2007年12月8日土曜日

第35号(2007.12.08)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@    第35号
□───────────────────――2007.12.08─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.035
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。

季節は秋から冬へ、この移ろいは広葉樹の彩りにも現れています。名古屋
キャンパスから熱田の森を見ると赤や黄色のコントラストが綺麗でした。
瀬戸キャンパスと同様に、巡る季節を自然とともに感じることに、小さな
幸せを覚えます。堀川にかかる白鳥橋辺りでは藤前干潟などからの渡り鳥
の群れを見ることもあって、思わず空を見上げることもあります。

師走になり慌しい毎日です。卒業研究発表会も終了し、ゼミ活動の記録に
ビデオ撮りとLiveTIESへのアップを行っています。学生にオフィスソフト
の操作技術や日本語力の養成には最高の季節になりました。ただ、風邪を
ひかぬよう体調管理はお互いに心がけたいものです。


―――――――――――――――――――――――――――――――
■NGU短信 > ゼミ合宿・社会見学(名古屋編)の段
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.kojima-seminar.net/

去る11/30(金)と12/1(土)の2日間で、恒例のゼミ合宿と社会見学が
行われました。詳細は、.NET(topic_id=203&forum=17)を参照ください。
名古屋キャンパスでの運用に不安はありましたが、都心の利便性を上手く
利用したと思います。

まず、1日目は2つの会議室を借りてひたすら勉強です。教室でのゼミと
違って終了時間を気にすることもないので、十分に成果がでたと思います。
会議室が利用可能な夜9時までは皆で頑張り、そして一風呂浴びた後に各自、
部屋での勉強もしくは児島によるメンタリングです。結局、深夜の0時過ぎ
まで続きました。

2日目はNGUバスを利用して名古屋近郊の社会見学です。今回はトヨタ関連
の産業技術記念館とキリンビール工場見学です。ビール工場見学といえば、
数年前のアサヒビール工場を思い出します。ゼミでのビール工場の訪問は
今回で3回目ですが、見学コースにつきものの試飲会で、つい出来立ての
生ビールを飲み過ぎてしまいます。

今回の合宿は無理のない行程で、時期的にも切羽詰っていない状況でした。
このように何事も余裕をもって臨むことが成功の秘訣重要でしょう。私も
心に余裕があるので、怒りのアドレナリンを噴出することなく、安心して
参加することができます。また、これに参加してくれたOBにも感謝します。

このようにとても充実した2日間で、幹事の諸君はよく頑張ってくれました。
また、参加者も自分たちで頑張ることの大切さを、身をもって覚えてくれた
のではと思います。OBの皆さんはよくご存知でしょうが「人間力」の育成に
大切な機会でした。OB諸氏もお時間が許せば参加いただき、叱咤激励をして
もらえれば幸いです。


―――――――――――――――――――――――≪ books ≫――
■ 本の紹介
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=03801095

『細川ガラシャ夫人』(上)(下),三浦綾子,新潮文庫,\514, \552
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

20年以上振りに三浦綾子作品を読みました。初めて読んだのは大学に入る前
だったように思います。当時は、まだ純真だったので、『塩狩峠』を読んで
妙に感動したのを覚えています。また『氷点』は今年、石原さとみ主演でTV
で観ました。

三浦綾子氏とこの地方やゼミとの関連を探すと『海嶺』でしょう。この作品
の調査のために、三浦氏は野間に長期間投宿したようです。3年前にゼミで
知多半島の野間近くで合宿をしました。小野浦海岸には和訳聖書誕生の地が
あります。江戸時代に音吉はじめ3人の漁師が漂流し、鎖国のために帰国が
許されず、マカオで初めての聖書を和訳した業績を描いています。キリスト
教センターはこの作品のビデオを所蔵しており、3年前の冬に視聴しました。

この折は、記念碑へ寄ることはありませんでしたが、合宿所近くの野間大坊
へ皆で初詣に行きました。源頼朝の父義朝が「木刀一本さえあれば」といい
ながら殺されたことは有名です。この本を読んで、野間大坊に関する話題を
新たに知ることができました。また、信長の三男の信孝もここで自害させら
れています。

さて本論です。細川ガラシャは日本史にも登場し、有名なキリシタンですが、
明智光秀の娘ということは知りませんでした。上巻は、主に明智光秀の苦労
や生き様について描写されています。なぜ主君を殺さねばならなかったのか?
10歳も年下の横暴な主に対して、知性や教養・能力やが高い武士が辛抱強く
忍耐している姿が書かれています。我々が日本史で知っているような下克上
という単純な理由ではないことを教えてくれます。

下巻では、関が原決戦を前にして石田三成方へ人質となることを拒み、夫の
命に従いながら命尽きるところまでが描かれています。婦人の信仰心が死も
恐れさせることなく、天命を受け入れる姿が読者にも伝わってきます。この
悲劇が徳川方の結束力を高め、勝利をもたらしたとも云われています。

齢を重ね、いくつもの経験をすることで、人情の機微、人の生き様・苦労が
分かるようになります。また、それに伴い自分の読後感が変わってきている
ことに気づきました。人の内面を見つめなおすには良い本でした。

読書の秋に相応しい素敵な本に出合えました。
ちなみにこの本は"Lady Gracia A samurai wife's love, strife and faith."
という題名で英訳されています。


―――――――――――――――――――――――――――――――
■最近のゼミから
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.tiesnet.jp/

経済学部のゼミ募集に変化が表れています。

来年度の2年、3年ゼミはともに定員は21名です。今年の応募状況をみると
一次募集で若手の先生に30名以上集まるというケースが見られ、とてもよい
傾向です。(ちなみに、もはや私は年齢的に若手に属しません。)

あるゼミでは、卒業研究発表会で打倒児島ゼミを目標にしているそうですが
とても嬉しいニュースです。多くの学生やゼミが切磋琢磨して頑張ることが、
活気につながり、組織活性化の源になるからです。

一方、楽勝ゼミはかつてほどの過度の集中が少なくなりました。大学が沈滞
傾向が進行している時には、楽勝ゼミへの集中度が高かっただけに、本学も
いよいよ浮上しつつあるのではという期待をいただかせます。

OB諸氏にとっては、何より児島ゼミの動向が気になるところでしょう。今回
は2年ゼミに30名の応募があり、面接とメールを書いてもらい選考しました。
3年ゼミも1次選考で20名(うち3名が面接に現れず不合格)、2次では9名
の応募状況で、選考には本当に気を遣いました。

このように応募数だけ見れば、まだ若手の部類に属します。また新2年生の
意気込みや取得単位数をみると驚くものがあります。来年度も学生の期待に
そえるようなゼミにしましょう。また、今年の2年生より4年ゼミや卒論が
必修に戻ることで、名古屋学院大学の「ゆとり教育」も終焉を迎えます。

さて、現在のゼミの状況も順調に進んでいます。まず、3年生はPowerpoint
の5回以上の発表を終えて、すでにWordで文章作成に取り組んでいます。今回
誰でもできる卒論作成法をPowerpointにまとめました、.NETのダウンロードに
資料をアップしていますので、ご笑覧ください。

4年生は卒業研究発表会に向けた準備や撮影で、例年よりさらに予定を早め
ています。昨年から全員が自分の内容をPowerpointにまとめ、発表のビデオ
撮りを行っています。このビデオはTIESから視聴できるようにし、2007年度
の名古屋学院大学の授業の中にビデオコンテンツをおいています。

昨年の発表ビデオや今年の練習ビデオもアップされていますので、視聴いた
だきコメントを.NETにアップしてもらえれば幸いです。このように4年生の
ビデオコンテンツからコメントが発生・反応するのは、まさに「ソーシャル・
メディア」という考え方です。Web2.0でも重要な要素であり、集合知の基本
となるものです。

□ゼミ予定 : 毎週月曜日(15時~20時頃):506教室
 サブゼミ : 毎週水曜日(13時20分~18時頃):506教室


―――――――――――――――――――――――――――――――
■編□集□後□記□
―――――――――――――――――――――――――――――――

クリスマス・キャロルが流れる季節です。忘年会など飲む機会が非常に多い
時期ですが、私の今年最後の飲み会は児島ゼミOB会の忘年会です。参加予定
の方とはお会いできることを大変楽しみにしています。ただ、誰が来るかと
いう心の準備が必要ですので、.NETで参加予約をお願いします。

2007年11月13日火曜日

第34号(2007.11.13)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@    第34号
□───────────────────――2007.11.13─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.034
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。

久し振りに結婚式へ出席しました。最近の結婚式は、かなり演出に凝っており、
驚くことがあります。今回の式場は10年以上前に訪れたことがあったのですが、
すでに全面リニューアルで外観から全く違います。

挙式場の演出は見事です。派手すぎず幻想的な雰囲気作りがよくできています。
光や音の微妙な演出や人の動きの導線にも配慮があります。また、披露宴会場
にもいろいろな仕掛けがあります。サービス過剰といえるかもしれませんが、
臨席する客人への気配りも大したものです。披露宴がひとしきり進んだ後に、
隣接するガーデンにてスイーツのサービスにイベント・・・これはどうも最近
の定番のようです。

この10年間で結婚式は大きく変化しました。ブライダル産業も従来の金太郎飴
のように画一的でなく、提案するだけでなく、ニーズに応え、クライアントと
ともに挑戦する姿が見えます。私達サービス業にとって参考になりました。


―――――――――――――――――――――――――――――――
■NGU短信 > 学園祭とホーム?カミングの段
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.ngudo.com/

名古屋キャンパスで初めての学園祭が開催されました。同窓会や.NETからの
案内でご存知の方やご来訪いただいたOBもおられることでしょう。学園祭に
併せて、大学同窓会がホームカミングを行います。これは、学び舎であった
大学へ帰ってくるという意味ですが、まだ名古屋キャンパスで4年間学び、
育っていったOBもいない場所でのホーム(?)カミングでした。

今回でホームカミングは16回目になるそうですが、最近はゼミOBが参加して
くれますので、私も参加するようになりました。休日の昼なので、家族連れ
できてくれるのも嬉しい限りです。ゼミOBが準備することなく、用意された
食事をしながら楽しい時間を過ごせるというありがたい機会です。酒盛りと
なるOB会とは違って、個別にゆっくり話をすることができます。今回も11時
から16時頃まで、何人かのOBと一緒に過ごすことができました。

また、ゼミ以外の本学の立派な卒業生にも会うことができる、そしてゼミの
卒業生に紹介できる機会に恵まれます。元イージス艦艦長や実業団でバレー
ボールで活躍する卒業生を紹介しました。普段ではなかなか会えない彼らの
存在を目の当たりにすることで、大きな刺激になることでしょう。

今度は、我がゼミOB諸氏がその道で頑張り、後輩たちに多くの刺激を与えて
もらえれば幸いです。決して目立った活躍を期待しているのでなく、着実に
仕事をし、周りに感謝をすることで自ずと道は拓けてきますのでその経験を
期待します。

今回の学園祭は全国初のゴミ箱なしという取組で、マスコミにも取り上げら
れました。瀬戸からモリゾー・キッコロが来学し、子供たちの人気を集めて
いました。さらに、愛・地球博の事務局長の講演会などもあり、話題は盛り
だくさんでした。

何よりも嬉しい話は、瀬戸の時代に比べて多くの来場者があったことです。
中庭にごった返すほどの人が溢れている光景は、学園祭の活気や賑やかさを
演出しました。これは本学の新キャンパスのパブリシティを高めるのに貢献
するイベントで、一般の人に広く知られるながら社会の認知が高まります。

さらに、出店している学生達が、ゴミゼロに非常に協力的であったことです。
4月よりゴミやタバコのポイ捨てなどレベルの低い話に辟易としていました。
ごく一部の学生による稚拙な行為ですが、これによる外部被害は大きいもの
でした。今回のゼロエミッションという意図が十分に伝わったのでしょう。
学生たちは店の周りのゴミを拾い協力的であったとのことです。

このように学生が自分の大学の環境保全にコミットすることでひとり一人の
愛校心を醸成し、さらには綺麗なキャンパス維持に貢献する取組になること
は間違いありません。時間がかかりますが、このような学生を一人でも多く
育てることが名古屋学院のレベルを徐々に高めてゆくことになるでしょう。

新キャンパスで初経験で、OBを含めた学園関係者(ファミリー)による不断
の努力がいつか必ず実を結ぶのではという期待が膨らんだイベントでした。


―――――――――――――――――――――――――――――――
■最近のゼミから
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.kojima-seminar.net/

最近はゼミでの覚え書きを.NETに記載するようにしました。学習方法は時代に
合わせ変化しなければならないからです。特に、新しいキャンパスなので早く
環境に順応しなくてはなりません。そのためにも、気づいたことを書き留めて
改善に役立てる必要があると思いました。

環境に対応して変化することを「進化」と呼びます。決して進化が昔に比べて
優れているというわけではありません。その時代ごとに最適な方法はあるわけ
ですので、昔ながらの方法を頑なに続けることは、自ずと非効率になります。
大学を取り巻く環境(ゼミ生や施設など)の変化の下、どのように運営すれば
最高の結果が得られるかを試行してゆくことが必要でしょう。

以前のやり方を守ることは失敗のリスクが少なく、効率的にできるでしょう。
しかし、以前もコジマガに書いたと思いますが、強者でも変化に対応できなけ
れば絶滅してしまいます、恐竜のように。

その意味では、今年のゼミはチャレンジングな日々です。月曜の3・4年ゼミ
は4・5時間目の連続なので、午後3時から夜8時までゼミ生が皆で頑張って
います。学生にとってしんどいはずですが、自宅での学習習慣がついていない
ことを考えれば、5時間も勉強すれば必ず成果は上がります。その成果の振り
返りで、自分の力を信じるという自信がついてきます。

毎回発表をしているので、5週間程で各人の方向性が見えてきました。あとは
一人ひとりが、自分で走り出すのを期待することでしょう。年内に卒論を書き
上げるゼミ生が現れることを密かに楽しみにしています。

また、ゼミ生は自分たちでICTも上手に利用できるようになりました。Skypeで
中国からゼミへ参加し、適切なコメントまでできるという時代になったことに
感無量です。Powerpointファイルをメールで送り、現地でそれを見ながら発表
を聞くというスタイルです。このような形式はTIESならば簡単にできそうです
が、TIESを常時利用するには各人のスキルアップや設備などの環境整備が必要
となります。特に、ライブカメラが簡単に設定できる方法を見出さねばなりま
せん。でも、私自身が出張先の沖縄からTIESでゼミが十分にできなかったこと
を考えれば、学生の取組はたいしたものです。

□ゼミ予定 :
 毎週月曜日:506教室
 ゼミ合宿:11/30(金) 愛知青年会館(名古屋・伏見)
 社会見学:12/01(土) 産業技術記念館、キリンビール工場
 卒業研究発表会:12/03,04,06,07


―――――――――――――――――――――――――――――――
■編□集□後□記□
―――――――――――――――――――――――――――――――

あっという間に今年も残すところ2ヶ月を切ってしまいました。毎年、慌しい
年末年始ですが、穏やかな時間を過ごすためにも今を頑張りたいと思います。
ゼミ生諸君が早めに卒論を仕上げてくれることが、何よりも望むところです。
私自身、卒論マラソンの伴走者でしかないので、ランナーの意欲を盛り立てる
ことに努めなくてはなりません。

ゴールを前に逃亡しようとしたり、コースを逸れてしまったり、息切れしたり
ランナーも様々です。私が代わりに走るわけにもいかず、また、一人ひとりの
個性や強みがあるだけに、褒めたり、叱咤したり、激励したり大変です。

2007年10月7日日曜日

第33号(2007.10.07)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@    第33号
□───────────────────――2007.10.07─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.033
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。

10月になって酷暑の夏も過ぎ去り、ようやく秋らしくなってきました。

浜松でのゼミの飲み会は大変楽しかった。初めて名古屋以外でのOB会でした
が、何事もやってみるものですね。幹事を引き受けてくれた石川君に何かと
苦労をかけてしまいましたが、ハプニングも笑えます。.NETは練習のつもり
で書いてもらうことが何よりです。気楽に新しい行事に挑戦したいものです。
例えば、飲み会前にOB会主催のボーリング大会などどうでしょうか?10周年
の時にはゴルフコンペという案がありました。何事も少人数から始まります
ので、いずれチャレンジしたいものです。


―――――――――――――――――――――――――――――――
■NGU短信 > 文章力と編集力は必要の段
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:

文書を作成するという作業は、学生時代には壁のように立ちはだかる学生の
悩みのひとつでしょう。最近はネットからコピペをして、堂々とレポートを
出すつわもの(アホともいいます)もいます。しかし、そんな学生に限って
コンピュータ能力は著しく低いという傾向があります。というもの、一瞥で
わからないように手を加えることもできないのですから・・・トホホ

文章を書くにはテキストエディタがおすすめです。サブゼミなどで私の話を
聴いた人もいるかと思いますが、文字入力には文字書式のデータは全く必要
ありません。フォントに色をつけたり、大きさなどは文章がある程度、完成
させた後、Wordでマウス中心に行えば効率的です。頭の中にある考えを文章
で表現するには、キーボード操作に集中した方が良いと思います。

また、エディタはネットからの引用も容易です。コピーではHTMLに付属して
いる書式データまでもコピーします。自分の文書と書式を統一するにも面倒
ですが、テキストエディタでは文字データしか貼り付けないので、引用後の
処理が楽になります。

インターネットのデータをコピーするには、ある程度の知識や技術が必要で
すが、自分で苦労しないと身につきません。これを身につけるのが卒論作成
です。なぜ苦労して卒論を書くのか?という問いには、迷わず大学生である
からというように応えます。コンピュータ技術だけなら専門学校の方が分が
あるでしょう。また、20世紀ならばパソコンを使えなくてもホワイトカラー
になれました。

しかし、21世紀になって文科系学生には目的にあったソフトウェア操作能力
は非常に重要です。さらに文章が書けず、コンピュータが嫌いという学生に
とっては厳しい状況でしょう。いずれも将来、必要となる能力ですからこれ
を避けて通ること自体に問題があると思います。文章においてはバーバルな
コミュニケーションが必要です。動物はノンバーバルなコミュニケーション
が中心であるのに対し、人間は言葉を上手く使うことができます。大学生で
あれば、これが強く求められることでしょう。

仕事を効率的にするツールのひとつがコンピュータです。また、良い仕事を
するには、チームのメンバーとの綿密なコミュニケーションと信頼関係は欠
かせません。これらが「人間力」の基礎を形成します。卒論の作成過程には、
これらの能力を養成するに十分なエッセンスが入っています。教えてもらう
だけというのでなく、自分で頑張り、人に教えて、人から学ぶという姿勢が
身につけば、卒論を作成した意義は大いにあると思います。

幸い4年次の「卒業研究」が選択科目となっても、ほとんどのゼミ生はその
意味を理解して、3年次から卒論作成に励んでいます。また卒業研究発表会
にも意欲的に取り組んでくれます。3年次からのコツコツと積み上げた努力
と苦しい時期を乗り越えた結果として実力が現れてくるはずです。ただ卒業
に必要な単位のために「卒業研究」を選択するという低次元ではありません。

文章力と編集力の育成プロセスこそ、大学生の学ぶべき内容かもしれません。


―――――――――――――――――――――――――――――――
■最近のゼミから
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.tiesnet.jp/

秋学期の授業が始まりました。毎度のことでゼミ活動の中心は論文作成指導
ですが、今年度はTIESを積極的に利用します。具体的には、これまでのよう
に日本語ダメ出し作業の経緯をPDFファイルにしてTIESにアップ、各自の卒業
研究発表をビデオに収録しアーカイブという手法です。

これまでのゼミにおける指導方法をWebに移行しただけですが、思った以上の
成果が得られました。昨年、実験的に試してみましたが、効果に興味津々です。
今年度は本格的に4年生に適用・実施してゆきます。

名古屋キャンパスでサブゼミをどのように実施するかという問題があります。
瀬戸のマルチメディア実習室のような皆が気楽に集まって、勉強するような
空間が名古屋にはありません。これまでのOB達がそうであったように彼らも
自分たちのスタイルで場所や制度を利用してくれるでしょう。

□ゼミ予定 : すべて名古屋キャンパス白鳥学舎506教室
 2年ゼミ:月曜 10:50~
 3年ゼミ:月曜 15:00~
 4年ゼミ:月曜 16:40~

すべて月曜日にまとまっているので、2~4年の学年を超えた切磋琢磨によって
いっそうの人間力の形成を期待します。よく参加している学生はその分だけ、
伸びてゆくというシステムが確立しそうです。4年生は自分の卒業論文を1日
でも早く仕上げることを目標にお互いにダメ出しを実施します。また、3年生
には卒論テーマを探しながら、プレゼンを中心とした資料作りを求めています。

また、新しいゼミの手法を忘れないために.NETへメモ書きをしておきました。
あわせてゼミ募集などの時期についても.NETに掲載しておきましたので、一度
ご覧いただければと思います。

□これからのゼミ行事予定
 ゼミ写真(10/)
 社会見学・ゼミ合宿
 卒業研究発表会
 4年生卒論発表会
*詳細は.NETから連絡するようにさせます。


―――――――――――――――――――――――――――――――
■編□集□後□記□
―――――――――――――――――――――――――――――――

この夏はよく仕事をしました。北海道と東京の長期出張、夏の集中講義、
お盆には研究室に籠っての論文作成など・・・充実した日々でした。
秋から冬にかけて何をすべきかを予定を立てながら、目標をクリアしたいと
思います。特に、秋は学生の卒論のために全力集中しなくてはなりません。
今年こそ年末・年始をゆっくり迎えることができるように・・・

2007年8月29日水曜日

第32号(2007.08.29)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@    第32号
□───────────────────――2007.08.29─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.032
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。

残暑お見舞い申し上げます。

8月も残すところあと僅かです。今夏は最高気温は新記録となるなど異常な
暑さです。大学の一斉休業には、名古屋キャンパスの研究室で仕事をしてい
ました。記録的な猛暑が続く外とは違って、涼しく静かな研究室はあたかも
避暑地にいるような心地よさです。ただ、蒸し風呂のような廊下からトイレ
までが大変でした。徐々に通常モードの仕事に戻らなければなりませんが、
早く夏の宿題を片付けておきたいこの頃です。


―――――――――――――――――――――――――――――――
■NGU短信 > 都市景観について考えるの段
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.city.nagoya.jp/jigyou/kenchiku/toshikeikan/keikanshou/

コジマガ3号で書いたのですが、東京など都心の建設ラッシュによる変化の
速さに多くの人がその流れについてゆけないのではないでしょうか?一方、
地方都市では、商店街の閉じたシャッターが目立ってくるという変化はある
ものの、ゆっくりとした下降気味の変化です。

名古屋駅前ではミッドランドスクウェアとルーセントの高層タワー群に加え、
スパイラルタワーが建設中です。これまでタワーズは最近のテレビや雑誌で
名古屋の顔になっていました。新しい高層ビルの登場で名古屋駅として調和
がとれているかどうかは疑問です。東京でも新宿や汐留などのタワー群を見
上げる時に全体の調和は?と首をかしげることがあります。

これに比べて横浜のみなとみらいは極めて美しい調和を感じさせます。また、
名古屋の久屋通りもビルの高さが制限されており、一定のバランスに美しさ
が見られます。国家100年の計というビジョンがあるとすれば、街づくりに
活かされるべきで、企業や個人の経済性だけが優先されるべきではありません。
ヨーロッパでは美しい街並みが多いのは、人々が街で文化的に豊かに暮らす
という理念が確立されているからでしょう。

名古屋駅近くにある「ノリタケの森」は長期ビジョンにかなった事業である
と思います。森というにはまだお粗末ですが、これが50年後にはきっと草木
は大きくなり、さらに100年後には立派な森になっているでしょう。都市空間
は行政が主導しても良いと思うのですが、一企業が取り組んでいるのは立派
です。というのも現代は、創業100年という伝統企業でさえ、生き残るのには
大変な時代だからです。カネボウが産業再生機構に頼り、クラシエとして再開
になりました。化粧品事業はよいものの、不採算部門をどのようにするかが
課題だそうです。このように企業も変化しなければ、生き残れない時代です。
人間の生活も変化しますが、一時的な経済性ばかりでなく、人々の心が豊か
になるような取組を継続することは、もっと評価されるべきでしょう。

街並みに関する評価として、名古屋市が実施している都市景観賞があります。
デザイン博覧会を開催した名古屋市ですから、美しい建物・地区などを選定・
表彰しています。市のサイトに過去の表彰作品がアップされていましたので、
チェックしました。やはりおしゃれな建物が受賞しており、どれもどこかで
見たなぁと思うような気にかかるデザインばかりです。

周辺との調和という意味で選定されているかという基準では微妙です。では、
名古屋キャンパスの白鳥学舎は、都市景観に貢献しているでしょうか?瀬戸
キャンパスを知っている皆さんにとっては、別の感覚にとらわれるでしょう。
白鳥公園や堀川とのマッチングはいかがでしょうか?春に熱田記念橋橋から
見たキャンパスが美しいと感じたので、上手く調和しているように思います。

OBの皆さんも一度、新しい名古屋キャンパスをご覧になり評価してください。
都市景観賞では市民投票をインターネット投票実施中ですので、優れた作品
へ投票してみませんか?

※追記
このコラムの下書きは2年前から塩漬け状態でした。ミッドランドは建築中
という表現になっていました。今回、白鳥学舎が都市景観賞へのノミネート
されたことで、記事としてようやく日の目を見ました。


―――――――――――――――――――――――――――――――
■最近のゼミから
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.tiesnet.jp/

OBの皆さんへ朗報です。児島ゼミOBに対して学内用TIESを利用できるように
設定をしました。これにより無料で、一生勉強できる環境が整ったわけです。
もちろん「そんな時間はない」とお嘆きのOBもおられることでしょう。若さ・
時間・お金の3つは全部揃いませんから仕方のないことです。でも、人間は
一生勉強ですので、自分で諦めることなく、できるところから始めましょう。
絶えず進化を求めてゆけば、そこから奇跡は起きます。

TIESについてはコジマガ18号(バックナンバー)をご覧下さい。多彩な機能
がありますが、一番簡単なのは授業ビデオを見ることです。本学のビデオ付
科目は多いのですが、児島ゼミに関するコンテンツには以下のようなものが
あります。

2005年度 「パソコン統計」
2006年度 「応用パソコン統計」「情報経済論」
2007年度 「専門演習II」「ゼミナール(卒論指導)」など

これらの科目では授業ビデオが視聴できます。これからのゼミでは卒業論文
やその作成過程もTIESの一教材として配置しておくようにします。(従来の
ゼミサイトでは、個人情報超過保護法に抵触するそうですから...はぁ...)
その他、学内イベントもビデオで見ることができます。

最近のゼミ活動にTIESを活用しています。もちろんCCSや.NET、ゼミサイト
との併用ですが、それぞれ長所があるので、使い分けから効果を確認して
います。何事も試して見なければ分かりません。

今、中国とアメリカに留学している現役生がいます。彼らがTIESを使って
日本との遠隔授業や指導ができないかということも思案中です。本学には
通信制大学院がありますが、メールでの指導という水準だそうです。もう
21世紀ですので、ICTの多彩な機能を使わないとこれからの社会進化に対応
できません。

OBと一緒にTIESで何をしたいかといえば、「サブゼミ」です。Webカメラを
利用してOBや現役生を交えたディスカッションです。できれば学生のゼミ
発表をライブで配信し、そのコメントを遠隔地からもらうというものです。

このような授業や会議が可能であることは知られていますが、十分に使い
継続して実施しているという事例は極めて少ないという現状です。それは
システムが用意されても、ユーザが育っていない、育てない、使い勝手が
悪い、ちょっとした煩わしさで使わなくなるといった原因があるからです。
やはり最後は「人」の問題に帰着します。

さて、今年からTIESもTIES5にバージョンアップして、ますます進化して
います。本学のコンテンツ以外に面白い授業はたくさんあります。特に、
お薦めなのが、「eラーニング経済学」と「求人ビデオ」です。是非、視聴
して下さい。また、大学で勉強したくなったり、仕事上の新しいヒントが
出てくるかも知れません。

ちなみに、ログインIDは皆さんが使っていた学籍番号です。PWDはこちらで
振りましたので、別途お問合せください。3期ゼミ長の小林君にPWD一覧表
を送付しています。


―――――――――――――――――――――――――――――――
■編□集□後□記□
―――――――――――――――――――――――――――――――

昨年は参加できなかった夏の祭典に出席しました。会の始まりにはいくつか
見られた空席も、いつものごとく事前に申し込んでいないメンバが登場し、
最後には、溢れかえるような状態でした。

毎回、この会のために遠方から来てくれるメンバには、驚きとともに頭が下
がります。酒の勢いもたまにはいいもので、来月に浜松でOB会が開催される
ことになりました。これまで何度も話に出ていましたが、浜松出張が事前に
決まっていたので、その場で予約というようにスムーズにことが運びます。

そこで、9月8日(土)に浜松へ行きます。豊橋市から静岡市あたりにお住
まいのOBは、是非お出かけください。徳川家康が苦労をした時代を送った
浜松で飲みましょう。

2007年7月31日火曜日

第31号(2007.07.31)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@    第31号
□───────────────────――2007.07.31─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.031
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。

コジマガを発行せねばと思いつつ2ヶ月が経過してしまいました。言い訳
は嫌いですが、新しい環境でこれまでの仕事を発展させるには、想像以上
しんどいものです。コジマガを書いているぐらいだから、大学は夏休みに
入っているだろうとご想像されている諸氏もいらしゃるかと思いますが、
今週がテストで最終週となります。今年から半期16週となり終わりは1週
以上長くなります。これも大綱化の流れで、大学も遅ればせながら社会の
変化についていっているようです。


―――――――――――――――――――――――――――――――
■NGU短信 > 「ケータイ自学自習」テレビ放映の段
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.ngugp.jp/

事前には何も連絡しませんでしたが、去る6月にCBCテレビから取材を受け、
ローカルで2回、全国ネットでも1回放映されました。放映日は12日(火)
CBC、15日(金)TBSでしたが、いずれも出張中でリアルタイムでチェック
できませんでした。

録画した内容を見ると、ローカル版では本学の取組を約5分で上手くまとめ
てもらい、とても助かりました。担当の女性ディレクターと取材前に大学を
取り巻く環境を電話でお話させていただいていました。雑誌の記事とは違い、
公表前の校正などはありませんから、どのような内容になるのだろうという
心配していましたが、杞憂に終わりました。

実際の放送内容をご覧いただいた人はおわかりと思いますが、インタビュー
を受けている学生は全部児島ゼミ生です。ゼミの時間を使って彼らに撮影の
協力をしてもらいました。ロケ背景には、名古屋キャンパスの教室や校舎が
映っているので、まだ新キャンパスを体験してない方にも、雰囲気が伝わった
のではないかと思います。

取材用にとNintendo DSとPSPの無線LANを学内で試してみました。どうしても
DSがつながらなかったのですが、ラッキーなことに取材日に間に合いました。
放映された内容に携帯ゲーム機でもできるという紹介があります。実は、携帯
だけで自学自習しているだけでは、絵にならんと友人に言われたのかきっかけ
でした。お陰でブラウザを内蔵しているPSPでは何の設定も不要で、学内無線
LANに接続できるということも確認できました。

私もインタビューで登場するのですが、台本も打合せも何もなしですから、
緊張しっぱなしでした。(顔が引きつっている)やはり、テレビに出たがる
人というのもどうかと思うと同時に、このような時にもプレゼンの重要性を
痛感しました。

翌日以降「見たよ」といって学生や職員が皆、笑顔で話しかけてくれたこと
そして、名古屋学院のパブリシティに喜んでくれたことは、とてもよかったと
思っています。.NETでいち早く情報をアップしてくれたゼミOBの行動にも
とても嬉しく思いました。

ただ、飲み屋に行って見たと云われた時には、「テレビの力」に驚くとともに
ちょっと考えた方がいいかなと思いました。


―――――――――――――――――――――――≪ books ≫――
■ 本の紹介
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=31773337

『女性の品格』,板東真理子、\756、PHP新書
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

大ベストセラーの藤原正彦氏『国家の品格』に続けとばかりに品格ものが
書店の本棚に並んでいますが、雑誌に彼女の対談が掲載されており、結構
面白かったので買ってみました。

品格を語る際に男女を区別するのもどうかと思いますが、タイトルは別
として首肯できる箇所もままあり、通勤時に読み終えました。この本に
「勝負服」なる下りがありましたが、とても納得です。勝負服を着ると
自然と気合が入るので、自信を持って行動する時のために1着は必要と
いうことです。

確かに写真撮影、発表など重要な局面では、このような服や小物を身に
つけるだけで、気分転換ができます。テレビ以外に雑誌およびサイトの
取材があったので、「勝負服」の効用を実感しました。

本の中には66もの例が出ていますが、具体例なので、『国家の品格』に
比べ非常にわかりやすいと思います。凛としていない人が多い中、教養
が身についていない若者が多い中、是非一読するとよいと思います。
もちろん、そんなことは当然でしょというビジネスパーソンには関係
ありません。

ただ、アマゾンの評価が低いのが気になります。もう少し高くてもよいのでは
という感じですが・・・
私といえば、まだまだ品格が足りませんので、修行の身です。


―――――――――――――――――――――――――――――――
■最近のゼミから
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.aichi-seinenkaikan.or.jp/

恒例の夏の合宿です。これまで瀬戸ではサンパレアが中心で数々の思い出が
あります。しかし、キャンパス移転に伴い、新たな場所探しから始まり、移動や
運用まで初めてのことばかりです。再スタートといった感じになりました。

合宿場所は名古屋市の伏見にある「愛知青年会館」です。昭和の佇まいを残す
公共施設です。これまで便利に慣れているので不便はあるものの、逆に便利な
ことの有り難味を感じることができました。久し振りに地上波テレビを見るの
に100円がいる13インチのテレビを見ました。モニタより小さいテレビも何とも
いえない。また、テレビから流れる情報の洪水から遮断されるのもいいのかも
知れません。

合宿日は幸い海の日で、交通至便な場所ということもあり、何人かのOBが参加
してくれました。現役生にとっては、いつもとかなり違った環境でのプレゼン
になったようです。厳しいコメントに相当凹んでいる者も見受けられましたが、
とてもいい経験になったはずです。これまで甘やかされていたので、ちょうど
いいでしょう。

夜は皆で大宴会となります。例年通り、合戦後の戦場ごとく飲み倒れの討ち死
に状態になります。ご多分にもれず徐々に屍が増えてました。結局、深夜遅く
まで付き合ってしまったので、朝一の仕事が眠い、辛い、気持ち悪いの三拍子
です。(以上、ゼミ合宿の報告でした)

ある日、ゼミがある506教室に行くと今日はSkypeをするといいます。4月から
1年間中国に滞在しているゼミ生と話をしたいとのこと。ゼミ生からの提案に
驚くとともに、自分たちでできることに嬉しく感じました。さらに、秋からは
交換留学でゼミ生の一人が米国へ旅立つので、我がゼミもワールドワイドに
なったと思うと同時に、TIESを使ってゼミをすることも可能になってきました。

発表の説明を聞いても、また質問に対する回答も春先に比べれば格段に進歩
しています。今学期の体験から、自分たちでできたことに自信を深めてくれること
でしょう。また、夏にはインターンシップや留学などの体験から一回り大きく
なってくれることを願うばかりです。

今回の合宿の成功とともに「奇跡を起こす人間力」の一端をみるようです。


―――――――――――――――――――――――――――――――
■編□集□後□記□
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.kojima-seminar.net/

昨夏は韓国へ学生引率のため、OB会の夏の行事に欠席をしてしまいました。
ですから、2年ぶりとなる8月11日(土)がとても楽しみです。私が不在時
どのように飲んでいるんだろうか?ととても気になっているのですが、実は
このような状況は私にとって大変嬉しい訳です。私は単なる酒の肴で、自分
たちで進めてもらうことが、一番良い状況のように思います。

これからますます暑い日が続きますが、ご自愛いただき、「人間力」の鍛錬
に日々励んでいただけることを祈念します。また、OB会に参加される人は、
お会いできることを楽しみにしております。

暑中お見舞いまでに。

2007年5月29日火曜日

第30号(2007.05.29)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@    第30号
□───────────────────――2007.05.29─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.030
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。


先日名古屋キャンパスのチャペル献堂式がありました。讃美歌100という
のはまさにこの式のためにあるとは驚きでした。もし結婚式をするなら、
大きさ・雰囲気ロケーションなどとてもよいと思います。何といっても
結婚式場とは違い本物ですから。名古屋市内ですからパーティ会場を探す
もの楽なのでは?


―――――――――――――――――――――――――――――――
■NGU短信 > 新校舎での2ヶ月を振り返りの段
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.ngu.jp/dynamic/details.php?key=688&ckey=28&sf=f

4月初め1週間のオリエンテーションが期間が終わり、新キャンパスでの
授業が開始されました。いろいろと不具合が出たものの、混乱もようやく
収束しかかっているように思います。しかし、実態といえば毎年GW過ぎに
見られる学生の出席率が低下したことで、教室に入りきらない状態何とか
しのげているように思います。

学生達も次第に慣れてくると横着になってきます。この時期にいかに指導
するかが重要でしょう。重要なことは、近所の方々にどのように見られて
いるかを感じさせることです。気にし過ぎるのは良くないことは『鈍感力』
がベストセラーになっているとおりですが、名古屋に出て名学大の学生は
「お洒落である」という良い噂が市内を駆け巡るようになれば最高です。
かつて本学はお坊っちゃん学校という評判でしたが、そのイメージを復活
させるにはお洒落や粋という雰囲気を学生や教職員が身なりや行動で醸し
出してゆくことが重要でしょう。

ICカードを利用した出席カードシステムでは、案の定、ヒューマンエラー
が続出でした。学生には管理されているという意識があまりないようで、
ちょっと安心しています。改善に加えて、ICの機能をどのように使うかと
いうことを今後考えてゆかなくてはなりません。

まだ心配はあります。ちょっと怖いのが3000人が一斉通学した時、校舎へ
収容できるかどうか、すなわち定期試験を実施できるかということです。
全1年生が集まったときには、1階のホールが名古屋駅のコンコース状態
でしたので、その3倍となると・・・これが杞憂に終わるといいのですが。

今週の日曜日には、河合塾の模試会場になり、大学展も隣接の国際会議場
で行われ、受験生に知られるところになります。すると人気が出てくると
いうパターンは、八事の大学で実証済みです。加えて、本学の強みは瀬戸
で頑張ってきた経験です。街中の大学に比べて、これまで大きなハンデを
背負っていましたが、これを克服するために皆で努力をして、そして今が
あります。この経験は何事にも負けない強みだと思います。

毎週木曜日に瀬戸で授業をしていますが、あらためて瀬戸キャンパスの
良さを感じます。森に囲まれた美しいキャンパスで、学習するには最高
の環境であることを再発見します。名古屋キャンパスともに素晴らしい
資産なので、これらを活かすような施策を期待します。


―――――――――――――――――――――――――――――――
■イベント案内 > 特色GP公開講演会2007
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.ngugp.jp/news/03.html

来る6月20日(水)15:30から名古屋キャンパス白鳥学舎で本学主催「特色
GP公開講演会2007」を開催します。名古屋キャンパスではじめて実施する
公開講演会です。詳しくは、関連サイトでご確認ください。


今回の講演会には、独立行政法人メディア教育開発センター理事長である
清水康敬先生にお願いしました。「ICT活用による大学教育の質の向上」と
いう題目でご講演いただきます。難しい話かもしれませんが、新しい大学
の教室で1時間ほど高尚な話を聴くには、絶好の機会であると思います。

この講演に先立って学内教職員向けのIT活用講習会を実施します。準備・
運営で当日は忙殺されることは必至ですので、もし、お越しいただいても
ゆっくりお話しする機会にはならないと思います。予めお知らせします。

なお、この講演会の模様はネットでもライブ配信予定ですので、併せてご
覧ください。http://www.cccties.org/


―――――――――――――――――――――――――――――――
■最近のゼミから
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.kojima-seminar.net/

基礎演習の担当を再開して4年目です。基礎演習の再開時である4年前には、
これまで2年、3年のゼミで運用していた方法を利用してみましたが、見事に
失敗しました。この背景には次のような理由が考えられます。まず、新入生
同士が知り合いでないこと。大学での授業を経験していないこと、担当者の
ゼミ教員を自分たちで選択していないこと、などなど・・・

その後、試行錯誤を繰り返して、ようやく現在の形に落ち着いています。AO
入試で行った体験授業のノウハウを活かし、興味・関心の喚起、そして大学
の授業へ慣れさせる。そして、大学でのレポートの書き方などの基本を実践
するということです。

恐らくOBの皆さんが受講すると驚愕の内容だと思います。(そこまで丸く
なっちゃってどうしたんですか?と嘆きが聞こえそうです。)しかし、最近
の若者の3割が入社後、数年で辞めてしまうそうです。体育会系が好まれる
のは、精神的な強さよりも組織の中で仕事を続けられるかどうかという点で
重宝されている側面もあるのでしょう。

昔のようにゼミの選択で「根性はあるか?」という問いかけも最近は言葉を
変えて「やる気さえあればよい」になってしまいました。でも、絶対に譲れ
ない「人間力の養成」という視点は不変です。

さて、今年度からの改善です。ゼミの活動報告書は、メーリングリストでの
フローデータから.NETに書いてもらいストックデータとしました。アクセス
が集中してホワイトアウトがでてしまったり、カイゼンは必要ですが・・・
あわせて、3年生ゼミではグループ発表を毎回ビデオ撮影し、Live!TIESで
アップしています。TIESを利用すれば、ゼミのあり方もかなり広げられるの
ではと期待しています。特に、YouTubeの動向を見ていると動画コンテンツが
ますます重要になるように感じます。将来に対応できるように、準備を進め
なくてはなりません。

最後に、大学広報誌『COSMORAMA』77号(p.7)に輝く人という記事があります。
ここに今春卒業したゼミOBの瀧川君が掲載されています。アメリカンフット
ボールで就職をしたということで、野球部の学生とともに特集されています。
また、来年度の受験生用の大学案内2008にゼミ長の小笹君がインタビューを
受けています。あわせてご覧下さい。


―――――――――――――――――――――――――――――――
■編□集□後□記□
―――――――――――――――――――――――――――――――

今回は記念すべきコジマガ30号です。よく続いたものだと編集している本人が
一番そう思っています。編集裏話ですが、たかだか150行程度の文章に結構、
てこずります。特に、仕上げ作業に時間がかかり、1号発行するのにおおよそ
半日分はかかっていることでしょう。

この原稿は他人にダメ出しをしてもらうわけにいきません。一応、完成させて
から多少時間をおき、フレッシュな気持ちで再読します。それでも誤字・脱字
はなくなりません。送信した後、間違いに気づくことも度々です。これは学生
に卒論作成のアドバイスと同じですが、何を隠そう実体験に基づいたことです。

2007年4月1日日曜日

第29号(2007.04.01)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@    第29号
□───────────────────――2007.04.01─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.029
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。


名古屋キャンパスへ引っ越して徐々に慣れてきていますが、ネットワーク
環境の変更に十分に対応できていません。MLの変更で管理方法が変わり、
慣れていないだけ面倒です。その代わりSPAMはなくなりましたが・・・
コジマガやゼミMLを手直ししようにも、センターが新年度を迎える準備で
忙殺されている状態では、なかなか尋ねにくいものです。ですから今回も
昨年までに登録したメンバーにのみ配信してます。

―――――――――――――――――――――――――――――――
■NGU短信 > IC付き学生証の登場の段
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.sony.co.jp/Products/felica/

新しい年度が始まりました。その準備が3月末から順次行われています。
在学生のオリエンテーションのひとつとして、今年は健康診断に加えて
学生証の切り換えがありました。名古屋キャンパスでは瀬戸と違い、簡単
にキャンパス内へ誰でもやって来ることができます。特に、セキュリティ
には気を遣います。

そこで、学生証にFeliCaを搭載し、さまざまな場面で活用しようという
体制ができました。図書館や情報センターへ入館する際には、学生証が
必要です。証明書発行機もこれに対応しています。当然、教職員も常に
携帯が必要となりました。忘れてしまうと研究室があるフロアーへ入館
できなくなります。コンシェルジュがいるちょっと立派なホテルと同じ
感覚です。

ただ残念でならないのは、学内の決済サービスに利用してないことです。
すでにいくつかの大学は、カフェテリアや書店での決済に利用されてい
ます。大学は授業時間帯が決まっているので学生が集中し、レジの処理
は混雑します。そのような対策にはキャッシュレスが最も効果的ですが、
そのような対応は今後の課題でしょう。

新しい情報サービスを、どのように学生に向けて展開するかが重要です。
最悪なのは情報をサービスでなく、管理で使おうという発想です。Suica
やEdyなどはどうして受け入れられたのか?そして国が推進している住民
基本台帳ネットワークはなぜ普及しないのか?ということを考えれば、
火を見るより明らかです。

情報は「サービス」と「管理」の両刃の剣です。その剣を上手く使える
のは、市場メカニズムです。皆がお金を払ってまで使いたくなるような
サービスを展開することが最も近道です。使った分だけポイントが付い
たり、日常にある何気ないことを大学で導入すればよいのです。

経済学部では、新入生から「管理」の発想を払拭するためにICを使った
楽しみを考えています。その名も「Loto3」ゲームです。新校舎のすべて
の教室にICカードリーダが設置してあります。これを毎回授業で使って
管理を強化しても恐らく誰も喜びません。

そこで日比野学舎に設置してあるICカードリーダに、学生には期間内に
好きな3箇所で学生証のデータを読み込ませるように指導します。この
中にあたりが3箇所用意されており、2箇所以上当たった場合、賞品が
もらえるというゲームです。

このゲームのメリットは、学生を日比野まで引率しなくともよいこと、
学舎内を自分の足で確認すること、カードリーダの使い方を覚えること、
手とり足とりでオリエンテーションをしていますが、市場メカニズムと
ITと使うとこのようなこともできます。上手くゆくかは検証待ちです。

追記 オリエンテーションの打ち合わせで職員にこのアイディアを提示
したところ、面白いと反応はとても良かったのですが、「こんな発想を
するのは、先生ぐらいしかいませんよ」と褒められらたのか、けなされ
たのか・・・やれやれ・・・オリエンテーションの準備も疲れます。


―――――――――――――――――――――――≪ books ≫――
■ 本の紹介
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.tron.org/

『変われる国・日本へ』,坂村健,、アスキー新書,\720
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
TRONで有名な東大の坂村教授の最新刊(2007年3月27日初版発行)です。
この本のサブタイトルは「イノベート・ニッポン」で、安倍内閣の主要
政策のひとつである「イノベーション25」について書かれています。
著者も政策立案メンバーなので、国際競争や産業政策との関係も具体的
な例を挙げて、分かりやすい説明になっています。

また、オープン・ユニバーサル・ベストエフォートというキーワードは
IT関連の用語ですが、これを社会システムに応用した切り口としている
ので経済学部出身者には、面白いのではと思います。さらに繰り返しの
説明が多いので、初めて読む人にはわかりやすく、ちょっと知っている
人にとってはくどいと感じるかもしれません。

この本の読後の感想として、「ベストエフォート」の使い方が上手だと
思います。実用化を目指すエンジニアの発想は、理論ばかりの話よりも
とても興味深い現実を示唆してくれます。非常に同感するのは、実施前
にあれこれ議論するよりも、まずやってみて、それを修正しようという
考え方です。新しいことこそ試さなければ良し悪しがわかりませんし、
議論ばかりで何も手をつけなければ、時間とともに世界の後塵を拝する
ことになるでしょう。

予想通り、最後の章(付録)は、TRONの説明でした。坂村氏の著者のは
よくあるパターンです。多くの場面で、プロジェクトを宣伝することは
とても重要です。TRONについては、プロジェクトXのDVDをご覧になると
よでいしょう。


―――――――――――――――――――――――――――――――
■最近のゼミから
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:

3月15日に卒業式が挙行されました。例年のごとく卒業式は礼拝形式で
挙行されましたが、最後の黙祷と後奏を聞きながら年度が終わったんだ
なぁとしみじみ感じてしまいました。本当に悲喜こもごもの一年でした。
また、瀬戸キャンパスで行う最後の卒業式と思うと何とも表現できない
思いです。来年は国際会議場で行います。

追い出しコンパは卒業生の新しいスタートを祝う会で、3年生の就活の
相談会でもあります。今回は卒業生や3年生が大変お世話になった職員
にもお越しいただき、謝恩会の様相が生まれたのはよかったと思います。

人間力として「出藍の誉れ」「命の使い方」「ビールのつぎ方」などを
酔っぱらいながら語ってしましまいました。彼らが、早く私を追い抜い
てくれることを楽しみにしています。

【ご案内】
新学期のゼミ教室です。
 1年 基礎ゼミ  火曜3限 608教室(白鳥)
 2年 専門演習I  月曜3限 506教室(白鳥)
 3年 専門演習II 月曜4限 506教室(白鳥)

3年ゼミがゼミ活動のコアとなりますので、活動予定をドメインサイト
に書き込むつもりです。(最近、忙しすぎて疎かになっています・・・)

【行事案内】
日時:4月23日(月) 新歓コンパ
詳しくは、.NETを参照下さい。


―――――――――――――――――――――――――――――――
■編□集□後□記□
―――――――――――――――――――――――――――――――

名古屋の新研究室にクリムトの『人生は戦いなり』のポスターを持って
きました(この絵画についてはコジマガ20号参照)。英語の先生が私の
研究室にいらした時、「クリムトがお好きですか?」と尋ねられました。
何も説明しなくとも、これがクリムトとわかるところが教養です。また
学部長もご存知で、先生方とこの絵に関する話題で盛り上がりました。

このように共通する話題があるとスムーズな会話とともにお互いが理解
できます。人と何かを共有するために必要なのは、日頃からの興味関心
を広げ深めることでしょうか?私もまだまだ修行が足りません。

2007年3月10日土曜日

第28号(2007.03.10)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@    第28号
□───────────────────――2007.03.10─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.028
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。

いつもの春と感覚が違うのは、何も名古屋キャンパスでの生活に戸惑っ
ている訳でなく、ゼミ生と会う機会が極めて少なくなったからでしょう。
卒論が終わっても勉強を通じて培った団結力は、3月中も続いています。
毎年、マルちゃんに何人かのゼミ生が自分の勉強をしています。そこで
いろいろな話をするのですが、今年はそれができないのが残念です。


―――――――――――――――――――――――――――――――
■NGU短信 > 名古屋キャンパス稼動の段
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.ngugp.jp/nagoya_campus/index.html

新聞によれば、2月13日から名古屋キャンパスが稼動しました。ちょうど
その日は私の研究室の移動日でもありました。引越し業者が来る直前まで
研究室で段ボールへ詰め込み作業をしていました。やはりプロの業者は
たいしたもので、所要時間は5分で部屋の荷物を搬出してしまいました。
感傷に浸る間もありません。

新しい研究室からは国際会議場が正面に見え、名駅の高層ビル群や金山駅
南ビルも遠くに眺望できます。そして新しいチャペルが真下に見下ろせま
す。夜にはチャペルの十字架が白く光り、何とも荘厳な雰囲気が漂います。

校舎の南には白鳥庭園があって、堀川の向こう(東)側は熱田の森です。
白鳥公園に隣接しているので都心にもかかわらず緑が多く、慣れ親しんだ
瀬戸キャンパスと通じるものがあります。緑の中にあるレンガ色の建物は
瀬戸、名古屋の白鳥学舎もとても綺麗です。

もうひとつの日比野学舎を見学しました。まだ地下鉄出口が完成していま
せんが、5番出口直結です。経済学部ではゼミが行われる予定です。ゼミ
の帰りは、雨に降られてもそのまま地下鉄に乗れます。また、栄や金山の
飲み会も皆で行くこともできます。

これまで新キャンパスへ通勤も含めいろいろとチェックした感想ですが、
横着な学生の振る舞いが恐ろしい。まだ学生は大挙して通学していません
ので想像するしかないのですが、どうなるかは火を見るよりも明らかです。

当然、これまでと同じような行動をとるでしょうから、歩行喫煙・ゴミの
ポイ捨て・信号無視・駐車駐輪違反・騒音などの苦情が寄せられることで
しょう。新校舎では瀬戸キャンパスほど食堂の座席が確保されていません。
また大教室は1・2階に配置されていますが、4000名の学生がどのように
移動するかを想像すると怖いものがあります。ビジネスビルと違って休憩
時間に一斉に動き出すという特性をどこまで盛り込んであるのか?

いよいよ今月の終わりには、在学生が登校します。考えれば頭の痛くなる
ような話ばかりですが、何事も実際に試してみないとわかりません。杞憂
に終わるかも知れませんし、深刻さを忘れずに楽観的な姿勢で臨みたいと
思います。

このように未知の出来事をどのように処理してゆくは、素早い対応です。
当然、初めてなので失敗はつきものですが、どれだけ細心の注意を払って
迅速に対応できるかが変化には重要です。

OBの皆さんも百聞は一見にしかずです。一度、散歩がてらに地下鉄で見学
に来られるのがよいでしょう。


―――――――――――――――――――――――≪ books ≫――
■ 本の紹介
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://web-version2.blogspot.com/

『YouTube革命』,神田敏晶,ソフトバンク新書,\700
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

電車通勤となったので、往復30分程度の読書ができるようになりました。
生まれてはじめての地下鉄通勤ですが、不思議に混雑していません。朝の
いろいろな時間帯で乗車して、チェックをしています。鶴舞線の丸の内で
多くの人が降車するので、ほとんど座れます。寝るまでの時間はありませ
んが、軽い本を読むにはちょうど良いかもと思っています。

この本のサブタイトルは”テレビ業界を震撼させる「動画共有」ビジネス
のゆくえ”です。著者にとって『Web2.0でビジネスが変わる』に続く第2
弾です。前作と違わず、非常に読み易い本です。ちなみに、著者の最新刊
『ウェブ3.0への集合知』(大和書房)も入手しましたので、この読後感も
伝えてようかと思います。

YouTubeをよく知らないという人にとっても最後に解説がついてますので、
試しながら読むのも良いでしょう。ここで述べられているYouTubeがGoogle
に買収されたことの印象は著者と同感です。もし、MSに買収されていたら
将来価値は半減以下になってしまうのではないでしょうか。「スゴ録」を
使っている人にも、共感できる点は多いでしょう。

YouTubeはじめWeb2.0をよく知っているブロガーには何てことない本ですが、
動画コンテンツ配信サイトやWeb2.0企業の流れが分かりやすくまとめられ
ています。その部分でも読む価値はあるでしょう。

いよいよデジタルコンバージェンス(融合)とネットワークの凄さが輝き
始めまたことをあらためて思い知らされます。急速な社会の変化に対応し、
百貨店やビールなど老舗業界の再編M&Aが話題となっています。規制に保護
されている放送業界もどのように移り変わってゆくのが楽しみです。この
本に提起されているように、従来のビジネスモデルは成立しづらくなって
きました。

何事も実践という点で、ゼミの10周年パーティに作成したビデオをYouTube
にアップしてみましょうか?何人が視聴し、社会からはどのような評価が
もらえるのでしょうか?またブログにも貼り付けられるので、その折には、
是非、埋め込んでください。


―――――――――――――――――――――――――――――――
■最近のゼミから
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:

研究室の整理に1週間ほどかかりました。一番時間がかかったのは資料の
整理・破棄です。これまで委員会や授業関連の資料で捨てられずに残して
いたものを短期間で処分しなければなりませんでした。多くは捨てたので
すが、ゼミ関連はできるだけ残しておきました。

10年以上のゼミを振り返ることができました。気合が入り過ぎていたのは
4期生の頃でしょうか。ゼミ内定者に英文コピーを渡し、パソコンで機械
翻訳をさせたり、かなりきつい課題を与えていたと思います。確かにこれ
だけの課題をこなせば力は付きます。今だったら何人も脱落するのではと
思います。彼らもついてこられるだけ根性があったのでしょう。

資料は「ネットのあちら側」に置いておくことの重要性を痛感しました。
PDFに変換しておけば、今でも利用可能ですし、このような移動の時にでも
とても便利です。

【ご案内】
□卒業式&追い出しコンパ 3月15日
・3月15日(月) : 卒業式ならびに追い出しコンパ

詳しくは、.NETを参照下さい。
4年ほど前から卒業式には、卒論完成者にはゼミ修了証を渡しています。


―――――――――――――――――――――――――――――――
■編□集□後□記□
―――――――――――――――――――――――――――――――

ライフスタイルの変化に対応するため、最近、使い始めたものがあります。

ビジネスバックは、忘年会時にある卒業生に強奪されたので購入しました。
新しいバックにはポケットがたくさん付いており、どこに何をしまって
おいたらよいか困っている状況です。自動車中心の生活では、途中で切符
や本などを出すことがないので、まとめて放り込んでおいてもOKでした。

また、地下鉄の乗車時間に合わせるため電波ソーラー時計も新調しました。
1秒の狂いもない正確さはなんともいえません。これもいろいろな機能が
ついていますが、取説は読む気にもなれずマスターするのが遅くなっている
自分が情けないと感じ始めています。

2007年2月7日水曜日

第27号(2007.02.07)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@    第27号
□───────────────────――2007.02.07─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.027
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。

Vistaが発売になりました。もちろん今、積極的には買ったりしません。
最近興味があるのは、Mac miniです。IntelのCPUを搭載し、カッコよし、
過去を引きずらない端子設定など趣味のレベルでは、申し分ありません。
Macに対応してしないWebサイトだけが問題で、これがクリアできれば、
とても幸せになるのですが・・・。


―――――――――――――――――――――――――――――――
■NGU短信 > 民族大移動:引越し作業の段
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://sns.kojima-seminar.net/

ご存知のように、毎年この時期には学生の卒論の最終仕上げサポートとして、
日に数回、情報教育センターへ顔を出します。しかし、今年はキャンパスの
引越し作業があり、いつもの様子ではありません。実際、1月の終わりには
学術情報センター(情報教育センター)は白鳥キャンパスへいち早く移転し、
これまで嗣業館2階にあった事務室はもぬけの殻です。端末室へ行く度に
一抹の寂しさを感じてしまいます。

私の研究室も引越しです。研究室には10年以上の資料(ゴミ?)が蓄積して
います。研究資料はどれも古くなってしまい、もはや利用価値がなくなって
いるものばかりです。特に、最近の欧米の雑誌文献はオンラインジャーナル
が一般的になってきました。Googleの挑戦のようにこれまでの書籍をすべて
「ネットの向こう側」においてしまえば、手元に紙の資料を置いておく意味
が薄れます。もちろん、骨董的な資料には大きな価値が付くのでしょうが、
そんな貴重なものは持ち合わせていません。

どうしても捨てられないのがゼミ生関連資料です。ついつい読んでしまい、
時間が過ぎてしまうことは、片付けによく見られる光景です。ですから何時
まで経ってもぐちゃぐちゃです。期限が迫っていますので、「すてる」技術
や勇気をもって臨みたいと思っています。ですが貧乏性の私には難しいこと
です。

ゼミの資料は「ネットの向こう側」においておき、皆が育った原点として
活用できないかと思案中です。


―――――――――――――――――――――――――――――――
■最近のゼミから
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.tiesnet.jp/

本日をもって今年度の卒論指導は、無事全員が校了しました、例年に比べて
早い終了です。何より今年の4年生の頑張りが大きいのですが、キャンパス
の引越し作業で、いつものように情報教育センターが利用できなくなる恐れ
があったため、急がせたという要因もあります。

今年の卒論指導に大活躍したのがTIESです。全員の卒論発表ビデオを収録し、
これを視聴できるようにしました。そして、ダメ出しプロセスもできるだけ
「見える化」しました。特に児島がチェックする「はじめに」「おわりに」では、
スキャナで原稿をイメージとして取り込み、PDFファイルを作成後、TIESに
アップしました。こうすることで作業が極めて効率的になりました。まず、
ダメ出し原稿を直接、本人に渡す必要がありません。渡すまでの時間の無駄
が省けます。さらにこれを繰り返すと、誰に何回チェックしたか、どこまで
修正されているかが一目瞭然です。

また、これはゼミ生全員が閲覧可能であるので、どのように修正を加えれば
よいかという情報も共有できます。さらに完成したファイルと最初の原稿を
比較すれば、自分の日本語がどれだけ改善されているかが分かり、すなわち
自分の成長を確かめることができます。加えて、これらは後輩達への生きた
参考資料となります。

今年は4年生全員の卒論発表ビデオを収録し、これをTIESで視聴できるよう
にしました。Webと違いTIESが便利なのは、公開範囲を限定できることです。
学生発表ビデオの一般公開はちょっととまずいので、イントラでパスワード
をかけるという面倒な作業が必要でした。しかしTIESでは科目ごとに受講者
のアクセス権限を与えるために、毎回、面倒なパスワードを入力する必要が
ありません。

このような指導プロセスをすべてTIESにアップすることで、すべて生きた教材
や資料として生まれ変らせることができました。その他、ゼミの活動写真など
は、.NETのアルバムというように「ネットのあちら側」をうまく活用できる
ようになったのは今年度の大きな収穫でしょう。


―――――――――――――――――――――――――――――――
■ゼミサイトの話題:
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://sns.kojima-seminar.net/

新年早々、久し振りに.NETをいじってみました。年末年始の1ヶ月でなんと
42名がログインしており、全体の半分弱とはまずまずです。オープン以来、
問題となっていた「ホワイトアウト」現象も解決し、さらにGoogleMapの
マッシュアップまで実装していただいたために、情報発信のバリエーション
がかなり広がりました。(井野さんどうもありがとう)サイトへの投稿数
は数値で表現されますので、いつかコントリビューション賞などを設けて、
忘年会で表彰というアイディアも面白いかも知れません。

今後期待する方向としては、携帯電話との連携です。ゼミのOBは総じて
ITに強い(というよりも弱くない)ので、ある程度は活用されます。しかし、BB
の環境が十分利用可能かどうかは人それぞれなので、アクセスしたくとも
できないという話はよく聞きます。ユニバーサルアクセスとしての携帯電話
という方向性を目指すのも良いかもしれません。

さて、ゼミのドメインサイトでのSNSが、提案から実験の段階に突入しました。
(馬淵君ありがとう)SNSサービスを試験的に運用していますが、URLは関連
サイトの通りです。XOOPSではどうもと思っていた人にとっては、満足できる
サービスではないでしょうか?これは、1年間のトライアルですが、何事も
試してみるのは良いことです。自分で体験せず挑戦せずに、批評する評論家が
一番いけません。実践こそが力になります。人間力の原点です。

このSNSは、mixiと同じく紹介制度で成立しています。いま、数名のメンバーで
あれこれ触って実験中ですが、mixiよりも優れているサービスもあり、使い方
の発見を楽しんでる状況です。使ってみた感想では、mixi+グループウェアと
いう感じです。

そこで、児島の方からKojimag@の愛読者には、後日紹介メールを配信します。
興味がある方は、是非、トライしてください。

加えて、TIES利用の案内も来年度早々できるのではと思います。コジマガで
紹介しているTIESも聞いているより、実際に使ってみた方が分かりやすいと
思います。そこで他大学の優れたコンテンツで勉強するもよし、タイピング
で大学生と競ってみるのもよしです。

OBによるサブゼミや卒論へのダメ出しなど使い方は、ユーザが決めることです。
素晴らしい人達がネットの向こう側にいることは確かです。皆さんとコラボ
できるかも知れません。同じようにゼミのドメイン.NETのあるべき姿は、参加
するユーザによって決めるものです。今年はますます楽しみです。


―――――――――――――――――――――――――――――――
■編□集□後□記□
―――――――――――――――――――――――――――――――

売れ筋にも格差社会が生まれています。昨年正月にiPodを購入しました。当時は
品切れ状態で待たされた思い出があります。NINTENDO DSを昨年末に買いました。
無線LANでダウンロードしたり、子供達は皆で公園に持参し通信で遊ぶそうです。
DSのソフトも売り切れとそうでないものの差が顕著です。

どれもこれも携帯機器ばかりですが、ユビキタス・ジャパン(u-Japan)は新たな
格差社会を生み出すのでしょうか?

2007年1月6日土曜日

第26号(2007.01.06)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@    第26号
□───────────────────――2007.01.06─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.026
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。

恒例の忘年会で披露したように今年のテーマは「奇跡を起こす人間力」
です。人間を成長させるには、常に変わって行かなければなりません。
社会の変化に対応できなければ、生物でも会社でも存続はできません。
この一年で、どれだけ変われるか、成長できるかに挑戦しましょう。


―――――――――――――――――――――――――――――――
■NGU短信 > 名古屋キャンパスの段
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.ngugp.jp/nagoya_campus/

久し振りの名古屋キャンパス情報です。クリスマスの日に建設会社から
引渡しがあり、一応完成という状態です。これから始まるの引越し作業
に四苦八苦すると思います。自宅の引越しでさえ大変ですので、これが
大学ともなるとどうでしょうか?

ちなみに私の研究室は8階の北西側になりました。瀬戸に比べかなり狭く
なります。今の研究室にあるものは全部入りません。捨てる割り切りが
重要です。年末から片づけをしていますが、いかに無駄なものばかりで
捨てられなかったかと半ば呆れています。

引越し作業は2月に行われます。また入学試験も新校舎で実施されます。
新しい建物には胸躍る期待感がありますが、慣れるまでが大変です。
学生の動きを巧みに計算した上で設計されたものではありません。これ
からの課題は、実際の運用で使い勝手を修正していかねばなりません。

名古屋キャンパスで最大の問題は学生の動きでしょう。狭いところから
広い校舎へ行くわけではありません。瀬戸キャンパスでは、平面の動き
でしたが、これは広大なキャンパス故に何とか処理されました。しかし、
4月始めスクールバスや食堂が処理能力を超えていたことは、皆さんの
記憶にあることでしょう。

名古屋キャンパスは8階までの縦の移動が主となります。休み時間での
移動で、エレベーターや階段でのパニックが心配です。また、瀬戸での
合同教室のような大教室はほとんどありません。経済学部が一番人数が
多いので、対応できるカリキュラムに変更し、時間割では学生の動きを
抑えるように編成しました。

これまでの準備がどの程度機能するかが楽しみです。2年半かけて準備
をしてきましたが、これは経済学部だけの対応ですので、他学部の関係
でどうなるか?心配の種は尽きませんが、実際に稼働させて改善を続け、
できるだけ早く落ち着かせることに邁進しましょう。

なお.NETにGoogle Mapをマッシュアップしてもらいましたので、名古屋
キャンパス周辺情報を皆で書き込んで見ましょう。そして、夏のOB会は
名古屋キャンパスの近辺で実施するためにも情報は必要です。その時は
キャンパスも見学をしてもらいましょう。


―――――――――――――――――――――――≪ poet ≫―――
■ 詩の紹介
―――――――――――――――――――――――――――――――

新年を迎え、名古屋キャンパス新設にあたり一篇の詩を鑑賞しましょう。
有名な高村光太郎の詩ですが、最近ようやくこの意味を実感することが
できるようになりました。中学時代の国語の教科書(東山魁夷の絵画と)
に出ていましたが、その当時は何も知らない洟垂れ小僧でした。いくつ
もの経験がようやく教えてくれるこの頃です。

――『道程』――
僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
ああ、自然よ
父よ
僕を一人立ちにさせた広大な父よ
僕から目を離さないで守る事をせよ
常に父の気魄を僕に充たせよ
この遠い道程のため
この遠い道程のため


―――――――――――――――――――――――――――――――
■最近のゼミから:奇跡を起こす人間力
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.tac-net.ne.jp/~momijiya/

ゼミ合宿が無事(?)終了しました。今回は1日目にセントレア見学、
2日目にはえびせんの里というコースでした。(2日目はあいにく雨の
ため野間大坊への初詣は中止となりました)OBや2年生の参加もあり、
大いに盛り上がりました。(OBには差し入れまで頂き、現役生に大きな
刺激となりました。)

2年前の合宿に利用した紅葉屋で投宿。大広間での勉強は生産性も高く、
30名以上の学習空間はとても壮観です。夕方・夜・朝という第3回戦で、
最低7時間の学習時間を確保しながら、集中力も持続できたと思います。

自宅では長続きしない勉強も、皆で終了時間を決めて切磋琢磨すれば
相当密度の高い勉強ができます。このような我慢体験が自信に変わり
人間を強くします。苦しい経験とその対処によって人間力は高められる
ということでしょう。

昨年末に訪れた危機を考えると、ある意味、奇跡のような合宿でした。
皆で頑張れば、必ずできることを確信した合宿です。あとは冬休み明け
の締め切り日までに卒論や研究報告書を完成させてもらうだけです。

帰途には名古屋キャンパスへ寄ってもらいました。おそらくNGUバスが
多くの学生をここへ連れてきたのは初めてと思います。外から新校舎を
眺め、ゼミ達は気持ちを新たにしたことでしょう。松の内にNGUバスで
都心を走り抜けるのは、大いなる飛躍が期待される大学とその学生達の
凱旋と思いながらの帰り道でした。


―――――――――――――――――――――――――――――――
■ゼミサイトの話題:オフ会?
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.kojima-seminar.net/

OB会による恒例の忘年会は、とても楽しかったですね。また30日の栄の
人出にはビックリです。もはや昔ながらの年末の風情は、なくなりつつ
あるように思えます。

冬の祭典は毎回のことですが、これが凄まじい。 どうして20名しか予約
してない席に33名が集うのか? ちゃんと.NETで予約しなさい!と言いた
いところですが、そこは社会人のOBの所作ですから。また、通路まではみ
出した酒盛り状態もまた一興。

1期生からの卒業生が入り乱れ、職種も話題もさまざまです。良い仕事
をした話、幸せな報告。どれも笑顔の百花繚乱。会の最後は新テーマの
披露とともに一本締め。

これもオフ会でしょうか?

お気づきの方もおられるかも知れませんが、.NETではマッシュアップで
GoogleMapに書き込みができるようになりました。今年の卒論テーマにも
あるホットなテクです。すでに今回の店の情報も記載されていますので、
是非、確認してください。ゼミ関連の情報をここに集約し、皆で楽しい
地図を作りましょう。

また、サブゼミは昨年末からTIESを活用していますが、これをOBにまで
拡大します。もちろんOBの皆さんのIDは学籍番号です。個人パスワード
については追ってお知らせしますが、新たなIT環境を体感してください。

現役ゼミと成長を続けるOBサイトをICTでつなげてみましょう。
IT is interesting!


―――――――――――――――――――――――――――――――
■編□集□後□記□
―――――――――――――――――――――――――――――――

皆さんにとって昨年はどうでしたか?私にとってまさにドッグイヤー
(戌年)ともいえる年でした。年の前半は後厄の影響か最低・最悪で、
7月になると一転して最高というアップダウンの激しい1年でした。

そのスピードはこれまでの人生で最速だったと思います。犬の1年では
ありませんが、7倍ぐらい仕事や経験をした感覚です。

今年は亥年ですので、昨年ままの勢いで猪突猛進でしょうか?猛進して
も方向を誤まっては意味がありません。そこで夢に日付を入れて目標に
し、これに向かって突っ走ります。

本年もゼミおよびサイトともども、宜しくお願いします。