2019年12月3日火曜日

第153号(2019.12.03)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@    第153号
□───────────────────2019.12.03─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.153
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。


師走になりました。今年は暖かい日が続いたので、もう12月かと感じる人
も多かったのではないでしょうか。年末ともなると、やるべき事案も多く、
気ぜわしい毎日が続きます。授業では、中間テストとその採点や振り返り、
授業アンケートが始まります。ゼミでも学修成果が求められるので、指導
に息をつく間もありません。例年のようにこのまま年末に突入すると思い
ますが、少しでもルーティンを改善できればと思っています。


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■NGU短信 > 卒業研究発表会(公開審査会)の段
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☆関連サイト:

4日間にわたる経済学部の卒業研究発表会(学内審査会)が終わりました。
今年は全部で24件の報告があり、さまざまな研究テーマで発表者が懸命に
取り組んだ成果が紹介されました。今年の発表会の成果としては一昨年度
からスタートした「アカデミックスキルズ」の受講者が発表者として10名
出場したことです。当初の狙い通りだけに、底上げにつながれば幸いです。

本ゼミから出場した7名も全力を尽くして頑張りました。先生方から有益で
適切なコメントをいただいたので、卒業論文に活かしてもらえればと思い
ます。また、発表会に出られなかった10名は、今後サブゼミでストーリー
をPowerpointにまとめてビデオ撮影に臨みます。

さて、いよいよ12月4日(水)に公開審査会を迎えます。ゼミ生では以下の
2名の出場が決まりました。発表タイトルも併せて提示します。昨年までは
2年連続で最優秀賞に輝いていますが、頑張りに期待しましょう。

 仙石くん
 「シェアリングエコノミーは自治体の課題解決において有効か
  -民間空き家ビジネス×空き家バンク-」

 松永さん
 「焼津市において GCF を活用した地域創生は可能か
  -コト消費に着目して-」

公開審査会は、すべての2年生が聴衆として参加します。そこで、2年生の
ゼミ対抗コア6コンペの結果が発表されます。2年ゼミでは、毎回、復習を
してきたので、ここでも成果が期待できるかもしれません。発表会終了後
には、来年度のゼミ生の顔合わせを予定しています。どのようなメンバが
揃うかは本人たちだけでなく、先輩たちも気になるところですから、良い
機会となることでしょう。


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■最近のゼミから > 卒業論文・研究報告書の段
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☆関連サイト:

最近の3・4年ゼミでは、新歓・追コンを含め年間4回の飲み会があります。
年末の飲み会は、3・4年生が互いに関わりを持つという点で重要な意味を
持っています。まず、3年生にとって、先輩から聞いておく内容がたくさん
あります。卒論の研究テーマ・就活などへの取り組みは積極的に質問して
もらいたいものです。成功の秘訣や失敗しないために留意すべき点を教え
てもらうとよいでしょう。

また、4年生は卒業論文(本文)のダメ出し作業で、3年生の力も借りたい
ところです。年明けの締切が迫る中、自分の作文作業もあって、なかなか
他人のダメ出しをする余裕がありません。もちろん、ダメ出しを経験した
方が作文力がつくので、将来的にはその方が望ましいのですが。そこで、
3年生と親しくなり、ダメ出し依頼と就活指導などでWin-Winという関係を
築いてもらいたいと思いっています。

ゼミの飲み会のお知らせは、Facebookにアップされています。時間の許す
卒業生の参加をお待ちしています。

 日時:12月5日(木) 19:00スタート
 場所:利休 金山店
 集合:金山北口 18:45

さて、今年のサブゼミはこれまで順調に進んでいます。全体の進捗具合で
かなり開きが見られるものの、例年以上の進度でないかと思います。この
ペースならば複数のゼミ生が年内に修了できると見込んでいます。卒論が
早く終われば皆がハッピーになるので、頑張ってもらいたいものです。

毎度、サブゼミで指導教員から参加者へ声かけをしていますが、自主ゼミ
だけに本当は学生の方から発表を聴いて欲しい、質問があるという積極性
を求めています。これは社会人になっても重要な態度なので、サブゼミで
養成してもらいたい姿勢です。

今年度の卒論指導における改善点としては、4年ゼミでCCSでのMinutePaper
を可視化したことです。この1週間でどのように頑張ったか、卒論の進捗や
次週の参加予定や意欲などを自分で決めて、皆で共有することで切磋琢磨
につなげるようにしています。

また、3年ゼミは第6週目から4年生の研究発表を聴かせました。これも教育
効果がありました。まず、最初にサブゼミで2名以上の先輩の発表を聴くと
いう課題を出しました。次に、3年本ゼミで卒業研究発表会の発表予定者を
各チームで発表させました。デザインを含めたダメ出しや分かりづらい点
などを指摘することで、4年生の発表の改善につなげました。そして、学内
審査会では会場で4件の発表を見て、翌週の本ゼミでは残り10名の4年生の
発表を聴かせました。

このように3週間にわたり、さまざまな研究報告に触れて、自分の興味関心
がどこにあるのかを探させました。同時に、関心の高いテーマについて、
論文や資料を3部以上集めてくるという課題も与えました。これらを元に
発表し、経済学部で必須課題の研究報告書を作成させる予定です。

このように例年よりも前倒しした理由は、3年生の就職活動がかなり早期化
しているからです。エントリーシートで必要となる日本語表現、面接など
で必要な人前で主張する方法など、身につけておくべき内容は多いだけに、
指導教員としては焦っています。ゼミでの教育効果を高めるには、何より
学生の意欲が求められます。

4年ゼミでは、いよいよ卒業論文の赤ペン指導が始まりました。マラソンに
喩えると35kmの最も厳しいところです。進度の目安は、Wordで4000字ほど
作文できた学生です。この周辺では、秋口にどれだけ調査し頑張ったかが
効いてきます。プレゼンでのストーリー作成段階で、十分調査をしてきた
学生は書くべき内容が豊富にあるので、ペースを落とすことなく作文する
ことができます。最低文字数の12000字は楽にクリアできることでしょう。
一方、深く堀り下げず表面的な調査だけにとどまった学生は、薄っぺらい
内容に気づくととも、予想以上に書くべき内容がなく、極めて深刻な事態
に陥ってしまいます。マラソンでいえば後半に脚が止まってしまうという
辛い現象です。

こうなってしまうと自分で新たに加える内容を調査しながら進むしかなく
なります。毎年、トラップにはまる学生を多く見ていますが、秋学期開始
以来の自分の取り組み方に起因しているだけにどうしようもありません。
皆で励まし合って、ゴールを目指してもらいたいものです。


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■編□集□後□記□
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ぼちぼち次年度の仕事のアウトラインが見えてきます。教務部長という職
を降りるので、これまでやりたかったことがようやくできるという期待感
で満ち溢れています。それなりに仕事はこなしてきましたが、振り返ると
かなり犠牲にしてきたことも多かったと思います。自己研鑽できるという
機会を大切にするため、これからしっかりと予定を立てるつもりです。


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