□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@ 第59号
□───────────────────――2010.03.25─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.059
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
前回のコジマガを送信後、なぜバタバタしていたのか?と自分でを振り返りを
してみました。年末からは卒論指導の合間に、教育GP関連でコア6の問題作り
やビデオクリップの作成に取り組んでいました。これまでの教育コンテンツを
マルチメディア化する作業のひとつに『経済学部生のための基礎知識300題』を
使っています。クロマキーを用意して、あたかも天気予報のごとく説明をする
という体験をしました。テレビ局からすれば、お遊び程度のことでしょうが、
学生に伝わればOKです。
また、戦略GPではTIES川柳(下記の記事参照)や授業撮影など現場の仕事から
マネジメント関係と多岐にわたる業務をこなしてきました。矢継ぎ早にやって
来る仕事でしたので大変でしたが、どれも成果として残るものばかりなので、
楽しんで取り組んでいます。
ただ、それを言い訳にして、コジマガを数ヶ月も出さないはいけません。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■NGU短信 > TIES川柳コンテストの段
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.tiesnet.jp/link/senryu_2009/senryuu_kekka.htm
TIESで川柳コンテストが行われ、結果が発表されました。受賞作品については
関連サイトをご覧下さい。今回のテーマは「試験・テスト」です。開催期間が
丁度、学期末試験の期間であったこと、そして、テスト準備でTIESのアクセス
が増え、自分たちの苦労やテストへの思いも募る頃と思い、このようなテーマ
設定をしました。
第1回目ということや告知期間も短かったので、応募は少なかったのですが、
センスの良い面白い作品が集まりました。驚いたのが、学生に限定するつもり
でしたが、教員や職員からも投稿させて欲しいということになったので、これ
もOKにしました。(先生からの投稿作品も選ばれ、iPodを獲得されました。)
応募要領は、TIESユーザから広く受け付け、そこから優れた作品を連携大学で
ピックアップしました。これが予選になります。優れた作品をTIESの全ユーザ
を対象として一般投票を実施しました。ですので、皆さんも1票を持っている
ことになります。ここでの投票結果は、なるほどと思う句が高い支持を集めて
いました。
次年度はもっと多くの参加を募るような仕組みを考えたいと思います。例えば
OBからの投稿を受け付けることも面白いかも知れません。もしそれが実現した
時には、皆さんがこぞって投稿していただければ幸いです。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■最近のゼミ・講義から
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.ngu.jp/system/article/detail/869
3月16日(火)に卒業式が行われました。前日の大雨は午後なって晴れ上がり
卒業生の門出を祝うのはに良い日和となりました。今年はCOP10関係の事情
によりお隣の国際会議場でなく、鶴舞にある名古屋市公会堂での開催になり
ました。金山にある市民会館は通学路であり至便ですが、さすがにC大学の
名前が付いた施設で公式行事はできません。(思わぬ排他的戦略です。)
学外での実施のために学位記をゼミごとに交付することができず、ゼミ生が
一同に集まる機会が用意できないという心配がありました。しかし、式典後
公会堂の4階で学部主催のパーティが開かれましたので、ここでゼミ修了証
を皆に渡すことができました。しばしの歓談時間で、ゼミ生以外にも多くの
学生と談笑や一緒に写真を撮る機会になりました。
.NETからの連絡にもあったように、夕方からはゼミの追い出しコンパです。
今年は3年ゼミの募集を停止したので、追い出すメンバがいないという状況
でした。しかし、数人のOBや2年ゼミで教えた3年生が彼らを送り出すため
に集まってくれました。飲み会では、4年間ずっと同じゼミだった卒業生が
これまでで一番多く、新入生合宿などの話で盛り上がりました。
最後に彼らへの餞の言葉は卒論からスタートしました。卒論の仕上がり具合
の平均はこれまでで一番高かったのですが、自分としては満足していないと
云いました。そして、自分の本当の目的は卒論を全員が楽しく取り組ませる
こと。仕事や人生はすべてが楽しいわけがなく、辛く苦しいことが多いはず。
しかし、自分の気持ちを前向きにすることで、それらを楽しいプロセスへと
変えてゆくことができるはずと述べました。
これにより、また自分でゼミのハードルを高くしてしまいましたが、これを
達成するのが新たな課題です。これからも引き続き卒業生たちとの競争です。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■編□集□後□記□
―――――――――――――――――――――――――――――――
早いもので、来週から新年度が始まります。桜も開花し、季節は入学準備に
余念がありません。という自分は授業の準備も心の準備もできていない状況
です。今、目の前にあるやるべきことをコツコツやれば、きっと上手くゆく
はずです。
コジマガも次回から60号台へと進みます。今年度もありがとうございました。
OBの皆さんも季節の変わり目だけに、ご自愛専一に。
2010年3月1日月曜日
第58号(2010.03.01)
□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@ 第58号
□───────────────────――2010.03.01─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.058
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
大変ご無沙汰しました。2010年初めてのコジマガで、昨年11月19日に発信
して以来のコジマガです。恒例のOB会の忘年会は所用で欠席せざるを得ず、
また喪中にて新年のご挨拶もままならずという状況でしたので、いたくご心配
をおかけしました。
依然として追い込まれた状況からは完全に脱出できていません。コジマガの
ペースも不規則になりますが、何卒、ご寛恕ください。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■NGU短信 > 第8回経済学部卒業研究発表会の段
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.ngu.jp/system/article/detail/730
昨年12月9日(水)に第8回経済学部卒業研究発表会が国際会議場で執り
行われました。学内審査会から公開審査会という形式に進化して2回目の
発表会です。ゼミからは3名が公開審査会で発表できる機会を得ました。
公開審査会は大学の同窓会長や商店街の代表の方に審査員に加わって
いただき、経済学部の教育内容・成果を知ってもらう良い機会となりました。
選抜された6名の発表はいずれも素晴らしく、内容も非常に高いものでした。
結果として、本ゼミの4年生の発表が最優秀賞に選ばれました。これは従来の
経済学部長賞に相当する賞です。今回のsomething newは、最優秀賞に
対して持ち回りトロフィーを用意したことです。最優秀の学生をこれで顕彰し、
ゼミで1年間預かる形式だそうです。このようなトロフィーはひとつのゼミ目標
となり、モチベーションを維持するにも良い装置だと思います。頑張る学生達が
浮き上がることにもなり、相互に学生が刺激し合い、大学が活性化する仕掛け
になることでしょう。
詳細な結果については、上記URLを参照下さい。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■最近のゼミ・講義から
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.tiesnet.jp/
今年度の卒業論文は2010年2月5日までに履修者全員が修了し、20篇が揃い
ました。以下で、春学期から終了までゼミ生の軌跡を簡単に報告します。
一昨秋のリーマンショック、昨秋のドバイショックの影響で、今年の4年生は
大変厳しい環境にさらされました。1年以上の長い就職活動でもなかなか
結果が出ないことに、彼らの心は折れてしまっていたようです。6月頃まで
は活動報告を聞いた後、激励とともに彼らが少しでも動けるような言葉を
かけるようにしました。しかし、夏が近づくと心理的に追い込むことになる
ので、こちらとしても励ます術がなくなってきました。
いよいよ秋になり、全員を卒論作成に向かわせました。長距離マラソンの
ゴールを目指して自分で走ってもらわなければなりません。そこで各自の
終了期限を皆の前で宣言をしてもらい、それに向かって皆でスタートする
はずでした。しかし、自主活動のサブゼミは決まったメンバしか集まらな
かったりと、思うように進まないので内心ヤキモキしていました。
ようやく卒業研究発表会にエントリした5人が、集団から抜け出しました。
それに併せるように次々にラストスパートをかけ始めます。日本人は互い
の進捗を見ると思った以上にやりはじめます。今年も卒業研究発表会へ
エントリしなかったゼミ生に対しては、発表のビデオ撮影を行いました。
個人情報にも配慮して、Powerpointのみを映すという形式で全員分を収録
しました。(実際の内容はTIES「卒業研究2009」を参照下さい)
11月13日から新品の赤ペンでダメ出しを開始し、「はじめに」「おわりに」
などをチェックをしました。1本目のインクは1月中になくなってしまい
ました。早めに進める学生によって、多くの時間をチェックに割くことが
できました。ダメ出しPDFは計59回がTIESアップされています。学生相互の
ダメ出しも盛んになり、前年度のペースを維持できたように思います。
特筆すべきは、2009年の最後のゼミで一人が卒論を完成させました。年内
終了は、これまでのゼミの14年に渡る歴史で初めての快挙です。200名以上
のゼミ生が挑戦し、ようやく大きな壁を乗り越えたという事実に感動する
ばかりです。
もちろん、本人は期日を明確にして目標に向かって努力をしていました。
孤独なマラソンランナーであったかも知れません。(実際、長距離選手
あったことに精神的な強さを感じます)自分は彼らのコーチとして十分に
助けとなったかどうかは不明ですが、必ずやればできるという成功モデル
として、これから語り継がれる事例です。やはり、奇跡は起こります。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■編□集□後□記□
―――――――――――――――――――――――――――――――
毎年、年末のOB会で発表するゼミのテーマを決めていませんでした。自分
としては、昨年の「好奇心と情熱と」を再掲させてもらいたいと思います。
いよいよ先が見えない時代に入りました。どのように生きたらよいのかが
見えづらい時代にこそ、この2つの要素が重要となると思われるからです。
哲学者Ralph Emersonの言葉"Every wall is a door"でも良かったのですが、
困難をイメージするよりも前に自分の興味の赴くまま、夢中になる方が良い
と考えました。
curiosity and passion です。
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@ 第58号
□───────────────────――2010.03.01─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.058
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
大変ご無沙汰しました。2010年初めてのコジマガで、昨年11月19日に発信
して以来のコジマガです。恒例のOB会の忘年会は所用で欠席せざるを得ず、
また喪中にて新年のご挨拶もままならずという状況でしたので、いたくご心配
をおかけしました。
依然として追い込まれた状況からは完全に脱出できていません。コジマガの
ペースも不規則になりますが、何卒、ご寛恕ください。
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■NGU短信 > 第8回経済学部卒業研究発表会の段
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☆関連サイト:http://www.ngu.jp/system/article/detail/730
昨年12月9日(水)に第8回経済学部卒業研究発表会が国際会議場で執り
行われました。学内審査会から公開審査会という形式に進化して2回目の
発表会です。ゼミからは3名が公開審査会で発表できる機会を得ました。
公開審査会は大学の同窓会長や商店街の代表の方に審査員に加わって
いただき、経済学部の教育内容・成果を知ってもらう良い機会となりました。
選抜された6名の発表はいずれも素晴らしく、内容も非常に高いものでした。
結果として、本ゼミの4年生の発表が最優秀賞に選ばれました。これは従来の
経済学部長賞に相当する賞です。今回のsomething newは、最優秀賞に
対して持ち回りトロフィーを用意したことです。最優秀の学生をこれで顕彰し、
ゼミで1年間預かる形式だそうです。このようなトロフィーはひとつのゼミ目標
となり、モチベーションを維持するにも良い装置だと思います。頑張る学生達が
浮き上がることにもなり、相互に学生が刺激し合い、大学が活性化する仕掛け
になることでしょう。
詳細な結果については、上記URLを参照下さい。
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■最近のゼミ・講義から
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☆関連サイト:http://www.tiesnet.jp/
今年度の卒業論文は2010年2月5日までに履修者全員が修了し、20篇が揃い
ました。以下で、春学期から終了までゼミ生の軌跡を簡単に報告します。
一昨秋のリーマンショック、昨秋のドバイショックの影響で、今年の4年生は
大変厳しい環境にさらされました。1年以上の長い就職活動でもなかなか
結果が出ないことに、彼らの心は折れてしまっていたようです。6月頃まで
は活動報告を聞いた後、激励とともに彼らが少しでも動けるような言葉を
かけるようにしました。しかし、夏が近づくと心理的に追い込むことになる
ので、こちらとしても励ます術がなくなってきました。
いよいよ秋になり、全員を卒論作成に向かわせました。長距離マラソンの
ゴールを目指して自分で走ってもらわなければなりません。そこで各自の
終了期限を皆の前で宣言をしてもらい、それに向かって皆でスタートする
はずでした。しかし、自主活動のサブゼミは決まったメンバしか集まらな
かったりと、思うように進まないので内心ヤキモキしていました。
ようやく卒業研究発表会にエントリした5人が、集団から抜け出しました。
それに併せるように次々にラストスパートをかけ始めます。日本人は互い
の進捗を見ると思った以上にやりはじめます。今年も卒業研究発表会へ
エントリしなかったゼミ生に対しては、発表のビデオ撮影を行いました。
個人情報にも配慮して、Powerpointのみを映すという形式で全員分を収録
しました。(実際の内容はTIES「卒業研究2009」を参照下さい)
11月13日から新品の赤ペンでダメ出しを開始し、「はじめに」「おわりに」
などをチェックをしました。1本目のインクは1月中になくなってしまい
ました。早めに進める学生によって、多くの時間をチェックに割くことが
できました。ダメ出しPDFは計59回がTIESアップされています。学生相互の
ダメ出しも盛んになり、前年度のペースを維持できたように思います。
特筆すべきは、2009年の最後のゼミで一人が卒論を完成させました。年内
終了は、これまでのゼミの14年に渡る歴史で初めての快挙です。200名以上
のゼミ生が挑戦し、ようやく大きな壁を乗り越えたという事実に感動する
ばかりです。
もちろん、本人は期日を明確にして目標に向かって努力をしていました。
孤独なマラソンランナーであったかも知れません。(実際、長距離選手
あったことに精神的な強さを感じます)自分は彼らのコーチとして十分に
助けとなったかどうかは不明ですが、必ずやればできるという成功モデル
として、これから語り継がれる事例です。やはり、奇跡は起こります。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■編□集□後□記□
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毎年、年末のOB会で発表するゼミのテーマを決めていませんでした。自分
としては、昨年の「好奇心と情熱と」を再掲させてもらいたいと思います。
いよいよ先が見えない時代に入りました。どのように生きたらよいのかが
見えづらい時代にこそ、この2つの要素が重要となると思われるからです。
哲学者Ralph Emersonの言葉"Every wall is a door"でも良かったのですが、
困難をイメージするよりも前に自分の興味の赴くまま、夢中になる方が良い
と考えました。
curiosity and passion です。
2009年11月19日木曜日
第57号(2009.11.19)
□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@ 第57号
□───────────────────――2009.11.19─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.057
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
秋は時節柄とかく行事が多く、とても忙しい毎日です。先月末の大学祭は
ホームカミングが同時に開催されたので、多くのOBと会う機会を得ました。
また、「まちづくり」に関する公開講座も非常に興味深い話で大いに触発
されました。
また、11月2日(月)から1週間はアメリカまで出かけ、時差ぼけに苦悶しな
がら多くの刺激をもらいました。その翌週末には仙台・東京というように
目まぐるしいスケジュールです。さらに、恒例の卒業研究発表会が目前に
迫ってきており、ゼミ生を十分にケアしなくてはなりません。
息をつく時がないのはちょっと辛いですが、暇をもて余すよりは幸せです。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■NGU短信 > EDUCAUSE2009の段
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.educause.edu/E2009
EDUCAUSE2009に出席するために米国Denverへ出かけました。コロラド州の
州都はMLBのロッキーズの本拠地があるところで、ビール会社のクアーズが
球場のネーミングライツを持っています。ワンマイルシティというだけに、
標高1,600mの高地にあります。気圧の関係で打球がよく飛ぶために、ここ
ではノーヒット・ノーランは不可能といわれてましたが、かつて野茂投手
が快挙を成し遂げたことで、日本でも知られるようになりました。
高額な参加フィーにも関わらず、世界中から4,000名近くの人が集まります。
世界のeラーニングの最高峰なだけに、その規模や質は日本のそれとは全く
比較になりません。しかし、これまで参加された方の感想では、それでも
リーマンショックの影響で規模は縮小しているらしいとのことです。
コンベンションセンターには、100台近く設置されたデスクトップPCに加え
高速無線LANが完備されており、ノートPCやiPod touchなどが利用可能です。
これほど大規模な会場設営は日本ではあまり見たことがありません。
4日間のイベント中、各セッションで興味深い報告や活発な議論が行われて
いました。テーマはeラーニング手法や実践的内容だけでなく、図書館情報
システムの他、いかにIT投資が経営コスト削減につなげるかや組織的取組み
に不可欠なリーダーシップ論、最新IT機器による試験的応用など、様々です。
扱う範囲が広いこともアメリカ的であると感じました
企業展示は、日本でよく見られるコンパニオンが客寄せをするものではなく、
じっくりとブースで説明を聞くという感じでした。さらに、プログラムには
ないイベントとして、会場外でマイクロソフトやグーグルなどの出展企業が
主催するパーティも行われていました。
プログラムの中でも圧巻は基調講演です。日本でもベストセラーとなった本
『ビジョナリーカンパニー』のジム・コリンズ氏、クリエイティブコモンズ
で有名なローレンス・レッシグ氏のプレゼンは本当に素晴らしいものでした。
このミーティングはネット世代の学生に向けたICTの今後の活用法に大いに
参考となりました。
―――――――――――――――――――――――≪ books ≫――
■ 本の紹介
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://store.shopping.yahoo.co.jp/7andy/32000628.html
『CODE Version 2.0』,ローレンス・レッシグ,(山形浩生/訳)翔泳社
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
先の記事にも登場したレッシグ氏の著作です。彼はサイバー法で世界の第一
人者で、法律だけでなく、経済学や情報科学などにもかなり造詣が深いこと
がわかります。また、極めて実践的な学者であることも注目すべき点です。
この本で紹介されている4つの規制について興味深い考え方を紹介します。
コントロールするには規範(道徳)、市場、法、技術(コード)による方法
があるとしています。例えば、健康に悪影響をもたらす喫煙を減らしたい、
特に未成年者の喫煙を減らそうとする場合、次のような規制方法があります。
(なお、この喩えはCODEには出ていませんので、不適切な可能性もあります)
1. 道徳:中学・高校および大学での教育や啓発広告
2. 市場:学生が購入しづらくするよう、たばこの価格を大幅に上げる
3. 法 :対面販売のみとして販売方法など法律で限定する
4. 技術:自動販売機は身分証明書(極端な例では生体認証)で厳格に管理
規制するといろいろなところで思わぬ弊害が表れます。この例では、たばこ
の値上げは確かに未成年者には購入しづらくなりますが、愛煙家にも重大な
影響が及びます。対面販売だけになると自販機に関わる企業や会社にとって、
厳しい経営環境に陥ります。さらに技術面を強化しすぎると個人情報の扱い
が難しくなってきます。
レッシグ氏は規制の程度を問題とします。特に著作権に関する内容は身近な
問題であり、これを厳しく規制すると創作的活動ができなくなるという警告
をしています。例えば、本屋で購入した本は個人がどのように利用しても、
あまり問題ありません。書籍から得られたアイディアが自分の頭の中で消化
され、新たなアイディアを生み出すこともあるでしょう。古本屋に売ってし
まうのも構いません。しかし、コピーをして他人に販売することやネットで
配布することは無論、法律違反です。
しかし、これがデジタルデータともなると非常に話がややこしくなります。
今や電子透かしやコピー配布防止などの進展により、デジタル技術で著作権
の厳格な管理は不可能ではなくなってきました。アマチュアバンドが名曲の
コピーをすると課金されるようになる可能性も否定できません。自分たちで
あれこれと工夫することで新たな価値は創造されます。旺盛な創造力こそが
次世代を担っているはずです。
そこで、筆者はクリエイティブ・コモンズを提唱して、著作者が改変の自由
などを承認方法という新たな考え方を提唱しています。これは、厳格化した
著作権の行使が創造力を失わせることになりかねないというで、すなわち、
イノベーションを起こすことができる芽を摘んではならないということかも
知れません。大経済学者シュンペーターの「新結合」こそが経済成長に必要
と思います。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■最近のゼミ・講義から
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.tiesnet.jp/
今年も卒業論文発表会が開催されます。これまでの中で最も早い開催日程と
なりました。ゼミが通年になったことで、春学期からスタートできるという
点を考えれば、もっともな措置です。
学内審査会:11/23(月)24(火)26(木)27(金)の4時限目
場所:白鳥学舎
公開審査会:12/9(水) 14:30~17:00
場所:国際会議場
公開審査会は国際会議場で行われますので、お時間が許せば見学参加いた
だければ幸いです。
いよいよサブゼミも本格化し、ゼミ生はプレゼンのスライドや原稿の執筆
にとラストスパートです。自分たちで学習する習慣を身につけ、自律的な
学習者に成長することを期待しています。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■編□集□後□記□
―――――――――――――――――――――――――――――――
仙台での学会に出席した後、東北新幹線で東京まで戻り結婚披露宴に列席
しました。前日の雨が上がり、爽やかな秋晴れの風景を車窓から蔵王山を
見ていると、虹がかかっています。蔵王山が一番良く見える絶景ポイント
では大きな虹のアーチの中に山全体がすっぽりと入っていました。こんな
美しい光景は初めて見ました。きっと何かいいことがある、そんな予感が
します。
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@ 第57号
□───────────────────――2009.11.19─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.057
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
秋は時節柄とかく行事が多く、とても忙しい毎日です。先月末の大学祭は
ホームカミングが同時に開催されたので、多くのOBと会う機会を得ました。
また、「まちづくり」に関する公開講座も非常に興味深い話で大いに触発
されました。
また、11月2日(月)から1週間はアメリカまで出かけ、時差ぼけに苦悶しな
がら多くの刺激をもらいました。その翌週末には仙台・東京というように
目まぐるしいスケジュールです。さらに、恒例の卒業研究発表会が目前に
迫ってきており、ゼミ生を十分にケアしなくてはなりません。
息をつく時がないのはちょっと辛いですが、暇をもて余すよりは幸せです。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■NGU短信 > EDUCAUSE2009の段
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.educause.edu/E2009
EDUCAUSE2009に出席するために米国Denverへ出かけました。コロラド州の
州都はMLBのロッキーズの本拠地があるところで、ビール会社のクアーズが
球場のネーミングライツを持っています。ワンマイルシティというだけに、
標高1,600mの高地にあります。気圧の関係で打球がよく飛ぶために、ここ
ではノーヒット・ノーランは不可能といわれてましたが、かつて野茂投手
が快挙を成し遂げたことで、日本でも知られるようになりました。
高額な参加フィーにも関わらず、世界中から4,000名近くの人が集まります。
世界のeラーニングの最高峰なだけに、その規模や質は日本のそれとは全く
比較になりません。しかし、これまで参加された方の感想では、それでも
リーマンショックの影響で規模は縮小しているらしいとのことです。
コンベンションセンターには、100台近く設置されたデスクトップPCに加え
高速無線LANが完備されており、ノートPCやiPod touchなどが利用可能です。
これほど大規模な会場設営は日本ではあまり見たことがありません。
4日間のイベント中、各セッションで興味深い報告や活発な議論が行われて
いました。テーマはeラーニング手法や実践的内容だけでなく、図書館情報
システムの他、いかにIT投資が経営コスト削減につなげるかや組織的取組み
に不可欠なリーダーシップ論、最新IT機器による試験的応用など、様々です。
扱う範囲が広いこともアメリカ的であると感じました
企業展示は、日本でよく見られるコンパニオンが客寄せをするものではなく、
じっくりとブースで説明を聞くという感じでした。さらに、プログラムには
ないイベントとして、会場外でマイクロソフトやグーグルなどの出展企業が
主催するパーティも行われていました。
プログラムの中でも圧巻は基調講演です。日本でもベストセラーとなった本
『ビジョナリーカンパニー』のジム・コリンズ氏、クリエイティブコモンズ
で有名なローレンス・レッシグ氏のプレゼンは本当に素晴らしいものでした。
このミーティングはネット世代の学生に向けたICTの今後の活用法に大いに
参考となりました。
―――――――――――――――――――――――≪ books ≫――
■ 本の紹介
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://store.shopping.yahoo.co.jp/7andy/32000628.html
『CODE Version 2.0』,ローレンス・レッシグ,(山形浩生/訳)翔泳社
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
先の記事にも登場したレッシグ氏の著作です。彼はサイバー法で世界の第一
人者で、法律だけでなく、経済学や情報科学などにもかなり造詣が深いこと
がわかります。また、極めて実践的な学者であることも注目すべき点です。
この本で紹介されている4つの規制について興味深い考え方を紹介します。
コントロールするには規範(道徳)、市場、法、技術(コード)による方法
があるとしています。例えば、健康に悪影響をもたらす喫煙を減らしたい、
特に未成年者の喫煙を減らそうとする場合、次のような規制方法があります。
(なお、この喩えはCODEには出ていませんので、不適切な可能性もあります)
1. 道徳:中学・高校および大学での教育や啓発広告
2. 市場:学生が購入しづらくするよう、たばこの価格を大幅に上げる
3. 法 :対面販売のみとして販売方法など法律で限定する
4. 技術:自動販売機は身分証明書(極端な例では生体認証)で厳格に管理
規制するといろいろなところで思わぬ弊害が表れます。この例では、たばこ
の値上げは確かに未成年者には購入しづらくなりますが、愛煙家にも重大な
影響が及びます。対面販売だけになると自販機に関わる企業や会社にとって、
厳しい経営環境に陥ります。さらに技術面を強化しすぎると個人情報の扱い
が難しくなってきます。
レッシグ氏は規制の程度を問題とします。特に著作権に関する内容は身近な
問題であり、これを厳しく規制すると創作的活動ができなくなるという警告
をしています。例えば、本屋で購入した本は個人がどのように利用しても、
あまり問題ありません。書籍から得られたアイディアが自分の頭の中で消化
され、新たなアイディアを生み出すこともあるでしょう。古本屋に売ってし
まうのも構いません。しかし、コピーをして他人に販売することやネットで
配布することは無論、法律違反です。
しかし、これがデジタルデータともなると非常に話がややこしくなります。
今や電子透かしやコピー配布防止などの進展により、デジタル技術で著作権
の厳格な管理は不可能ではなくなってきました。アマチュアバンドが名曲の
コピーをすると課金されるようになる可能性も否定できません。自分たちで
あれこれと工夫することで新たな価値は創造されます。旺盛な創造力こそが
次世代を担っているはずです。
そこで、筆者はクリエイティブ・コモンズを提唱して、著作者が改変の自由
などを承認方法という新たな考え方を提唱しています。これは、厳格化した
著作権の行使が創造力を失わせることになりかねないというで、すなわち、
イノベーションを起こすことができる芽を摘んではならないということかも
知れません。大経済学者シュンペーターの「新結合」こそが経済成長に必要
と思います。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■最近のゼミ・講義から
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.tiesnet.jp/
今年も卒業論文発表会が開催されます。これまでの中で最も早い開催日程と
なりました。ゼミが通年になったことで、春学期からスタートできるという
点を考えれば、もっともな措置です。
学内審査会:11/23(月)24(火)26(木)27(金)の4時限目
場所:白鳥学舎
公開審査会:12/9(水) 14:30~17:00
場所:国際会議場
公開審査会は国際会議場で行われますので、お時間が許せば見学参加いた
だければ幸いです。
いよいよサブゼミも本格化し、ゼミ生はプレゼンのスライドや原稿の執筆
にとラストスパートです。自分たちで学習する習慣を身につけ、自律的な
学習者に成長することを期待しています。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■編□集□後□記□
―――――――――――――――――――――――――――――――
仙台での学会に出席した後、東北新幹線で東京まで戻り結婚披露宴に列席
しました。前日の雨が上がり、爽やかな秋晴れの風景を車窓から蔵王山を
見ていると、虹がかかっています。蔵王山が一番良く見える絶景ポイント
では大きな虹のアーチの中に山全体がすっぽりと入っていました。こんな
美しい光景は初めて見ました。きっと何かいいことがある、そんな予感が
します。
2009年10月19日月曜日
第56号(2009.10.19)
□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@ 第56号
□───────────────────――2009.10.19─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.056
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
10月8日(木)は台風18号の進路を予測し、早々と前日には全日休校の措置が
発表になりました。台風接近に関するNHKニュースを見ていると学校の休校
情報に本学の名前が出ていました。2年ぶりの台風上陸と伊勢湾台風50年と
いうこともあり、名古屋周辺の危機感と注目度は高かったと思います。
新型インフルエンザでの休校は予想はしていましたが、秋学期早々に台風で
このような事態になるとは全く予期できませんでした。11月には補講措置も
行われること。すべては予定通りに行きませんので、何事も日頃からの準備
が必要です。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■NGU短信 > 学園祭と経済学部のイベントの段
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.ngu.jp/system/article/detail/582
来る10月31日(土)、11月1日(日)には第45回名学大祭が開催されます。今年の
テーマは『魂~はばたけ想い~』だそうです。COP10の会場に隣接ということ
に加えて、ごみ箱ゼロ、リサイクル活動、モリコロの登場などエコ学園祭の
特色が強まってきたように思います。一朝一夕ではできない、地道な活動が
形になるのは素晴らしいことと感じます。
さて、1日目の10月31日(土)には、屋外ステージのイベントのひとつとして
お笑い芸人のライブがあります。学園祭に併せた同窓会主催イベントである
ホームカミングデーも今年で17回目を迎えます。12:00からスタートですので、
OBの皆さんはお昼を食べにという気分で、白鳥学舎1階フードバーへお越し
ください。
☆関連サイト:http://www.ngudo.com/
また、14:00からは経済学部の現代GP事業として「まちづくり論 公開講座」
が開かれます。「ナゴヤの魅力を再構築する~白い街から、面白いまちへ~」
というテーマのシンポジウムには、各方面からパネリストが登場予定です。
来年の2010年は、名古屋市は開府400年を迎えるとともに、COP10など大規模な
国際イベントも目白押しです。
【場所】名古屋学院大学名古屋キャンパス 白鳥学舎6階 602教室
☆関連サイト:http://www.ngu.jp/system/article/detail/566
続いて、2日目の11月1日(日)には「名古屋学院大学 学生のつどい」として
“MESSAGE FES”が行われます。第1部のトークショーはZIP-FM公開収録に
なります。
11:00~「SEAMO」トークショー
15:30~「BENI」コンサート
第2部は、前号のコジマガでもお知らせしたようにコンサートが名古屋国際
会議場センチュリーホールで18:45からスタートです。名古屋キャンパスでの
学園祭は3回目となり、イベントの種類や心遣いなど、都心でイベントをする
という意識が定着してきたようにも思います。
「SEAMO」「九州男」「西野カナ」コンサート
一般販売チケット:3,900円 学内販売引換券:2,500円
詳細は、関連サイトをご覧下さい。
☆関連サイト:http://www.ngu.jp/system/article/detail/583
☆関連サイト:http://www.sundayfolk.com/livlog/5zbuc4a/
学園祭の終了後、11月6日(金)には池田香代子さんの講演会「あなたもここ
に生きています」を開催します。講演者は『世界がもし100人の村だったら』
のベストセラー作品で著名な作家で翻訳家です。このイベントは経済学部の
先生により企画・立案され、今回、実施に至りました。
第一部 池田香代子氏講演「あなたもここに生きています」
第二部 学生と語る『世界がもし100人の村だったら』
【日時】2009年11月6日(金) 18:00~20:00
【場所】名古屋学院大学名古屋キャンパス 白鳥学舎1階 101教室
☆関連サイト:http://www.ngu.jp/system/article/detail/616
経済学部が主催するイベント(シンポジウム・講演会)は、地下鉄の吊り
下げなどで広報を行っています。地下鉄に乗車の際はチェックして下さい。
お時間のある方は是非、ご参加ください。新校舎の教室を利用しますので
瀬戸で卒業したOBの皆さんには新鮮に感じるかも知れません。また、参加
されると、日頃とは違ったものが得られることと思います。
以上のように、学園祭関連の目玉イベントをまとめてみましたが、かなり
盛りだくさんです。通常の模擬店やステージ企画では、多くの学生参加が
見込まれます。大成功を祈念しています。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■最近のゼミ・講義から
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.tiesnet.jp/
今年度の卒業研究発表会はスタート時期が早まりました。実質的な予選会
である学内審査会は11月23日(月)の週4日間で行われます。発表時間は1件
15分と短くなりましたが、これによって多くの発表件数と要点をまとめた
コンパクトな発表内容となるはずです。この予選会での優れた内容と評価
された場合には公開審査会へと進みます。
決勝戦に相当する公開審査会は12月9日(水)の14:30~です。学内審査から
選ばれた数名が国際会議場で発表をします。審査員はすべてのプレゼンを
聞いた上で判断しますので、公平性が高まります。(昨年度の発表ビデオ
はTIESにアップされています。)
さて、今年の児島ゼミの結果はどうなることでしょうか?今年度から卒論
が必修に戻ったので、他のゼミの応募も増えるかも知れません。OB諸氏の
温かい応援をお願いします。
□ゼミの開催場所変更・追加
変更: 4年生 経済演習 金曜日 5限目 日比野503教室
追加: サブゼミ 水曜日 13:00~18:00 白鳥307教室
―――――――――――――――――――――――――――――――
■編□集□後□記□
―――――――――――――――――――――――――――――――
前号で「カレッジアワー」に触れました。結局、今年のゼミテーマである
「好奇心と情熱と」について話をしました。題材は『フラット化する社会』
ですが、以前、コジマガで書いた内容を読み返して準備をしました。何か
と書きためておくことが、いざという時に役立ちます。
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@ 第56号
□───────────────────――2009.10.19─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.056
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
10月8日(木)は台風18号の進路を予測し、早々と前日には全日休校の措置が
発表になりました。台風接近に関するNHKニュースを見ていると学校の休校
情報に本学の名前が出ていました。2年ぶりの台風上陸と伊勢湾台風50年と
いうこともあり、名古屋周辺の危機感と注目度は高かったと思います。
新型インフルエンザでの休校は予想はしていましたが、秋学期早々に台風で
このような事態になるとは全く予期できませんでした。11月には補講措置も
行われること。すべては予定通りに行きませんので、何事も日頃からの準備
が必要です。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■NGU短信 > 学園祭と経済学部のイベントの段
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.ngu.jp/system/article/detail/582
来る10月31日(土)、11月1日(日)には第45回名学大祭が開催されます。今年の
テーマは『魂~はばたけ想い~』だそうです。COP10の会場に隣接ということ
に加えて、ごみ箱ゼロ、リサイクル活動、モリコロの登場などエコ学園祭の
特色が強まってきたように思います。一朝一夕ではできない、地道な活動が
形になるのは素晴らしいことと感じます。
さて、1日目の10月31日(土)には、屋外ステージのイベントのひとつとして
お笑い芸人のライブがあります。学園祭に併せた同窓会主催イベントである
ホームカミングデーも今年で17回目を迎えます。12:00からスタートですので、
OBの皆さんはお昼を食べにという気分で、白鳥学舎1階フードバーへお越し
ください。
☆関連サイト:http://www.ngudo.com/
また、14:00からは経済学部の現代GP事業として「まちづくり論 公開講座」
が開かれます。「ナゴヤの魅力を再構築する~白い街から、面白いまちへ~」
というテーマのシンポジウムには、各方面からパネリストが登場予定です。
来年の2010年は、名古屋市は開府400年を迎えるとともに、COP10など大規模な
国際イベントも目白押しです。
【場所】名古屋学院大学名古屋キャンパス 白鳥学舎6階 602教室
☆関連サイト:http://www.ngu.jp/system/article/detail/566
続いて、2日目の11月1日(日)には「名古屋学院大学 学生のつどい」として
“MESSAGE FES”が行われます。第1部のトークショーはZIP-FM公開収録に
なります。
11:00~「SEAMO」トークショー
15:30~「BENI」コンサート
第2部は、前号のコジマガでもお知らせしたようにコンサートが名古屋国際
会議場センチュリーホールで18:45からスタートです。名古屋キャンパスでの
学園祭は3回目となり、イベントの種類や心遣いなど、都心でイベントをする
という意識が定着してきたようにも思います。
「SEAMO」「九州男」「西野カナ」コンサート
一般販売チケット:3,900円 学内販売引換券:2,500円
詳細は、関連サイトをご覧下さい。
☆関連サイト:http://www.ngu.jp/system/article/detail/583
☆関連サイト:http://www.sundayfolk.com/livlog/5zbuc4a/
学園祭の終了後、11月6日(金)には池田香代子さんの講演会「あなたもここ
に生きています」を開催します。講演者は『世界がもし100人の村だったら』
のベストセラー作品で著名な作家で翻訳家です。このイベントは経済学部の
先生により企画・立案され、今回、実施に至りました。
第一部 池田香代子氏講演「あなたもここに生きています」
第二部 学生と語る『世界がもし100人の村だったら』
【日時】2009年11月6日(金) 18:00~20:00
【場所】名古屋学院大学名古屋キャンパス 白鳥学舎1階 101教室
☆関連サイト:http://www.ngu.jp/system/article/detail/616
経済学部が主催するイベント(シンポジウム・講演会)は、地下鉄の吊り
下げなどで広報を行っています。地下鉄に乗車の際はチェックして下さい。
お時間のある方は是非、ご参加ください。新校舎の教室を利用しますので
瀬戸で卒業したOBの皆さんには新鮮に感じるかも知れません。また、参加
されると、日頃とは違ったものが得られることと思います。
以上のように、学園祭関連の目玉イベントをまとめてみましたが、かなり
盛りだくさんです。通常の模擬店やステージ企画では、多くの学生参加が
見込まれます。大成功を祈念しています。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■最近のゼミ・講義から
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.tiesnet.jp/
今年度の卒業研究発表会はスタート時期が早まりました。実質的な予選会
である学内審査会は11月23日(月)の週4日間で行われます。発表時間は1件
15分と短くなりましたが、これによって多くの発表件数と要点をまとめた
コンパクトな発表内容となるはずです。この予選会での優れた内容と評価
された場合には公開審査会へと進みます。
決勝戦に相当する公開審査会は12月9日(水)の14:30~です。学内審査から
選ばれた数名が国際会議場で発表をします。審査員はすべてのプレゼンを
聞いた上で判断しますので、公平性が高まります。(昨年度の発表ビデオ
はTIESにアップされています。)
さて、今年の児島ゼミの結果はどうなることでしょうか?今年度から卒論
が必修に戻ったので、他のゼミの応募も増えるかも知れません。OB諸氏の
温かい応援をお願いします。
□ゼミの開催場所変更・追加
変更: 4年生 経済演習 金曜日 5限目 日比野503教室
追加: サブゼミ 水曜日 13:00~18:00 白鳥307教室
―――――――――――――――――――――――――――――――
■編□集□後□記□
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前号で「カレッジアワー」に触れました。結局、今年のゼミテーマである
「好奇心と情熱と」について話をしました。題材は『フラット化する社会』
ですが、以前、コジマガで書いた内容を読み返して準備をしました。何か
と書きためておくことが、いざという時に役立ちます。
2009年9月24日木曜日
第55号(2009.09.24)
□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@ 第55号
□───────────────────――2009.09.24─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.055
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
暑い最中に本学で行われたTIESのシンポジウムも無事終了し、季節の移ろい
が感じられます。秋の深まりは、早い時間の夕焼けと夜長に聞こえる虫の音。
気づけば、今年もあと3ヶ月ちょっとです。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■NGU短信 > 教育GP選定の段
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.ngu.jp/education/program.html
この5月に文部科学省が募集する「大学教育・学生支援推進事業【テーマA】
大学教育推進プログラム」(略称:教育GP)へ申請しました。4年制の私立
大学では8倍以上という難関でしたが、今月初旬に採択通知が届きました。
申請書のペーパーレフリー審査から面接審査までのプロセスは、申請者に
とってまさに受験感覚です。
これで、本学にとって規模の大きな選定事業としては4つ目、経済学部では
3つ目になりました。(その他、連携事業などを含めると6つ目になります)
経済学部として特色GP「ITによる経済学部教育の標準化と質保証」、現代GP
「知域創成プログラムの実践」に続くものになりました。今回の取組名称は
「経済学コア6の形成と2年次の学習達成基準」です。これはコジマガでも
発信してきた経済学部の様々な取組をまとめるとともに、現在の大学にある
諸問題を真摯に捉え、ICTなどを使い今後の発展系としてまとめたものです。
この詳細は、今後作成予定の特設サイトをご覧いただければと思います。
大学を取り巻く諸問題のキーワードのひとつが「学士力」です。大学を卒業
したという証書を学位記と呼び、専門分野が記されているはずです。例えば、
学士(経済学)というようにです。英語ではCertificationですが、各学部で
身に付けた力を証明書になっているでしょうか?そこで、卒業生は4年間で
何ができるようになったか?「学士力」とは大学4年間で養うことができる
力いっても過言ではないでしょう。ここには専門知識の学力の他、協調性や
問題解決力、忍耐力・・・社会で生き抜くためであれば何でもよいと思います
現在、4年生大学は700校以上もあります。大学は卒業して、一体どんな力が
ついたのか?大学での勉強は本当に社会に役に立つのか?といった昔からの
問題があります。医歯薬などの卒業後に資格試験が控える学系を除き、社会
からの要請もなおざりにされています。大学進学率が50%近くなったものの、
公的資金が投入される機関が変わらなければ納税者に申し開きができません。
政権交代が実現し、文教政策もどのように変わってゆくかを見届ける必要が
あります。今回の採択事業に大切な税金が使われることになりますが、一律
のバラマキではありません。選定されたプライドを胸にしっかりとした制度・
組織の中で、目標達成できるようしてゆかなければなりません。しっかりと
成果を出し、同じような現場の問題を共有している機関にとって参考となる
取り組みとなるように、今後もひたむきな努力が必要です。
―――――――――――――――――――――――≪ books ≫――
■ 本の紹介
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://store.shopping.yahoo.co.jp/7andy/32267690.html
『1Q84』(上下巻),村上春樹,新潮社,2009年5月発行
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
初めてのシルバーウィークは細切れに予定があり、遠くに出かけることは
ありませんでした。そこで早めの読書の秋を楽しもうと、今年の話題本に
チャレンジしました。忙しい時の読書には小説を避けていますが、連休の
時間を使って、村上ワールドにどっぷり浸かってみました。話題となった
村上作品を読むのは、おそらく『ノルウェーの森』以来となります。
作品の設定としては1984年なので25年前、主人公は30歳です。もし彼らが
現代に生きていたら、55歳になっているはずです。私よりも少し上ですが、
時代が近いので読み進めるには全く支障はありません。また実際に1984年
を体験しているので、当時を思い出しながら読み進めることができます。
当時、友人から「ジョージオーエルの『1984』を読まないといけない」と
いわれ、すぐに本屋へ行きこれを読んだ記憶があります。ビックブラザー
による監視社会をテーマにしており、冷戦時代であっただけに20歳の自分
にはインパクトがある作品でした。(先の見えない情報社会を生きる我々
にとって、コントロールコストの低下が招くプライバシーとの関係を考え
る際の古典名著ですので、一読をお薦めします。)
もちろん『1984』はこの作品の中にも引用されています。しかし、多彩な
要素を含んだ村上作品にとって、構成要素の一片かも知れません。私自身
文学的な才能を持ち合わせていないので書評はできません。また、読後感
は徐々に出てくるはずですが、ここでは読書経験の感想についてのみ触れ
ておきたいと思います。
今回、読書には多くの知識と経験が必要だということがよく分かりました。
昔、実感のない小説では、背景が理解できないページによく遭遇しました。
その時は読むこと自体が辛く、諦めてしまった作品も少なからずあります。
(苦しみながら読むことは、力がつくような気にもなっていました・・・。)
今回そんな場面が少なくなっていることに気づきました。確かに、理解が
困難な箇所はありましたが、かつてのような頻度ではありません。つまり
筆者が読み手として想定した範疇に私自身入っていたということでしょう。
(この本を読むための経験や知識は小学生にないはずで、生まれていない
1984年は想像もつかないと思われます。)上下巻約1000頁の書き下ろしを
すぐに読めたということが、その証左です。
村上春樹氏はノーベル文学賞の有力候補者です。世界的にもよく知られて
いることは、3年前に韓国へ滞在したときに実感しました。まず現地の人
がその名や作品を知っていること、また本屋では多くの訳本が陳列されて
いました。自国の文化や歴史などから離れると極めて読みづらくなるにも
関わらず、世界中の人に読まれる作品という理由には、扱っているテーマ
が現代に生きる人間に共通しているからでしょうか。このように、文学は
日本の文化を、外国人に表面的だけでなく理解してもらえるという強みを
持っています。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■最近のゼミ・講義から
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.ngu.jp/facilities/christian/event.html
シルバーウィークが明けて、秋学期も開始です。学生にとっては1ヶ月半の
長い休みだった訳ですが、クラブ活動や夏季インターンシップ・短期留学
などで自分と向き合って頑張った者と、本当に休んでしまった者との差が
顕著になる季節です。まず、どのような顔つきになっているかでおおよそ
判ります。これも人間力錬成の結果のひとつでしょう。
さて、休み明けの変化といえば、マイルポストが日比野キャンパス1階へ
移設されました。これまでより採光が多く取り入れられる場所で、厨房も
広く、2階ではゼミができそうな広さがあります。授業の合間に利用され
るようになるので、どのように変わってゆくのでしょうか。
【ご案内】
新学期のゼミ教室です。
2年 演習 月曜2限 514教室(白鳥)
4年 経済演習 金曜5限 515教室(白鳥)
卒論を仕上げる際には十分な共有時間・場所が必要です。昨年の成功体験
とし、て日比野学舎で8時近くまで実施する方が望ましいと思いました。
教室が変更になるかも知れませんが、その折にはコジマガで連絡します。
来学されるOBも少なくありません。私はウィークデーは基本的に研究室で
仕事をするタイプです。しかし、名古屋キャンパスにいない時があります。
毎週火曜日は瀬戸の授業ですのでおりませんので、出かける際には注意を
して下さい。
授業ではありませんが「カレッジアワー」で話をする機会に恵まれました。
昨年は『海嶺』の話をしましたが、今回は何を話しましょうか?
10月1日(木) 12:40~ 名古屋キャンパス チャペル
―――――――――――――――――――――――――――――――
■編□集□後□記□
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.sundayfolk.com/livlog/5zbuc4a/
秋は恒例の名学大祭が行われます。『魂~はばたけ想い~』というテーマ
で10/31(土)11/1(日)に名古屋キャンパスで開催されます。また2日(月)
には隣接の白鳥センチュリーホールで「名古屋学院大学 学生のつどい」が
催されます。出演者は、SEAMO、九州男、西野カナ・・・などだそうです。
詳細は大学の公式サイト(http://www.ngu.jp/system/article/detail/556)
などご覧下さい。
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@ 第55号
□───────────────────――2009.09.24─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.055
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
暑い最中に本学で行われたTIESのシンポジウムも無事終了し、季節の移ろい
が感じられます。秋の深まりは、早い時間の夕焼けと夜長に聞こえる虫の音。
気づけば、今年もあと3ヶ月ちょっとです。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■NGU短信 > 教育GP選定の段
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.ngu.jp/education/program.html
この5月に文部科学省が募集する「大学教育・学生支援推進事業【テーマA】
大学教育推進プログラム」(略称:教育GP)へ申請しました。4年制の私立
大学では8倍以上という難関でしたが、今月初旬に採択通知が届きました。
申請書のペーパーレフリー審査から面接審査までのプロセスは、申請者に
とってまさに受験感覚です。
これで、本学にとって規模の大きな選定事業としては4つ目、経済学部では
3つ目になりました。(その他、連携事業などを含めると6つ目になります)
経済学部として特色GP「ITによる経済学部教育の標準化と質保証」、現代GP
「知域創成プログラムの実践」に続くものになりました。今回の取組名称は
「経済学コア6の形成と2年次の学習達成基準」です。これはコジマガでも
発信してきた経済学部の様々な取組をまとめるとともに、現在の大学にある
諸問題を真摯に捉え、ICTなどを使い今後の発展系としてまとめたものです。
この詳細は、今後作成予定の特設サイトをご覧いただければと思います。
大学を取り巻く諸問題のキーワードのひとつが「学士力」です。大学を卒業
したという証書を学位記と呼び、専門分野が記されているはずです。例えば、
学士(経済学)というようにです。英語ではCertificationですが、各学部で
身に付けた力を証明書になっているでしょうか?そこで、卒業生は4年間で
何ができるようになったか?「学士力」とは大学4年間で養うことができる
力いっても過言ではないでしょう。ここには専門知識の学力の他、協調性や
問題解決力、忍耐力・・・社会で生き抜くためであれば何でもよいと思います
現在、4年生大学は700校以上もあります。大学は卒業して、一体どんな力が
ついたのか?大学での勉強は本当に社会に役に立つのか?といった昔からの
問題があります。医歯薬などの卒業後に資格試験が控える学系を除き、社会
からの要請もなおざりにされています。大学進学率が50%近くなったものの、
公的資金が投入される機関が変わらなければ納税者に申し開きができません。
政権交代が実現し、文教政策もどのように変わってゆくかを見届ける必要が
あります。今回の採択事業に大切な税金が使われることになりますが、一律
のバラマキではありません。選定されたプライドを胸にしっかりとした制度・
組織の中で、目標達成できるようしてゆかなければなりません。しっかりと
成果を出し、同じような現場の問題を共有している機関にとって参考となる
取り組みとなるように、今後もひたむきな努力が必要です。
―――――――――――――――――――――――≪ books ≫――
■ 本の紹介
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://store.shopping.yahoo.co.jp/7andy/32267690.html
『1Q84』(上下巻),村上春樹,新潮社,2009年5月発行
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
初めてのシルバーウィークは細切れに予定があり、遠くに出かけることは
ありませんでした。そこで早めの読書の秋を楽しもうと、今年の話題本に
チャレンジしました。忙しい時の読書には小説を避けていますが、連休の
時間を使って、村上ワールドにどっぷり浸かってみました。話題となった
村上作品を読むのは、おそらく『ノルウェーの森』以来となります。
作品の設定としては1984年なので25年前、主人公は30歳です。もし彼らが
現代に生きていたら、55歳になっているはずです。私よりも少し上ですが、
時代が近いので読み進めるには全く支障はありません。また実際に1984年
を体験しているので、当時を思い出しながら読み進めることができます。
当時、友人から「ジョージオーエルの『1984』を読まないといけない」と
いわれ、すぐに本屋へ行きこれを読んだ記憶があります。ビックブラザー
による監視社会をテーマにしており、冷戦時代であっただけに20歳の自分
にはインパクトがある作品でした。(先の見えない情報社会を生きる我々
にとって、コントロールコストの低下が招くプライバシーとの関係を考え
る際の古典名著ですので、一読をお薦めします。)
もちろん『1984』はこの作品の中にも引用されています。しかし、多彩な
要素を含んだ村上作品にとって、構成要素の一片かも知れません。私自身
文学的な才能を持ち合わせていないので書評はできません。また、読後感
は徐々に出てくるはずですが、ここでは読書経験の感想についてのみ触れ
ておきたいと思います。
今回、読書には多くの知識と経験が必要だということがよく分かりました。
昔、実感のない小説では、背景が理解できないページによく遭遇しました。
その時は読むこと自体が辛く、諦めてしまった作品も少なからずあります。
(苦しみながら読むことは、力がつくような気にもなっていました・・・。)
今回そんな場面が少なくなっていることに気づきました。確かに、理解が
困難な箇所はありましたが、かつてのような頻度ではありません。つまり
筆者が読み手として想定した範疇に私自身入っていたということでしょう。
(この本を読むための経験や知識は小学生にないはずで、生まれていない
1984年は想像もつかないと思われます。)上下巻約1000頁の書き下ろしを
すぐに読めたということが、その証左です。
村上春樹氏はノーベル文学賞の有力候補者です。世界的にもよく知られて
いることは、3年前に韓国へ滞在したときに実感しました。まず現地の人
がその名や作品を知っていること、また本屋では多くの訳本が陳列されて
いました。自国の文化や歴史などから離れると極めて読みづらくなるにも
関わらず、世界中の人に読まれる作品という理由には、扱っているテーマ
が現代に生きる人間に共通しているからでしょうか。このように、文学は
日本の文化を、外国人に表面的だけでなく理解してもらえるという強みを
持っています。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■最近のゼミ・講義から
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.ngu.jp/facilities/christian/event.html
シルバーウィークが明けて、秋学期も開始です。学生にとっては1ヶ月半の
長い休みだった訳ですが、クラブ活動や夏季インターンシップ・短期留学
などで自分と向き合って頑張った者と、本当に休んでしまった者との差が
顕著になる季節です。まず、どのような顔つきになっているかでおおよそ
判ります。これも人間力錬成の結果のひとつでしょう。
さて、休み明けの変化といえば、マイルポストが日比野キャンパス1階へ
移設されました。これまでより採光が多く取り入れられる場所で、厨房も
広く、2階ではゼミができそうな広さがあります。授業の合間に利用され
るようになるので、どのように変わってゆくのでしょうか。
【ご案内】
新学期のゼミ教室です。
2年 演習 月曜2限 514教室(白鳥)
4年 経済演習 金曜5限 515教室(白鳥)
卒論を仕上げる際には十分な共有時間・場所が必要です。昨年の成功体験
とし、て日比野学舎で8時近くまで実施する方が望ましいと思いました。
教室が変更になるかも知れませんが、その折にはコジマガで連絡します。
来学されるOBも少なくありません。私はウィークデーは基本的に研究室で
仕事をするタイプです。しかし、名古屋キャンパスにいない時があります。
毎週火曜日は瀬戸の授業ですのでおりませんので、出かける際には注意を
して下さい。
授業ではありませんが「カレッジアワー」で話をする機会に恵まれました。
昨年は『海嶺』の話をしましたが、今回は何を話しましょうか?
10月1日(木) 12:40~ 名古屋キャンパス チャペル
―――――――――――――――――――――――――――――――
■編□集□後□記□
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.sundayfolk.com/livlog/5zbuc4a/
秋は恒例の名学大祭が行われます。『魂~はばたけ想い~』というテーマ
で10/31(土)11/1(日)に名古屋キャンパスで開催されます。また2日(月)
には隣接の白鳥センチュリーホールで「名古屋学院大学 学生のつどい」が
催されます。出演者は、SEAMO、九州男、西野カナ・・・などだそうです。
詳細は大学の公式サイト(http://www.ngu.jp/system/article/detail/556)
などご覧下さい。
2009年8月24日月曜日
第54号(2009.08.24)
□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@ 第54号
□───────────────────――2009.08.24─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.054
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
ゼミOB会恒例の夏の飲み会がありました。お盆のど真ん中ということもあり、
例年よりも出席者は少なめでしたが、その分、一人ひとりいろいろな話をする
ことができました。特に、数年ぶりに顔を見せてくれたメンバ達の活躍ぶりを
聞けば、自分のことのように嬉しく思います。これが自分も頑張らねばという
力を与えてくれます。このような機会があれば、また是非、お出かけください。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■NGU短信 > 「2009夏のシンポジウム in 愛知」の段
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.cccties.org/event/090907/audience.html
☆関連サイト:http://www.minnade-daigaku.com
来る9月7日(月)午後と9月8日(火)午前の2日間にわたって本学でシンポジウム
が開催されます。『ICTによる大学連携と「知域」貢献』をテーマとして本学と
NPO法人CCC-TIESの共催です。TIESを利用して、大学が広域連携しながら、質の
高い教育を提供しようということを主旨としています。昨年は札幌大学で開催
されましたが、今年は本学での開催となりました。
今年の戦略的大学連携支援事業として採択された『北海道・関東・東海・近畿
の大学連携による「知域」拡大プロジェクト』(帝塚山大学、札幌大学、創価
大学、明治薬科大学、愛知学院大学)と密接に関連しており、プロジェクトに
関する基調講演が行われます。
この事業には、現在開催中の産経新聞社との企画「産経eカレッジ」や海外への
授業配信、産官学連携事業など、ネットを利用した多彩な取り組みがあります。
現在はひとつの大学でなく、多くの大学が参加し、博物館・美術館や経済団体
などとコラボする時代になっています。特に地場産業や地域文化など知的資産
となりうるものが全国に散らばっています。優れたコンテンツを繋いで、使い
やすく活用することが地域貢献となります。
サントリー創業者の鳥井信治郎に「やってみなはれ」という名言があります。
評論家のようにリスクをとらないまま知った顔をするよりも、敢えて挑戦し、
その結果から次々に道を切り拓いてゆくことが、激動の時代には必要である
ように思います。この事業も挑戦ばかりですが、ひとつでも大当たりが出れば
ラッキーでしょう。
さて、9月7日(月)の面白いイベントには「第1回 全国大学対抗TIESタイピング
大会」の決勝戦があります。全国のTIES参加大学から選抜された5大学の代表に
よってタイピング大会の決勝戦を行います。もちろん本学もタイプの達人らが
出場します。昨年は400字/分というスピードタイプを生で見ましたが、今年は
各大学の代表がライブを通して参加するという、何とも凄い光景が見られそう
でワクワクしています。
―――――――――――――――――――――――≪ books ≫――
■ 本の紹介
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://store.shopping.yahoo.co.jp/7andy/32267690.html
『ブラック・スワン』,ニコラス・タレブ(望月衛/訳)ダイヤモンド社
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
世界で話題となった本の邦訳ということでしょうか、普通の書店で平積みに
なっていました。その光景を見て「この本の内容をすんなり理解できる人が
いったいどれぐらいいるのだろうか」という疑問を持ちました。というのも
これは哲学・歴史・心理学を扱っており、金融工学やオプション、経済学と
統計学、数学、そしてネットワーク理論という非常に広い範囲をカバーして
いるからです。さらに翻訳書なので独特な言い回しで読みづらさがあります。
ということもあって、Amazonでのレビューの評価もまちまちです。
筆者のニコラスタレブは金融トレーダーです。現実に起こる株式市場の動き
は、経済学者や数学者・統計学者よりも圧倒的に体験しています。金融工学
の分野には、有名なブラック・ショールズ理論があります。これは金融派生
商品の価格決定を数学的に美しい式で説明したものです。物理や経済学での
均衡という世界へ誘った功績で、この研究に携わったショールズとマートン
は1997年にノーベル経済学賞の栄誉を受けました。
その後、ノーベル賞の理論が後押しとなって、アメリカの金融バブルを加速
させました。理論に基づくリスク管理によって、崩壊の危なさは大きくなり、
絶対にあり得ないと思われていた株価大暴落が起こりました。最近の悲惨な
現実によって米国バブル経済とともにこの理論への信用が脆くも崩れ去った
ことは、金融関係の仕事の方であれば、よくご存じと思います。
では、なぜ理論は現実を説明できなかったのでしょう。作者によれば我々が
「月並みの国」でなく「果ての国」に住んでいることを忘れているからです。
作者が表現する「月並み」というのは正規分布のことです。
統計学で必ず学習するのが正規分布です。これはガウスの功績でガウス分布
とも呼ばれます。この分布は数学的に極めて扱いやすい性質を持っており、
「正規分布は分布の中の王様」というように教えています。確かに身の回り
で起こる確率現象を教えるときには、正規分布を使えば分かり易くなります。
サイコロやくじなど作られた実験結果を計算すると、その操作から釣り鐘状
の正規分布が現れます。平均が山の頂上となり、標準偏差の大きさで裾野の
広さが決定されます。
「月並み」という言葉には「とんでもない値は現れない」ということを意味
しています。例えば、男性の平均身長が170cmである場合、大多数の人間が
150cm~190cmの範囲に入り、5mを超える巨大人間や一寸法師のような5cmの
小人は絶対にいないと考えます。正規分布の世界では、このような人は存在
しません。一方、「果ての国」では凡人には考えられない値が存在します。
一例として日本の世帯所得を考えてみます。平均は約580万円だそうですが、
恐らく実感よりも多いなぁと思うのではないでしょうか。世帯数が最も多い
階級は年収350万円周辺で、中央値は約450万円です。すなわち、ほとんどは
平均よりも低いことを意味しています。この差の原因は、ほんの一握りしか
いないとてつもない大金持ちにあります。年収50億円という金持ちが全体の
平均を引き上げています。つまり所得分布は正規分布ではなく、歪んだ分布
(不平等)をしているのです。
このようにとてつもなく大きな値が出現する現象は現代にはよく見られます。
「一人勝ち」「独占」「デファクトスタンダード」などはMS、mixi、iPodと
いった例を出すまでもありません。ロングテールもこのひとつの現象ですし、
最近ではネットワーク理論で説明されます。面白いのが「マタイ効果」です。
キリスト教のマタイの福音書にもこの現象の記述があるそうです。
また、現実から導かれた理論で現在や将来を説明できるかどうかをタレブは
疑っています。計量経済学は、経済学の理論をデータで検証する学問ですが、
著者にとっては格好の標的になっています。確かに推定値の誤差は正規分布
という仮定をおいて説明しています(確かに正規分布であることは誰が保証
しているのでしょう?)統計学者もしかりで、哲学者に至っては彼の批評に
かかってボロボロにされています。
「ブラックスワン、黒い白鳥などいないのだ」といってもそれが見つかれば
それまでの考えは、吹っ飛んでしまいます。常識ではあり得ない事象を黒い
白鳥を喩えとして話を展開してます。上巻に「七面鳥の悲劇」の喩えがあり
ました。七面鳥は12月24日まで、餌をもらい幸せな毎日を過ごしています。
それが次の日、自分が食卓を飾るとは決して思いもよらないということです。
なぜ我々はそのような常識ではあり得ない重大なことを見過ごしてしまうか
を説明しています。(アマゾンで低い評価を付けた評者は、きっとこの辺り
の話題展開がダルだったのでしょう。)
以上の書評を読んで、それでも黒い白鳥を読みたいと思った人は、その前に
神永正博『不透明な時代を見抜く「統計思考力」』をお薦めします。この本
の中にブラックスワンの記述がありますから、きっと役立つことでしょう。
証券会社に勤務している皆さんや銀行・保険といった金融関係者であれば、
挑戦する価値はあるかも知れません。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■編□集□後□記□
―――――――――――――――――――――――――――――――
計画を開始してから1年が経ちます。これをまとめる仕事に追われました。
3年ぶりの大きな仕事でしたが、「果報は寝て待て」です。
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@ 第54号
□───────────────────――2009.08.24─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.054
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
ゼミOB会恒例の夏の飲み会がありました。お盆のど真ん中ということもあり、
例年よりも出席者は少なめでしたが、その分、一人ひとりいろいろな話をする
ことができました。特に、数年ぶりに顔を見せてくれたメンバ達の活躍ぶりを
聞けば、自分のことのように嬉しく思います。これが自分も頑張らねばという
力を与えてくれます。このような機会があれば、また是非、お出かけください。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■NGU短信 > 「2009夏のシンポジウム in 愛知」の段
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.cccties.org/event/090907/audience.html
☆関連サイト:http://www.minnade-daigaku.com
来る9月7日(月)午後と9月8日(火)午前の2日間にわたって本学でシンポジウム
が開催されます。『ICTによる大学連携と「知域」貢献』をテーマとして本学と
NPO法人CCC-TIESの共催です。TIESを利用して、大学が広域連携しながら、質の
高い教育を提供しようということを主旨としています。昨年は札幌大学で開催
されましたが、今年は本学での開催となりました。
今年の戦略的大学連携支援事業として採択された『北海道・関東・東海・近畿
の大学連携による「知域」拡大プロジェクト』(帝塚山大学、札幌大学、創価
大学、明治薬科大学、愛知学院大学)と密接に関連しており、プロジェクトに
関する基調講演が行われます。
この事業には、現在開催中の産経新聞社との企画「産経eカレッジ」や海外への
授業配信、産官学連携事業など、ネットを利用した多彩な取り組みがあります。
現在はひとつの大学でなく、多くの大学が参加し、博物館・美術館や経済団体
などとコラボする時代になっています。特に地場産業や地域文化など知的資産
となりうるものが全国に散らばっています。優れたコンテンツを繋いで、使い
やすく活用することが地域貢献となります。
サントリー創業者の鳥井信治郎に「やってみなはれ」という名言があります。
評論家のようにリスクをとらないまま知った顔をするよりも、敢えて挑戦し、
その結果から次々に道を切り拓いてゆくことが、激動の時代には必要である
ように思います。この事業も挑戦ばかりですが、ひとつでも大当たりが出れば
ラッキーでしょう。
さて、9月7日(月)の面白いイベントには「第1回 全国大学対抗TIESタイピング
大会」の決勝戦があります。全国のTIES参加大学から選抜された5大学の代表に
よってタイピング大会の決勝戦を行います。もちろん本学もタイプの達人らが
出場します。昨年は400字/分というスピードタイプを生で見ましたが、今年は
各大学の代表がライブを通して参加するという、何とも凄い光景が見られそう
でワクワクしています。
―――――――――――――――――――――――≪ books ≫――
■ 本の紹介
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://store.shopping.yahoo.co.jp/7andy/32267690.html
『ブラック・スワン』,ニコラス・タレブ(望月衛/訳)ダイヤモンド社
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
世界で話題となった本の邦訳ということでしょうか、普通の書店で平積みに
なっていました。その光景を見て「この本の内容をすんなり理解できる人が
いったいどれぐらいいるのだろうか」という疑問を持ちました。というのも
これは哲学・歴史・心理学を扱っており、金融工学やオプション、経済学と
統計学、数学、そしてネットワーク理論という非常に広い範囲をカバーして
いるからです。さらに翻訳書なので独特な言い回しで読みづらさがあります。
ということもあって、Amazonでのレビューの評価もまちまちです。
筆者のニコラスタレブは金融トレーダーです。現実に起こる株式市場の動き
は、経済学者や数学者・統計学者よりも圧倒的に体験しています。金融工学
の分野には、有名なブラック・ショールズ理論があります。これは金融派生
商品の価格決定を数学的に美しい式で説明したものです。物理や経済学での
均衡という世界へ誘った功績で、この研究に携わったショールズとマートン
は1997年にノーベル経済学賞の栄誉を受けました。
その後、ノーベル賞の理論が後押しとなって、アメリカの金融バブルを加速
させました。理論に基づくリスク管理によって、崩壊の危なさは大きくなり、
絶対にあり得ないと思われていた株価大暴落が起こりました。最近の悲惨な
現実によって米国バブル経済とともにこの理論への信用が脆くも崩れ去った
ことは、金融関係の仕事の方であれば、よくご存じと思います。
では、なぜ理論は現実を説明できなかったのでしょう。作者によれば我々が
「月並みの国」でなく「果ての国」に住んでいることを忘れているからです。
作者が表現する「月並み」というのは正規分布のことです。
統計学で必ず学習するのが正規分布です。これはガウスの功績でガウス分布
とも呼ばれます。この分布は数学的に極めて扱いやすい性質を持っており、
「正規分布は分布の中の王様」というように教えています。確かに身の回り
で起こる確率現象を教えるときには、正規分布を使えば分かり易くなります。
サイコロやくじなど作られた実験結果を計算すると、その操作から釣り鐘状
の正規分布が現れます。平均が山の頂上となり、標準偏差の大きさで裾野の
広さが決定されます。
「月並み」という言葉には「とんでもない値は現れない」ということを意味
しています。例えば、男性の平均身長が170cmである場合、大多数の人間が
150cm~190cmの範囲に入り、5mを超える巨大人間や一寸法師のような5cmの
小人は絶対にいないと考えます。正規分布の世界では、このような人は存在
しません。一方、「果ての国」では凡人には考えられない値が存在します。
一例として日本の世帯所得を考えてみます。平均は約580万円だそうですが、
恐らく実感よりも多いなぁと思うのではないでしょうか。世帯数が最も多い
階級は年収350万円周辺で、中央値は約450万円です。すなわち、ほとんどは
平均よりも低いことを意味しています。この差の原因は、ほんの一握りしか
いないとてつもない大金持ちにあります。年収50億円という金持ちが全体の
平均を引き上げています。つまり所得分布は正規分布ではなく、歪んだ分布
(不平等)をしているのです。
このようにとてつもなく大きな値が出現する現象は現代にはよく見られます。
「一人勝ち」「独占」「デファクトスタンダード」などはMS、mixi、iPodと
いった例を出すまでもありません。ロングテールもこのひとつの現象ですし、
最近ではネットワーク理論で説明されます。面白いのが「マタイ効果」です。
キリスト教のマタイの福音書にもこの現象の記述があるそうです。
また、現実から導かれた理論で現在や将来を説明できるかどうかをタレブは
疑っています。計量経済学は、経済学の理論をデータで検証する学問ですが、
著者にとっては格好の標的になっています。確かに推定値の誤差は正規分布
という仮定をおいて説明しています(確かに正規分布であることは誰が保証
しているのでしょう?)統計学者もしかりで、哲学者に至っては彼の批評に
かかってボロボロにされています。
「ブラックスワン、黒い白鳥などいないのだ」といってもそれが見つかれば
それまでの考えは、吹っ飛んでしまいます。常識ではあり得ない事象を黒い
白鳥を喩えとして話を展開してます。上巻に「七面鳥の悲劇」の喩えがあり
ました。七面鳥は12月24日まで、餌をもらい幸せな毎日を過ごしています。
それが次の日、自分が食卓を飾るとは決して思いもよらないということです。
なぜ我々はそのような常識ではあり得ない重大なことを見過ごしてしまうか
を説明しています。(アマゾンで低い評価を付けた評者は、きっとこの辺り
の話題展開がダルだったのでしょう。)
以上の書評を読んで、それでも黒い白鳥を読みたいと思った人は、その前に
神永正博『不透明な時代を見抜く「統計思考力」』をお薦めします。この本
の中にブラックスワンの記述がありますから、きっと役立つことでしょう。
証券会社に勤務している皆さんや銀行・保険といった金融関係者であれば、
挑戦する価値はあるかも知れません。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■編□集□後□記□
―――――――――――――――――――――――――――――――
計画を開始してから1年が経ちます。これをまとめる仕事に追われました。
3年ぶりの大きな仕事でしたが、「果報は寝て待て」です。
2009年7月31日金曜日
第53号(2009.07.31)
□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@ 第53号
□───────────────────――2009.07.31─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.053
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
梅雨明けもしないままに7月も終わりです。しかし、夏の飲み会の告知により
気持ちがいよいよ夏モードになってきました。今夏の一大イベントとしては
衆議院選挙があり、候補者もマスコミも燃えることでしょう。政権選択選挙
ですから話題には事欠きません。選挙結果によっては経済政策も大きく左右
されるのも初めてではないでしょうか。
さて、ゼミの飲み会は今回もお盆の真っ最中、8月14日(金)です。名古屋方面
に帰省されている方でお時間が許せば、是非ご参加ください。お目にかかる
機会を楽しみにしております。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■NGU短信 > 新型インフルエンザで大学休校の段
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
豚インフルエンザはSwine fluというそうです。もはや、豚とはいわずに
新型インフルエンザという名称になっています。5月にアメリカから帰国
した学生が「日本は騒ぎ過ぎ」と云ってましたが、納得できる部分があり
ます。確かに突然変異によって毒性の強い型になる可能性も否定できない
だけに、慎重な対応をとっているのでしょうか。
すでに新聞等でご存じの方も多いと思いますが、名古屋学院大学も他大学と
同様に、新型インフルエンザによって大学が休校措置になりました。名古屋
キャンパスが6月28日(日)から1週間、瀬戸キャンパスでも7月1日(水)から
週明けまで休校でした。突然、1週間も時間をもらうと最初は戸惑います。
さて、今回の騒動でいろいろなことを考えました。まず、危機管理の面です。
学校はこのような場合、保健所に連絡を取らなくてはなりません。すると
もし勝手なことをして問題が出れば、責任を追求されますので、マニュアル
通りのお沙汰が下ります。対象の学校は一斉に休校となります。覚えている
方も多いと思いますが、5月の大阪・神戸で起こった事態(経済活動まで麻痺
しそうな状況)に何だかおかしいと感じていても、以下のようことは一切
口にできませんでした。厚生労働省の通達に従ってもインフルエンザは根絶
できないはず・・・。冬に流行するインフルエンザの方がよほど感染者が多く
なるだろう。企業で感染者が出ても学校のような措置にはならないだろう・・・。
次に、事後対応(補講措置)です。唐突な長期休暇に喜んだ学生もいたはず
ですが、そんな訳にはいきません。休校した分だけの補講があります(この
対応をしない大学には驚きましたが・・・)。最近の大学は半期15回の授業と
なっていますので、本学では休校期間を毎週の土曜に振り分けるという措置
をしました。私の場合、幸い16週目を試験予定でしたので、空いていた15週
目に補講ができました。これまで休みが多かった学生は思わぬ休講に予定が
狂ってしまったのではないでしょうか。こうして考えるとやはり保険が必要
です。すなわち、日頃からきちんとこなしておけば学生も教員も慌てること
はありません。
最後に、今後に向けた対策です。春学期に早くも休校がでましたので、秋は
さらに休校措置が起きる可能性は高まると予想されます。そのような場合に
備えて、何をしたらよいでしょうか?本学にはCCSの自学自習システムがある
ので、これを休校期間中の学習課題とするよう準備しておくことも一案です。
また学生が出校できなくても講義をビデオ収録し、TIESで配信・アーカイブ
しておくことも可能です。このように万一に備えておき、大学として万全の
準備をしていたら、きっと世間様は驚くことでしょう。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■最近のゼミ・講義から
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.tiesnet.jp/link/2009_typing/seiseki_0710.htm
☆関連サイト:http://www.minnade-daigaku.com
今回よりタイトルを「ゼミ・講義」に変更しました。
6月22日(月)から3週間にわたって「第1回全国大学対抗TIESタイピング大会」
が行われました。200位以内にランクインした学生に対してポイントを付与し、
獲得した合計スコアで大学が競うというものです。3週間で3000名以上の学生
が参加し、大いに盛り上がりました。
ゼミでもタイピングコンテストに参加し、ポイントを獲得したゼミ生もいます。
優秀者を学術情報センターが表彰するなど、バックアップをいただいたお蔭で
本学は予選を3位で通過しました。ちなみに、200位以内にランクインするには
1分間に300字が必要です。トップ10ともなると400字/分ですから「神の手」
の領域です。皆さんも一度試されるのがよいかも知れません。来る9月7日(月)
に本学で行われる決勝戦はきっと盛り上がることでしょう。
今夏も産経eカレッジが8月4日(火)~9月14日(月)まで開催されます。昨年に
懲りず今回も統計学の授業で参加です。昨年度の1年生向けの「統計学」の
授業を「Excelで学ぶ統計学」というタイトルに変更して、推測統計の3回分
を提供していています。実際の授業収録を元にしているので、授業の雰囲気
を見ていただくのも良いかも知れません。本学からは、私を含め4講座が提供
される予定です。
ちなみに、昨年人気であった科目は札幌大学が提供する「古武術演習」です。
まず古武術がスポーツ分野ということに驚きましたが、これをeラーニングに
するという発想にはたまげました。このような奇抜な発想で、全国の面白い
講義をいくつも整備すれば、新たな展開が見えてくるように思います。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■編□集□後□記□
―――――――――――――――――――――――――――――――
この春学期は瀬戸キャンパスの授業もあって、楽しみながら仕事ができました。
かなり変則な時間割(月曜1・2限と金曜4・5限)で、自分のペースを掴むのに
大変でしたが、無事終了できたことたことに感謝です。傍目から見て忙しそう
だとか、大変な仕事を負っているように思われがちですが、当の本人としては
「したいこと=仕事」と思っているので、喜々としていたことも多かったよう
に思います。
楽しみながら仕事をする基本は「追われる」姿勢でなく、常に「追う」ことが
できるよう仕事を溜めておかないことでしょうか。そのため何事も計画と準備
が肝要です。
□―――――――――――――――――――――――――――――
■□□> コジマガ kojimag@ 第53号
□───────────────────――2009.07.31─――
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.053
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
梅雨明けもしないままに7月も終わりです。しかし、夏の飲み会の告知により
気持ちがいよいよ夏モードになってきました。今夏の一大イベントとしては
衆議院選挙があり、候補者もマスコミも燃えることでしょう。政権選択選挙
ですから話題には事欠きません。選挙結果によっては経済政策も大きく左右
されるのも初めてではないでしょうか。
さて、ゼミの飲み会は今回もお盆の真っ最中、8月14日(金)です。名古屋方面
に帰省されている方でお時間が許せば、是非ご参加ください。お目にかかる
機会を楽しみにしております。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■NGU短信 > 新型インフルエンザで大学休校の段
―――――――――――――――――――――――――――――――
☆関連サイト:http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
豚インフルエンザはSwine fluというそうです。もはや、豚とはいわずに
新型インフルエンザという名称になっています。5月にアメリカから帰国
した学生が「日本は騒ぎ過ぎ」と云ってましたが、納得できる部分があり
ます。確かに突然変異によって毒性の強い型になる可能性も否定できない
だけに、慎重な対応をとっているのでしょうか。
すでに新聞等でご存じの方も多いと思いますが、名古屋学院大学も他大学と
同様に、新型インフルエンザによって大学が休校措置になりました。名古屋
キャンパスが6月28日(日)から1週間、瀬戸キャンパスでも7月1日(水)から
週明けまで休校でした。突然、1週間も時間をもらうと最初は戸惑います。
さて、今回の騒動でいろいろなことを考えました。まず、危機管理の面です。
学校はこのような場合、保健所に連絡を取らなくてはなりません。すると
もし勝手なことをして問題が出れば、責任を追求されますので、マニュアル
通りのお沙汰が下ります。対象の学校は一斉に休校となります。覚えている
方も多いと思いますが、5月の大阪・神戸で起こった事態(経済活動まで麻痺
しそうな状況)に何だかおかしいと感じていても、以下のようことは一切
口にできませんでした。厚生労働省の通達に従ってもインフルエンザは根絶
できないはず・・・。冬に流行するインフルエンザの方がよほど感染者が多く
なるだろう。企業で感染者が出ても学校のような措置にはならないだろう・・・。
次に、事後対応(補講措置)です。唐突な長期休暇に喜んだ学生もいたはず
ですが、そんな訳にはいきません。休校した分だけの補講があります(この
対応をしない大学には驚きましたが・・・)。最近の大学は半期15回の授業と
なっていますので、本学では休校期間を毎週の土曜に振り分けるという措置
をしました。私の場合、幸い16週目を試験予定でしたので、空いていた15週
目に補講ができました。これまで休みが多かった学生は思わぬ休講に予定が
狂ってしまったのではないでしょうか。こうして考えるとやはり保険が必要
です。すなわち、日頃からきちんとこなしておけば学生も教員も慌てること
はありません。
最後に、今後に向けた対策です。春学期に早くも休校がでましたので、秋は
さらに休校措置が起きる可能性は高まると予想されます。そのような場合に
備えて、何をしたらよいでしょうか?本学にはCCSの自学自習システムがある
ので、これを休校期間中の学習課題とするよう準備しておくことも一案です。
また学生が出校できなくても講義をビデオ収録し、TIESで配信・アーカイブ
しておくことも可能です。このように万一に備えておき、大学として万全の
準備をしていたら、きっと世間様は驚くことでしょう。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■最近のゼミ・講義から
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☆関連サイト:http://www.tiesnet.jp/link/2009_typing/seiseki_0710.htm
☆関連サイト:http://www.minnade-daigaku.com
今回よりタイトルを「ゼミ・講義」に変更しました。
6月22日(月)から3週間にわたって「第1回全国大学対抗TIESタイピング大会」
が行われました。200位以内にランクインした学生に対してポイントを付与し、
獲得した合計スコアで大学が競うというものです。3週間で3000名以上の学生
が参加し、大いに盛り上がりました。
ゼミでもタイピングコンテストに参加し、ポイントを獲得したゼミ生もいます。
優秀者を学術情報センターが表彰するなど、バックアップをいただいたお蔭で
本学は予選を3位で通過しました。ちなみに、200位以内にランクインするには
1分間に300字が必要です。トップ10ともなると400字/分ですから「神の手」
の領域です。皆さんも一度試されるのがよいかも知れません。来る9月7日(月)
に本学で行われる決勝戦はきっと盛り上がることでしょう。
今夏も産経eカレッジが8月4日(火)~9月14日(月)まで開催されます。昨年に
懲りず今回も統計学の授業で参加です。昨年度の1年生向けの「統計学」の
授業を「Excelで学ぶ統計学」というタイトルに変更して、推測統計の3回分
を提供していています。実際の授業収録を元にしているので、授業の雰囲気
を見ていただくのも良いかも知れません。本学からは、私を含め4講座が提供
される予定です。
ちなみに、昨年人気であった科目は札幌大学が提供する「古武術演習」です。
まず古武術がスポーツ分野ということに驚きましたが、これをeラーニングに
するという発想にはたまげました。このような奇抜な発想で、全国の面白い
講義をいくつも整備すれば、新たな展開が見えてくるように思います。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■編□集□後□記□
―――――――――――――――――――――――――――――――
この春学期は瀬戸キャンパスの授業もあって、楽しみながら仕事ができました。
かなり変則な時間割(月曜1・2限と金曜4・5限)で、自分のペースを掴むのに
大変でしたが、無事終了できたことたことに感謝です。傍目から見て忙しそう
だとか、大変な仕事を負っているように思われがちですが、当の本人としては
「したいこと=仕事」と思っているので、喜々としていたことも多かったよう
に思います。
楽しみながら仕事をする基本は「追われる」姿勢でなく、常に「追う」ことが
できるよう仕事を溜めておかないことでしょうか。そのため何事も計画と準備
が肝要です。
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