□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□─────────────────────────
■□□> コジマガ kojimag@ 第119号
□───────────────────2015.08.18─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.119
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
残暑お見舞い申し上げます。
真夏のシティホテルは、他のシーズンと比べると閑散期というイメージがあり
ます。人混みや喧騒を避けてゆっくり食事や滞在するファミリー客が中心で、
礼服が必要な結婚式などは最もありそうにない印象です。しかし、ゼミの記念
パーティが開催された8月8日、ホテルで結婚式が複数あったことに驚きました。
たしかにこの日は名古屋の祝日ともいえる「まるはちの日」で、加えて大安の
土曜日でした。とはいえ、昭和の感覚では、ちょっと考えれません。それだけ
世の中の価値観が多様化しているのでしょう。
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■NGU短信 > ゼミ創立20周年を迎えて(4)の段
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☆関連サイト:http://www.kojima-seminar.net/2015/08/20th_party_closed/
盛大にゼミ創立20周年記念パーティが開催されました。まず、参加者の皆さん
に感謝申し上げます。ご来賓には、木船学長と小川同窓会長をお迎えすること
ができました。猛暑の土曜午後にもかかわらず、ご臨席いただきましてありが
とうございました。また、東海三県のみならず、東京や神奈川、大阪、静岡、
さらに遠方では、仙台からも卒業生が駆けつけてくれました。ご家族と一緒に
参会いただいたりと多くの方と過ごすことでき、大変嬉しく思いました。
「先生、変わりませんね。」という声が一番多かったように思いますが、皆も
あまり変わっていない感じです。ゼミの追い出しコンパ以来という卒業生にも
再会できたり、皆の元気な笑顔からパワーをいただいたようです。一人ひとり
とゆっくり話をしたかったのですが、パーティは時間に限りがあります。話の
続きは、毎年、盆暮れに開催される恒例のゼミOB会の飲み会や同窓会のホーム
カミングにしましょう。
卒業して間もない人、すでに人生の半分近くを企業人として働いている人など
卒業後の人生はさまざまです。勤め先を変えたり、家族が増えたりという話を
聞き、あらためて人生いろいろということを感じます。現在、苦労している人
や悩んでいる人もおられるでしょうが、いずれ解決できるものと信じて、日々
行動してください。少しだけ人生の先輩として思うことは「禍福は糾える縄の
如し」ですから、常に感謝を忘れず、謙虚に過ごす方が幸せだと思います。
さて、パーティでのアトラクションも趣向が凝らされていました。準備された
皆さんのご苦労を拝察します。開会前の会場内にはBGMとして大学校歌が流れ、
開会のタイミングで、大学創立50周年時に作成されたビデオがプロジェクタで
上映されました。ほとんどの方は初めて観るビデオかと思いますが、大学50年
の歴史をザックリと知るコンテンツとしては最適だと思います。
会場前方に用意されたテーブルには、卒業論文集(6冊)や卒業時に贈られた
ゼミ生によるサイン色紙、ゼミのボーリング大会の優勝トロフィが配置されま
した。さらに、写真集のひとつに卒業アルバムのゼミ集合写真集がありました。
これまで大学の卒業アルバムは、ほとんど見る機会がありませんでした。卒業
アルバムにはゼミ集合写真が掲載されており、現在は3年生の秋のゼミ時間に
撮影しています。20周年に際し、過去のゼミ集合写真を梅村くん(1期)らが
まとめてくれました。ゼミに在籍した頃の皆の顔を懐かしむとともに、思わず
かつての自分をチェックしてしまいます。服装や髪型から時代が感じられます。
また、現役生によるプレゼンテーションとともに、彼らが作成した大学紹介の
ビデオも披露されました。現役ゼミ生はパーティの準備や当日の手伝いなどに
大活躍でした。きっと卒業生も彼らのパフォーマンスに満足していることかと
思います。
ビンゴ大会は、小林くん(2期)のMCにより行われました。優勝景品が話題の
ドローンというチョイスが、児島ゼミらしいところです。13期が多くの賞品を
ゲットしましたが、彼らはリーマンショックの影響を受ける直前に就活時期が
あったことを考えると、やはり「もっている」学年です。また、参加の子ども
たちにも景品が渡り、大変盛り上がったアトラクションになりました。
今回参加できなかった人からメッセージを沢山いただきました。祝いの電報を
送ってくれたのは堀くん(1期)です。司会の山村くん(19期)から、会場の
皆さんに紹介されました。また、友人を通じてビデオメッセージをくれた高田
くん(13期)、その他、FBやラインでのメッセージや、直接電話をかけてくれ
たりする卒業生がいました。本当に多くの卒業生が参加したかったということ
が伝わり、強いつながりを感じました。今回、仕事や家庭の事情などから参加
できなかった皆さんは、次回を楽しみにしてください。
パーティの最期は全体の集合写真です。その直前に、参加者で静岡県関係者の
写真をお願いしました。学長が磐田市出身ということもありますし、卒業生に
は静岡出身者が多いうということを同窓会長に知ってもらいたいという狙いも
ありました。今後、大学の同窓会組織として、静岡支部は将来的に重要になる
と感じていたからです。その後、全体での集合写真です。全員のショットは、
今後、10年間のゼミのWebサイトのトップページを飾ることでしょう。
幹事の小林くん(3期)の気配りで、初期の卒業年代(40歳辺り)から現役生
までが、バランスよく登場したのも印象的でした。ともすると同窓会は一部の
年代が集中しがちです。顔見知りの同期生がいると出席しやすく、大勢集まる
と楽しいということでより集まるという効果が働きます。今回は、世代の壁が
できることなく、パーティが完遂できたことは秀逸といってよいでしょう。
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■パーティの後で
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午後5時半から柳橋の山ちゃんで2次会が始まりました。パーティから引き続き
の参加者に加えて、ここから参加というOBらを交え、大いに盛り上がりました。
今回、東京在住で参加できなかったという卒業生の話から、東京での飲み会と
いう企画がでました。かつて、2度ほど開催した東京でのゼミ同窓会以来です。
具体的には、9月3日(木)の夜に東京(水道橋)を予定しています。これは、
児島が出張で水道橋に逗留する予定に合わせてくれました。東京近辺の方々と
再びお目にかかれる機会を楽しみにしています。
また、遠方からの参加者に聞けば、当日は、名古屋駅周辺はビジネスホテルが
満室ということでした。確かに、2次会終了後に行き場を失って、しばし漂流
していると、かなり多くの人が出ていました。3次会はカラオケ屋で昭和歌謡
でした。お開きは、ほぼ日付が変わる頃でした。2・3次会での気がかりな点は
折角、駆けつけてくれた卒業生に記念品を渡すのを忘れてしまったことです。
今回のパーティで、FBのグループで運営している児島ゼミ(非公開)への登録
が増え、総計130名を越えました。このグループに当日の写真がアップされて
いますので、是非、ご覧ください。写真撮影担当の皆さんもお疲れ様でした。
お陰で、今でも写真で楽しませていただいています。また、クオリティの高さ
にも感心しています。
まだFBを利用していない卒業生もいるようなので、皆で誘って登録ください。
また、ゼミのOB/OGならば児島への友だち申請はOKです。卒業しても遠慮して
いる方が多いようですので、改めて連絡します。
そして、9月13日(日)には1泊で卒業生らとゴルフへでかけます。これまで
何度もゴルフコンペの話は出たものの、なかなか実現には至りませんでした。
そこで、20周年を機会に始めることにしました。
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■編□集□後□記□
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2025年には『Kojimag@Passionage 2』を作成します。本号のコジマガも所収
されることになると思います。これからの10年間で第何号が発行され、本に
掲載されるのでしょうか。1年間で10号とすれば、214号までとなり、およそ
250ページぐらいの文量になります。これにゼミの歴史や索引を付けると約
300ページになり、第1巻と同じぐらいになると思われます。今後は、10年後
を少し意識して、発行しようと思います。
■コジマガ・バックナンバー
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/
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2015年8月6日木曜日
第118号(2015.08.06)
□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□─────────────────────────
■□□> コジマガ kojimag@ 第118号
□───────────────────2015.08.06─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.118
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
米国滞在中の2011年秋から開始したコジマガのブログのビューが、4000を
突破しました。XOOPSからブログへ移行してから約4年が経過し、ようやく
といった感じです。1年で約1000というペースで、アクセス分析によれば、
FBへポストすると約50のアクセスが発生することがわかり、いかにリーチ
があるのかを把握できます。
こうした電子媒体のメーリングリスト(フロー)とともに、ブログという
ストックが定着した頃、紙媒体でのまとめとしての冊子体が完成しました。
パーティの席でお披露目となりますが、各媒体の特徴を活かした使い方が
徐々にできているように感じます。
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■NGU短信 > ゼミ創立20周年を迎えて(3)の段
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☆関連サイト:http://www.kojima-seminar.net/2015/06/20th-entry/
いよいよ明後日(8月8日)、児島ゼミ創立20周年パーティが開催されます。
大変多くの方々が参会するということで、大変楽しみなイベントになって
きました。改めて、ここまで準備をしてくださった皆さんに感謝です。
発起人の卒業生だけでなく、多くの現役生もお手伝いしてくれるようです。
この機会に先輩たちとコミュニケーションをよくとり、しっかりしている
と思われるような立ち振る舞いができることを期待しています。
パーティ直前に、前回の創立10周年パーティからのDecadeをザックリ振り
返ってみます。10年間は、コジマガ第14号(発行:2005年8月20日)以降を
読めば、詳細はわかると思います。とはいえ10年間に100号も出されている
ので、扱った話題がかなり細かくなっています。そこで、要約的振り返り
は、分かりやすくするため以下の3つの時期に分類します。
第1期:特色GP獲得(2006夏)まで
第2期:名古屋キャンパス設立(2007年)~アメリカ留学(2010秋)まで
第3期:帰国(2011秋)から現在まで
まず、第1期です。2005年夏に開催された10周年パーティで、児島は41歳
という本厄でした。多くの卒業生らとの再会は、厄祓いという意味もあり
ました。振り返ってみると、いろいろと大変であり、やはり厄年であった
ように思います。そして、迷いに迷った時期だったかもしれません。
厄祓いのご利益なのか、パーティの終了後から大きな転機があったように
思います。それまで苦労していた特色GPについては、内向き思考ではなく、
思い切って外に答えを求めました。結果として、それが自分の位置を知る
ことにつながりました。そこで、知り合った多くの人たちに助けて頂き、
2006年の夏に採択に至りました。念願の特色GP獲得にあたっては、当時の
経済学部長の木船先生には本当に感謝しています。
その後、GP関連の仕事を推進するにつれ、そこから得られた経験が徐々に
自分の力に変わってきました。すると、次第に自分の専門分野との関わり
が見えてきて、これが天職なのかもと考えるようになりました。同時期に
招待制Gmailを2006年6月26日から利用し始めました。Web2.0という言葉が
世の中に出始めて、新しい技術を体験し驚愕していた時期でもありました。
すなわち、新たな仕事やWeb技術にワクワクした頃でした。
シームレスに第2期が訪れます。この頃に、大学は瀬戸から名古屋への移転
という一大事業を敢行しました。いかにスムーズな移転ができるかを真剣
に考えていた時でもありました。経済学部は数年間のダブルキャンパスを
計画し、実行しました。初めてのことばかりで苦労はしましたが、自分の
仕事は好調だっただけに、何とか乗り越えられたのだと思います。
新キャンパスがようやく落ち着きを見せ始めた頃、在外研修を考えました。
移転のミッションを完遂し、次のステージに立つには海外での経験が必要
と感じていました。ただし、一番の気がかりはゼミの継続性です。ゼミは
先輩と後輩という上下関係が重要と考えています。教え合うことが大切な
要素であることを考えると、これまで築き上げたものを留学で壊したくは
ありませんでした。また、3・4年ゼミを強く希望する学生らを落胆させる
のが何より辛いことでした。
失う以上に得るものを追求した留学でした。自分が一番希望していた大学
で1年間の留学をさせてもらいました。初の一人暮らしで、言葉が不自由な
アメリカという無謀な挑戦でした。周りから大変心配されましたが、環境
に恵まれ、充実した楽しい日々を過ごさせてもらいました。ラッキーだと
感謝しています。お陰で、自分の世界観が広がり、帰国後もフロリダでの
多くの体験が生きています。思い出す度にメランコリックになります。
帰国から第3期が始まります。中断していたゼミが再開したので、いち早く
かつての活動レベルに戻そうと努力しました。とはいえ、先輩の姿を直接
見ていない学生に教える難しさを痛感しました。ゼミ生たちもよく努力を
してくれて、現在では、卒業生に対しても恥ずかしくない活動に近づき
つつあります。
個人の仕事では、50歳を前に積年の課題であった博士号を取得できました。
これで、ようやく心の支えがとれました。また、昨年には教務部長を拝命
し、これまで頂いた恩に少しでも報いられるよう精進しています。いまだ
大きな改革には着手できていませんが、関係者がWin=Winとなるよう教務
関連業務のプロセス・イノベーションに挑戦しています。
以上が、ゼミにも関わる児島の10年史のアウトラインでした。このように
文字にしてしまうと味気のないものです。次の節目は、おそらく10年後の
創立30周年ですから、児島も齢60の還暦を迎えます。その時には、どんな
10年の振り返りをしているのでしょう。これまでよりも輝いた10年になる
よう、努力するつもりです。ゼミの目標も達成できるよう、学生とともに
頑張ります。
────────────────≪ books ≫─
■ 本の紹介
───────────────────────
☆関連サイト:http://kojimag.blogspot.com/
『Kojimag@Passionage 1』,児島完二,2015年
児島ゼミの卒業生向けメーリングリストをコジマガ(kojimag@)と呼んで
いますが、ゼミ創立20年目に当たる2014年度末までに発行したコジマガを
冊子(A5サイズ、298ページ)としてまとめました。もちろん非売品です。
これらはブログで読むことができますが、冊子は手にとってパラパラ見ら
れるので重宝します。
巻末に命名の由来などを記載しておきましたので、一度、ご覧ください。
そして、表紙は「コア6」のデザインを担当している荒木さんの作品です。
21世紀を生き抜くキーワード「Curiosity and Passion」が入っています。
本来、ページサイズ全体にデザインが配置されるはずが、印刷屋への指示
を小生がミスしたために、微妙な装丁になってしまいました。
ミスといえば、本文にも数カ所の間違いを発見し、ちょっと凹んでいます。
通常、テキストエディタで原稿を書き上げて、何度も見返します。ミスは
なくなりませんので、ブログにアップして見直したり、メールの下書きで
チェックをします。別のイメージでみれば、それまで気付かなかった誤植
を発見できる可能性が高いからです。今回の編集では表記の揺れを中心に
Word機能でミスを撲滅し、美しくしたたはずでした。しかし、主な原因は
かつてコジマガを送信する際に、慌てていたため文章自体の最終チェック
が甘かったことが一番です。
───────────────────────
■編□集□後□記□
───────────────────────
幸い健康にも恵まれ、何とかこれまで無病息災で過ごすことができました。
明後日、お目にかかれることを楽しみにしています。あいにく今回は都合
がつかなかった方も、いずれお会いしましょう。これを機会に同期生同士
で連絡をとってください。昔の仲間と語り合い、互いを理解しいつまでも
切磋琢磨できる仲間でいたいものです。
■コジマガ・バックナンバー
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*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
米国滞在中の2011年秋から開始したコジマガのブログのビューが、4000を
突破しました。XOOPSからブログへ移行してから約4年が経過し、ようやく
といった感じです。1年で約1000というペースで、アクセス分析によれば、
FBへポストすると約50のアクセスが発生することがわかり、いかにリーチ
があるのかを把握できます。
こうした電子媒体のメーリングリスト(フロー)とともに、ブログという
ストックが定着した頃、紙媒体でのまとめとしての冊子体が完成しました。
パーティの席でお披露目となりますが、各媒体の特徴を活かした使い方が
徐々にできているように感じます。
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いよいよ明後日(8月8日)、児島ゼミ創立20周年パーティが開催されます。
大変多くの方々が参会するということで、大変楽しみなイベントになって
きました。改めて、ここまで準備をしてくださった皆さんに感謝です。
発起人の卒業生だけでなく、多くの現役生もお手伝いしてくれるようです。
この機会に先輩たちとコミュニケーションをよくとり、しっかりしている
と思われるような立ち振る舞いができることを期待しています。
パーティ直前に、前回の創立10周年パーティからのDecadeをザックリ振り
返ってみます。10年間は、コジマガ第14号(発行:2005年8月20日)以降を
読めば、詳細はわかると思います。とはいえ10年間に100号も出されている
ので、扱った話題がかなり細かくなっています。そこで、要約的振り返り
は、分かりやすくするため以下の3つの時期に分類します。
第1期:特色GP獲得(2006夏)まで
第2期:名古屋キャンパス設立(2007年)~アメリカ留学(2010秋)まで
第3期:帰国(2011秋)から現在まで
まず、第1期です。2005年夏に開催された10周年パーティで、児島は41歳
という本厄でした。多くの卒業生らとの再会は、厄祓いという意味もあり
ました。振り返ってみると、いろいろと大変であり、やはり厄年であった
ように思います。そして、迷いに迷った時期だったかもしれません。
厄祓いのご利益なのか、パーティの終了後から大きな転機があったように
思います。それまで苦労していた特色GPについては、内向き思考ではなく、
思い切って外に答えを求めました。結果として、それが自分の位置を知る
ことにつながりました。そこで、知り合った多くの人たちに助けて頂き、
2006年の夏に採択に至りました。念願の特色GP獲得にあたっては、当時の
経済学部長の木船先生には本当に感謝しています。
その後、GP関連の仕事を推進するにつれ、そこから得られた経験が徐々に
自分の力に変わってきました。すると、次第に自分の専門分野との関わり
が見えてきて、これが天職なのかもと考えるようになりました。同時期に
招待制Gmailを2006年6月26日から利用し始めました。Web2.0という言葉が
世の中に出始めて、新しい技術を体験し驚愕していた時期でもありました。
すなわち、新たな仕事やWeb技術にワクワクした頃でした。
シームレスに第2期が訪れます。この頃に、大学は瀬戸から名古屋への移転
という一大事業を敢行しました。いかにスムーズな移転ができるかを真剣
に考えていた時でもありました。経済学部は数年間のダブルキャンパスを
計画し、実行しました。初めてのことばかりで苦労はしましたが、自分の
仕事は好調だっただけに、何とか乗り越えられたのだと思います。
新キャンパスがようやく落ち着きを見せ始めた頃、在外研修を考えました。
移転のミッションを完遂し、次のステージに立つには海外での経験が必要
と感じていました。ただし、一番の気がかりはゼミの継続性です。ゼミは
先輩と後輩という上下関係が重要と考えています。教え合うことが大切な
要素であることを考えると、これまで築き上げたものを留学で壊したくは
ありませんでした。また、3・4年ゼミを強く希望する学生らを落胆させる
のが何より辛いことでした。
失う以上に得るものを追求した留学でした。自分が一番希望していた大学
で1年間の留学をさせてもらいました。初の一人暮らしで、言葉が不自由な
アメリカという無謀な挑戦でした。周りから大変心配されましたが、環境
に恵まれ、充実した楽しい日々を過ごさせてもらいました。ラッキーだと
感謝しています。お陰で、自分の世界観が広がり、帰国後もフロリダでの
多くの体験が生きています。思い出す度にメランコリックになります。
帰国から第3期が始まります。中断していたゼミが再開したので、いち早く
かつての活動レベルに戻そうと努力しました。とはいえ、先輩の姿を直接
見ていない学生に教える難しさを痛感しました。ゼミ生たちもよく努力を
してくれて、現在では、卒業生に対しても恥ずかしくない活動に近づき
つつあります。
個人の仕事では、50歳を前に積年の課題であった博士号を取得できました。
これで、ようやく心の支えがとれました。また、昨年には教務部長を拝命
し、これまで頂いた恩に少しでも報いられるよう精進しています。いまだ
大きな改革には着手できていませんが、関係者がWin=Winとなるよう教務
関連業務のプロセス・イノベーションに挑戦しています。
以上が、ゼミにも関わる児島の10年史のアウトラインでした。このように
文字にしてしまうと味気のないものです。次の節目は、おそらく10年後の
創立30周年ですから、児島も齢60の還暦を迎えます。その時には、どんな
10年の振り返りをしているのでしょう。これまでよりも輝いた10年になる
よう、努力するつもりです。ゼミの目標も達成できるよう、学生とともに
頑張ります。
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■ 本の紹介
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『Kojimag@Passionage 1』,児島完二,2015年
児島ゼミの卒業生向けメーリングリストをコジマガ(kojimag@)と呼んで
いますが、ゼミ創立20年目に当たる2014年度末までに発行したコジマガを
冊子(A5サイズ、298ページ)としてまとめました。もちろん非売品です。
これらはブログで読むことができますが、冊子は手にとってパラパラ見ら
れるので重宝します。
巻末に命名の由来などを記載しておきましたので、一度、ご覧ください。
そして、表紙は「コア6」のデザインを担当している荒木さんの作品です。
21世紀を生き抜くキーワード「Curiosity and Passion」が入っています。
本来、ページサイズ全体にデザインが配置されるはずが、印刷屋への指示
を小生がミスしたために、微妙な装丁になってしまいました。
ミスといえば、本文にも数カ所の間違いを発見し、ちょっと凹んでいます。
通常、テキストエディタで原稿を書き上げて、何度も見返します。ミスは
なくなりませんので、ブログにアップして見直したり、メールの下書きで
チェックをします。別のイメージでみれば、それまで気付かなかった誤植
を発見できる可能性が高いからです。今回の編集では表記の揺れを中心に
Word機能でミスを撲滅し、美しくしたたはずでした。しかし、主な原因は
かつてコジマガを送信する際に、慌てていたため文章自体の最終チェック
が甘かったことが一番です。
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幸い健康にも恵まれ、何とかこれまで無病息災で過ごすことができました。
明後日、お目にかかれることを楽しみにしています。あいにく今回は都合
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