2019年12月3日火曜日

第153号(2019.12.03)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@    第153号
□───────────────────2019.12.03─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.153
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。


師走になりました。今年は暖かい日が続いたので、もう12月かと感じる人
も多かったのではないでしょうか。年末ともなると、やるべき事案も多く、
気ぜわしい毎日が続きます。授業では、中間テストとその採点や振り返り、
授業アンケートが始まります。ゼミでも学修成果が求められるので、指導
に息をつく間もありません。例年のようにこのまま年末に突入すると思い
ますが、少しでもルーティンを改善できればと思っています。


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■NGU短信 > 卒業研究発表会(公開審査会)の段
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☆関連サイト:

4日間にわたる経済学部の卒業研究発表会(学内審査会)が終わりました。
今年は全部で24件の報告があり、さまざまな研究テーマで発表者が懸命に
取り組んだ成果が紹介されました。今年の発表会の成果としては一昨年度
からスタートした「アカデミックスキルズ」の受講者が発表者として10名
出場したことです。当初の狙い通りだけに、底上げにつながれば幸いです。

本ゼミから出場した7名も全力を尽くして頑張りました。先生方から有益で
適切なコメントをいただいたので、卒業論文に活かしてもらえればと思い
ます。また、発表会に出られなかった10名は、今後サブゼミでストーリー
をPowerpointにまとめてビデオ撮影に臨みます。

さて、いよいよ12月4日(水)に公開審査会を迎えます。ゼミ生では以下の
2名の出場が決まりました。発表タイトルも併せて提示します。昨年までは
2年連続で最優秀賞に輝いていますが、頑張りに期待しましょう。

 仙石くん
 「シェアリングエコノミーは自治体の課題解決において有効か
  -民間空き家ビジネス×空き家バンク-」

 松永さん
 「焼津市において GCF を活用した地域創生は可能か
  -コト消費に着目して-」

公開審査会は、すべての2年生が聴衆として参加します。そこで、2年生の
ゼミ対抗コア6コンペの結果が発表されます。2年ゼミでは、毎回、復習を
してきたので、ここでも成果が期待できるかもしれません。発表会終了後
には、来年度のゼミ生の顔合わせを予定しています。どのようなメンバが
揃うかは本人たちだけでなく、先輩たちも気になるところですから、良い
機会となることでしょう。


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■最近のゼミから > 卒業論文・研究報告書の段
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☆関連サイト:

最近の3・4年ゼミでは、新歓・追コンを含め年間4回の飲み会があります。
年末の飲み会は、3・4年生が互いに関わりを持つという点で重要な意味を
持っています。まず、3年生にとって、先輩から聞いておく内容がたくさん
あります。卒論の研究テーマ・就活などへの取り組みは積極的に質問して
もらいたいものです。成功の秘訣や失敗しないために留意すべき点を教え
てもらうとよいでしょう。

また、4年生は卒業論文(本文)のダメ出し作業で、3年生の力も借りたい
ところです。年明けの締切が迫る中、自分の作文作業もあって、なかなか
他人のダメ出しをする余裕がありません。もちろん、ダメ出しを経験した
方が作文力がつくので、将来的にはその方が望ましいのですが。そこで、
3年生と親しくなり、ダメ出し依頼と就活指導などでWin-Winという関係を
築いてもらいたいと思いっています。

ゼミの飲み会のお知らせは、Facebookにアップされています。時間の許す
卒業生の参加をお待ちしています。

 日時:12月5日(木) 19:00スタート
 場所:利休 金山店
 集合:金山北口 18:45

さて、今年のサブゼミはこれまで順調に進んでいます。全体の進捗具合で
かなり開きが見られるものの、例年以上の進度でないかと思います。この
ペースならば複数のゼミ生が年内に修了できると見込んでいます。卒論が
早く終われば皆がハッピーになるので、頑張ってもらいたいものです。

毎度、サブゼミで指導教員から参加者へ声かけをしていますが、自主ゼミ
だけに本当は学生の方から発表を聴いて欲しい、質問があるという積極性
を求めています。これは社会人になっても重要な態度なので、サブゼミで
養成してもらいたい姿勢です。

今年度の卒論指導における改善点としては、4年ゼミでCCSでのMinutePaper
を可視化したことです。この1週間でどのように頑張ったか、卒論の進捗や
次週の参加予定や意欲などを自分で決めて、皆で共有することで切磋琢磨
につなげるようにしています。

また、3年ゼミは第6週目から4年生の研究発表を聴かせました。これも教育
効果がありました。まず、最初にサブゼミで2名以上の先輩の発表を聴くと
いう課題を出しました。次に、3年本ゼミで卒業研究発表会の発表予定者を
各チームで発表させました。デザインを含めたダメ出しや分かりづらい点
などを指摘することで、4年生の発表の改善につなげました。そして、学内
審査会では会場で4件の発表を見て、翌週の本ゼミでは残り10名の4年生の
発表を聴かせました。

このように3週間にわたり、さまざまな研究報告に触れて、自分の興味関心
がどこにあるのかを探させました。同時に、関心の高いテーマについて、
論文や資料を3部以上集めてくるという課題も与えました。これらを元に
発表し、経済学部で必須課題の研究報告書を作成させる予定です。

このように例年よりも前倒しした理由は、3年生の就職活動がかなり早期化
しているからです。エントリーシートで必要となる日本語表現、面接など
で必要な人前で主張する方法など、身につけておくべき内容は多いだけに、
指導教員としては焦っています。ゼミでの教育効果を高めるには、何より
学生の意欲が求められます。

4年ゼミでは、いよいよ卒業論文の赤ペン指導が始まりました。マラソンに
喩えると35kmの最も厳しいところです。進度の目安は、Wordで4000字ほど
作文できた学生です。この周辺では、秋口にどれだけ調査し頑張ったかが
効いてきます。プレゼンでのストーリー作成段階で、十分調査をしてきた
学生は書くべき内容が豊富にあるので、ペースを落とすことなく作文する
ことができます。最低文字数の12000字は楽にクリアできることでしょう。
一方、深く堀り下げず表面的な調査だけにとどまった学生は、薄っぺらい
内容に気づくととも、予想以上に書くべき内容がなく、極めて深刻な事態
に陥ってしまいます。マラソンでいえば後半に脚が止まってしまうという
辛い現象です。

こうなってしまうと自分で新たに加える内容を調査しながら進むしかなく
なります。毎年、トラップにはまる学生を多く見ていますが、秋学期開始
以来の自分の取り組み方に起因しているだけにどうしようもありません。
皆で励まし合って、ゴールを目指してもらいたいものです。


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■編□集□後□記□
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ぼちぼち次年度の仕事のアウトラインが見えてきます。教務部長という職
を降りるので、これまでやりたかったことがようやくできるという期待感
で満ち溢れています。それなりに仕事はこなしてきましたが、振り返ると
かなり犠牲にしてきたことも多かったと思います。自己研鑽できるという
機会を大切にするため、これからしっかりと予定を立てるつもりです。


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2019年11月5日火曜日

第152号(2019.11.05)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@    第152号
□───────────────────2019.11.05─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.152
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。


今秋は猛烈な台風が次々に来襲し、日本各地に甚大な被害がもたらされました。
大勢の人命が失われ、復旧もままならず今も苦労されている方も多いようです。
ラグビーワールドカップの試合が中止になったり、天皇即位祝賀のパレードも
延期になるなど、変更を余儀なくされたイベントも多かったようです。温暖化
の影響かという因果関係は気象学者に任せますが、やはり地球環境が壊れつつ
あるのではないかと感じるこの頃です。


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■NGU短信 > 卒業研究発表会の段
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☆関連サイト:https://www.ngu.jp/economics/events/

2019年度経済学部卒業研究発表会(学内審査会)の出場者発表がありました。
今年からGoogleフォームを使っての申し込みとなったので、事前に全員の提出
内容を本ゼミで収集しました。そして、日本語を中心にダメ出しをサブゼミで
実施しました。これは、4年生の日本語能力を確認するのと同時に、Word作業
への気持ちを引き締めるのに役立ちました。経済学部教務委員会による選考の
結果、ゼミからは以下の7人が予選に出場します。(敬称略)

11月11日(月) 小林:曙203教室
11月12日(火) 石垣・松下:曙301教室
       野場:曙302教室
11月14日(木) 京谷:曙401教室
       松永:曙402教室
11月15日(金) 仙石:曙301教室

いずれも発表時間は5限の16:30~18:00です。お時間のある方は、見学や応援
をお願いします。なお、決勝となる公開審査会はクラインホールにて12月4日
(水)15時からです。ゼミ生が進出できるかは今後の出来次第ですが、どうぞ
ご予定ください。

卒業研究発表会に選ばれたゼミ生は卒論の進捗がさらに加速するはずですので、
このままのペースを維持すれば年内の修了が視野に入ります。他方、惜しくも
選考に漏れたゼミ生は先頭集団についていかないと遅れてしまいます。発表の
内容とストーリーを完成させて、ビデオ撮りに臨んでもらいます。その後は、
Wordでの文章書きで、いよいよ卒論マラソンも折り返しになります。制限時間
という関門に引っかからないよう、一歩でも先に進めなくてはなりません。

卒業研究活動の中心的な役割はサブゼミが担っており、今年は学情センターの
セミナールームが満員となる日があるなど、順調のように見えます。しかし、
学生間の進捗状況の格差が大きくなっているように感じます。毎年の繰り返し
ですが、先頭集団の心配はありません。遅れている学生は本人の危機感が欠如
しています。自分がやらないとまったく進みませんし、誰も助けてくれません。
代わりに走ってくれなければ、自分で走るしかありません。制限時間もあるし、
修了者から次第に来なくなるという厳しい現実を理解しなければなりません。
そのためにも、「主体的な学び月間」である今が頑張り時です。


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■最近のゼミから > 天高く馬肥ゆる秋(学修成果)の段
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☆関連サイト:https://www.nagoya-stock-exchange.com/results/?type=3

この時期、2年と3年は「名証株式投資コンテスト」のチーム戦に参加し、企業
研究や金融の仕組みを実体験から学んでいます。誰でも最初はどうすべきかと
戸惑うものですが、株の仮想売買を通じて徐々に理解できるようになります。
企業の業績や財務情報、世界情勢から経済や株価へのインパクトは実際の動き
を観察し続けることが生きた経済の学習につながります。

今回は以下のように各学年4チームの計8チームがゼミから参戦しています。

 2年ゼミ:「SPEDES」「ROLAND」「定時帰宅のメンヘラ大学生」「YLF」
 3年ゼミ:「しゃちほこ」「名証攻略班」「串カツ田中」「メガネ」

チーム戦ランキング上位は関連サイトのURLに掲載されていますので、ご確認
ください。昨年は広島大学が優勝しましたが、今回は本学のチームが入賞して
もらいたいものです。久し振りに名古屋証券取引所から表彰式の招待状が届く
ことを期待しています。

さらに2年ゼミでは、月末から始まる「ゼミ対抗コア6コンペ」の準備として、
CCSで小テストをゼミ時間の始まりと終わりに実施しています。毎回、2か月分
ずつ復習していますので、コンペまでに試験出題範囲をすべておさらいできる
はずです。今年は2年ゼミのメンバも真面目で意欲的なので、素晴らしい成績
を収めてくれるかもしれません。

3年ゼミでは、これまで5回にわたり業界研究・企業研究として、毎週、チーム
プレゼンを実施してきました。この課題には、春学期に身につけたプレゼンの
技能を復習する意味も含まれています。併せて、就活に備えて夏休みの宿題で
あった自学自習のSPIの振り返りを行いました。CCSの小テストをゼミの始まり
に実施し、さらに早まった就活への意識づけを行っています。

また、3年ゼミは11月から研究報告書へ取り組みます。そのためにサブゼミで
4年生の発表を聞いて、来年の卒業研究のイメージを膨らませてもらいます。
先輩の発表へのダメ出しや質問から、就活での企業説明会での心構えや面接時
の卒論に関する質問の対策になります。4年生にとっても実践的な発表練習と
なり、Face to Faceの先輩・後輩のつながりが深まり、Win‐Winの関係が構築
できます。

6時限目となっている4年生の本ゼミでは、全体指導の場として今週の振り返り
とその反省から次週に向けた取り組みを確認します。全体から遅れているゼミ
生にはこれまでの自己マネジメントを見直し、キャッチアップするよう指導を
します。また、Powerpointを使って、卒論の進め方を詳細に説明しています。
このペースに従えば誰でも期限内に終えられるようにしています。いよいよ秋
も深まってきたので、そろそろ3年ゼミにも参加してもらい、研究発表やWordの
日本語ダメ出しを皆で行い、ゼミ内で刺激を与えあってもらいたい時期です。

最後に、次年度のゼミ選考を終えて、定員数/応募者数は以下の通りでした。

 新2年ゼミ:16/27名
 新3年ゼミ:19/29名

どちらも多数の応募があり、ありがたい限りです。しかし、それぞれ10名以上
を不合格にしなくてはならず、心苦しい選考となりました。近年、ゼミ選考の
重要な基準としているのはGPAです。20年以上ゼミ指導を続けていると、ゼミと
学生のミスマッチさえなければ、ある程度はどのような学生でも指導できると
思っています。もちろんやる気のある学生ほどゼミでの成長が見込める可能性
が高いので、積極的に合格にしたいと考えています。しかしそれをどのように
測るかという術がありません。そこで、これまで大学で頑張った総合的な指標
であるGPAを参考にするのが一番公平ではないかと考えるようになりました。
社会に出ると理不尽なことも多いので、教育機関にいる時ぐらいは学生が努力
したことで評価されるのが良いと思っています。

大化けする学生に出会いたいものです。


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■編□集□後□記□
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数名の卒業生には伝えていましたが、今年のホームカミングデイは欠礼させて
いただきました。毎年楽しみにしている同窓会イベントですが、10月末の週末
はマラソンシーズンに突入し、全国各地で大規模な大会が開催されます。今回
は、しまだ大井川マラソンに夏前にエントリーし、こちらに参加していました。
フルマラソンを10月に2回走った成果は、ハーフとは全く別種目であることが
実感できました。マラソンにまぐれはなく、コツコツと練習してこそ最後まで
走り切ることができます。これは卒論作成にも共通していえることでしょう。

マラソンといえば、9月15日にMGCが開催され、男女の東京五輪マラソン代表が
2名ずつ決定しました。猛暑の中、トップアスリートの真剣勝負は男女とも大変
見ごたえのあるレースでした。これまでオリンピックの代表選考過程がわかり
づらく、毎回、物議を醸し出していましたが、今回でスッキリしました。まだ
1枠ありますので、東京マラソン・名古屋ウィメンズマラソンというメジャーな
大会も見過ごせません。その後、IOCの決定でマラソンは札幌開催という事態と
なりましたが、その結末は一ファンとして見守っていきたいと思います。


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2019年10月3日木曜日

第151号(2019.10.03)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@    第151号
□───────────────────2019.10.03─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.151
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10月から5年ぶりに消費税がアップしました。今回は軽減税率が導入される
ためかなり複雑になっています。加えて、キャッシュレス化の促進策として
のポイント制度もあって、新制度に慣れるまでにはかなり時間がかかるよう
に思われます。導入当初は、混乱も多いように思いますが、不思議なもので
人間、慣れればできてしまうものです。もちろん、取り残される弱者も出て
くるので、それが問題ですが・・・


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■NGU短信 > 夏休みも終わり新学期開始の段
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☆関連サイト:

この夏も仕事に明け暮れていました。教務関連の仕事は学内外にあり、発表
もいくつか抱えながら55歳を迎えました。大学人としての生活は長くても、
あと15年です。そこで、これまでとは違った時間の使い方を心がけています。
朝から晩まで研究室に籠って仕事をするのを止め、新たなスタイルを試して
みました。例えば、気分を変えるため仕事場以外での読書やモノ書き。また、
ゼミ生に話しているように自分も皆で一緒に頑張る体験をしています。一人
では困難でも、仲間とならできることもあります。

実体験も重要なので、街歩きで積極的に歩いています。夏には大須や桑名を
探検し、旨いモノや歴史を認識して硬直しつつある脳に刺激を与えています。
徳川美術館、豊田市美術館、国立新美術館などに訪れ、興味ある作品からも
刺激を受けてきました。外で活動するには暑すぎるのが少し大変でしたが、
脚と頭のトレーニングという夏休みでした。

いよいよ授業が再開しました。秋学期には「アカデミックスキルズ」を担当
します。ノートパソコンやOFFICEを使いこなし、論文を効率的に書き上げる
スキルの習得を目指した実習科目です。昨年度は受講生の授業アンケートの
結果が極めて高い科目で、大きな成果を得ました。3年以上でやる気のある
学生が集まると、かくも良い授業ができることを実感した次第です。

今回は水曜1限の配当なので、受講生の動向が心配でしたが、昨年度同様に、
やる気のある学生が集まったようです。また卒論を進める4年生にとっては、
授業後の時間が自主的な卒論作成に充てられるので、学修習慣を確立する
のに役立つと思われます。

また、今秋の「経済データ分析」は1週目で履修者の入れ替えが少なかった
のが特徴です。毎度、時間割だけで登録する学生も多く、シラバスを読まず
にいます。ノートパソコンを使った実習科目であることも知らずに登録する
学生も少なくありません。ガイダンスで初めて知って登録変更、特に3年生
以上ではパソコンを持って来るのが面倒なので登録を辞める学生もいます。

しかし、今回は2週目に履修者が増加しました。この要因は履修者に2年生が
多いことにも起因します。また、Excelは苦手だが克服したいとする学生が
登録しているように思います。このように翌週に履修生が増えたのは、今回
初めてかもしれません。履修生にやる気があると教える側にも伝わるので、
よい授業が期待できます。


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■最近のゼミから > 秋学期の学修テーマの段
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☆関連サイト:

演習要項に記載されている通り、2年と3年ゼミの秋学期は「名証株式投資
コンテスト」で実際の経済や企業の動きをチームで学習します。2年ゼミは
11月末にゼミ対抗コア6コンペがあるので、コンペの対策と投資コンテスト
の取り組み発表が中心となります。

3年ゼミは、就活に向けた業界研究・企業研究を兼ねたチーム発表に加えて、
4年生の卒論状況を参考にしながら自分の研究テーマを探します。11月の末
からは研究報告書の作成と同時に、日本語のダメ出し指導をします。

4年ゼミでは、卒論作成が本格的に始まりました。第1回目には3ヶ月の通学
定期を購入したかの確認です。成功した先輩のように日々大学で勉強すれば、
必ず年内に修了できます。逆に大学に来ないことで、大きく失敗した学生を
見ています。そのような轍を踏まないためには、大学へのアクセシビリティ
が重要と感じるようになりました。

とはいえ、夏休みに遊びやバイトが中心で、昼夜逆転という怠惰な生活習慣
が染みついてしまい、すぐに卒論に踏み出せないゼミ生も多いのが現実です。
いかに切り替えられるかという心根の強さがポイントでしょう。1月末までの
スケジュール表を渡して、自分がいつ修了させるかを明記してもらいました。
また、サブゼミへの参加予定も書かせて、自己管理能力を身につけさせます。

最初に、卒論作成をフルマラソンに喩えて話をしました。これまで経験した
ことない長い道のりなので、早めの準備が必要で、就活と同様に自分自身が
やらねばまったく進みませんし、誰も代わってくれません。コツコツと走り
続けることが成功の秘訣で、急いで追いつこうとしても無理がたたります。
また、途中で休んでしまうと再び走り始めるのはきついですし、皆で励まし
合いながら走れば、辛い状況を乗り切ることもできます。一人で走っている
と道に迷ったり、弱い自分に負けたりするとともに、心が折れたりします。

1週目のサブゼミでは夏休みの宿題を見せてもらっていますが、まだスタート
位置に立っていないゼミ生もいます。これから自分のペースで走ってもらい、
コースアウトしないよう指導するのがゼミ教員の役割です。

昔のゼミとは様変わりしていますが、最近は試行錯誤の末、このような教育
プログラムができあがりました。PDCAによる改善を加えて、教育効果も高く
なっています。ただ、昔から変わらない共通点はゼミ生の自分たちでの学習
を重視していることです。それが一番の力になるからです。

秋学期のゼミは以下の通りです。お時間の許す方は、是非ご見学ください。

 2年 専門基礎演習:14名  木曜2限 曙館514教室
 3年 専門演習:18名 木曜5限 曙館404教室
 4年 専門演習:17名 木曜6限 曙館404教室

また、卒研発表会の学内審査会は11月11日の週です。この週から大学全体で
「主体的学び月間」が始まります。学生が自ら学ぶことを奨励する取り組み
で、発表会やチームでの学習などを促進するために設けられています。一方
的に話を聞くだけでなく、自らが学び、互いの教え合いを推奨しています。
なお、卒研発表会の公開審査会は12月4日(水)の午後にクラインホールで
開催予定です。


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■編□集□後□記□
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猛暑がようやく去り、朝晩は過ごしやすい季節になりました。読書・勉強・
スポーツなど、自身が夢中になれる何かが見つかるといいですね。児島は、
夏休みにゴルフ・マラソンのトレーニングに取り組んできました。ゼミの
卒業生と1泊2日のゴルフ合宿も実施しました。さて、いよいよ成果が求め
られる時期ですが、やりきった感はまったくないため不安なシーズンイン
となります。先の長い生涯スポーツだけに大会ごとに自分の課題を見つけ
その都度、修正していこうと思います。


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2019年7月22日月曜日

第150号(2019.07.22)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@    第150号
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□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.150
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今回のコジマガで、切りの良い150号に到達しました。祝150号とすべきかも
しれません。2003年6月に創刊したので、実に16年の歳月が経過しました。
この間、時代も平成から令和になりました。2年後には創刊以降に生まれた
学生が入学するのでしょう。自分が生まれる前の話は、たとえテレビで見た
としても実感はないでしょう。ゼミがスタートした頃の話やインターネット
の黎明期は、今の学生にとっては20世紀の出来事として日露戦争(1904年)
などと同列に感じられるのかもしれません。


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■NGU短信 > 父母懇談会での個人面談の段
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☆関連サイト:https://kojimag.blogspot.com/2017/07/nagoya-gakuin-university-faculty-of.html

一昨年までは、6月に父母会総会のみが開催されていました。ここには教員
部長だけが出席していましたが、昨年からは同日の午後に父母懇談会を開く
ことになりました。行事には教員との個人面談があります。面談は希望する
親のみですが、今年もゼミ生の親との面談を行いました。

スケジュールでは、1組あたり30分と十分な時間を設けています。予定数は
5組以内でしたが、今回は6組の親と面談しました。やはり、毎週会っている
学生なので、話す内容には事欠きません。家庭内での側面を知ることができ
これからのゼミ指導にも役立ちます。

また、この時期に面談できる意義は大きいと思います。学期末まで授業回数
は残り5回程度しかありませんが、試験前の最も重要な時期です。学生の中
には欠席過多で、すべての科目を放棄してしまう(取得単位数が0という)
者がいますが、大学だけは救済手段がありません。ここに家庭からのアプ
ローチを加えれば、少しでも救かる可能性があります。0単位では見通しが
立ちませんが、数単位でも取得できたなら、次の学期に向けた厳しい計画
が少しばかり和らぎます。

さらに、参加したご父母の満足度も高まります。学生本人を知らない教員
が面談した場合、成績簿などを見てありきたりの内容しか説明できません。
しかし、教員と所属学部が同じで、少人数のゼミに所属している学生なら、
いろいろな話ができます。今後の学修などでの最重要事項を親へ知らせる
ことも有効です。

日程変更を伴う大きな改革でした。これによって関係者の満足度の向上や
指導上の効果が高まることが期待されます。


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■最近のゼミから > 株主総会に出席して考えたの段
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☆関連サイト:https://nagoya-stock-exchange.com

前号でも案内しましたが、春学期のチーム研究報告会の詳細が決まりました。

 日時:7月25日(木) 16時15分~
 教室:名古屋キャンパスしろとり 曙202教室
 発表:3年生 4チーム(1チーム 20~25分)
 ビデオ撮影と聴衆(4年生17名ほか) 

また、その後の反省会・慰労会(ゼミコンパ)は以下の通りです。

 場所:創作和食 華
 集合:金山総合駅 南口 19:00
 開始:19:30

また、夏休み宿題を提示しました。3年生は日本語トレーニング(読書と作文)
と企業研究、4年生は卒論準備です。貴重な休みの時間をうまくマネジメント
して、大きな成果につなげてもらいたいものです。

この秋も名証株式投資コンテストは開催される予定ですが、担当者のお話では
今回で10回目だそうです。最初は、バーチャル投資ゲームで株式投資に興味を
持ってもらい将来の投資家を増やそうという目的で、社会人に向けたイベント
でした。その後、大学生に対する金融リテラシーや地元企業を知るための教育
機会になることで、本学が大学として初参加しました。これが地元のメディア
に取り上げられて以来、大学対抗イベントという内容へ進化してきました。

毎年、ゼミとして名証株式投資コンテストに参加しているにもかからず、実際
に株主総会を体験する機会はありませんでした。そこで今回、初めて株主総会
へ出席してみました。参加した企業は、知り合いが役員として信任される議案
もありましたが、やはり興味本位のみです。

平日の朝10時からスタートですので、仕事を持っている投資家は、都合が悪い
と出席できません。しかし、ホテルの大きな会場はほぼ満席で、第2会場まで
準備されていました。かつてのように出席者にお土産の用意はありませんが、
それでも多くの方が来ています。会場は白髪の方ばかりで、出席者のほとんど
が高齢者という感じでした。

株主総会の出席者の状況を見て、いろいろと考えさせられました。まず、格差
社会です。現在、金融庁の老後資金2000万円が話題となっていますが、すでに
投資をしている高齢者もいるということです。マスコミはこぞって年金制度の
不完全性を取り上げていますが、リンダ・グラットンの研究が話題となった頃
から100年ライフへの社会変化とその準備の必要性を伝えることが重要だった
ように思います。併せて、株式も流動性の高い資産だけに、資産のある高齢者
がオレオレ詐欺のターゲットになっていることを再認識しました。

次に、総会の内容です。今回の株主総会は企業も地元の公益事業だったからか、
質疑応答は極めて緊張感が希薄でした。質問が、卑近なサービスに関すること
やオタク系の自己満足?と思うような内容でした。テレビで見るような物言う
株主というような経営側と資本家の対立構造はまったく感じられませんでした。
当然、質問に対するリプライはほぼゼロ回答です。

映画『ウォール街』での投資家ゲッコーが株主総会で行う演説とはかけ離れた
状況です。この場面は、学術情報センターでDVDを借りてきて、2年生のゼミで
解説をしながら観せます。こちらの説明が下手なこともあって、学生の反応は
いまいちです。資本主義の負の側面、Greed(貪欲)を体現したシーンです。
敬神愛人の大学に通う前途ある学生に貪してはいけないという反面教師として
主人公ゲッコーを紹介しています。

最後に、今回の株主総会はグローバル経済や情報社会とはまったく縁遠い内容
でした。それでも、しっかりと業績を上げている企業で、今後を見据えた経営、
社会貢献している事業もわかりました。これからも都合が合えば、株主総会に
出席して、直接、企業の話を聞いてみたいと思いました。ただし、それには、
株を保有しないといけませんが・・・。何事も体験が重要です。


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■編□集□後□記□
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今春、ゼミのFacebookグループ(非公開)が200名を超えました。コジマガ
はMLですが、すでにメールでの配信は中止して、Blogでの投稿に切り替えて
います。最新号の発刊案内をFacebookグループにポストしています。ゼミの
卒業生でグループに未登録の方がおられましたら、ご案内ください。


■コジマガ・バックナンバー
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2019年7月3日水曜日

第149号(2019.07.03)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@    第149号
□───────────────────2019.07.03─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.149
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。


すでに7月ですが、新しい授業時間帯にまだ慣れていません。切りがよく分かり
やすい開始終了時間になったものの、これまでの習慣が染みついており、対応に
苦慮しています。年齢を重ねると適応力が欠如するのを我が身を持って知らされ
ました。変化への対応ができないとなると、目まぐるしい激変の今、取り残され
ることは必至です。体と精神の柔軟性の向上が課題です。


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■NGU短信 > 学びの拠点"knowledgE"の段
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☆関連サイト:https://kojimag.blogspot.com/2018/05/141.html

新学舎である<たいほう>が昨秋に完成し、国際センターや社会連携センターが
しろとりから移転しました。かつての場所をいかに活用するかは、学長の意向で
「学びの拠点」を設置することになりました。法学部は翼館、外国語・国際文化
学部はグローバルリンクスという感じになっているので、経済・商・現代社会の
3学部の学生が集い学べる場所を整備するという構想です。

曙館1階には国際センターがありましたが、旧事務室(南側)の場所は経済学部に
iラウンジ(北側)は商学部に割り当てられました。そして、教育学習センターが
あった曙館3階のアクティブラーニング教室(ここは2018年度春にゼミ教室として
利用しました)は現代社会学部の拠点になりました。愛称は、経済がKnowledgE、
商学部はInc、現代社会学部はOasisとなりました。経済学部を表すため末尾のEが
大文字になっています。

昨秋から続いた改修が終わり、ようやく使える状態になりました。運用は各学部
に任されています。いまだ手探り状態で盛んに活用されている訳ではありません。
経済学部の基本コンセプトは、学部生が自分たちで集い、学習をするという場所
です。そこで、学術情報センターのセミナールームと同じような利用法(食事や
遊びは禁止、キャップ付きの飲み物はOK)を援用しています。なので、学術情報
センターのセミナールームが使えない場合も、KnowledgEで勉強できるようになり
ました。

児島ゼミでは、サブゼミと非常に合っていると思います。すでに3年生がチーム
研究の場所として使ったり、4年生はサブゼミで利用しています。先日、4年生が
Facebookへ写真をポストしたので、ご存じの方も多いと思います。ゼミでもまだ
使い勝手が分からない状況ですが、使用頻度が上がるうちに快適な学習場所へと
進化するに違いありません。かつて、瀬戸キャンパスでのマルチメディア教室が
思い出されます。この教室にはいつもゼミの誰かが勉強していました。

経済学部では、KnowledgEにゼミ紹介のポスターを常設しました。今後は、卒業
研究発表会やゼミ対応コア6コンペのトロフィーやの案内ポスターなどが展示さ
れると思います。また、コア6関連のパンフレットやアイテムを置いたり、BIPに
関する資料も良いでしょう。さらに、持ち出し禁止とすれば、ゼミナールごとに
まとめた過去の卒業論文集を閲覧できれば、貴重な参考資料にになります。この
ようにここに来ると経済学部の特色教育や成果が一瞥できるようなエリアとなる
ことが期待されます。

今春、リハビリテーション学部が名古屋キャンパスへ移転してきました。毎日、
多くの学生が夜遅くまで学習する学部です。既存の他学部が良い影響を受けて、
皆が勉強するようになれば、大学はステージにアップできると思います。学びの
拠点がやる気のある学生を支援する施設になることを願っています。


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■最近のゼミから > 春学期の指導内容の段
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☆関連サイト:

5月の新歓コンパ後は皆がチーム研究に注力しました。今年度は昨年と比べて、
全体に苦労している感じがします。困った時こそ、皆で集まり一所懸命に取り
組み、さらに先輩に尋ねたり、事前にリハーサルをして、見てもらうことなど
が必要でしょう。社会人予備軍としては、これらの習慣を身につけておくべき
だと思います。

3年生のチーム研究のテーマは、昨年と同様に「地域課題とICTソリューション」
としています。地域も同じにしているので、4年生からのアドバイスが期待でき
順調に進むと考えたからです。

 A) 名古屋港・金城ふ頭エリア
 B) 名古屋城・名城公園エリア
 C) 円頓寺商店街エリア
 D) 瑞穂運動場エリア

3年生ゼミでは、まとめの発表に向けて各チームが努力しています。6月中には
チーム発表ではなく、PDCAとして振り返りの時間を設けました。これまで作成
したPowerpointのスライドを確認・印刷させ、論理展開が十分なストーリ作り
の指導をしました。そのために最初に結論を述べ、根拠となる理由を説明する
ようアドバイスをしました。残りのゼミの時間でどこまで完成度を高めてくる
かに期待しましょう。

春学期のゼミ最終日である7月25日には恒例のゼミ発表会を行います。いつもの
ように春学期での成果をビデオ収録し、3か月の成長を確認するとともに今後の
学修につなげます。3年生たちの発表を見てみたいという卒業生の方は、是非、
ご参加ください。その後の慰労会・情報交換会にも参加いただけると幸甚です。
案内はゼミのFacebookにアップされるので、ご確認ください。学生は翌日から
定期試験ですので、飲みはほどほどにということになろうかと思います。

1年ゼミ(基礎セミナー)は、活動報告会が7月2日(火)3限に行われました。
今年度から火曜日3限には授業を設定せず、学生の活動や学部の行事に充てて
います。この時間で、すべてのゼミが「まりづくり」に関する短い発表をしま
した。ありがたいことに、昨年に続き児島ゼミが入賞しました。準備も十分で
ない状況だっただけに、まったく驚きの結果です。

2年ゼミは、例年通り1年次の学びを確実にする内容で、タイピングの基礎から
ビジネスレベルの確認、データ収集から統計による自己分析、効果的な発表を
Powerpointで行っています。今年のメンバは、教えやすいこともあってかなり
進んだ内容までを扱っています。どこまで伸びるかが楽しみです。


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■編□集□後□記□
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東京オリンピックチケットの抽選は見事に外れました。また、神戸マラソン、
大阪マラソンの申し込み抽選も落選。1週間に3つも外れるとガックリします。
とはいえ、これらは大した努力をせず運だけの話です。ふと、4年生の就活を
思い出しました。就活生のお祈りメール(不採用通知)は全力で取り組んだ
にもかかわらず不本意な結果なので、そのダメージはきついものがあります。
就職活動や卒業論文は自分でやらなければ、誰も代わりにやってくれません。
気持ちを奮い立たすには難しいときもあります。これもうまくマネジメント
できるようになると、さらに強くなれることでしょう。


■コジマガ・バックナンバー
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/
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2019年4月23日火曜日

第148号(2019.04.23)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@    第148号
□───────────────────2019.04.23─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.148
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。


新元号も決まり、平成も残すところあとわずかです。平成最後のコジマガとなり
ますが、新しい時代でも細く長く続けていきたいものです。

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■NGU短信 > 平成最後の・・・の段
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☆関連サイト:https://www.ngu.jp/news/sotsugyo2018/

3月21日(祝)に学位授与式が国際会議場で挙行されました。あいにくの雨模様
でしたが、次第に雨も上がりました。式典後はいつものように大学に戻ってゼミ
ごとに集合しました。そこで、学位記交付や同窓会シートの記入・記念品の配付
などを行いました。児島ゼミでは、学位記とともに一人ひとりにルーブリックを
渡して、2年間でどれだけの力がついたのかを改めて感じてもらいました。また、
3人の3年生が見送りに来てくれたので、先輩たちにはなむけの言葉を送ってもら
いました。そして、時間が許すまで写真撮影をしました。写真の一部はFacebook
にもアップされていますので、ご確認ください。

次年度からは学位授与式の日程が早まります。といっても、昔は3月15日あたり
だったので、ようやく戻したといってもよいでしょう。従来からの教務関連業務
を大幅に見直し、業務日程を大幅に効率化させました。これにより学年暦に少し
だけ余裕ができました。

午後2時からは金山のANAクラウンプラザホテルで謝恩会です。これまで経済学部
では「卒業パーティ」と称していましたが、今回から謝恩会に改名されました。
学生が主体の企画に変わり、ようやく他大学と同じようになりました。初めての
ことなので、なかなかうまくはいきませんが、スポーツの伊藤先生が学生を指導
していただいたおかげで、素晴らしい会になりました。平成最後の卒業イベント
は次の時代につながる予感をさせてくれます。

その夜、イチロー選手の引退会見があり、ひとつの時代の終わりを感じました。
いよいよ平成の終わりを実感しながら、次の時代に活躍する若者たちへの期待が
高まります。ゼミの卒業生の皆が輝きを放ちながら活躍してくれることを心より
願っています。

さて、キリスト教主義の本学では元号を用いる機会は極めて稀です。自分自身が
平成の最初に大学を卒業しているので、平成最後の卒業生を送り出すにあたって
「平成」と「卒業」を振り返ってみます。

自分にとって昭和から平成の節目は大学4年生の時でした。秋頃から天皇陛下の
ご容態が悪いということで、自粛ムードが続いていました。例えばドラゴンズが
リーグ優勝を果たしましたが、祝勝会は中止でビールかけもなくなっています。
年明け、冬休みに仲間で泊りで遊びに行っていたスキー場で昭和天皇崩御の報を
聞きました。翌日は音楽が一切なしという不気味なほど静かなゲレンデで滑って
いたことを思い出します。

このように国全体に哀悼の意に覆われている中で、平成への改元が行われました。
テレビ番組は一日中、追悼番組が放映されていたため、レンタルビデオ屋が繁盛
したということもありました。

約2か月後に卒業証書をもらいました。証書には平成元年と記載されていたこと、
4月も近く桜が咲いているというのに雪が舞っていた光景を覚えています。今春も
寒さが戻ってきたことを考えると、平成の最初と最後は同じかと思いました。

さて、今回は1か月前に新元号が公表され、自粛でなくお祝いムードで迎えること
ができ、良かったと思います。平成30年間を振り返る特番や改元関連ビジネスも
あって、大型連休と合わせて新時代を迎える準備ができています。ただし、我が
国が初めて体験する10連休なので、金融や医療という社会インフラ系業界の対応
が注目されます。

つれづれなるままに書いてしまいましたが、人生2度目の改元をしっかり見聞し、
節目を体験したいと思います。


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■最近のゼミから > ゼミナール2019が始動の段
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☆関連サイト:https://www.ngu.jp/campuslife/timetable/


今年度の全学年のゼミは以下のようになりました。卒業生の皆さんによる直接の
参観やFacebookなどからの激励を歓迎します。

 1年 基礎セミナー:18名  月曜1限 曙館517教室
 2年 専門基礎演習:14名  木曜2限 曙館514教室
 3年 専門演習:18名 木曜5限 曙館404教室
 4年 専門演習:17名 木曜6限 曙館404教室

今年から3・4年ゼミが5・6限で行われています。コジマガ143号で取り上げ
ましたが、授業時間が変更されていますので来学される時にはご注意ください。
教職員も授業の開始時間に慣れていませんが、そのうちになれることでしょう。
たかが10分ですが、始業時間の早まりでようやく都心にある大学になったような
気がします。

【2019年度からの授業時間】
 1時限 09:00~10:30
 2時限 10:45~12:15 昼休み 45分間
 3時限 13:00~14:30
 4時限 14:45~16:15
 5時限 16:30~18:00
 6時限 18:10~19:40 ゼミまたは補講のみ

6限の4年ゼミでは4年生の多くは就職活動中ですので、遅い時間帯であれば出席し
やすくなります。ゼミの前にキャリアセンターによって相談することもできますし、
ゼミ生同士で就活の情報交換もすることができます。また、単位が足りない4年生
(今年のゼミ生にはいませんが)には授業がとりやすくなるので、卒業要件を満た
すことができる時間割が組みやすくなっています。

新歓コンパは5月9日(木)が予定されています。詳細は、Facebookのゼミグループ
で案内される予定ですので、都合が合う卒業生の方は、ぜひご参加ください。


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■編□集□後□記□
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週末の日曜日は、ぎふ清流ハーフマラソン大会です。今年の卒業生たちが在学中、
玉宮での飲み話を楽しそうにしていたので、前日のエントリー後に、岐阜で飲む
約束をしています。名古屋を離れて卒業生らと飲むのは、東京・浜松に続いて3
都市目です。今から楽しみです。

さて、今回のレースが自分にとってシーズン最終戦です。平成最後の走りを楽しみ
たいと思います。令和になっても、健康で走り続けられるようトレーニングに励み
ます。



■コジマガ・バックナンバー
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/
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2019年2月8日金曜日

第147号(2019.02.08)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@    第147号
□───────────────────2019.02.08─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.147
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。


マラソンシーズン真っ盛りということで、週末にハーフマラソン大会や30K以上の
タイムトライアルに参加しています。まとまった時間が取れないので、大会など
に参加することで練習の一環としています。毎回、いろいろな気づきがあるので
次回への反省にしています。山中伸弥教授が、テレビで自分のマラソンについて
「昨年の自分を超えたい」と答えていたのに、かなりシンパシーを覚えました。
少しでも前に進みたい。そんな気持ちです。


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■NGU短信 > 最近の大学受験事情の段
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☆関連サイト:http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2019012802000078.html

1月28日の中日新聞の朝刊1面を見た方も多いかと思います。「私大難化、受験生
翻弄 補助金不交付恐れ合格者減」というタイトルの記事です。以前、コジマガ
で紙幅を改めて説明するといった内容が新聞で取り上げられました。文部科学省
による私立大学の定員管理の厳格化が、受験生に大きな影響を与えているという
内容です。とはいえ、長期にわたり収容定員数がきちんと守られていかったこと
に問題の本質がある訳ですが・・・。

2年前から定員厳格化の指導が始まりましたが、最上位校が合格者数を絞ったので、
不合格者は増加します。従前ならば受かっていた学生は、次のランクの大学を受
けることになります。この大学でも合格者数を減らしているので、さらに難しさ
が増します。このように受験生が玉突き状態になるので、これまでならば模試で
合格確実という人でさえ受からなくなってきます。すなわち、予備校での判定に
大きな狂いが生じてきました。

今回のお上の指導が始まった翌年、知り合いの超進学校の副校長と話をする機会
がありました。例年ならば受かるレベルの生徒が東京や関西のトップ校に軒並み
落とされて、進路指導がかなり難しくなっていると云っていました。それから1年
以上経過し、定員が厳守されていますので、受験生にとってはさらに厳しい状況
になっているはずです。

合格者が絞り込まれると不合格の玉突きが起こるので、受験生は滑り止め大学を
さらに広げる必要があります。すると、受験ピラミッドの裾野にある大学はこの
数年で軒並み受験生を増やしています。これまで少子化の影響を受けていた地方
私立大学は、今回の措置で一息ついたというケースもあると思います。しかし、
今までトップ校(その多くがマンモス校)が定員以上に学生を確保していたこと
に疑問を抱かずにはおられません。適正な学生数を超過した状態で教育の質保証
がなされていたかという点です。

さて、私立大学は昔から偏差値での序列が一般化されています。早慶、関関同立
などはよく知られていますが、最近では、関東のGMARCH、日東駒専、大東亜帝国、
関西で産近甲龍というグルーピングがあります。今や早慶に続くグループはSMART
(上智・明治・青山学院・立教・東京理科)ともいわれているようです。名古屋
地区では、愛愛名中、名名中日という分け方がされているようです。かつてこの
ような呼び方を聞くことはなかったのですが、いつしか受験対象とする大学群が
できあがっています。最初のグループは、愛知・愛知学院・名城・中京の頭文字
からで、次は、名古屋学院・名古屋外国語(学芸:同じ系列)・中部・日本福祉
だそうです。南山は別として2つに分けられています。有力女子大が抜けている
ので、この分け方に疑問は多いのですが、世間のレッテル貼りでは、本学は2番目
ということになります。

受験生からすれば、受験環境が厳しいとはいえ第2グループには入りたいとする
人も少なくないと思われます。これは、本学への志望者数が急増していることで
説明がつきます。難易度が上がることは、志望されていることの裏返しですから
大学関係者にとってありがたい現象です、とはいえ、滑り止めで入学する学生も
増えるので、別の離籍対策が必要です。すなわち、不本意で入学した学生に入学
直後に本学の魅力をしっかりと伝えなければなりません。また、本学が用意して
いる優れた教育プログラムを利用すれば、自分の将来の可能性は無限であること
も理解させるべきでしょう。受験生が増えていることで喜んでいる場合でなく、
入学者に夢を抱かせ、しっかり教育することに傾注すべき時だと思います。


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■最近のゼミから > 卒論指導完了の段
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☆関連サイト:

23期生の卒論指導を終え、今年も150回以上の赤ペン指導を行いました。正直、
疲れます。とはいえ、ゼミ生を成長させるために、一番重要な段階で手を抜く
訳にはいきません。他人に見せて恥ずかしくないしっかりした卒業論文を完成
させ、自信を持って社会へ送り出す役割があるからです。

10年以上前の卒業生に向けて、今の指導方法を簡単に紹介します。「はじめに」
「おわりに」の2点は、フィードバックの指導メモ(弱点・助言・点数など)を
付けて返却します。少しでも早く確実に渡すためにPDFへ変換し、CCSにアップ
します。CCSのフリーフォルダに置くので、同級生は誰もが見ることができます。
「はじめに」と「おわりに」の赤ペン指導は、まず自分たちでダメ出し(最低、
2名)後に提出というルールとしています。赤ペンの入ったPDFを見れば、ダメ
出しをした人も気づかなかった修正箇所がわかります。すなわち、筆者以外の
指導にもなっているということです。このように書き方やダメ出し方法の実践
資料が共有化されます。しっかりした学生は、他人と同じ失敗を繰り返さない
ようにダメ出し文章を研究します。練られた文章は一目瞭然なので点数も高く、
その努力は必ず褒められます。

PDFファイルは、同時に個人の指導記録にもなります。過去のファイルを見れば
最初のバージョンがいかに稚拙な文章を書いていたことが分かります。卒論が
修了した学生には、最初の赤ペン指導ファイルを確認するように助言します。
すると短期間で自分がいかに成長したかが明らかになります。

併せて、2年間のゼミルーブリックを最終チェックすることで、どれだけの力が
身についたかを確認させます。卒業論文は学修成果ですが、それを完成させる
プロセスこそが重要です。長い道のりを振り返り、自らの成長を確かめること
から大学での学びを実感できます。文部科学省が大学に「学修成果の可視化」
を求めています。児島ゼミの卒論作成指導は、このような要請に対し、十分に
応えられるだけの教育を実践しています。

ほとんどの学生が完成できる水準で卒論指導をしています。レベルが高すぎて
は誰も修了できませんし、低すぎても雑な論文になってしまいます。要するに、
完成が早いか遅いかというのは、学力の問題ではなく学生自身のマネジメント
能力に依存します。己を律する心の強さ(自分に厳しいか、甘いか)といって
もよいでしょう。将来、必要となるのはこうした強い心です。自分で道を切り
拓いてゆくことができるのは、強い心の持ち主です。これを学生時代に体験し、
将来も実践してもらいたいのが、切なる希望です。そして、ゼミ生には明るい
未来を自分で手に入れて欲しいと願っています。

卒論指導が終わっても、関連の仕事は続きます。まず、教務課へ必要な書類を
提出した後、成績評価が待っています。次に、今年度の学修成果を、後輩たち
の貴重な参考資料にするには、多くの作業が必要です。Wordファイルのすべて
をPDFへ変換して、学内サーバに転送します。そして、卒論リストのファイルを
更新し、ハイパーリンク設定をします。いつかこの作業も年内で完了できる日
を夢見ています。


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■編□集□後□記□
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卒論指導が終わると、いよいよ自分の仕事の時間になります。世の人は春休み
というかもしれませんが、わずかな時間で自分の研究に取り組み、研鑽に励む
大切な時期です。教務の仕事や次年度の準備もあり、なかなか集中してできる
環境にはありませんが、時間をうまく捻り出したいと思います。ここでも時間
のマネジメントが重要です。


■コジマガ・バックナンバー
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/
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2019年1月7日月曜日

第146号(2019.01.07)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@    第146号
□───────────────────2019.01.07─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.146
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。


2019年が始まりました。念頭に際し、皆さまの益々ご発展を祈念しています。

今年の正月は暖かい日に恵まれています。この時期には、ラグビーの地区対抗
全国大会が瑞穂ラグビー場で行われます。昨年、名古屋学院大学はこの大会で
初優勝しました。今回も名古屋学院大学は決勝まで駒を進め、東京学芸大学戦
はシーソーゲームという展開で、観ている方はハラハラです。残り1プレーで
まさかの1点差逆転負け。ですが、ノーサイド後、スタンドからどちらの選手
にも温かい拍手が送られていました。


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■NGU短信 > 平成最後のゼミ忘年会の段
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☆関連サイト:https://kojimag.blogspot.com/2013/04/nagoya-gakuin-university-faculty-of.html

12月29日にゼミ卒業生による恒例の忘年会がありました。いつもの山ちゃん
(東急ホテル南)とは違い、栄寄りの店でした。年末ともあって、入店待ちの
お客さんがすごい状態でした。定刻通りにスタートし、徐々に集まって参加者
は20名ほどで、楽しい年の瀬になりました。今回は1期生から3期生多く、年齢
層が高めの印象でした。現役の4年生が2名いたにもかかわらず、おそらく平均
年齢は40歳を超えていたと思います。(児島だけで40歳の平均を14引き上げて
いますから・・・)

酒を片手に、税理士試験に合格した話題や通関士の資格をとった連絡を受けて、
皆のキャリアアップに対し、我がことのように嬉しく思います。また、新たに
チャレンジをする報告にも、将来の成功を祈念せずにはおれません。この餞に
リンダ・グラットンの『Work Shift』の話をしました。(本の内容については
関連サイトを参照下さい)

各々が自分を語り合って、とても素晴らしい光景です。世代を超えた交流は、
互いの価値観や背景を理解しなければなりません。コミュニケーション能力と
いうのは、このような場でも養われるのでしょう。こうして平成最後の忘年会
はお開きとなりました。

飲み会の席で卒業生の何人から「最近の学生はどうですか?」と聞かれました。
やはり、社会人として多くの新入社員に接しているだけあって、気になるので
しょう。コジマガにゼミ生の動向は書いているものの、簡単な表現として示し
ていないので、以下のような回答をしました。最近の学生には昭和のやり方は
通用しないこと。昨年のスポーツ界での指導者による不祥事は、いずれも昭和
風の体育会的発想が起因していると思います。やはり、学生(選手)が自分ら
で考え、目標を共有し、コミットさせることが組織には重要だと思います。

昔のゼミ指導には昭和的な色合いが強く出ていましたが、最近は毎回本ゼミで
一人ひとりミニッツペーパーで1週間の振り返りをさせ、その反省から今週の
目標を立案し、具体的にどのように実行するか(サブゼミへの参加予定など)
を書かせています。また、ゼミ全員の卒論進捗とサブゼミへの参加状況を記録
しながら、データで学生の動向を把握するなど、指導者もできるだけ客観的に
捉えるよう努力をしています。このように学修指導もIoT時代になってきたと
思われます。

最終的に、学修記録はゼミ生自分自身の学修ポートフォリオとなります。自分
がどのように進めてきたのかを振り返ることができ、自分の強みや弱点を発見
できます。最初から卒論をやりたいと考える学生は貴重な存在で、ほとんどの
学生が気の進まない作業と思っているはずです。それでもいかにクオリティを
維持しながら、期日までに仕上げるかという問題に直面します。まさにこれは
社会での仕事と同じです。これからの人生で遭遇するようなケースなだけに、
失敗しても構わない早めの体験での学びが必要でしょう。自分の強みを生かし、
弱みを克服しながら進めることをゼミ生には覚えて欲しいと思います。


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■最近のゼミから > 卒論の年内修了者が出現の段
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☆関連サイト:

ゼミ長が卒業論文を年内に修了させました。かつての学生論文コンクールへの
提出を除けば、年内に卒論を完成させた第1号です。コツコツやれば必ずできる
ことを証明してくれました。やはり秋学期の開始から週3日、大学で皆と一緒に
卒論に取り組みさえすれば、ゴールできるということです。

全体を見ても、年内の赤ペンダメ出しが40枚を超えているので、比較的順調に
進んでいます。おそらく、1月11日の公式提出日までに修了できるゼミ生もいる
はずです。遅れている数名の頑張り次第ですが、1月中には、ほぼ全員が終わる
と思います。ゼミの追いコンは1月31日という予定を聞いていますので、全員が
完了するようひとり一人が独力してもらいたいと願っています。特に、遅れて
しまったゼミ生は、皆に助けてもらいながら、自分の責任で最後まで頑張って
欲しいと思います。

今回、上手くいったことは、まず卒論指導に用意したパワポが毎回の本ゼミで
順調に活用できたということです。毎年、4年生の中で遅れている程度が大きく
なり、使えませんでした。教育効果が薄れますので、最適な指導になりません。
しかし、今年は先頭集団が形成され、後方の集団も大きく引き離されなかった
ので、想定通りの指導ができました。欲を言えば、全員がしっかりサブゼミに
参加していれば、本ゼミでは確認だけでOKなのですが・・・。

また、1年生の必修科目「日本語表現」(かつては「読む書く話す」)での内容
が作文の際に活用できることにも気づかされました。この授業は本学オリジナル
の共通テキストを使っており、ここには大学で頻出の熟語が掲載されています。
学生は授業の課題があるので、漢字の読み書きに加え、意味も理解しています。
とはいえ、実際に学生は十分に言葉を操ることができません。普段使っている
簡単な用語しか書くことができず、同じ用語に終始しています。そこで赤ペン
指導では、できるだけテキストに掲載されているような熟語を付け加えます。
ゼミ生を社会人として恥ずかしくないような作文レベルに引上げたいと考えて
います。そこで、1年次のテキストを持ってくるよう指示をしました。

これは、Officeソフトの操作能力にも同じことがいえます。経済学部1年生科目
の「デジタルプレゼンテーション」はPowerpoin基礎t、「データ表現技法」は
Excelのグラフ作成能力を養います。(根拠もなく、学生はできるだろうと判断
している教員の何と多いことか。)折角、習っているにもかからわず、いつも
使っていないため、低い技術レベルで止まっています。折角の知識も、使わな
ければ宝の持ち腐れです。発表練習やダメ出しなどを通じて、抜け落ちていた
知識や技能を補完することが重要です。そして、実践の場で使いこなせる力が
「真の実力」だと思います。やはり、大学生にしっかりしたOutputを要請し、
卒業論文をきちんと書かせることが大学としての役割だと感じます。


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■編□集□後□記□
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もうすぐ大学入試シーズンに突入します。すでに、推薦試験などの年内入試で
進学先が決まっている高校生も少なくありません。本学への進学予定者の多く
は、「入学準備学習プログラム」の課題に取り組んでいる最中かと思います。
また、2年ほど前から大学入試の動向が大きく変わり、本学の難易度はアップ
しています。これについては紙面を改めて、書いてみようと思います。
全国の受験生の健闘を祈念します。あと少しです。


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☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/
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