします。これまでの試行錯誤により指導方法も進化しました。
このノウハウを活かして、できるだけ早く卒業論文を終わらせてしまいたい
と思っています。
就職活動の時期は10年前に比べると、かなり早くなっています。それに対応
するためにも3年生で卒論を書き上げて、4年生には細かいダメ出しなどで
手を加えるだけにすれば、皆がハッピーになるのではと思います。4年生で
ひとりで作業するのでなく、皆でやれば生産性が向上することを体験させて
将来へつなげるようにしたいと考えています。
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■編□集□後□記□
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いよいよ夏休みに入ります。これまで時間がとれずにできなかったタスクに
取り組む良い時期です。今にして思えば、学生時代もそのように取り組んで
いたならば、大したものになっていたはずです。この貴重な時期を利用して
ゼミにも留学に出発する学生、インターンシップに取り組む学生がいます。
大学では学べない経験が、彼らの人間力を養成してくれることでしょう。
一回り逞しくなってキャンパスに戻ってくることを楽しみにしています。
2008年6月22日日曜日
第42号(2008.06.22)
□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@ 第42号
□───────────────────――2008.06.22─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.042
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
コジマガも5周年を迎えることができました。これもひとえに読者である
OB諸氏のお陰であると深謝いたします。この春以来、OBのメンバたちと
飲む機会があればメルマガの話をします。すると思わぬ人から読んでます
と云われ意外な嬉しさがこみ上げてきます。このような読者がいることが
継続の力だったように思います。ゼミも同じように一人ではできないこと
でも、皆がいればこそできてしまうこともあるのです。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■NGU短信 > マナー向上活動の段
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☆関連サイト:http://www.ngu.jp/dynamic/details.php?key=1015&ckey=24&sf=f
ゼミOBの活躍もあり、最近は本学もメディアに出る機会が増えています。
かつてOB会の席で「CMでもよいから、もっと大学のメディア露出度を高め
てほしい」という声に胸を痛めていました。一般社会と学会ではテレビや
新聞への露出に対して評価はかなり違います。気恥ずかしさとともにこの
ような評判には私自身どうも腰が引けていました。
しかし、最近の大学のメディア露出頻度にはOB・OGもご満足いただけるの
ではないでしょうか。去る5/13(火)には1年生ゼミでのゴミ拾い活動が
テレビの取材を受けました。たまたま取材日に私が担当する基礎ゼミが、
清掃日だったのでテレビに出ることになりました。その後の反響をみれば
テレビの影響力を感じます。
もちろんメディアに出るために活動をしているわけではありません。都心
へ引っ越してきて、地域と共生するため大学がするべきひとつの活動です。
心無い学生のポイ捨てなどの振る舞いが、地域に悪い影響を与えています。
ゼミ単位での大学周辺の清掃活動は2年目です。今回は堀川周辺でしたが、
やはり周辺が綺麗になるのは気持ちがいいものです。
ゴミのポイ捨てをなくすためには、マナーの向上が求められます。しかし、
教室内のゴミは驚くばかりです。ですから私自身の活動として毎回の授業
では「脱帽・教室美化」と黒板に書いて、受講生に協力を求めます。また、
卒業生OB・OGの活躍を話をすることで、自信を持たせるようにしています。
すると立派なもので、他人のゴミを片付ける学生も見られます。このように
素晴らしい光景を見ると幸せになります。
また、授業の最初は必ず挨拶から始めます。ゼミではいつもの光景ですが、
大教室でもやります。すると中には返事をしてくれる学生がいます。最近
では、キャンパス内で学生から先に挨拶をされることが多くなりました。
小さな行動ですが、少しでも大学の改善活動を皆が実施すれば、必ず組織
は変わると思います。
また、今春からキャンパスの喫煙エリアが制限されて、喫煙者の姿が目立
たなくなりました。不思議なもので、これだけでキャンパスが落ち着いた
感じになっています。多くの喫煙者がマナーを守っているにもかかわらず、
そうでない一部の者が雰囲気を台無しにしていたのでしょう。本学は、昔
お坊ちゃん大学で有名でした。この名声を取り戻すべく、きちんした学生
による活動が際立つような雰囲気作りをしたいものです。
新聞にも掲載されましたが、マナー向上キャンペーン第1弾の清掃活動
(5月21日)は83名の参加がありました。次回は6月25日(水)に開催され
るそうです。現在、大学が取り組んでいるマナー向上活動は、重要な社会
活動です。教育機関だけに良いことが進められる組織でありたいものです。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■最近のゼミから
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☆関連サイト:http://www.tiesnet.jp/
去る6/17に恒例となったゼミのボーリング大会が開催(ラウンドワン千種)
されました。3年生が中心となったたイベントでしたが、多くの4年生の
参加もあり大いに盛り上がりました。10年前に作成した児島杯トロフィー
は、一時、解体状態になってしまいましたが、ゼミ生の力で元通りの姿と
なって今回も表彰式に活躍しました。
この大会の開催直前にCBCで「学部長のガチンコ面談」が放映されました。
この取材にはゼミの3年生が協力してくれたので、どのように編集されて
いるのかが楽しみでした。そこで、ボーリング場でワンセグ携帯の画面を
皆で観るという不思議な経験をしました。ICTの活用にも時代の大きな流れ
を感じます。
ボーリングの後には、いよいよ来月には春学期のまとめとしてゼミ合宿が
あります。3年生はこれに向けての準備がしんどいはずですが、皆でよく
頑張っていると思います。また、4年生もよく指導をしてくれています。
素晴らしい夏を迎えるにも、今が辛抱のときでしょう。
さて.NETでも報告されたように、1年生の基礎ゼミを「マイルポスト」で
行いました。本学の学生でまだ「マイルポスト」へ行ったことがない学生
が大勢います。瀬戸の時代はいたし方がないとしても、名古屋キャンパス
から便利な場所あるだけに、大学の授業やイベントでもっと積極的に利用
するという意識が関係者には必要でしょう。
ゼミOBであれば参加できるTIES(タイズ)ですが、現在、TIESタイピング
を利用したコンテストが実施されています。(6月9日~6月30日)賞品が
もらえるということで多くの大学生がチャレンジしています。大学生同士
が競うということは、とても活気づきます。これが大学対抗戦ともなれば、
クラブ活動のごとく、いっそうに燃え上がることでしょう。
現時点では、札幌大学がリードしていますが、これに追いつき、追い越す
ような本学の学生が出てくることを心待ちにしています。(うちのゼミ生
が何とかランクインできないものか・・・)2年連続の名古屋VS札幌の
日本シリーズのごとく熱い戦いを繰り広げられればと思います。詳しくは
関連サイトをご覧下さい。
ちなみにコンテストではありませんが、これまでのタイピング記録に全国
41位にゼミOBがランクインしています!
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■編□集□後□記□
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コジマガ5周年を機会として、新しい欄を作ってみたいと思います。従来の
ように児島から一方的に発信するのでなく、ゼミのOB・OGが思いのままに
参加することで、一対多から相互のやりとりになればと思います。どんな
短い記事でも構いません。.NETに投稿するような感覚・内容で十分でしょう。
もちろん、自分の近況や現役生に言っておきたいことなど何でもありです。
ゼミの仲間での指名によるリレーも面白いかもしれません。
表現力がないからといって遠慮することはありません。コジマガは編集長
である児島が日本語の表現や内容にチェックを入れますのでご安心下さい。
(ただ、卒論以来のダメ出しのようで、悪夢が甦る人もいるのでは・・・)
ご希望の方は、児島(kkojima[at]ngu.ac.jp)まで。
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■□□> コジマガ kojimag@ 第42号
□───────────────────――2008.06.22─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.042
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
コジマガも5周年を迎えることができました。これもひとえに読者である
OB諸氏のお陰であると深謝いたします。この春以来、OBのメンバたちと
飲む機会があればメルマガの話をします。すると思わぬ人から読んでます
と云われ意外な嬉しさがこみ上げてきます。このような読者がいることが
継続の力だったように思います。ゼミも同じように一人ではできないこと
でも、皆がいればこそできてしまうこともあるのです。
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■NGU短信 > マナー向上活動の段
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☆関連サイト:http://www.ngu.jp/dynamic/details.php?key=1015&ckey=24&sf=f
ゼミOBの活躍もあり、最近は本学もメディアに出る機会が増えています。
かつてOB会の席で「CMでもよいから、もっと大学のメディア露出度を高め
てほしい」という声に胸を痛めていました。一般社会と学会ではテレビや
新聞への露出に対して評価はかなり違います。気恥ずかしさとともにこの
ような評判には私自身どうも腰が引けていました。
しかし、最近の大学のメディア露出頻度にはOB・OGもご満足いただけるの
ではないでしょうか。去る5/13(火)には1年生ゼミでのゴミ拾い活動が
テレビの取材を受けました。たまたま取材日に私が担当する基礎ゼミが、
清掃日だったのでテレビに出ることになりました。その後の反響をみれば
テレビの影響力を感じます。
もちろんメディアに出るために活動をしているわけではありません。都心
へ引っ越してきて、地域と共生するため大学がするべきひとつの活動です。
心無い学生のポイ捨てなどの振る舞いが、地域に悪い影響を与えています。
ゼミ単位での大学周辺の清掃活動は2年目です。今回は堀川周辺でしたが、
やはり周辺が綺麗になるのは気持ちがいいものです。
ゴミのポイ捨てをなくすためには、マナーの向上が求められます。しかし、
教室内のゴミは驚くばかりです。ですから私自身の活動として毎回の授業
では「脱帽・教室美化」と黒板に書いて、受講生に協力を求めます。また、
卒業生OB・OGの活躍を話をすることで、自信を持たせるようにしています。
すると立派なもので、他人のゴミを片付ける学生も見られます。このように
素晴らしい光景を見ると幸せになります。
また、授業の最初は必ず挨拶から始めます。ゼミではいつもの光景ですが、
大教室でもやります。すると中には返事をしてくれる学生がいます。最近
では、キャンパス内で学生から先に挨拶をされることが多くなりました。
小さな行動ですが、少しでも大学の改善活動を皆が実施すれば、必ず組織
は変わると思います。
また、今春からキャンパスの喫煙エリアが制限されて、喫煙者の姿が目立
たなくなりました。不思議なもので、これだけでキャンパスが落ち着いた
感じになっています。多くの喫煙者がマナーを守っているにもかかわらず、
そうでない一部の者が雰囲気を台無しにしていたのでしょう。本学は、昔
お坊ちゃん大学で有名でした。この名声を取り戻すべく、きちんした学生
による活動が際立つような雰囲気作りをしたいものです。
新聞にも掲載されましたが、マナー向上キャンペーン第1弾の清掃活動
(5月21日)は83名の参加がありました。次回は6月25日(水)に開催され
るそうです。現在、大学が取り組んでいるマナー向上活動は、重要な社会
活動です。教育機関だけに良いことが進められる組織でありたいものです。
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■最近のゼミから
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☆関連サイト:http://www.tiesnet.jp/
去る6/17に恒例となったゼミのボーリング大会が開催(ラウンドワン千種)
されました。3年生が中心となったたイベントでしたが、多くの4年生の
参加もあり大いに盛り上がりました。10年前に作成した児島杯トロフィー
は、一時、解体状態になってしまいましたが、ゼミ生の力で元通りの姿と
なって今回も表彰式に活躍しました。
この大会の開催直前にCBCで「学部長のガチンコ面談」が放映されました。
この取材にはゼミの3年生が協力してくれたので、どのように編集されて
いるのかが楽しみでした。そこで、ボーリング場でワンセグ携帯の画面を
皆で観るという不思議な経験をしました。ICTの活用にも時代の大きな流れ
を感じます。
ボーリングの後には、いよいよ来月には春学期のまとめとしてゼミ合宿が
あります。3年生はこれに向けての準備がしんどいはずですが、皆でよく
頑張っていると思います。また、4年生もよく指導をしてくれています。
素晴らしい夏を迎えるにも、今が辛抱のときでしょう。
さて.NETでも報告されたように、1年生の基礎ゼミを「マイルポスト」で
行いました。本学の学生でまだ「マイルポスト」へ行ったことがない学生
が大勢います。瀬戸の時代はいたし方がないとしても、名古屋キャンパス
から便利な場所あるだけに、大学の授業やイベントでもっと積極的に利用
するという意識が関係者には必要でしょう。
ゼミOBであれば参加できるTIES(タイズ)ですが、現在、TIESタイピング
を利用したコンテストが実施されています。(6月9日~6月30日)賞品が
もらえるということで多くの大学生がチャレンジしています。大学生同士
が競うということは、とても活気づきます。これが大学対抗戦ともなれば、
クラブ活動のごとく、いっそうに燃え上がることでしょう。
現時点では、札幌大学がリードしていますが、これに追いつき、追い越す
ような本学の学生が出てくることを心待ちにしています。(うちのゼミ生
が何とかランクインできないものか・・・)2年連続の名古屋VS札幌の
日本シリーズのごとく熱い戦いを繰り広げられればと思います。詳しくは
関連サイトをご覧下さい。
ちなみにコンテストではありませんが、これまでのタイピング記録に全国
41位にゼミOBがランクインしています!
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■編□集□後□記□
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コジマガ5周年を機会として、新しい欄を作ってみたいと思います。従来の
ように児島から一方的に発信するのでなく、ゼミのOB・OGが思いのままに
参加することで、一対多から相互のやりとりになればと思います。どんな
短い記事でも構いません。.NETに投稿するような感覚・内容で十分でしょう。
もちろん、自分の近況や現役生に言っておきたいことなど何でもありです。
ゼミの仲間での指名によるリレーも面白いかもしれません。
表現力がないからといって遠慮することはありません。コジマガは編集長
である児島が日本語の表現や内容にチェックを入れますのでご安心下さい。
(ただ、卒論以来のダメ出しのようで、悪夢が甦る人もいるのでは・・・)
ご希望の方は、児島(kkojima[at]ngu.ac.jp)まで。
2008年5月2日金曜日
第41号(2008.05.02)
□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@ 第41号
□───────────────────――2008.05.02─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.041
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
年度初めの一月の授業も終了し、キャンパスは徐々に落ち着きを見せています。
半期の講義日数を揃えるために、GWは平日の3日間がお休みです。慣れてきた
時に休みがあってだれてしまいがちですが、学生諸君が連休明けからも頑張って
くれることを切に望みます。
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■NGU短信 > ブレンデッド・ラーニングの段
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☆関連サイト:http://www.tiesnet.jp/
今年度はかなり挑戦的な授業を展開しています。小教室での授業はゼミ程度で、
ほとんどが大教室です。「現代経済学」や「統計学入門」では毎回、CCSの自学
自習の範囲を用意して、授業時間の中で受講生に解かせています。少人数での
実習授業ならば特筆に値しないのですが、100名以上の学生を対象としてノート
PCを活用させるには、相当のストレスがかかります。学内ネットワークの負荷
や個別PCのトラブルなど、全員が順調であるという保証は全くありません。
大教室での授業は、教育効果が低くなるのはご存知の通りです。私語をしたり
眠ってしまう学生など勉強する環境としては最悪です。大学では一度に教室に
集めて講義するという経済効率性を優先した形態が現在でも継続しています。
しかし、名古屋キャンパスでは最大300名までの教室しか用意していませんので、
瀬戸のC教室のような超巨大教室はなくなりましたが・・・大教室の場合、
教える側の意欲と学ぶ側の意欲が高くないと授業は成立しません。予備校なら
十分に成立するかも知れませんが、大学では難しい課題です。
ブレンデッド・ラーニングとは、対面授業にコンピュータを活用し、効果的な
授業を展開しようというeラーニング手法です。eラーニングといえば、ネット
で遠隔授業をするというイメージが先行しますが、これは対面授業とITの利点
をうまく組み合せた教授法です。教員による一方的な講義では、授業時間中に
眠くなることも少なくありません。理解を深めるにはワークをした方が記憶に
残るので、自学自習の設問を解かせます。また、理解度の確認としてネットで
小テストをしたり、授業の理解度を5択から回答してもらったりとノートPCを
フル活用しています。さらに授業教材や課題もネットから配布・提出したりと
これまでにネットで実際可能であったことを目の前で実践しているだけです。
異なるのは、大人数で、かつ授業時間内にやってしまうということでしょう。
さらに1年生指定科目である月曜日4限(15:00~16:30)の「統計学入門」では、
瀬戸キャンパスでも同時間帯に開講して、TIESでライブ配信を実施しています。
TIESからの配信なので、受講者以外(ゼミOB)もこれに参加できると思います。
単なる配信とはいえ双方向を意識しなければならず、授業の開始と終了時間が
異なる中では試行錯誤の連続です。
当然ですが、授業の準備は完璧でなければなりません。これが想像以上に大変
であるというのが現状です。特に、自学自習にアップするための設問を十分に
吟味・用意しておくことが授業の成功の秘訣です。
他大学で取り組んでいないことをいち早く試してみることこそ価値があります。
IT利用で先進の大学だけに誰かが新しい手法に挑戦する必要があります。また
このような試みを理解・応援してくれるスタッフがいるのも恵まれた環境です。
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■最近のゼミから
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☆関連サイト:http://www.kojima-seminar.net/
今年度は4月22日(火)に新歓コンパが金山で実施されました。3年生を歓待する
宴はもとより、4年生が就職活動の状況を報告してくれました。これからも就職
戦線に向かうわけですが、気分転換になってくれればと思います。また、OBも
職場から駆けつけてくれて、現役生にはよい刺激になったのではないでしょうか?
さて、2・3年生のゼミ発表も一回りしたので、連休明けからいよいよ本格的に
なります。隔週発表なので準備がとても大変ですが、ここを乗り切って力をつける
試練の時です。なお、彼らによるゼミの活動内容は、.NETに掲載していますので、
一度ご覧下さい。毎回、書記に記録させていますので、OBの皆さんがコメントを
つけてもらえると彼らの励みにもなって、とても助かります。
また、ゼミは火曜日に515教室で行っていますので、もしお時間があれば覗いて
いただくと刺激的な時間が過ごせるかもしれません。初めて実践的なプレゼンを
するというという学生もおり、今後が楽しみな時期でもあります。
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■編□集□後□記□
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私にとって、GWは3月末から新年度の準備・スタートで突っ走ってきた日々に
ちょっとした休息がもらえる期間です。大学が閑なだけにオフィスで自分の仕事を
処理するには最高の時間です。これまで溜まった仕事を片付けつつ、これから夏
までの準備をすることで、最高の結果が出るような仕込み期間となります。
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■□□> コジマガ kojimag@ 第41号
□───────────────────――2008.05.02─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.041
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
年度初めの一月の授業も終了し、キャンパスは徐々に落ち着きを見せています。
半期の講義日数を揃えるために、GWは平日の3日間がお休みです。慣れてきた
時に休みがあってだれてしまいがちですが、学生諸君が連休明けからも頑張って
くれることを切に望みます。
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■NGU短信 > ブレンデッド・ラーニングの段
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☆関連サイト:http://www.tiesnet.jp/
今年度はかなり挑戦的な授業を展開しています。小教室での授業はゼミ程度で、
ほとんどが大教室です。「現代経済学」や「統計学入門」では毎回、CCSの自学
自習の範囲を用意して、授業時間の中で受講生に解かせています。少人数での
実習授業ならば特筆に値しないのですが、100名以上の学生を対象としてノート
PCを活用させるには、相当のストレスがかかります。学内ネットワークの負荷
や個別PCのトラブルなど、全員が順調であるという保証は全くありません。
大教室での授業は、教育効果が低くなるのはご存知の通りです。私語をしたり
眠ってしまう学生など勉強する環境としては最悪です。大学では一度に教室に
集めて講義するという経済効率性を優先した形態が現在でも継続しています。
しかし、名古屋キャンパスでは最大300名までの教室しか用意していませんので、
瀬戸のC教室のような超巨大教室はなくなりましたが・・・大教室の場合、
教える側の意欲と学ぶ側の意欲が高くないと授業は成立しません。予備校なら
十分に成立するかも知れませんが、大学では難しい課題です。
ブレンデッド・ラーニングとは、対面授業にコンピュータを活用し、効果的な
授業を展開しようというeラーニング手法です。eラーニングといえば、ネット
で遠隔授業をするというイメージが先行しますが、これは対面授業とITの利点
をうまく組み合せた教授法です。教員による一方的な講義では、授業時間中に
眠くなることも少なくありません。理解を深めるにはワークをした方が記憶に
残るので、自学自習の設問を解かせます。また、理解度の確認としてネットで
小テストをしたり、授業の理解度を5択から回答してもらったりとノートPCを
フル活用しています。さらに授業教材や課題もネットから配布・提出したりと
これまでにネットで実際可能であったことを目の前で実践しているだけです。
異なるのは、大人数で、かつ授業時間内にやってしまうということでしょう。
さらに1年生指定科目である月曜日4限(15:00~16:30)の「統計学入門」では、
瀬戸キャンパスでも同時間帯に開講して、TIESでライブ配信を実施しています。
TIESからの配信なので、受講者以外(ゼミOB)もこれに参加できると思います。
単なる配信とはいえ双方向を意識しなければならず、授業の開始と終了時間が
異なる中では試行錯誤の連続です。
当然ですが、授業の準備は完璧でなければなりません。これが想像以上に大変
であるというのが現状です。特に、自学自習にアップするための設問を十分に
吟味・用意しておくことが授業の成功の秘訣です。
他大学で取り組んでいないことをいち早く試してみることこそ価値があります。
IT利用で先進の大学だけに誰かが新しい手法に挑戦する必要があります。また
このような試みを理解・応援してくれるスタッフがいるのも恵まれた環境です。
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■最近のゼミから
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☆関連サイト:http://www.kojima-seminar.net/
今年度は4月22日(火)に新歓コンパが金山で実施されました。3年生を歓待する
宴はもとより、4年生が就職活動の状況を報告してくれました。これからも就職
戦線に向かうわけですが、気分転換になってくれればと思います。また、OBも
職場から駆けつけてくれて、現役生にはよい刺激になったのではないでしょうか?
さて、2・3年生のゼミ発表も一回りしたので、連休明けからいよいよ本格的に
なります。隔週発表なので準備がとても大変ですが、ここを乗り切って力をつける
試練の時です。なお、彼らによるゼミの活動内容は、.NETに掲載していますので、
一度ご覧下さい。毎回、書記に記録させていますので、OBの皆さんがコメントを
つけてもらえると彼らの励みにもなって、とても助かります。
また、ゼミは火曜日に515教室で行っていますので、もしお時間があれば覗いて
いただくと刺激的な時間が過ごせるかもしれません。初めて実践的なプレゼンを
するというという学生もおり、今後が楽しみな時期でもあります。
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■編□集□後□記□
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私にとって、GWは3月末から新年度の準備・スタートで突っ走ってきた日々に
ちょっとした休息がもらえる期間です。大学が閑なだけにオフィスで自分の仕事を
処理するには最高の時間です。これまで溜まった仕事を片付けつつ、これから夏
までの準備をすることで、最高の結果が出るような仕込み期間となります。
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