2010年9月22日水曜日

第62号(2010.09.22)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@    第62号
□───────────────────――2010.09.22─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.062
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。


こちらへ来て、毎日がとても新鮮です。また、これまで追いかけていたはず
の仕事に追われていたことに気づきました。今は時間をもてあますことなく、
思う存分、自分のために使えて、とてもラッキーです。

今までできなかったことの一つとして、iPhoneやTwitterやBlog、facebookの
利用があります。Twitterで私をフォローしていただければ、もう少し迅速に
情報が伝わるかも知れません。これらのツールは慣れてしまえばOKでしょうが、
習慣づけるのに多少の時間が必要です。コジマガとともにどのように併用する
かを考えながら、情報発信・自分の記録として活用したいと思います。


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■アメリカ短信 > 電話はどうすればよいか?の段
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☆関連サイト:http://www.skype.com/intl/ja/home/

アメリカの通信業界の事情(携帯電話も含む)も勉強の一つです。こちらで
生活を始めて、まず携帯電話を購入しました。日本ではdocomoユーザなので、
iPhoneに対する憧れがありました。アメリカではAT&Tが扱っていましたので、
ここで購入です。こちらのiPhoneはSIMフリーですから、日本に帰っても使え
ることが決め手です。携帯電話の契約は日本のそれよりもかなり簡単に済み
驚きです。

Appleの製品は多言語対応なので、とても助かります。日本語での画面操作は
ストレスがありません。ほとんど電話はかかってきませんが、出先での連絡
手段(GPSを含む)になるので、心強いツールです。iPhone4の購入した当初
はいじくる余裕がなかったのですが、最近少しずつですが試しています。

次に、日本ではほとんど使うことのないSkypeです。これがかなりの威力を
発揮します。まず、ビデオ通話ができるので、日本から送ってもらいたい品
を目で確認できますし、自宅へ届いている郵便物などの書類も確認できます。
何といっても無料というのが秀逸です。

加えて、今回、特にすごいと思ったのが国際電話です。携帯電話があるので、
自宅のアパートメントには電話を設置していません。しかし、。どうしても
日本のカスタマーサービスに国際電話をかけなくてはならない状況が発生し
ました。はて、どうしたものか?携帯電話からではかかりません。

おそらく、国際電話もかけられるのでしょうけど、よく分かっていないのが
問題です。そこで、思い出したのがスカイプアウトです。数年前に韓国引率
の時間を利用して、スカイプをあれこれ試していました。その折、スカイプ
に少しばかりデポジットをしておきましたが、これを使えばよいということ
に気づきました。

スカイプでの国際電話は1秒3円です。日本へ電話が繋がってもオペレータが
なかなか出てくれません。さらにいろいろな事前手続きで結構な時間が経過
したので焦りましたが、その割には大変安く済みました。何といっても自分
のアパートメントから連絡できたので、相手先から必要とされる書類を探す
のにも苦労がありません。

やはり昔のように電話は固定電話・公衆電話だけではありません。


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■UCFから
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☆関連サイト:

UCFは1963年に開学した州立大学です。NGUは1964年の創立ですから、大学の
歴史はほぼ同じと考えてよいかも知れません。(余談ですが、私も1964年生
まれです)学生数は全米で第3位となる53,000人超で、広大なキャンパスには
至る所で新設工事が見られ伸び盛りの大学であることが分かります。12ある
学部(College)はこれからも増設されるようです。

メインキャンパスは、Student Union(学生カフェや学内活動の場)を中心に
放射線状に広がっています。最も近い周遊路がペガサスサークルで、これに
沿って多くの学部が配置されています。昼休みになると、多くの学生がこの
あたりを歩いています。サークルの近くにある図書館には驚きます。日本の
図書館のイメージとは全く違い、入口の横にはコーヒーショップがあって、
パソコンで溢れています。NGUの学情センター4階がそのまま図書館と融合
した感じでしょうか。多くの学生がパソコンを開き、講義の準備に忙しそう
です。

巨大なキャンパスなので、学内にはシャトルバスが走っています。駐車場(
立体駐車場もあり!)が何ヶ所も用意されていますが、立場で場所の利用が
制限されていますし、教職員・学生に関わらず全員すべて有料です。私が
所属する研究所はリサーチ・パークという場所に立地し、メインキャンパス
の南側に隣接しています。ですからメインキャンパスに用事があるときには、
シャトルバスで移動します。メインキャンパスの駐車場不足を補う意味で、
パークアンドライドにもなっているようです。

また、学内にいくつもの寮やアパートが点在し、多くの学生がキャンパス内
で生活をしています。UCFの北側にはスポーツ施設が集まっている地区があり、
イベントの際には相当の人たちが繰り出すそうです。特に、4年前に完成した
というアメフト専用の巨大なスタジアムを中心として、ベースボール・
サッカー・ソフトボール。バスケットアリーナなどがあります。

キャンパスを歩いていると、学生や教職員に帰属意識や自信と誇りを高める
仕掛けが至る所に見られます。大学の紋章にはペガサスを使っており、UCFの
ロゴも決まっています。ブックストアでは大学グッズを豊富に扱っています。
マグカップ・トレーナー・Tシャツ・ネクタイなどをはじめ、どれもセンスが
よいものばかりです。学生は10人に一人ぐらいの割合でTシャツを着ています。
車に貼るステッカーも町中でよく見かけます。

アメフトやベースボールなど運動系チーム名はすべて「Knights(騎士団)」
です。キャラクターは騎士であり、これをプリントしたアイテムもかなりの
数が揃っています。やはり目を引くのが、アメリカンフットボール関連です。
カレッジフットボールの人気はものすごく、試合がテレビ中継されています。
大学アメフトは9月からシーズンが始まって、現在、かなり盛り上がっている
状況です。公式試合の観戦チケットは35ドルですが、大学の巨大スタジアム
が満員になります。

さらに、ケーブルテレビでUCFTVというチャンネルまで持っており、大学での
いろいろな取り組みが紹介されています。このように運動クラブの活躍や広報、
ブランディングが大学の帰属意識を高めていることは確かです。


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■編□集□後□記□
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☆関連サイト:http://stephan.mods.jp/kabegami/kako/Ritter.html

偶然とはいえ、不思議な縁を感じることがあります。コジマガ第20号で紹介
しましたが、私の好きな絵画にクリムトの『人生は戦いなり』があります。
私の研究室を訪れた方ならばお気づきでしょうが、仕事場にこの絵を飾って
います。さらに原題の"Das Leben ein Kamp"は、スクリーンセーバーに設定
しています。

この絵の別名は見たとおり「黄金の騎士」ですが、今回お世話になっている
UCFのマスコットが騎士(Knight)です。それも金色だけに、黄金の騎士達
の戦いには、見ているこちらも力が入ってしまいます。

もし人生の転機があったとすれば、この絵と出会った頃です。それだけに
今もこうしてどこか繋がっていることに何やら縁を感じます。

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