2015年8月6日木曜日

第118号(2015.08.06)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@    第118号
□───────────────────2015.08.06─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.118
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。


米国滞在中の2011年秋から開始したコジマガのブログのビューが、4000を
突破しました。XOOPSからブログへ移行してから約4年が経過し、ようやく
といった感じです。1年で約1000というペースで、アクセス分析によれば、
FBへポストすると約50のアクセスが発生することがわかり、いかにリーチ
があるのかを把握できます。

こうした電子媒体のメーリングリスト(フロー)とともに、ブログという
ストックが定着した頃、紙媒体でのまとめとしての冊子体が完成しました。
パーティの席でお披露目となりますが、各媒体の特徴を活かした使い方が
徐々にできているように感じます。


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■NGU短信 > ゼミ創立20周年を迎えて(3)の段
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☆関連サイト:http://www.kojima-seminar.net/2015/06/20th-entry/

いよいよ明後日(8月8日)、児島ゼミ創立20周年パーティが開催されます。
大変多くの方々が参会するということで、大変楽しみなイベントになって
きました。改めて、ここまで準備をしてくださった皆さんに感謝です。

発起人の卒業生だけでなく、多くの現役生もお手伝いしてくれるようです。
この機会に先輩たちとコミュニケーションをよくとり、しっかりしている
と思われるような立ち振る舞いができることを期待しています。

パーティ直前に、前回の創立10周年パーティからのDecadeをザックリ振り
返ってみます。10年間は、コジマガ第14号(発行:2005年8月20日)以降を
読めば、詳細はわかると思います。とはいえ10年間に100号も出されている
ので、扱った話題がかなり細かくなっています。そこで、要約的振り返り
は、分かりやすくするため以下の3つの時期に分類します。

第1期:特色GP獲得(2006夏)まで
第2期:名古屋キャンパス設立(2007年)~アメリカ留学(2010秋)まで
第3期:帰国(2011秋)から現在まで

まず、第1期です。2005年夏に開催された10周年パーティで、児島は41歳
という本厄でした。多くの卒業生らとの再会は、厄祓いという意味もあり
ました。振り返ってみると、いろいろと大変であり、やはり厄年であった
ように思います。そして、迷いに迷った時期だったかもしれません。

厄祓いのご利益なのか、パーティの終了後から大きな転機があったように
思います。それまで苦労していた特色GPについては、内向き思考ではなく、
思い切って外に答えを求めました。結果として、それが自分の位置を知る
ことにつながりました。そこで、知り合った多くの人たちに助けて頂き、
2006年の夏に採択に至りました。念願の特色GP獲得にあたっては、当時の
経済学部長の木船先生には本当に感謝しています。

その後、GP関連の仕事を推進するにつれ、そこから得られた経験が徐々に
自分の力に変わってきました。すると、次第に自分の専門分野との関わり
が見えてきて、これが天職なのかもと考えるようになりました。同時期に
招待制Gmailを2006年6月26日から利用し始めました。Web2.0という言葉が
世の中に出始めて、新しい技術を体験し驚愕していた時期でもありました。
すなわち、新たな仕事やWeb技術にワクワクした頃でした。

シームレスに第2期が訪れます。この頃に、大学は瀬戸から名古屋への移転
という一大事業を敢行しました。いかにスムーズな移転ができるかを真剣
に考えていた時でもありました。経済学部は数年間のダブルキャンパスを
計画し、実行しました。初めてのことばかりで苦労はしましたが、自分の
仕事は好調だっただけに、何とか乗り越えられたのだと思います。

新キャンパスがようやく落ち着きを見せ始めた頃、在外研修を考えました。
移転のミッションを完遂し、次のステージに立つには海外での経験が必要
と感じていました。ただし、一番の気がかりはゼミの継続性です。ゼミは
先輩と後輩という上下関係が重要と考えています。教え合うことが大切な
要素であることを考えると、これまで築き上げたものを留学で壊したくは
ありませんでした。また、3・4年ゼミを強く希望する学生らを落胆させる
のが何より辛いことでした。

失う以上に得るものを追求した留学でした。自分が一番希望していた大学
で1年間の留学をさせてもらいました。初の一人暮らしで、言葉が不自由な
アメリカという無謀な挑戦でした。周りから大変心配されましたが、環境
に恵まれ、充実した楽しい日々を過ごさせてもらいました。ラッキーだと
感謝しています。お陰で、自分の世界観が広がり、帰国後もフロリダでの
多くの体験が生きています。思い出す度にメランコリックになります。

帰国から第3期が始まります。中断していたゼミが再開したので、いち早く
かつての活動レベルに戻そうと努力しました。とはいえ、先輩の姿を直接
見ていない学生に教える難しさを痛感しました。ゼミ生たちもよく努力を
してくれて、現在では、卒業生に対しても恥ずかしくない活動に近づき
つつあります。

個人の仕事では、50歳を前に積年の課題であった博士号を取得できました。
これで、ようやく心の支えがとれました。また、昨年には教務部長を拝命
し、これまで頂いた恩に少しでも報いられるよう精進しています。いまだ
大きな改革には着手できていませんが、関係者がWin=Winとなるよう教務
関連業務のプロセス・イノベーションに挑戦しています。

以上が、ゼミにも関わる児島の10年史のアウトラインでした。このように
文字にしてしまうと味気のないものです。次の節目は、おそらく10年後の
創立30周年ですから、児島も齢60の還暦を迎えます。その時には、どんな
10年の振り返りをしているのでしょう。これまでよりも輝いた10年になる
よう、努力するつもりです。ゼミの目標も達成できるよう、学生とともに
頑張ります。


────────────────≪  books ≫─
■ 本の紹介
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☆関連サイト:http://kojimag.blogspot.com/

『Kojimag@Passionage 1』,児島完二,2015年

児島ゼミの卒業生向けメーリングリストをコジマガ(kojimag@)と呼んで
いますが、ゼミ創立20年目に当たる2014年度末までに発行したコジマガを
冊子(A5サイズ、298ページ)としてまとめました。もちろん非売品です。
これらはブログで読むことができますが、冊子は手にとってパラパラ見ら
れるので重宝します。

巻末に命名の由来などを記載しておきましたので、一度、ご覧ください。
そして、表紙は「コア6」のデザインを担当している荒木さんの作品です。
21世紀を生き抜くキーワード「Curiosity and Passion」が入っています。
本来、ページサイズ全体にデザインが配置されるはずが、印刷屋への指示
を小生がミスしたために、微妙な装丁になってしまいました。

ミスといえば、本文にも数カ所の間違いを発見し、ちょっと凹んでいます。
通常、テキストエディタで原稿を書き上げて、何度も見返します。ミスは
なくなりませんので、ブログにアップして見直したり、メールの下書きで
チェックをします。別のイメージでみれば、それまで気付かなかった誤植
を発見できる可能性が高いからです。今回の編集では表記の揺れを中心に
Word機能でミスを撲滅し、美しくしたたはずでした。しかし、主な原因は
かつてコジマガを送信する際に、慌てていたため文章自体の最終チェック
が甘かったことが一番です。


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■編□集□後□記□
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幸い健康にも恵まれ、何とかこれまで無病息災で過ごすことができました。
明後日、お目にかかれることを楽しみにしています。あいにく今回は都合
がつかなかった方も、いずれお会いしましょう。これを機会に同期生同士
で連絡をとってください。昔の仲間と語り合い、互いを理解しいつまでも
切磋琢磨できる仲間でいたいものです。


■コジマガ・バックナンバー
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/
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