2019年11月5日火曜日

第152号(2019.11.05)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@    第152号
□───────────────────2019.11.05─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.152
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。


今秋は猛烈な台風が次々に来襲し、日本各地に甚大な被害がもたらされました。
大勢の人命が失われ、復旧もままならず今も苦労されている方も多いようです。
ラグビーワールドカップの試合が中止になったり、天皇即位祝賀のパレードも
延期になるなど、変更を余儀なくされたイベントも多かったようです。温暖化
の影響かという因果関係は気象学者に任せますが、やはり地球環境が壊れつつ
あるのではないかと感じるこの頃です。


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■NGU短信 > 卒業研究発表会の段
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☆関連サイト:https://www.ngu.jp/economics/events/

2019年度経済学部卒業研究発表会(学内審査会)の出場者発表がありました。
今年からGoogleフォームを使っての申し込みとなったので、事前に全員の提出
内容を本ゼミで収集しました。そして、日本語を中心にダメ出しをサブゼミで
実施しました。これは、4年生の日本語能力を確認するのと同時に、Word作業
への気持ちを引き締めるのに役立ちました。経済学部教務委員会による選考の
結果、ゼミからは以下の7人が予選に出場します。(敬称略)

11月11日(月) 小林:曙203教室
11月12日(火) 石垣・松下:曙301教室
       野場:曙302教室
11月14日(木) 京谷:曙401教室
       松永:曙402教室
11月15日(金) 仙石:曙301教室

いずれも発表時間は5限の16:30~18:00です。お時間のある方は、見学や応援
をお願いします。なお、決勝となる公開審査会はクラインホールにて12月4日
(水)15時からです。ゼミ生が進出できるかは今後の出来次第ですが、どうぞ
ご予定ください。

卒業研究発表会に選ばれたゼミ生は卒論の進捗がさらに加速するはずですので、
このままのペースを維持すれば年内の修了が視野に入ります。他方、惜しくも
選考に漏れたゼミ生は先頭集団についていかないと遅れてしまいます。発表の
内容とストーリーを完成させて、ビデオ撮りに臨んでもらいます。その後は、
Wordでの文章書きで、いよいよ卒論マラソンも折り返しになります。制限時間
という関門に引っかからないよう、一歩でも先に進めなくてはなりません。

卒業研究活動の中心的な役割はサブゼミが担っており、今年は学情センターの
セミナールームが満員となる日があるなど、順調のように見えます。しかし、
学生間の進捗状況の格差が大きくなっているように感じます。毎年の繰り返し
ですが、先頭集団の心配はありません。遅れている学生は本人の危機感が欠如
しています。自分がやらないとまったく進みませんし、誰も助けてくれません。
代わりに走ってくれなければ、自分で走るしかありません。制限時間もあるし、
修了者から次第に来なくなるという厳しい現実を理解しなければなりません。
そのためにも、「主体的な学び月間」である今が頑張り時です。


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■最近のゼミから > 天高く馬肥ゆる秋(学修成果)の段
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☆関連サイト:https://www.nagoya-stock-exchange.com/results/?type=3

この時期、2年と3年は「名証株式投資コンテスト」のチーム戦に参加し、企業
研究や金融の仕組みを実体験から学んでいます。誰でも最初はどうすべきかと
戸惑うものですが、株の仮想売買を通じて徐々に理解できるようになります。
企業の業績や財務情報、世界情勢から経済や株価へのインパクトは実際の動き
を観察し続けることが生きた経済の学習につながります。

今回は以下のように各学年4チームの計8チームがゼミから参戦しています。

 2年ゼミ:「SPEDES」「ROLAND」「定時帰宅のメンヘラ大学生」「YLF」
 3年ゼミ:「しゃちほこ」「名証攻略班」「串カツ田中」「メガネ」

チーム戦ランキング上位は関連サイトのURLに掲載されていますので、ご確認
ください。昨年は広島大学が優勝しましたが、今回は本学のチームが入賞して
もらいたいものです。久し振りに名古屋証券取引所から表彰式の招待状が届く
ことを期待しています。

さらに2年ゼミでは、月末から始まる「ゼミ対抗コア6コンペ」の準備として、
CCSで小テストをゼミ時間の始まりと終わりに実施しています。毎回、2か月分
ずつ復習していますので、コンペまでに試験出題範囲をすべておさらいできる
はずです。今年は2年ゼミのメンバも真面目で意欲的なので、素晴らしい成績
を収めてくれるかもしれません。

3年ゼミでは、これまで5回にわたり業界研究・企業研究として、毎週、チーム
プレゼンを実施してきました。この課題には、春学期に身につけたプレゼンの
技能を復習する意味も含まれています。併せて、就活に備えて夏休みの宿題で
あった自学自習のSPIの振り返りを行いました。CCSの小テストをゼミの始まり
に実施し、さらに早まった就活への意識づけを行っています。

また、3年ゼミは11月から研究報告書へ取り組みます。そのためにサブゼミで
4年生の発表を聞いて、来年の卒業研究のイメージを膨らませてもらいます。
先輩の発表へのダメ出しや質問から、就活での企業説明会での心構えや面接時
の卒論に関する質問の対策になります。4年生にとっても実践的な発表練習と
なり、Face to Faceの先輩・後輩のつながりが深まり、Win‐Winの関係が構築
できます。

6時限目となっている4年生の本ゼミでは、全体指導の場として今週の振り返り
とその反省から次週に向けた取り組みを確認します。全体から遅れているゼミ
生にはこれまでの自己マネジメントを見直し、キャッチアップするよう指導を
します。また、Powerpointを使って、卒論の進め方を詳細に説明しています。
このペースに従えば誰でも期限内に終えられるようにしています。いよいよ秋
も深まってきたので、そろそろ3年ゼミにも参加してもらい、研究発表やWordの
日本語ダメ出しを皆で行い、ゼミ内で刺激を与えあってもらいたい時期です。

最後に、次年度のゼミ選考を終えて、定員数/応募者数は以下の通りでした。

 新2年ゼミ:16/27名
 新3年ゼミ:19/29名

どちらも多数の応募があり、ありがたい限りです。しかし、それぞれ10名以上
を不合格にしなくてはならず、心苦しい選考となりました。近年、ゼミ選考の
重要な基準としているのはGPAです。20年以上ゼミ指導を続けていると、ゼミと
学生のミスマッチさえなければ、ある程度はどのような学生でも指導できると
思っています。もちろんやる気のある学生ほどゼミでの成長が見込める可能性
が高いので、積極的に合格にしたいと考えています。しかしそれをどのように
測るかという術がありません。そこで、これまで大学で頑張った総合的な指標
であるGPAを参考にするのが一番公平ではないかと考えるようになりました。
社会に出ると理不尽なことも多いので、教育機関にいる時ぐらいは学生が努力
したことで評価されるのが良いと思っています。

大化けする学生に出会いたいものです。


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■編□集□後□記□
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数名の卒業生には伝えていましたが、今年のホームカミングデイは欠礼させて
いただきました。毎年楽しみにしている同窓会イベントですが、10月末の週末
はマラソンシーズンに突入し、全国各地で大規模な大会が開催されます。今回
は、しまだ大井川マラソンに夏前にエントリーし、こちらに参加していました。
フルマラソンを10月に2回走った成果は、ハーフとは全く別種目であることが
実感できました。マラソンにまぐれはなく、コツコツと練習してこそ最後まで
走り切ることができます。これは卒論作成にも共通していえることでしょう。

マラソンといえば、9月15日にMGCが開催され、男女の東京五輪マラソン代表が
2名ずつ決定しました。猛暑の中、トップアスリートの真剣勝負は男女とも大変
見ごたえのあるレースでした。これまでオリンピックの代表選考過程がわかり
づらく、毎回、物議を醸し出していましたが、今回でスッキリしました。まだ
1枠ありますので、東京マラソン・名古屋ウィメンズマラソンというメジャーな
大会も見過ごせません。その後、IOCの決定でマラソンは札幌開催という事態と
なりましたが、その結末は一ファンとして見守っていきたいと思います。


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