□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@ 第21号
□───────────────────――2006.08.11─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.021
*等幅フォントでご覧ください。
新年度となって最初のコジマガです。ご愛読いただいている皆様には
長期間にわたるブランクでご心配をおかけしました。さらに恒例の夏の
OB会にも短期留学引率により参加できず、深くお詫び申し上げます。
春学期の忙しさから抜けだして韓国で一息かと思いきや、抱えきれない
仕事とともにやって来ました。慣れない生活で思うように捗らず、辛さと
暑さと焦りで、汗をかく毎日です。
残暑見舞い申し上げるとともに、お盆で帰省をされている方はご家族と
ともに寛いだ時間をお過ごしください。
釜山の東義大学にて
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■NGU短信 > 「特色ある教育」採択の段
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☆関連サイト:http://www.tokushoku-gp.jp/
経済学部でのIT(CCS)を利用した教育が社会的に評価を受けました。
これまで本学はいろいろな分野で何度もチャレンジするも、なかなか
手が届かなかったプログラムに採択され、ようやく悲願達成です。
それは何?という方に簡単に説明します。文部科学省と大学基準協会は
「特色ある大学教育支援プログラム」(通称、特色GP)を実施し、競争
的補助金を導入しています。財政事情が厳しい昨今、従来のばらまき型
補助金を止め、実績や成果に基づいた配分とする国の方針の一環です。
このような政策が開始されて本年で4年目ですが、毎年、国公立はじめ
多くの大学が挑戦しています。これまで申請をせず、また採択されない
ような大学は、教育機関として「失格」の烙印を国から押されるような
ものです。(特色がないだけで、しっかりとやっている大学はあります
が、社会はそのように認知しないでしょう)
少子化は確実に進行し、大学間競争はますます厳しさが増します。本学
も生き残りをかけた競争に勝ち抜いてゆかねばまりません。そのために
お墨付きであるGPはどうしても必要になります。しかし、これに向けて
本気で取り組んだきたのは、水野先生と私だけです。ですからこれまで
度重なる落選に悔しい思いをしてきたのも、我々だけかも知れません。
水野先生は「まちづくり」で、私はIT関連でそれぞれプログラムを組み
立て、お互い励まし合ってきました。実績や成果が重要なので、適当な
取り組みではほとんど採択されません。今年度は数年前より計画・実施
し続けてきたIT教育を申請しました。
この取り組みには、経済学部の先生方に協力をいただきながら、大きな
成果をあげてきました。申請段階から2次審査(ヒアリング)までは、
学部長はじめ何人かの先生と懸命に頑張りました。
今年度に採択された大学の取り組み単位で、経済学部は本学だけです。
他大学経済学部との競争に負けないような「勲章」をもらったようで、
久しぶりに達成感を味わえた出来事でした。
「捨てない限り夢は逃げてゆかない」(STAY BY MY SIDE,倉木麻衣)
特色GPについては、以下のURLを参照
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/gp/001.htm
今年度の状況は、以下のURLを参照
http://www.tokushoku-gp.jp/sinsa/index.html
選定理由については、以下のURLを参照
http://www.tokushoku-gp.jp/sinsa/h18_sentei_b.html
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■ゼミサイトの話題:Web2.0
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☆関連サイト:http://www.kojima-seminar.net/
最新のバズワードとして「Web2.0」があります。これについては、是非、
『ウェブ進化論』を読んでいただきたいと思います。(本の紹介で取り
上げるつもりですが、いつになるかわからないので早めに読んでおいて
ください)
Web2.0には、いろいろな解釈がありますが、皆が利用することで、新し
いこと(ビジネス・知など)が生まれるということも間違いではありま
せん。社会学者が出てくるとやっかいな定義をするので、自分で体験し
た方が早いと思います。CMSはゼミという限られたコミュニティでの
活用を目指しています。Web2.0では、世界政府を実現できるかという
目標をもっている企業もあります。
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■最近のゼミから
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☆関連サイト:http://www.ngu.ac.jp/~kkojima/seminar/
何度も書いたことかもしれませんが、2000年度からのカリキュラムで
ゼミが大きく変わってしまいました。これに対応できるようにゼミの
進め方もアレンジしてきましたが、全体の流れに影響しているのか、
授業のひとつとしか考えてないゼミ生もいます。(これまではゼミの
成績はすべてAというのが当然だと思っていましたが、そうでなくなり、
また失格やD評価を付けなければならない事態に陥っています。)
意識さえ変われば、学生はどこまでも伸びてゆきます。ゼミ開始時の
能力は、全く関係ありません。しかし、最近のゼミから受ける嘆息は
「叱られ慣れてない」「大人がいない」ということでしょうか。自己
責任ということで片付けたくはありませんが、自分が何をすべきか?
また、結果の責任の所在は誰か?ということまで教える必要はないと
思います。
もはやゼミ生との20歳の差を埋めることはままなりませんが、変える
べきことは積極的に変えてゆきます。しかし、「人間力」を標榜する
ゼミとして変えてはならないものは、頑なに守ってゆこうと思います。
そのためには、教える側がもっと強くならなければなりません。
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■編□集□後□記□
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半年後の名古屋キャンパス開設へ向けた準備として、相当忙しい日々に
なっています。ご多分に漏れず、学部の役目を仰せつかり、結構大変な
仕事をこなしています。しかし、真っ新なキャンパスに絵を描くようで
もあり、これまでできなかったアイディアを含めたら楽しいかなと思っ
ています。このような話をしたら他の先生に、「超ポジティブですね」
と半分感心、半分あきれられてしまいました。
仕事はできるだけ楽しくやらねば辛いだけです。人のいやがる仕事も
自分の後厄の「ヤク払い」としてお引き受けし、「頑張りましょう」と
自分に言い聞かせるこの頃です。
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