コジマガ(kojimag@)は児島ゼミナールOB/OG向けメールマガジンです。
この時代は、コジマガ第29号から詳細に記録されていますので、併せてご覧ください。
■児島ゼミ2.0 名古屋キャンパス時代
2007年春、経済学部は熱田へ全面移転しました。
瀬戸キャンパスには700名(!)が入れる大教室を筆頭に、400名収容の教室も
ふんだんにありました。一方、名古屋キャンパスにある大教室は280名が最大です。
瀬戸では大教室1クラスでの開講でOKだったのが、名古屋では2クラスに分割せざる
を得なくなります。当然、同一科目のリピート開講が必要で、なるべく同時間帯に
開講科目が重ならないような配慮も必要です。根本的な対応して、カリキュラムを
できるだけシンプルにするといった準備をしました。
ゼミは、移転当初、合宿や社会見学を継続していましたが、大学で夜遅くまで
皆で学習できるようになったので、合宿の代わりに飲み会へ変更しました。
ゼミ終了後、金山での飲み会も便利なことから、年4回の飲み会のスタイルが
徐々にできあがりました。
また、経済学部の取り組みが文部科学省の選定事業に採択され、仕事の忙しさは
増したものの、とてもやりがいがありました。新しいキャンパスで未来に向けた
仕事は、希望に満ち溢れるものでした。
名古屋キャンパスが落ち着いた頃合いを見計らって、在外研修へ出かけました。
ゼミ生たちに新たな挑戦を求めている自分自身が挑戦しなくてはならないという
思いもありました。米フロリダでの1年間は、今振り返ると大変な毎日でしたが、
大きな成長の機会だったと思います。(ゼミ生へ留学を勧めるのは、この経験に
基づいています。コジマガ第60号から第83号までに詳細に記録されています。)
帰国後、FacebookなどのSNSが普及してきたこともあり、ゼミでも現役生と
卒業生をつなぐツールとして利用しました。コジマガもメーリングリストでなく
新しい記事をブログにアップし、URLをSNSに貼り付けるという方法へ変更
しています。
秋学期のサブゼミは、学術情報センター(4階)の入口横にあるセミナー室で、
自主的に開催するようになりました。卒論を早めに終われるよう努力する学生と、
面倒な課題を先延ばしする学生が明らかになりました。学習状況を可視化できる
ようゼミを運用し、卒論の体裁や内容も徐々にレベルアップしていきました。
卒論作成スキルが豊富になったので、経済学部の授業に「アカデミックスキルズ」
という科目(児島担当)を設置しました。論文に必要な日本語やWordのスキルを
サブテキストにまとめて、毎年、バージョンアップを重ねています。これらは
ゼミでも大いに活用し、学生のスキルアップに寄与しています。