□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@ 第124号
□───────────────────2016.03.31─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.124
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
2015年度の大晦日です。そして、4月1日は入学式が名古屋国際会議場センチュリー
ホールで行われます。大学はアカデミックイヤーで動いているので、年度末はどの
部署も新年度の準備に忙殺されています。
今年度も元気に頑張れました。健康に感謝し、自分へのご褒美も用意しました。
明日から新年度です。心機一転、頑張りましょう。
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■NGU短信 > 年度末の風景の段
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☆関連サイト:http://www.ngu.jp/system/article/detail/5084
3月21日(祝)に学位授与式が名古屋国際会議場で行われました。祝日だったので、
ご父母の姿が例年よりも多く見られました。名古屋では桜の開花宣言直後でしたが、
本学にとって開花後の卒業式は初めてではないかと思います。国公立大学の卒業式
は3月25日頃なので桜が咲いているのも珍しくありません。自分の卒業式を思い出す
と、桜と雪が同時に舞っている珍しい光景を目にしました。
数年前まで本学の卒業式の日程は、ほぼ3月15日と決まっていました。遅くなった
理由は、主に授業期間が延びたことです。15週の授業を確保すると、その後の定期
試験は、2月第1週まで実施されます。すると、追試や再試の日程も日延されるため、
卒業判定作業やそれを決定する教授会開催(今年は3月9日でした)も遅くなります。
学生の春休みはあまり変わりませんが、このように大学の3月の業務スケジュールは
過密になってきています。
さて、式典で学位の授与は博士号から始まり、修士・学士の順になります。今年度
は70歳の方が博士号を取得しました。学長は挨拶の冒頭でこの件に触れられ、学問
を続ける大切さを卒業生に向けて説いておられました。博士論文を書き上げるには
一人でコツコツ進めるという孤独と闘いながら辛抱強さが求められます。その努力
を讃えておられ、自分の経験も重ねあわせて感じ入っていました。
式典後、教室でゼミ生へ学位記を渡す際に、この話題に触れました。卒論をきちん
と書き上げる大変さは児島ゼミ卒業生ならば、皆が体験しています。そこで、再び
大学で学び直して学位を取得することが、どれだけ大変であるかを想像してもらい
ました。また、ゼミでは仲間とともに研究ができた学習環境、皆で卒論作成に取り
組んだ日々に感謝し、学生時代の思い出として頑張ってほしいことを伝えました。
社会人になっても、やはり勉強です。今は社会人大学院もいたるところにあるので、
長い人生で機会があればチャレンジしてみてはどうでしょう。
その後、午後2時から金山のANAクラウンプラザホテルで、卒業記念パーティが開催
されました。このパーティも3年目で定着した感があります。この席で同窓会長に
お会いしたので、夏のゼミ20周年パーティのお礼を申し上げました。また、本日の
ご予定をお聞きしたところ、全学部のパーティへ出るので5会場を学長とともに回
られるそうです。幸い会場がすべて同じホテルということが救いと仰っていました。
パーティのお開き後、夕刻に自宅へ戻りました。翌日も次年度の準備があるので、
疲れを癒やすには優しいスケジュールです。
新年度の業務ではプレイスメントテストが大きなイベントです。2008年から名古屋
キャンパスで入学予定者に対して実施していますので、受験をした経験のあるOB・
OGもいると思います。プレイスメントテストとは能力別クラス編成のためのテスト
で、3科目(英語・日本語・情報)を実施しています。入学生が未確定であるにも
関わらず、3月24日(木)に行いました。
入学前に合格者を名古屋キャンパスへ集めますが、地方入試の受験者は初めて大学
に訪れる人もいます。大学構内で一日に1500名が受験する日は、大学入試センター
試験以外ありません。そのような大きなイベントですが、これまでフォローが手薄
であり、さまざまな問題を抱えていました。今回は、やれるだけの改善しました。
とはいえ、まだ十分でないので、来年はもっとよい形式にしたいと考えてます。
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■最近のゼミから > 追い出しコンパと卒業論文集の段
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☆関連サイト:http://kojimag.blogspot.jp/2015/03/11420150328.html
4年生の追い出しコンパが2月25日(木)の夜に開かれました。通常は卒業式当日の
夜に行っていましたが、ゼミ生らが自分たちで決めた日程です。まだ、卒業も決定
しておらず、さらには再試験を受験しなければならない4年生がいたので、最初は
疑問を抱きました。とはいえ、3年生にとっては3月下旬が就職活動の真っ最中です
からこのスケジュールにも納得です。
まず、頻繁にサブゼミで顔を合わせていた4年生と久しぶりに話をしました。そして、
3年生は、2月下旬までにどれほど就職活動をしているかが一番気になるところです。
そこで、3年生全員と話をしました。やはり就活に戸惑っていたり、調子が良くない
ゼミ生がいました。その時には、ゼミの皆と情報交換をして、少しでも自分で行動
できるようにするよう激励を与えました。就活も卒論も、自分以外には誰もやって
くれないのですから。
さて、追いコンの最後には、恒例の卒業生から現役生へのプレゼントがありました。
児島にもタイルで作った製マグネット・ネームプレートをいただきました。これは、
研究室の扉に貼っておくのに大変便利で、嬉しい記念品です。そこで、卒業式の翌日
から飾っています。関係者しか知り得ないプレートです。
卒業式の後には、製本された卒論を持参し、ゼミ生の努力がまとまった作品として
見てもらいました。第20期の卒論とともに第3期生の卒論も製本しました。これまで
研究室に置いてあり、ほぼ原稿は揃っていましたが、機会を失っていました。今回は
20周年ということもあり、製本しました。これでゼミ卒業論文集は、8学年分になり
ました。それまで製本できなかったのはいろいろな背景や理由がありますが、これは
コジマガ第114号に掲載した通りです。
努力した卒業生の卒論はゼミやそれ以外の学生たちの参考資料にしたいと考えます。
レポートに限らず、卒論作成にもコピペが横行しており、大学として断固たる態度で
対応しなければなりませんが、実際の学生指導でうまくいかないゼミもあるようです。
大胆な改革は軋轢を生むのでできませんが、優れた卒業論文集を例示することから
徐々に改善したいと思います。その貴重な教育資料が児島ゼミの卒業論文集であって
もらいたいと願っています。
昨年から両面印刷で製本しましたので、厚みが半分になり保管や使い勝手もよくなり
ました。すべての論文の体裁がきちんと整っており、誤字脱字もほとんどないので、
見た目が美しい卒業論文集です。名古屋学院大学の卒業論文の手本となるように今後
とも努力してきたいと考えます。
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■編□集□後□記□
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年度末は何かと宴会が多く、週2回程度で飲み会がありました。飲み会でいろいろな
方と話をするのは好きですし、自分が知らないお店で美味しい食事や飲み物を体験
することは好奇心を掻き立てます。とはいえ、さすがに4日間連続の時は辛かった
ので、何事も程々です。
飲み会も、大学の仕事関係・ゼミの卒業生・高校大学の同級生などさまざまです。
非日常の人との情報交換から自分の位置が見えてくることがあります。また、人生
とはと考えさせられる内容もあります。大学にこもって仕事に集中することも重要
ですが、視野を広げておくようにする姿勢も必要と感じました。
■コジマガ・バックナンバー
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/
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2016年2月23日火曜日
第123号(2016.02.23)
□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@ 第123号
□───────────────────2016.02.23─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.123
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
先日、キャリアセンター主催のOB/OGによる業界説明会が開催され、そこに参加
したOBと会うことができました。彼とは卒業以来になります。また、その翌日の
結婚披露宴でも、卒業生との再会がありました。いずれも30歳前のOBで、社会人
として活躍している姿を見て、大変嬉しく思いました。お世辞が半分だとしても、
ゼミで学んだことが役に立っているという言葉は、今のゼミ生たちに伝えてもら
いたい内容です。
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■NGU短信 > 2年ゼミとゼミ対抗コア6コンペの段
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☆関連サイト:
久しぶりに2年ゼミの話題です。3・4年ゼミと異なり、2年ゼミは毎年の構成員
の状況を見ながら、レベルや内容を調整します。今年度の2年ゼミは学生の2極
化が色濃く出ていたので、難しさを抑えながら進めました。
春学期は「デジタルプレゼンテーション」の復習と発展、「データ表現技法」
での技量確認と簡単な統計量の体得を目指しました。4月の最初はPowerpoint
を使った自己紹介プレゼンです。予想通り、スライドの見栄えや美しさなど
全く意識されていないプレゼンが目立ちました。そこで、『伝わるデザイン』
をテキストに指定し、どこがダメなのかを指摘しながら、デザインのルールを
徹底しました。
あわせて、タイピング能力の向上を目指しました。案の定、ほとんどの学生が
キーボード入力を苦手としています。驚くことにホームポジションを知らない
という学生も少なくありません。そこで、毎回、タイピング練習をさせ、その
スコアをExcelに記録させました。繰り返し練習から多くのデータが蓄積され
ますので、毎回、平均・最高・最低・標準偏差といった統計値を計算させます。
さらに、データをグラフ描画することで、自分の成長度合いを実感させました。
データ表現技法では15回の授業でグラフを作成しましたから、忘れてしまった
学生がいても、ゼミの誰かがフォローできます。ですから、2軸グラフという
応用も、作成のヒントさえ与えれば、ゼミ生同士で解決できました。
春学期の最後は発表のリベンジです。自己紹介にタイピング成果を加えて発表
させました。すると、ほぼ全員が見違えるようなプレゼンへと改善することが
できました。最終回の授業時間では、自分の成長の振り返りとして、自己評価
を実施しました。
秋学期には「名証株式投資コンテスト」の参加のためにチームを編成しました。
春学期では個人作業が中心でしたので、社会性を養うためチームでの話し合い
を持たせるように努めました。チーム株や個人株の選択について相談をさせて、
ゼミのチーム同士で競わせるようにしました。すると株式投資に興味が表れて
いる姿が確認できました。約2ヶ月間のイベントで、ゼミ生らは経済ニュースを
チェックするようになったのもひとつの成果です。
また2年ゼミでは、学部行事としてゼミ対抗コア6コンペが開催されます。この
学部教育イベントに、後半は全力を注ぎました。毎回、出題範囲の一部をCCSの
小テストで復習させます。全部で16ヶ月分もあるので、練習だけでも大変です。
毎週コツコツと続ければ、出題範囲すべてを復習できます。その結果、5年目に
して初めて基準A・基準Gとも制覇することができました。今、研究室には、2つ
のトロフィーが鎮座しています。優秀な成績のゼミには、副賞としてランチの
補助制度があります。そこで最後のゼミ時間は、祝勝を兼ねたランチパーティ
としました。デリバリーの寿司を食しながらの慰労会になりました。
1年間のゼミを終えて、全員がゼミの単位を取得できたことに安堵しています。
2年生といえば、生活リズムが乱れる学生も少なくありません。確かに、欠席や
遅刻が目立つ学生やマネジメント能力が欠如している学生もいましたが、彼ら
を一定の水準まで引き上げることができ、責任を果たしたように思います。
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■最近のゼミから > 卒論仕上げに大苦戦の段
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☆関連サイト:http://www2.ngu.ac.jp/~kkojima/seminar/Feedbacksheet_A4size.pdf
今年度の卒論指導がほぼ終わりました。今回は取り掛かりは早かったものの、
ゴールが極めて遅くなってしまったという点で大失敗だったと思います。どの
ような学生であっても最低限のマネジメントができて、皆でコツコツ進めれば、
必ず成果は出ます。それが全員に十分伝わらなかったことは大きな反省です。
それでも、終盤にはゼミ生の中で仲間を助けようとする姿勢が見られたのが
唯一の救いでした。一方で、その思いに真摯に応えていない学生には失望し
ました。学生ならば許されるのかもしれませんが、社会人となる直前だけに
自分への甘えを断ち切ってもらいたいと願って止みません。今回の反省点は、
卒業論文集の巻頭言に譲ることにしましょう。
今年度の指導法での成果としては、赤ペン指導でFeedbackシートを付けて返却
したことです。毎年、一人ひとりに問題点の指摘と改善点を記入してきました。
従来の指導方法では、年末になると右手が腱鞘炎のようになってきます。また、
文字が乱れるので、ますます読みづらくなります。そこで、毎年よくあるミス
をチェックしました。赤ペン指導をPDFに記録していたので、ここに記載されて
いる主な内容をカテゴライズしました。するといくつかの典型的なパターンに
なっていることがわかりました。
まとめた内容をFeedbackシートとし、該当箇所にラインマーカを引き、注意を
喚起しました。昨年度から導入した点数の記入欄、さらに必要な指導について
はコメント欄に記載しました。この指導方法によって、赤ペンの使用量が格段
に減少し、手の痛みもなくなりました。また、ゼミ生と何度もやり取りを繰り
返すことから、指摘項目の見直しができました。
試練の一年でしたが、次年度は新たなメンバとともにさらなる改善に取り組み
たいと考えています。また、大きな期待を持ってゼミに臨みたいと思います。
来年度のゼミ募集は終了しており、ほぼメンバは決定しています。新2年ゼミは、
1年次の基礎セミナーを担当していなかったので、定員の半分も埋まらないので
はと思っていました。それでも前向きな学生らが、ゼミのポスターを見たとか、
先輩の講演で聞いたからという理由で応募してくれました。彼らの期待に応え
られるようなゼミにしたいと考えています。また、3年ゼミは1次募集から定員
を超過する応募がありました。それだけに内定したゼミ生諸君は、今の気持ち
を持ち続けてもらいたいものです。
───────────────────────
■編□集□後□記□
───────────────────────
最近、新たに出会う人とどこかでつながっているケースが異常に多いように
感じます。それだけに出会いを大切にしなければなりません。日頃から一所
懸命に取り組む姿勢が必要ということを感じます。もし手を抜いてしまうと、
それが評価を下げてしまう恐れがあります。すると、将来どこかでつながる
人たちとのネットワークに悪い影響をもたらすかもしれません。50歳を過ぎ、
人生は面白いものだとしみじみ感じるようになりました。
株式市場では「申年は騒ぐ」といわれますが、今年は政治・経済ニュースに
限らず、芸能も話題に事欠きません。大変な1年のスタートになっています。
上のコラムのように卒論指導も例外でなく、大変な状況でした。これで落ち
込むことなく、試練を糧に次のステップアップとしたいと思います。
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先日、キャリアセンター主催のOB/OGによる業界説明会が開催され、そこに参加
したOBと会うことができました。彼とは卒業以来になります。また、その翌日の
結婚披露宴でも、卒業生との再会がありました。いずれも30歳前のOBで、社会人
として活躍している姿を見て、大変嬉しく思いました。お世辞が半分だとしても、
ゼミで学んだことが役に立っているという言葉は、今のゼミ生たちに伝えてもら
いたい内容です。
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■NGU短信 > 2年ゼミとゼミ対抗コア6コンペの段
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久しぶりに2年ゼミの話題です。3・4年ゼミと異なり、2年ゼミは毎年の構成員
の状況を見ながら、レベルや内容を調整します。今年度の2年ゼミは学生の2極
化が色濃く出ていたので、難しさを抑えながら進めました。
春学期は「デジタルプレゼンテーション」の復習と発展、「データ表現技法」
での技量確認と簡単な統計量の体得を目指しました。4月の最初はPowerpoint
を使った自己紹介プレゼンです。予想通り、スライドの見栄えや美しさなど
全く意識されていないプレゼンが目立ちました。そこで、『伝わるデザイン』
をテキストに指定し、どこがダメなのかを指摘しながら、デザインのルールを
徹底しました。
あわせて、タイピング能力の向上を目指しました。案の定、ほとんどの学生が
キーボード入力を苦手としています。驚くことにホームポジションを知らない
という学生も少なくありません。そこで、毎回、タイピング練習をさせ、その
スコアをExcelに記録させました。繰り返し練習から多くのデータが蓄積され
ますので、毎回、平均・最高・最低・標準偏差といった統計値を計算させます。
さらに、データをグラフ描画することで、自分の成長度合いを実感させました。
データ表現技法では15回の授業でグラフを作成しましたから、忘れてしまった
学生がいても、ゼミの誰かがフォローできます。ですから、2軸グラフという
応用も、作成のヒントさえ与えれば、ゼミ生同士で解決できました。
春学期の最後は発表のリベンジです。自己紹介にタイピング成果を加えて発表
させました。すると、ほぼ全員が見違えるようなプレゼンへと改善することが
できました。最終回の授業時間では、自分の成長の振り返りとして、自己評価
を実施しました。
秋学期には「名証株式投資コンテスト」の参加のためにチームを編成しました。
春学期では個人作業が中心でしたので、社会性を養うためチームでの話し合い
を持たせるように努めました。チーム株や個人株の選択について相談をさせて、
ゼミのチーム同士で競わせるようにしました。すると株式投資に興味が表れて
いる姿が確認できました。約2ヶ月間のイベントで、ゼミ生らは経済ニュースを
チェックするようになったのもひとつの成果です。
また2年ゼミでは、学部行事としてゼミ対抗コア6コンペが開催されます。この
学部教育イベントに、後半は全力を注ぎました。毎回、出題範囲の一部をCCSの
小テストで復習させます。全部で16ヶ月分もあるので、練習だけでも大変です。
毎週コツコツと続ければ、出題範囲すべてを復習できます。その結果、5年目に
して初めて基準A・基準Gとも制覇することができました。今、研究室には、2つ
のトロフィーが鎮座しています。優秀な成績のゼミには、副賞としてランチの
補助制度があります。そこで最後のゼミ時間は、祝勝を兼ねたランチパーティ
としました。デリバリーの寿司を食しながらの慰労会になりました。
1年間のゼミを終えて、全員がゼミの単位を取得できたことに安堵しています。
2年生といえば、生活リズムが乱れる学生も少なくありません。確かに、欠席や
遅刻が目立つ学生やマネジメント能力が欠如している学生もいましたが、彼ら
を一定の水準まで引き上げることができ、責任を果たしたように思います。
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今年度の卒論指導がほぼ終わりました。今回は取り掛かりは早かったものの、
ゴールが極めて遅くなってしまったという点で大失敗だったと思います。どの
ような学生であっても最低限のマネジメントができて、皆でコツコツ進めれば、
必ず成果は出ます。それが全員に十分伝わらなかったことは大きな反省です。
それでも、終盤にはゼミ生の中で仲間を助けようとする姿勢が見られたのが
唯一の救いでした。一方で、その思いに真摯に応えていない学生には失望し
ました。学生ならば許されるのかもしれませんが、社会人となる直前だけに
自分への甘えを断ち切ってもらいたいと願って止みません。今回の反省点は、
卒業論文集の巻頭言に譲ることにしましょう。
今年度の指導法での成果としては、赤ペン指導でFeedbackシートを付けて返却
したことです。毎年、一人ひとりに問題点の指摘と改善点を記入してきました。
従来の指導方法では、年末になると右手が腱鞘炎のようになってきます。また、
文字が乱れるので、ますます読みづらくなります。そこで、毎年よくあるミス
をチェックしました。赤ペン指導をPDFに記録していたので、ここに記載されて
いる主な内容をカテゴライズしました。するといくつかの典型的なパターンに
なっていることがわかりました。
まとめた内容をFeedbackシートとし、該当箇所にラインマーカを引き、注意を
喚起しました。昨年度から導入した点数の記入欄、さらに必要な指導について
はコメント欄に記載しました。この指導方法によって、赤ペンの使用量が格段
に減少し、手の痛みもなくなりました。また、ゼミ生と何度もやり取りを繰り
返すことから、指摘項目の見直しができました。
試練の一年でしたが、次年度は新たなメンバとともにさらなる改善に取り組み
たいと考えています。また、大きな期待を持ってゼミに臨みたいと思います。
来年度のゼミ募集は終了しており、ほぼメンバは決定しています。新2年ゼミは、
1年次の基礎セミナーを担当していなかったので、定員の半分も埋まらないので
はと思っていました。それでも前向きな学生らが、ゼミのポスターを見たとか、
先輩の講演で聞いたからという理由で応募してくれました。彼らの期待に応え
られるようなゼミにしたいと考えています。また、3年ゼミは1次募集から定員
を超過する応募がありました。それだけに内定したゼミ生諸君は、今の気持ち
を持ち続けてもらいたいものです。
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■編□集□後□記□
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最近、新たに出会う人とどこかでつながっているケースが異常に多いように
感じます。それだけに出会いを大切にしなければなりません。日頃から一所
懸命に取り組む姿勢が必要ということを感じます。もし手を抜いてしまうと、
それが評価を下げてしまう恐れがあります。すると、将来どこかでつながる
人たちとのネットワークに悪い影響をもたらすかもしれません。50歳を過ぎ、
人生は面白いものだとしみじみ感じるようになりました。
株式市場では「申年は騒ぐ」といわれますが、今年は政治・経済ニュースに
限らず、芸能も話題に事欠きません。大変な1年のスタートになっています。
上のコラムのように卒論指導も例外でなく、大変な状況でした。これで落ち
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2015年12月31日木曜日
第122号(2015.12.31)
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昨晩30日には恒例のゼミOB/OGによる忘年会が開催されました。久しぶり忘年会に
参加という卒業生もいて、懐かしい限りでした。ここで朗報をいくつも聞くこと
ができ、よい一年の締めくくりであったと思います。皆さんにとって、2015年は
いかがだったでしょうか?2016年が素晴らしい年でありますよう祈念しています。
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■NGU短信 > CCSでの授業アンケートの段
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☆関連サイト:
毎学期、学生による授業アンケートが行われます。すでに15年以上前から実施
されているので、授業中にマークシートで回答した人も少なくないと思います。
かつては、授業評価アンケートと呼ばれていました。文部科学省の指導もあり、
今ではほとんどの大学が行っています。多くの授業で、マークシート方式での
アンケートを実施するのは、想像以上に大変な作業です。それを具体的に示す
と以下のようになります。
まず、どの科目で実施するかという事前調査が必要です。具体的には1200程の
開講科目の中で、約500科目で実施されます。次に、実施科目の履修者数分の
回答用紙を用意し、袋詰します。授業が行われる3つの学舎に送られて、窓口
では曜日ごとに用意されます。担当教員は授業開始前に窓口で用紙の受け取り、
教室で学生への配付・主旨説明した後に用紙を回収します。さらに窓口へ返却
という作業が伴います。
そして、アンケート読み取り作業です。3箇所から回収袋を作業場へ集めた上、
回収袋を開封し、欠席した学生分の白紙を取り除きます。(白紙の総計は毎回
1万枚以上にもなります。)続く作業では、マークシートリーダで1枚ずつ読み
込みますが、いい加減な記入で読み取れないシートがあると適切に修正し再び
読み込ませます。フル稼働し、およそ1週間で全部読み込みます。
正しくファイルが構成されているかを確認し、集計されたデータを1科目ずつ
CCSへアップします。全科目が揃った後に、全データの統計処理がCCS上で実行
されます。個別結果では、全体の平均からの差を示したグラフと表が出力され
ます。結果を印刷し、科目ずつ回答用紙を封筒詰めして、教員へ返却します。
結果データを見たうえで、教員には所感を書いて、CCSへ提出してもらいます。
アンケートは2週間で実施されますが、200名以上の先生ともなれば、実施を
忘れていたり、間違って実施してしまうケースもあります。授業アンケート
には上記のような手続が発生します。実務部門を管轄する教務部長としては、
煩雑な事務作業が今後も続く事態を看過できません。作業に必要な人的費用
を考えると相当のコストがかかっています。そこで、昨年度はこの現状をFD
委員会に報告し、改善方法を提案しました。
ソリューションは学生のスマートフォンです。新入生の98.5%が入学直後に
スマホを持っている現実を見ると、アンケートを紙からWebへ移行すること
も可能であると考えました。とはいえ、イノベーションの導入には、慎重を
期さなければなりません。基本を構想・提案し、1年をかけ準備をしました。
まず、春学期にCCS内にアンケートシステムを用意し、情報処理関連の授業
で試験的に運用しました。ここから問題点を洗い出し、全学的実施に向けて
改善を加えました。そして、秋学期はCCSでの回答方式をデフォルトとして、
事前調査を行いました。(ここでは行動経済学の知見を利用しています。)
紙での実施に拘る教員もいるので、希望者には従来通り紙のアンケートを
用意しました。
すると400科目以上がWeb実施となりました。紙ベースは100科目ほどでした
ので、読み込み作業は極めて早く終了できました。集計作業も順調で、当初
予定を繰り上げ先生へ結果をフィードバックができました。さらに、ムダな
白紙を劇的に減らすことに成功しました。先生方の感想で、学生はスマホで
のCCS操作に慣れているといった驚きを表現したコメントも寄せられました。
学生らも協力してくれたおかげで、心配していた回答率の低下はありません
でした。ただし、課題もあります。大教室では無線LANが繋がりづらい混雑
現象も散見されました。
結果の見せ方も工夫しているので、今後の結果が期待されます。もし全科目
がCCSの実施ならば、終了直後にアンケート結果を先生方にフィードバック
することができますし、改善の余地は大きいこともわかりました。次年度は、
さらなる改善とともに大学への定着を目指したいと考えます。加えて、今回
得られた成果を内外に報告し、本学のプレゼンスをアップしたいと思います。
すでに法政大学もWebで実施しているようで、他大学の状況を調査する必要
があります。
本学の一般入試の願書提出方法は、Webのみになっています。国の施策でも
国勢調査やマイナンバーカードの申請でスマホを使ったソリューションが
実行されています。大学生に対するアプローチであれば、さらに積極的に
進めてよいかと思います。
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■最近のゼミから > 初の補講の段
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☆関連サイト:
不自由な環境に置かれると日常の有り難みがわかるものです。今年度の大学の
暦は卒論指導に著しく不向きです。大学の授業は12月22日で年内終了で、24日
の終日と25日の午前中で事務局も閉鎖することになり、一斉休業に入ります。
年明けは1月8日になるので、学術情報センターでのサブゼミもできない状況に
なりました。そのままだと、2週間も大学が使えないことになります。そこで、
事態を解決すべく事務と相談しました。
補講という名案がありました。休講はしていないので、補講をする必要はあり
ませんが、授業が進まないのであれば致し方ありません。さらに、一斉休業中
でも教員の管理下で教室を利用することができるようです。そこで、年内では
12月28日の午後に児島ゼミでは初となる補講を実施しました。4年ゼミで補講
登録をし、3年生にも案内しました。
すると4年生が7名、3年生が6名参加しました。静寂な校舎の中で、3時間弱の
ゼミを行いました。出席学生の意欲と比例してか、生産性は極めて高いものに
なりました。僅かな時間しかないので、ムダのない充実したゼミでした。参加
したゼミ生の満足度も高かったことでしょう。3年生には研究テーマの相談と
研究報告書の指導、そして皆でネタや問題意識の確認をしました。一方、4年
は一人ひとりの進捗状況を確認した後、執筆中の卒論本文を全員でダメ出しを
行いました。およそ1週間ぶりなだけに、十分なダメが出たように思います。
一人で執筆するだけでは生産性は上がらず、皆で集まってやることを重要性を
再認識してくれたのではないでしょうか。本来、サブゼミでやることを補講と
いう形で示せたのではないかと思います。
第2弾として年明けの1月6日に予定しています。普段は当たり前の学習環境が
当たり前でないということがわかり、今回の補講で参加者はよい経験をできた
ようにと思います。児島にとっては、いつものサービス残業ですが、ゼミ生ら
に新たな気づきがあれば、それが一番です。
これを長い人生で考えてみても、同じようなことがいえるかもしれません。
学生時代は当たり前に勉強できる身分ですが、社会人になると自分のために
勉強する時間がほとんどありません。多くの卒業生が「学生時代に勉強して
おけばよかった。」というのもわかります。やはり、経済学で学ぶ希少性を
感じる体験が重要かと思います。
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■編□集□後□記□
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2015年の経済事件としては、夏に起こった中国バブルの崩壊と冬にFRBが実施
した9年ぶりの利上げでしょう。2016年はオリンピックや大統領選挙もあり、
どのような経済状況になるのでしょうか?多くのエコノミストの予測が新聞
などに掲載される時期ですので、それらを1年後に検証することも卒論ネタに
なると思います。
■コジマガ・バックナンバー
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/
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■□□> コジマガ kojimag@ 第122号
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□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.122
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
昨晩30日には恒例のゼミOB/OGによる忘年会が開催されました。久しぶり忘年会に
参加という卒業生もいて、懐かしい限りでした。ここで朗報をいくつも聞くこと
ができ、よい一年の締めくくりであったと思います。皆さんにとって、2015年は
いかがだったでしょうか?2016年が素晴らしい年でありますよう祈念しています。
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■NGU短信 > CCSでの授業アンケートの段
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☆関連サイト:
毎学期、学生による授業アンケートが行われます。すでに15年以上前から実施
されているので、授業中にマークシートで回答した人も少なくないと思います。
かつては、授業評価アンケートと呼ばれていました。文部科学省の指導もあり、
今ではほとんどの大学が行っています。多くの授業で、マークシート方式での
アンケートを実施するのは、想像以上に大変な作業です。それを具体的に示す
と以下のようになります。
まず、どの科目で実施するかという事前調査が必要です。具体的には1200程の
開講科目の中で、約500科目で実施されます。次に、実施科目の履修者数分の
回答用紙を用意し、袋詰します。授業が行われる3つの学舎に送られて、窓口
では曜日ごとに用意されます。担当教員は授業開始前に窓口で用紙の受け取り、
教室で学生への配付・主旨説明した後に用紙を回収します。さらに窓口へ返却
という作業が伴います。
そして、アンケート読み取り作業です。3箇所から回収袋を作業場へ集めた上、
回収袋を開封し、欠席した学生分の白紙を取り除きます。(白紙の総計は毎回
1万枚以上にもなります。)続く作業では、マークシートリーダで1枚ずつ読み
込みますが、いい加減な記入で読み取れないシートがあると適切に修正し再び
読み込ませます。フル稼働し、およそ1週間で全部読み込みます。
正しくファイルが構成されているかを確認し、集計されたデータを1科目ずつ
CCSへアップします。全科目が揃った後に、全データの統計処理がCCS上で実行
されます。個別結果では、全体の平均からの差を示したグラフと表が出力され
ます。結果を印刷し、科目ずつ回答用紙を封筒詰めして、教員へ返却します。
結果データを見たうえで、教員には所感を書いて、CCSへ提出してもらいます。
アンケートは2週間で実施されますが、200名以上の先生ともなれば、実施を
忘れていたり、間違って実施してしまうケースもあります。授業アンケート
には上記のような手続が発生します。実務部門を管轄する教務部長としては、
煩雑な事務作業が今後も続く事態を看過できません。作業に必要な人的費用
を考えると相当のコストがかかっています。そこで、昨年度はこの現状をFD
委員会に報告し、改善方法を提案しました。
ソリューションは学生のスマートフォンです。新入生の98.5%が入学直後に
スマホを持っている現実を見ると、アンケートを紙からWebへ移行すること
も可能であると考えました。とはいえ、イノベーションの導入には、慎重を
期さなければなりません。基本を構想・提案し、1年をかけ準備をしました。
まず、春学期にCCS内にアンケートシステムを用意し、情報処理関連の授業
で試験的に運用しました。ここから問題点を洗い出し、全学的実施に向けて
改善を加えました。そして、秋学期はCCSでの回答方式をデフォルトとして、
事前調査を行いました。(ここでは行動経済学の知見を利用しています。)
紙での実施に拘る教員もいるので、希望者には従来通り紙のアンケートを
用意しました。
すると400科目以上がWeb実施となりました。紙ベースは100科目ほどでした
ので、読み込み作業は極めて早く終了できました。集計作業も順調で、当初
予定を繰り上げ先生へ結果をフィードバックができました。さらに、ムダな
白紙を劇的に減らすことに成功しました。先生方の感想で、学生はスマホで
のCCS操作に慣れているといった驚きを表現したコメントも寄せられました。
学生らも協力してくれたおかげで、心配していた回答率の低下はありません
でした。ただし、課題もあります。大教室では無線LANが繋がりづらい混雑
現象も散見されました。
結果の見せ方も工夫しているので、今後の結果が期待されます。もし全科目
がCCSの実施ならば、終了直後にアンケート結果を先生方にフィードバック
することができますし、改善の余地は大きいこともわかりました。次年度は、
さらなる改善とともに大学への定着を目指したいと考えます。加えて、今回
得られた成果を内外に報告し、本学のプレゼンスをアップしたいと思います。
すでに法政大学もWebで実施しているようで、他大学の状況を調査する必要
があります。
本学の一般入試の願書提出方法は、Webのみになっています。国の施策でも
国勢調査やマイナンバーカードの申請でスマホを使ったソリューションが
実行されています。大学生に対するアプローチであれば、さらに積極的に
進めてよいかと思います。
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■最近のゼミから > 初の補講の段
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☆関連サイト:
不自由な環境に置かれると日常の有り難みがわかるものです。今年度の大学の
暦は卒論指導に著しく不向きです。大学の授業は12月22日で年内終了で、24日
の終日と25日の午前中で事務局も閉鎖することになり、一斉休業に入ります。
年明けは1月8日になるので、学術情報センターでのサブゼミもできない状況に
なりました。そのままだと、2週間も大学が使えないことになります。そこで、
事態を解決すべく事務と相談しました。
補講という名案がありました。休講はしていないので、補講をする必要はあり
ませんが、授業が進まないのであれば致し方ありません。さらに、一斉休業中
でも教員の管理下で教室を利用することができるようです。そこで、年内では
12月28日の午後に児島ゼミでは初となる補講を実施しました。4年ゼミで補講
登録をし、3年生にも案内しました。
すると4年生が7名、3年生が6名参加しました。静寂な校舎の中で、3時間弱の
ゼミを行いました。出席学生の意欲と比例してか、生産性は極めて高いものに
なりました。僅かな時間しかないので、ムダのない充実したゼミでした。参加
したゼミ生の満足度も高かったことでしょう。3年生には研究テーマの相談と
研究報告書の指導、そして皆でネタや問題意識の確認をしました。一方、4年
は一人ひとりの進捗状況を確認した後、執筆中の卒論本文を全員でダメ出しを
行いました。およそ1週間ぶりなだけに、十分なダメが出たように思います。
一人で執筆するだけでは生産性は上がらず、皆で集まってやることを重要性を
再認識してくれたのではないでしょうか。本来、サブゼミでやることを補講と
いう形で示せたのではないかと思います。
第2弾として年明けの1月6日に予定しています。普段は当たり前の学習環境が
当たり前でないということがわかり、今回の補講で参加者はよい経験をできた
ようにと思います。児島にとっては、いつものサービス残業ですが、ゼミ生ら
に新たな気づきがあれば、それが一番です。
これを長い人生で考えてみても、同じようなことがいえるかもしれません。
学生時代は当たり前に勉強できる身分ですが、社会人になると自分のために
勉強する時間がほとんどありません。多くの卒業生が「学生時代に勉強して
おけばよかった。」というのもわかります。やはり、経済学で学ぶ希少性を
感じる体験が重要かと思います。
───────────────────────
■編□集□後□記□
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2015年の経済事件としては、夏に起こった中国バブルの崩壊と冬にFRBが実施
した9年ぶりの利上げでしょう。2016年はオリンピックや大統領選挙もあり、
どのような経済状況になるのでしょうか?多くのエコノミストの予測が新聞
などに掲載される時期ですので、それらを1年後に検証することも卒論ネタに
なると思います。
■コジマガ・バックナンバー
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/
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2015年11月30日月曜日
第121号(2015.11.30)
□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□─────────────────────────
■□□> コジマガ kojimag@ 第121号
□───────────────────2015.11.30─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.121
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
同窓会が主催する第22回ホームカミングが10月25日(日)に開催されました。
今回のテーマは「スイーツ」で、とても工夫されたイベントだと思いました。
何と言っても小さなお子さんや女性が喜ぶだけに、家族連れには魅力的です。
開会前からスイーツコーナーはひときわ注目を集めており、テーブルは多くの
お子さんと女性たちで取り囲まれていました。開会後、瞬く間になくなってし
まったのは、その人気を表しています。
さらに、同窓会にご配慮いただき、新棟の1階にできたビストロ大地にて2次会
の場所をご用意いただきました。外国語学部の大西ゼミ卒業生とともにご一緒
させてもらいました。軽食や飲み物が準備され、ゆっくりと歓談ができる空間
でしたので、とても素敵な時間を過ごすことができました。
同窓会の皆さまには、感謝申し上げます。
───────────────────────
■NGU短信 > 教育イベント花盛りの段
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☆関連サイト:http://nagoya-stock-exchange.com/
収穫の秋は、教育機関でも今年の教育成果を披露する時期です。最近は、文部
科学省からアクティブラーニングが強く求められているだけに、学内でも教育
イベントが盛んです。
まず、名証株式投資コンテスト(10/1~11/30)では、10月末の参加学生チーム
数が163チーム(38の教育機関)です。本学は27チームが参加しており、その内
児島ゼミは2年から4年まで計12チームを構成しています。ここから、他ゼミも
多く参加していることが分かります。これまで多くの名古屋学院大学チームが
ランクインしていましたが、もうすぐ最終結果が公表されますので、ゼミの成果
を確認いただければと思います。
2年:児島組、卍児島卍、飛勝、一生
3年:ドグウ、ハニワ、マガタマ、パイル
4年:転ばし屋、うそ800、MOSバーガー、など
次に、学部イベントとして経済学部では卒業研究発表会(4年)の学内選考会が
開催されました。11月19日(木)から4日間にわたって大教室やクラインホール
で行われました。ここで選ばれた発表が12月2日(水)の公開審査会へ進みます。
経済学部では、その他、政策フォーラム(総合政策学科2/3年)やゼミ対抗コア6
コンペ(2年)といったイベントが目白押しです。
また、他学部でも、11月28日(土)にリハビリテーション学部で、全ゼミ参加の
卒業研究発表会が名古屋のクラインホールで開催されました。瀬戸キャンパスの
先生のお話では、これに向けて4年生らは頻繁に合宿をしていたそうです。他に、
11月22日(土)には、商学部が日経BP杯の予選を実施しました。これは3年生の
有志ゼミがチームで研究発表を競うイベントで、決勝は来年1月9日(土)に開催
予定です。
さらに、全学的な教育イベントとして「まちづくり提言コンペ」が行われました。
これは全学の1年生がPBL型授業として、名古屋学院大学の近隣(熱田区・瀬戸市)
の地域の課題に取り組みます。問題を発見し、それをどのように改善すべきかと
いった答えのない問題に挑戦します。卒論のアプローチと同じですので、1年生に
とっても実践的なトレーニングの場になります。10月にはこのコンペの表彰式が
執り行われました。応募作品には、1年生ながら素晴らしい提言がいくつもあって、
学内で優秀な作品を選んだ上で、各役所で最終選考をしてもらいました。残念
ながら経済学部生は優秀賞に選ばれませんでしたが、受賞した学生らは熱田区長
と瀬戸市長から直接、賞状を渡していただきました。
以上のような学生参加型の教育イベントが実施され、アクティブラーニングから
学生たちは多くの力を身に付けてくれます。もちろん授業から教わることも重要
ですが、仲間と共に学び・教え合い・助け合うことは、社会で活躍するのに最も
必要な経験であるように思います。今後は、学生らが身に付けた能力を測定する
方法を学内に定着させなければなりません。これが次年度の仕事です。
───────────────────────
■最近のゼミから > 卒業研究発表会の段
───────────────────────
☆関連サイト:
先の記事で触れましたが、経済学部では恒例となった第14回卒業研究発表会が
実施されました。学内イベントをペースメーカーにしながら卒論を進めれば、
順調に完成するはずです。
今回、4年ゼミ生の多くがエントリーをしました。残念ながら12月2日(水)の
公開審査会へ進出できたゼミ生はおらず、ゼミとして結果は伴いませんでした
が、皆よく頑張ったのではないかと思います。各自が反省をしていますので、
それを必ず次の結果(卒論完成)につなげてくれるよう期待しています。また、
別の見方をすれば、他のゼミが素晴らしい研究発表をしたということでしょう。
それだけ経済学部の全体のレベルが上がっている証左なので、喜ぶべきことと
考えるべきです。(ただし、児島ゼミの指導方法を再考する必要があるかも知
れませんが・・・)
発表会を経て、ほとんどの4年生がWordで作文にとりかかっています。山登りで
言えば7合目から8合目でしょう。卒業研究発表会に向けて十分に準備した人は、
早く卒論を書き上げることができると思います。とはいえ、一人ではできない
ので、ダメ出し作業などを通じて自分たち助け合い、切磋琢磨してもらいたい
と願っています。何よりも、卒論で何が言いたいのか(すなわち結論は?)と
いう点を明確にして、筋道を立てて説明することが望まれます。
見本となる先輩たちの卒論は製本とともにPDF化されています。あわせて、ダメ
出しのプロセスもPDFで記録されています。これらを参考しながら、卒論で苦労
した先輩たちの轍を踏まないように、しっかりと確実に進めてほしいものです。
風邪などひかないよう自己管理をしながら、目指したゴールまで到達してもらい
たいと願っています。
また、3年ゼミも研究報告書のステージに移行しました。目前に迫る就職活動の
準備を早めにとりかかってもらいたいと思います。4年生の2大イベントである
就職活動と卒論作成は、誰も代わりにやってくれる人はいません。結局、自分
の力で進めるしかなんだと気づいてもらいたいものです。一人では不安ならば、
皆と一緒にやることが有効です。良き仲間と信頼を築き、充実したゼミの日々
を過ごして下さい。
───────────────────────
■編□集□後□記□
───────────────────────
早いもので、明日から12月です。今年も残すところひと月しかありません。やる
べきことは、今年中に片付けておきたいものです。
さて、8月のパーティに併せて作成した『Passionage』は24冊ほど残部があります。
年末恒例の忘年会が12月30日に予定されているようですから、20周年パーティに
参加できなかった卒業生へ配付したいと考えています。必要な部数だけ持参します
ので、忘年会への出席連絡を欠かさないようお願いします。
■コジマガ・バックナンバー
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/
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■□□> コジマガ kojimag@ 第121号
□───────────────────2015.11.30─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.121
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同窓会が主催する第22回ホームカミングが10月25日(日)に開催されました。
今回のテーマは「スイーツ」で、とても工夫されたイベントだと思いました。
何と言っても小さなお子さんや女性が喜ぶだけに、家族連れには魅力的です。
開会前からスイーツコーナーはひときわ注目を集めており、テーブルは多くの
お子さんと女性たちで取り囲まれていました。開会後、瞬く間になくなってし
まったのは、その人気を表しています。
さらに、同窓会にご配慮いただき、新棟の1階にできたビストロ大地にて2次会
の場所をご用意いただきました。外国語学部の大西ゼミ卒業生とともにご一緒
させてもらいました。軽食や飲み物が準備され、ゆっくりと歓談ができる空間
でしたので、とても素敵な時間を過ごすことができました。
同窓会の皆さまには、感謝申し上げます。
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■NGU短信 > 教育イベント花盛りの段
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収穫の秋は、教育機関でも今年の教育成果を披露する時期です。最近は、文部
科学省からアクティブラーニングが強く求められているだけに、学内でも教育
イベントが盛んです。
まず、名証株式投資コンテスト(10/1~11/30)では、10月末の参加学生チーム
数が163チーム(38の教育機関)です。本学は27チームが参加しており、その内
児島ゼミは2年から4年まで計12チームを構成しています。ここから、他ゼミも
多く参加していることが分かります。これまで多くの名古屋学院大学チームが
ランクインしていましたが、もうすぐ最終結果が公表されますので、ゼミの成果
を確認いただければと思います。
2年:児島組、卍児島卍、飛勝、一生
3年:ドグウ、ハニワ、マガタマ、パイル
4年:転ばし屋、うそ800、MOSバーガー、など
次に、学部イベントとして経済学部では卒業研究発表会(4年)の学内選考会が
開催されました。11月19日(木)から4日間にわたって大教室やクラインホール
で行われました。ここで選ばれた発表が12月2日(水)の公開審査会へ進みます。
経済学部では、その他、政策フォーラム(総合政策学科2/3年)やゼミ対抗コア6
コンペ(2年)といったイベントが目白押しです。
また、他学部でも、11月28日(土)にリハビリテーション学部で、全ゼミ参加の
卒業研究発表会が名古屋のクラインホールで開催されました。瀬戸キャンパスの
先生のお話では、これに向けて4年生らは頻繁に合宿をしていたそうです。他に、
11月22日(土)には、商学部が日経BP杯の予選を実施しました。これは3年生の
有志ゼミがチームで研究発表を競うイベントで、決勝は来年1月9日(土)に開催
予定です。
さらに、全学的な教育イベントとして「まちづくり提言コンペ」が行われました。
これは全学の1年生がPBL型授業として、名古屋学院大学の近隣(熱田区・瀬戸市)
の地域の課題に取り組みます。問題を発見し、それをどのように改善すべきかと
いった答えのない問題に挑戦します。卒論のアプローチと同じですので、1年生に
とっても実践的なトレーニングの場になります。10月にはこのコンペの表彰式が
執り行われました。応募作品には、1年生ながら素晴らしい提言がいくつもあって、
学内で優秀な作品を選んだ上で、各役所で最終選考をしてもらいました。残念
ながら経済学部生は優秀賞に選ばれませんでしたが、受賞した学生らは熱田区長
と瀬戸市長から直接、賞状を渡していただきました。
以上のような学生参加型の教育イベントが実施され、アクティブラーニングから
学生たちは多くの力を身に付けてくれます。もちろん授業から教わることも重要
ですが、仲間と共に学び・教え合い・助け合うことは、社会で活躍するのに最も
必要な経験であるように思います。今後は、学生らが身に付けた能力を測定する
方法を学内に定着させなければなりません。これが次年度の仕事です。
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■最近のゼミから > 卒業研究発表会の段
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先の記事で触れましたが、経済学部では恒例となった第14回卒業研究発表会が
実施されました。学内イベントをペースメーカーにしながら卒論を進めれば、
順調に完成するはずです。
今回、4年ゼミ生の多くがエントリーをしました。残念ながら12月2日(水)の
公開審査会へ進出できたゼミ生はおらず、ゼミとして結果は伴いませんでした
が、皆よく頑張ったのではないかと思います。各自が反省をしていますので、
それを必ず次の結果(卒論完成)につなげてくれるよう期待しています。また、
別の見方をすれば、他のゼミが素晴らしい研究発表をしたということでしょう。
それだけ経済学部の全体のレベルが上がっている証左なので、喜ぶべきことと
考えるべきです。(ただし、児島ゼミの指導方法を再考する必要があるかも知
れませんが・・・)
発表会を経て、ほとんどの4年生がWordで作文にとりかかっています。山登りで
言えば7合目から8合目でしょう。卒業研究発表会に向けて十分に準備した人は、
早く卒論を書き上げることができると思います。とはいえ、一人ではできない
ので、ダメ出し作業などを通じて自分たち助け合い、切磋琢磨してもらいたい
と願っています。何よりも、卒論で何が言いたいのか(すなわち結論は?)と
いう点を明確にして、筋道を立てて説明することが望まれます。
見本となる先輩たちの卒論は製本とともにPDF化されています。あわせて、ダメ
出しのプロセスもPDFで記録されています。これらを参考しながら、卒論で苦労
した先輩たちの轍を踏まないように、しっかりと確実に進めてほしいものです。
風邪などひかないよう自己管理をしながら、目指したゴールまで到達してもらい
たいと願っています。
また、3年ゼミも研究報告書のステージに移行しました。目前に迫る就職活動の
準備を早めにとりかかってもらいたいと思います。4年生の2大イベントである
就職活動と卒論作成は、誰も代わりにやってくれる人はいません。結局、自分
の力で進めるしかなんだと気づいてもらいたいものです。一人では不安ならば、
皆と一緒にやることが有効です。良き仲間と信頼を築き、充実したゼミの日々
を過ごして下さい。
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■編□集□後□記□
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早いもので、明日から12月です。今年も残すところひと月しかありません。やる
べきことは、今年中に片付けておきたいものです。
さて、8月のパーティに併せて作成した『Passionage』は24冊ほど残部があります。
年末恒例の忘年会が12月30日に予定されているようですから、20周年パーティに
参加できなかった卒業生へ配付したいと考えています。必要な部数だけ持参します
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2015年10月16日金曜日
第120号(2015.10.16)
□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@ 第120号
□───────────────────2015.10.16.─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.120
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
約2ヶ月ぶりのコジマガです。今回で120号になりました。盛夏は過ぎ去り、
秋が深まりつつあります。8月8日のゼミ記念パーティ後からのお話です。
まず、9月3日の夜、児島の東京出張に合わせて御茶ノ水でゼミの飲み会が
開催されました。1期生から19期生の8名とともに、2次会まで楽しい時間を
過ごしました。これはゼミ創立20周年記念パーティからスピンアウトした
企画です。準備をしてくれた皆さんには感謝申し上げます。ちなみに今回の
出張目的は発表報告でしたが、その内容は以下のコラムに関係しています。
また、9月13日にはゼミの卒業生らと木曽御岳までゴルフへ出かけました。
懸案だったスポーツイベントでようやく実現です。これでゼミ同窓会は次の
ステージへ移行した感があります。ゴルフは歳を重ねてもできるので、今後
30年のコミュニケーションと健康増進の機会を得たことになります。ゴルフ
に精進している方や挑戦してみたい方は、いつか一緒にラウンドしましょう。
さらに、大学同窓会よりホームカミングデーの案内をいただきました。来る
10月25日(日)に名古屋キャンパスで開催されますので、お時間が許す方は
是非お出かけください。同窓会のご厚意により、歓談できるスペースを用意
いただいたので、ゆっくりお話できるかと思います。
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■NGU短信 > 名証株式投資コンテストの段
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☆関連サイト:https://www.nagoya-stock-exchange.com/
今回で第6回目となる名証株式投資コンテストが、10月1日より開催されて
います。今年も2ヶ月間にわたって、熱い戦いが繰り広げられることを期待
します。コンテストの開始直前イベントとして、9月30日に「学生向け株式
投資セミナー」が名証ホールで催されました。
このセミナーへは、金城学院大学をはじめ多くの大学生が参加しました。
今回は昨年の反省を活かして、いくつかの工夫が施されています。まず、
IR企業からノベルティグッズを学生に提供いただきました。学生にとって
企業のグッズは印象が強く、認知度アップにつながります。
また、IRとしての企業紹介にコメ兵さんが登場しました。学生にも馴染みの
ある企業としてBtoCが必要であることで実現しました。業務の内容が分かり
易いことに加え、インバウンドによる売上増加という視点は学生には勉強に
なったと思います。さらに、今回のセミナーでは四季報の見方や株式指標の
見方についても説明してもらいました。
学生チーム戦は3名以上でチームを編成できます。そこで、ゼミでは各学年
4チームとして、児島ゼミで計12チームが参戦しています。各人の仮想資金
である300万円は、次のように3分するよう指示しています。
1.チーム株:チームで決めた銘柄で最後まで保有する
2.業界株:チームや個人で決めた業界で株を動かす
3.投機株:投機的な売買を繰り返す
そして、毎週のゼミでチームの成績(損益)を報告します。
毎年、参加者のレベルが上がっているようなので、今年はどれほどの成績を
修めてくれるでしょうか?あわせて、ゼミ生が地元企業に関心を深め、経済
の勉強に興味を持ってくようになることを期待します。就職へ意識を深めて
くれれば、何も言うことはありません。
経済学で扱うテーマは現実的なはずですが、どうも学生諸君には関心が薄い
ように思います。自分の大学時代を振り返ると、数学や統計学と経済学との
つながりが不明で、重要な科目であるにもかかわらず興味がないままでした。
しばらくして授業が理解できるようになり、経済分野に興味が湧いて初めて
経済学を勉強する気になりました。そのような自分の経験から、学生に対し
できるだけ解りやすい授業を心がけています。とはいえ、全員が理解でき、
満足できる授業は大変難しい課題です。
教室で教員がひたすら説明するのでなく、自分たちで考えさせ答を導き出す
形態、いわゆるアクティブラーニングが有効であるように思えてなりません。
課題をチームで取り組み、皆で助け合いながら、互いを高め合うという方法
です。これまで3年ゼミの春学期に実施しているチーム研究が、それに相当
します。極度に人見知りが強い学生にとっては厄介な学習方法ですが、体験
した学生は確実に実力が身につけられる方法です。
今回の名証株式投資コンテストは、Webでのイベントを利用した学生チーム戦
というアクティブ・ラーニングの範疇に入ります。チームの仲間で助け合い、
チーム同士で成績を競い合うことから興味関心が深まるよう指導しています。
この2年間、ゼミで試行錯誤しながらチーム戦の指導をしてきましたが、ある
程度、良好な結果が得られたので、これに関する発表を東京で行いました。
参加大学やチームが増えることを期待しています。
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■最近のゼミから > 秋学期スタートの段
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☆関連サイト:http://www2.ngu.ac.jp/~kkojima/seminar/
昨年と同様、3/4年のゼミ生には夏休みの宿題を出しました。3年生には読書
およびその要約(インプットとアウトプット)、SPIの自学自習として就活に
ターゲットを絞っています。また、4年生は卒論のプレゼンと文書ファイルを
提出するよう指示しました。締切りは、秋学期のゼミが再スタートする1週間
と設定しました。
今年から就活スケジュールが大きく変更されたので、4年生でなかなか卒論に
取り掛かれないという人もいます。とはいえ、卒論の締切は待ってくれない
ので、うまいタイムマネジメントから年内に仕上げてもらいたいものです。
Facebookからおわかりのように今年のサブゼミはかなり早めに動いています。
全体では大変よい傾向ですが、参加者に大きな偏りがある点が気がかりです。
サブゼミに現れない一部の学生が取り残されている状況にあります。卒業生
ならば体験済みなので理解できるでしょうが、卒業論文は時間をかければ誰
でもできます。気が進まないからといって後回しにすると、それだけ自分が
しんどくなります。自分以外に誰も卒論は書いてくれないので、自分が自ら
進めなければなりません。さらに皆のペースから遅れてしまうと、フォロー
するゼミの仲間までに迷惑をかけてしまいます。
卒論作成は仕事と同じかもしれません。社会人予備軍としてトレーニングと
思って進めてほしいと願っています。何と言っても、早めに準備する計画性
やタイムマネジメントが重要です。全員が自主的にサブゼミを開催・参加し、
遅れている仲間をフローできる態勢を整えると皆がハッピーになるでしょう。
さて、10月15日にはゼミ終了後、飲み会が金山の鳥貴族で開催されました。
3/4年生が混じっての情報交換から有益な情報が得られたようです。就活の
準備や卒論・研究報告書への意識も高まったと思います。
10月14日からゼミ紹介ポスターが曙館2階に展示されています。これで経済学
部と商学部のゼミ募集が始まったことが分かります。ちなみに、児島ゼミの
ポスターは昨年度から少しばかり変えてみました。機会があれば、一度ご覧
ください。
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■編□集□後□記□
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皆さんにとってこの夏はいかがだっだのでしょう。大きな成果を上げた人や
有意義に過ごせた人もいると思います。児島といえば、創立20周年パーティ
がピークとなり、その後は少しばかりロス状態でした。他の仕事は満足ゆく
ものではありませんでした。それなりに結果は出していますが、納得がゆく
には至っていません。恐らく、皆との再会で多くのパワーをもらったことが
原因です。自分のアウトプットの低さでバランスが崩れたのでしょう。
9月に入ると状況は一転します。大学全体のFD研修を運営したり、東京や周防
大島へ出張で刺激的な時間を過ごしました。あまりお会いできない方々にも
面会できました。秋学期の開始で、授業が始まると卒論指導や教務の仕事も
本格化して、少しばかり大変です。何事も早めに準備をして、収穫の時期を
迎えたいと思います。
最後に卒業生が大学へ訪ねてくれる際に参照してもらうべく、秋学期の授業
予定を記しておきます。ただし、会議や出張・イベントなどで変更の可能性
もあるのでご注意ください。(事前連絡はとても助かります。)
火曜 1限: 経済データ分析 曙203教室
木曜 2限: 特別演習 曙514教室
木曜4/5限: ゼミ(3・4年) 曙406教室
金曜 2限: ゼミ(2年) 曙509教室
金曜 3限: 大学院 学情センター
■コジマガ・バックナンバー
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/
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■□□> コジマガ kojimag@ 第120号
□───────────────────2015.10.16.─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.120
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
約2ヶ月ぶりのコジマガです。今回で120号になりました。盛夏は過ぎ去り、
秋が深まりつつあります。8月8日のゼミ記念パーティ後からのお話です。
まず、9月3日の夜、児島の東京出張に合わせて御茶ノ水でゼミの飲み会が
開催されました。1期生から19期生の8名とともに、2次会まで楽しい時間を
過ごしました。これはゼミ創立20周年記念パーティからスピンアウトした
企画です。準備をしてくれた皆さんには感謝申し上げます。ちなみに今回の
出張目的は発表報告でしたが、その内容は以下のコラムに関係しています。
また、9月13日にはゼミの卒業生らと木曽御岳までゴルフへ出かけました。
懸案だったスポーツイベントでようやく実現です。これでゼミ同窓会は次の
ステージへ移行した感があります。ゴルフは歳を重ねてもできるので、今後
30年のコミュニケーションと健康増進の機会を得たことになります。ゴルフ
に精進している方や挑戦してみたい方は、いつか一緒にラウンドしましょう。
さらに、大学同窓会よりホームカミングデーの案内をいただきました。来る
10月25日(日)に名古屋キャンパスで開催されますので、お時間が許す方は
是非お出かけください。同窓会のご厚意により、歓談できるスペースを用意
いただいたので、ゆっくりお話できるかと思います。
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■NGU短信 > 名証株式投資コンテストの段
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☆関連サイト:https://www.nagoya-stock-exchange.com/
今回で第6回目となる名証株式投資コンテストが、10月1日より開催されて
います。今年も2ヶ月間にわたって、熱い戦いが繰り広げられることを期待
します。コンテストの開始直前イベントとして、9月30日に「学生向け株式
投資セミナー」が名証ホールで催されました。
このセミナーへは、金城学院大学をはじめ多くの大学生が参加しました。
今回は昨年の反省を活かして、いくつかの工夫が施されています。まず、
IR企業からノベルティグッズを学生に提供いただきました。学生にとって
企業のグッズは印象が強く、認知度アップにつながります。
また、IRとしての企業紹介にコメ兵さんが登場しました。学生にも馴染みの
ある企業としてBtoCが必要であることで実現しました。業務の内容が分かり
易いことに加え、インバウンドによる売上増加という視点は学生には勉強に
なったと思います。さらに、今回のセミナーでは四季報の見方や株式指標の
見方についても説明してもらいました。
学生チーム戦は3名以上でチームを編成できます。そこで、ゼミでは各学年
4チームとして、児島ゼミで計12チームが参戦しています。各人の仮想資金
である300万円は、次のように3分するよう指示しています。
1.チーム株:チームで決めた銘柄で最後まで保有する
2.業界株:チームや個人で決めた業界で株を動かす
3.投機株:投機的な売買を繰り返す
そして、毎週のゼミでチームの成績(損益)を報告します。
毎年、参加者のレベルが上がっているようなので、今年はどれほどの成績を
修めてくれるでしょうか?あわせて、ゼミ生が地元企業に関心を深め、経済
の勉強に興味を持ってくようになることを期待します。就職へ意識を深めて
くれれば、何も言うことはありません。
経済学で扱うテーマは現実的なはずですが、どうも学生諸君には関心が薄い
ように思います。自分の大学時代を振り返ると、数学や統計学と経済学との
つながりが不明で、重要な科目であるにもかかわらず興味がないままでした。
しばらくして授業が理解できるようになり、経済分野に興味が湧いて初めて
経済学を勉強する気になりました。そのような自分の経験から、学生に対し
できるだけ解りやすい授業を心がけています。とはいえ、全員が理解でき、
満足できる授業は大変難しい課題です。
教室で教員がひたすら説明するのでなく、自分たちで考えさせ答を導き出す
形態、いわゆるアクティブラーニングが有効であるように思えてなりません。
課題をチームで取り組み、皆で助け合いながら、互いを高め合うという方法
です。これまで3年ゼミの春学期に実施しているチーム研究が、それに相当
します。極度に人見知りが強い学生にとっては厄介な学習方法ですが、体験
した学生は確実に実力が身につけられる方法です。
今回の名証株式投資コンテストは、Webでのイベントを利用した学生チーム戦
というアクティブ・ラーニングの範疇に入ります。チームの仲間で助け合い、
チーム同士で成績を競い合うことから興味関心が深まるよう指導しています。
この2年間、ゼミで試行錯誤しながらチーム戦の指導をしてきましたが、ある
程度、良好な結果が得られたので、これに関する発表を東京で行いました。
参加大学やチームが増えることを期待しています。
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■最近のゼミから > 秋学期スタートの段
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☆関連サイト:http://www2.ngu.ac.jp/~kkojima/seminar/
昨年と同様、3/4年のゼミ生には夏休みの宿題を出しました。3年生には読書
およびその要約(インプットとアウトプット)、SPIの自学自習として就活に
ターゲットを絞っています。また、4年生は卒論のプレゼンと文書ファイルを
提出するよう指示しました。締切りは、秋学期のゼミが再スタートする1週間
と設定しました。
今年から就活スケジュールが大きく変更されたので、4年生でなかなか卒論に
取り掛かれないという人もいます。とはいえ、卒論の締切は待ってくれない
ので、うまいタイムマネジメントから年内に仕上げてもらいたいものです。
Facebookからおわかりのように今年のサブゼミはかなり早めに動いています。
全体では大変よい傾向ですが、参加者に大きな偏りがある点が気がかりです。
サブゼミに現れない一部の学生が取り残されている状況にあります。卒業生
ならば体験済みなので理解できるでしょうが、卒業論文は時間をかければ誰
でもできます。気が進まないからといって後回しにすると、それだけ自分が
しんどくなります。自分以外に誰も卒論は書いてくれないので、自分が自ら
進めなければなりません。さらに皆のペースから遅れてしまうと、フォロー
するゼミの仲間までに迷惑をかけてしまいます。
卒論作成は仕事と同じかもしれません。社会人予備軍としてトレーニングと
思って進めてほしいと願っています。何と言っても、早めに準備する計画性
やタイムマネジメントが重要です。全員が自主的にサブゼミを開催・参加し、
遅れている仲間をフローできる態勢を整えると皆がハッピーになるでしょう。
さて、10月15日にはゼミ終了後、飲み会が金山の鳥貴族で開催されました。
3/4年生が混じっての情報交換から有益な情報が得られたようです。就活の
準備や卒論・研究報告書への意識も高まったと思います。
10月14日からゼミ紹介ポスターが曙館2階に展示されています。これで経済学
部と商学部のゼミ募集が始まったことが分かります。ちなみに、児島ゼミの
ポスターは昨年度から少しばかり変えてみました。機会があれば、一度ご覧
ください。
───────────────────────
■編□集□後□記□
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皆さんにとってこの夏はいかがだっだのでしょう。大きな成果を上げた人や
有意義に過ごせた人もいると思います。児島といえば、創立20周年パーティ
がピークとなり、その後は少しばかりロス状態でした。他の仕事は満足ゆく
ものではありませんでした。それなりに結果は出していますが、納得がゆく
には至っていません。恐らく、皆との再会で多くのパワーをもらったことが
原因です。自分のアウトプットの低さでバランスが崩れたのでしょう。
9月に入ると状況は一転します。大学全体のFD研修を運営したり、東京や周防
大島へ出張で刺激的な時間を過ごしました。あまりお会いできない方々にも
面会できました。秋学期の開始で、授業が始まると卒論指導や教務の仕事も
本格化して、少しばかり大変です。何事も早めに準備をして、収穫の時期を
迎えたいと思います。
最後に卒業生が大学へ訪ねてくれる際に参照してもらうべく、秋学期の授業
予定を記しておきます。ただし、会議や出張・イベントなどで変更の可能性
もあるのでご注意ください。(事前連絡はとても助かります。)
火曜 1限: 経済データ分析 曙203教室
木曜 2限: 特別演習 曙514教室
木曜4/5限: ゼミ(3・4年) 曙406教室
金曜 2限: ゼミ(2年) 曙509教室
金曜 3限: 大学院 学情センター
■コジマガ・バックナンバー
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/
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2015年8月18日火曜日
第119号(2015.08.18)
□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□─────────────────────────
■□□> コジマガ kojimag@ 第119号
□───────────────────2015.08.18─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.119
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
残暑お見舞い申し上げます。
真夏のシティホテルは、他のシーズンと比べると閑散期というイメージがあり
ます。人混みや喧騒を避けてゆっくり食事や滞在するファミリー客が中心で、
礼服が必要な結婚式などは最もありそうにない印象です。しかし、ゼミの記念
パーティが開催された8月8日、ホテルで結婚式が複数あったことに驚きました。
たしかにこの日は名古屋の祝日ともいえる「まるはちの日」で、加えて大安の
土曜日でした。とはいえ、昭和の感覚では、ちょっと考えれません。それだけ
世の中の価値観が多様化しているのでしょう。
───────────────────────
■NGU短信 > ゼミ創立20周年を迎えて(4)の段
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☆関連サイト:http://www.kojima-seminar.net/2015/08/20th_party_closed/
盛大にゼミ創立20周年記念パーティが開催されました。まず、参加者の皆さん
に感謝申し上げます。ご来賓には、木船学長と小川同窓会長をお迎えすること
ができました。猛暑の土曜午後にもかかわらず、ご臨席いただきましてありが
とうございました。また、東海三県のみならず、東京や神奈川、大阪、静岡、
さらに遠方では、仙台からも卒業生が駆けつけてくれました。ご家族と一緒に
参会いただいたりと多くの方と過ごすことでき、大変嬉しく思いました。
「先生、変わりませんね。」という声が一番多かったように思いますが、皆も
あまり変わっていない感じです。ゼミの追い出しコンパ以来という卒業生にも
再会できたり、皆の元気な笑顔からパワーをいただいたようです。一人ひとり
とゆっくり話をしたかったのですが、パーティは時間に限りがあります。話の
続きは、毎年、盆暮れに開催される恒例のゼミOB会の飲み会や同窓会のホーム
カミングにしましょう。
卒業して間もない人、すでに人生の半分近くを企業人として働いている人など
卒業後の人生はさまざまです。勤め先を変えたり、家族が増えたりという話を
聞き、あらためて人生いろいろということを感じます。現在、苦労している人
や悩んでいる人もおられるでしょうが、いずれ解決できるものと信じて、日々
行動してください。少しだけ人生の先輩として思うことは「禍福は糾える縄の
如し」ですから、常に感謝を忘れず、謙虚に過ごす方が幸せだと思います。
さて、パーティでのアトラクションも趣向が凝らされていました。準備された
皆さんのご苦労を拝察します。開会前の会場内にはBGMとして大学校歌が流れ、
開会のタイミングで、大学創立50周年時に作成されたビデオがプロジェクタで
上映されました。ほとんどの方は初めて観るビデオかと思いますが、大学50年
の歴史をザックリと知るコンテンツとしては最適だと思います。
会場前方に用意されたテーブルには、卒業論文集(6冊)や卒業時に贈られた
ゼミ生によるサイン色紙、ゼミのボーリング大会の優勝トロフィが配置されま
した。さらに、写真集のひとつに卒業アルバムのゼミ集合写真集がありました。
これまで大学の卒業アルバムは、ほとんど見る機会がありませんでした。卒業
アルバムにはゼミ集合写真が掲載されており、現在は3年生の秋のゼミ時間に
撮影しています。20周年に際し、過去のゼミ集合写真を梅村くん(1期)らが
まとめてくれました。ゼミに在籍した頃の皆の顔を懐かしむとともに、思わず
かつての自分をチェックしてしまいます。服装や髪型から時代が感じられます。
また、現役生によるプレゼンテーションとともに、彼らが作成した大学紹介の
ビデオも披露されました。現役ゼミ生はパーティの準備や当日の手伝いなどに
大活躍でした。きっと卒業生も彼らのパフォーマンスに満足していることかと
思います。
ビンゴ大会は、小林くん(2期)のMCにより行われました。優勝景品が話題の
ドローンというチョイスが、児島ゼミらしいところです。13期が多くの賞品を
ゲットしましたが、彼らはリーマンショックの影響を受ける直前に就活時期が
あったことを考えると、やはり「もっている」学年です。また、参加の子ども
たちにも景品が渡り、大変盛り上がったアトラクションになりました。
今回参加できなかった人からメッセージを沢山いただきました。祝いの電報を
送ってくれたのは堀くん(1期)です。司会の山村くん(19期)から、会場の
皆さんに紹介されました。また、友人を通じてビデオメッセージをくれた高田
くん(13期)、その他、FBやラインでのメッセージや、直接電話をかけてくれ
たりする卒業生がいました。本当に多くの卒業生が参加したかったということ
が伝わり、強いつながりを感じました。今回、仕事や家庭の事情などから参加
できなかった皆さんは、次回を楽しみにしてください。
パーティの最期は全体の集合写真です。その直前に、参加者で静岡県関係者の
写真をお願いしました。学長が磐田市出身ということもありますし、卒業生に
は静岡出身者が多いうということを同窓会長に知ってもらいたいという狙いも
ありました。今後、大学の同窓会組織として、静岡支部は将来的に重要になる
と感じていたからです。その後、全体での集合写真です。全員のショットは、
今後、10年間のゼミのWebサイトのトップページを飾ることでしょう。
幹事の小林くん(3期)の気配りで、初期の卒業年代(40歳辺り)から現役生
までが、バランスよく登場したのも印象的でした。ともすると同窓会は一部の
年代が集中しがちです。顔見知りの同期生がいると出席しやすく、大勢集まる
と楽しいということでより集まるという効果が働きます。今回は、世代の壁が
できることなく、パーティが完遂できたことは秀逸といってよいでしょう。
───────────────────────
■パーティの後で
───────────────────────
☆関連サイト:https://www.facebook.com
午後5時半から柳橋の山ちゃんで2次会が始まりました。パーティから引き続き
の参加者に加えて、ここから参加というOBらを交え、大いに盛り上がりました。
今回、東京在住で参加できなかったという卒業生の話から、東京での飲み会と
いう企画がでました。かつて、2度ほど開催した東京でのゼミ同窓会以来です。
具体的には、9月3日(木)の夜に東京(水道橋)を予定しています。これは、
児島が出張で水道橋に逗留する予定に合わせてくれました。東京近辺の方々と
再びお目にかかれる機会を楽しみにしています。
また、遠方からの参加者に聞けば、当日は、名古屋駅周辺はビジネスホテルが
満室ということでした。確かに、2次会終了後に行き場を失って、しばし漂流
していると、かなり多くの人が出ていました。3次会はカラオケ屋で昭和歌謡
でした。お開きは、ほぼ日付が変わる頃でした。2・3次会での気がかりな点は
折角、駆けつけてくれた卒業生に記念品を渡すのを忘れてしまったことです。
今回のパーティで、FBのグループで運営している児島ゼミ(非公開)への登録
が増え、総計130名を越えました。このグループに当日の写真がアップされて
いますので、是非、ご覧ください。写真撮影担当の皆さんもお疲れ様でした。
お陰で、今でも写真で楽しませていただいています。また、クオリティの高さ
にも感心しています。
まだFBを利用していない卒業生もいるようなので、皆で誘って登録ください。
また、ゼミのOB/OGならば児島への友だち申請はOKです。卒業しても遠慮して
いる方が多いようですので、改めて連絡します。
そして、9月13日(日)には1泊で卒業生らとゴルフへでかけます。これまで
何度もゴルフコンペの話は出たものの、なかなか実現には至りませんでした。
そこで、20周年を機会に始めることにしました。
───────────────────────
■編□集□後□記□
───────────────────────
2025年には『Kojimag@Passionage 2』を作成します。本号のコジマガも所収
されることになると思います。これからの10年間で第何号が発行され、本に
掲載されるのでしょうか。1年間で10号とすれば、214号までとなり、およそ
250ページぐらいの文量になります。これにゼミの歴史や索引を付けると約
300ページになり、第1巻と同じぐらいになると思われます。今後は、10年後
を少し意識して、発行しようと思います。
■コジマガ・バックナンバー
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/
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■□□> コジマガ kojimag@ 第119号
□───────────────────2015.08.18─
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残暑お見舞い申し上げます。
真夏のシティホテルは、他のシーズンと比べると閑散期というイメージがあり
ます。人混みや喧騒を避けてゆっくり食事や滞在するファミリー客が中心で、
礼服が必要な結婚式などは最もありそうにない印象です。しかし、ゼミの記念
パーティが開催された8月8日、ホテルで結婚式が複数あったことに驚きました。
たしかにこの日は名古屋の祝日ともいえる「まるはちの日」で、加えて大安の
土曜日でした。とはいえ、昭和の感覚では、ちょっと考えれません。それだけ
世の中の価値観が多様化しているのでしょう。
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盛大にゼミ創立20周年記念パーティが開催されました。まず、参加者の皆さん
に感謝申し上げます。ご来賓には、木船学長と小川同窓会長をお迎えすること
ができました。猛暑の土曜午後にもかかわらず、ご臨席いただきましてありが
とうございました。また、東海三県のみならず、東京や神奈川、大阪、静岡、
さらに遠方では、仙台からも卒業生が駆けつけてくれました。ご家族と一緒に
参会いただいたりと多くの方と過ごすことでき、大変嬉しく思いました。
「先生、変わりませんね。」という声が一番多かったように思いますが、皆も
あまり変わっていない感じです。ゼミの追い出しコンパ以来という卒業生にも
再会できたり、皆の元気な笑顔からパワーをいただいたようです。一人ひとり
とゆっくり話をしたかったのですが、パーティは時間に限りがあります。話の
続きは、毎年、盆暮れに開催される恒例のゼミOB会の飲み会や同窓会のホーム
カミングにしましょう。
卒業して間もない人、すでに人生の半分近くを企業人として働いている人など
卒業後の人生はさまざまです。勤め先を変えたり、家族が増えたりという話を
聞き、あらためて人生いろいろということを感じます。現在、苦労している人
や悩んでいる人もおられるでしょうが、いずれ解決できるものと信じて、日々
行動してください。少しだけ人生の先輩として思うことは「禍福は糾える縄の
如し」ですから、常に感謝を忘れず、謙虚に過ごす方が幸せだと思います。
さて、パーティでのアトラクションも趣向が凝らされていました。準備された
皆さんのご苦労を拝察します。開会前の会場内にはBGMとして大学校歌が流れ、
開会のタイミングで、大学創立50周年時に作成されたビデオがプロジェクタで
上映されました。ほとんどの方は初めて観るビデオかと思いますが、大学50年
の歴史をザックリと知るコンテンツとしては最適だと思います。
会場前方に用意されたテーブルには、卒業論文集(6冊)や卒業時に贈られた
ゼミ生によるサイン色紙、ゼミのボーリング大会の優勝トロフィが配置されま
した。さらに、写真集のひとつに卒業アルバムのゼミ集合写真集がありました。
これまで大学の卒業アルバムは、ほとんど見る機会がありませんでした。卒業
アルバムにはゼミ集合写真が掲載されており、現在は3年生の秋のゼミ時間に
撮影しています。20周年に際し、過去のゼミ集合写真を梅村くん(1期)らが
まとめてくれました。ゼミに在籍した頃の皆の顔を懐かしむとともに、思わず
かつての自分をチェックしてしまいます。服装や髪型から時代が感じられます。
また、現役生によるプレゼンテーションとともに、彼らが作成した大学紹介の
ビデオも披露されました。現役ゼミ生はパーティの準備や当日の手伝いなどに
大活躍でした。きっと卒業生も彼らのパフォーマンスに満足していることかと
思います。
ビンゴ大会は、小林くん(2期)のMCにより行われました。優勝景品が話題の
ドローンというチョイスが、児島ゼミらしいところです。13期が多くの賞品を
ゲットしましたが、彼らはリーマンショックの影響を受ける直前に就活時期が
あったことを考えると、やはり「もっている」学年です。また、参加の子ども
たちにも景品が渡り、大変盛り上がったアトラクションになりました。
今回参加できなかった人からメッセージを沢山いただきました。祝いの電報を
送ってくれたのは堀くん(1期)です。司会の山村くん(19期)から、会場の
皆さんに紹介されました。また、友人を通じてビデオメッセージをくれた高田
くん(13期)、その他、FBやラインでのメッセージや、直接電話をかけてくれ
たりする卒業生がいました。本当に多くの卒業生が参加したかったということ
が伝わり、強いつながりを感じました。今回、仕事や家庭の事情などから参加
できなかった皆さんは、次回を楽しみにしてください。
パーティの最期は全体の集合写真です。その直前に、参加者で静岡県関係者の
写真をお願いしました。学長が磐田市出身ということもありますし、卒業生に
は静岡出身者が多いうということを同窓会長に知ってもらいたいという狙いも
ありました。今後、大学の同窓会組織として、静岡支部は将来的に重要になる
と感じていたからです。その後、全体での集合写真です。全員のショットは、
今後、10年間のゼミのWebサイトのトップページを飾ることでしょう。
幹事の小林くん(3期)の気配りで、初期の卒業年代(40歳辺り)から現役生
までが、バランスよく登場したのも印象的でした。ともすると同窓会は一部の
年代が集中しがちです。顔見知りの同期生がいると出席しやすく、大勢集まる
と楽しいということでより集まるという効果が働きます。今回は、世代の壁が
できることなく、パーティが完遂できたことは秀逸といってよいでしょう。
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■パーティの後で
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午後5時半から柳橋の山ちゃんで2次会が始まりました。パーティから引き続き
の参加者に加えて、ここから参加というOBらを交え、大いに盛り上がりました。
今回、東京在住で参加できなかったという卒業生の話から、東京での飲み会と
いう企画がでました。かつて、2度ほど開催した東京でのゼミ同窓会以来です。
具体的には、9月3日(木)の夜に東京(水道橋)を予定しています。これは、
児島が出張で水道橋に逗留する予定に合わせてくれました。東京近辺の方々と
再びお目にかかれる機会を楽しみにしています。
また、遠方からの参加者に聞けば、当日は、名古屋駅周辺はビジネスホテルが
満室ということでした。確かに、2次会終了後に行き場を失って、しばし漂流
していると、かなり多くの人が出ていました。3次会はカラオケ屋で昭和歌謡
でした。お開きは、ほぼ日付が変わる頃でした。2・3次会での気がかりな点は
折角、駆けつけてくれた卒業生に記念品を渡すのを忘れてしまったことです。
今回のパーティで、FBのグループで運営している児島ゼミ(非公開)への登録
が増え、総計130名を越えました。このグループに当日の写真がアップされて
いますので、是非、ご覧ください。写真撮影担当の皆さんもお疲れ様でした。
お陰で、今でも写真で楽しませていただいています。また、クオリティの高さ
にも感心しています。
まだFBを利用していない卒業生もいるようなので、皆で誘って登録ください。
また、ゼミのOB/OGならば児島への友だち申請はOKです。卒業しても遠慮して
いる方が多いようですので、改めて連絡します。
そして、9月13日(日)には1泊で卒業生らとゴルフへでかけます。これまで
何度もゴルフコンペの話は出たものの、なかなか実現には至りませんでした。
そこで、20周年を機会に始めることにしました。
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■編□集□後□記□
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2025年には『Kojimag@Passionage 2』を作成します。本号のコジマガも所収
されることになると思います。これからの10年間で第何号が発行され、本に
掲載されるのでしょうか。1年間で10号とすれば、214号までとなり、およそ
250ページぐらいの文量になります。これにゼミの歴史や索引を付けると約
300ページになり、第1巻と同じぐらいになると思われます。今後は、10年後
を少し意識して、発行しようと思います。
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2015年8月6日木曜日
第118号(2015.08.06)
□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.118
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米国滞在中の2011年秋から開始したコジマガのブログのビューが、4000を
突破しました。XOOPSからブログへ移行してから約4年が経過し、ようやく
といった感じです。1年で約1000というペースで、アクセス分析によれば、
FBへポストすると約50のアクセスが発生することがわかり、いかにリーチ
があるのかを把握できます。
こうした電子媒体のメーリングリスト(フロー)とともに、ブログという
ストックが定着した頃、紙媒体でのまとめとしての冊子体が完成しました。
パーティの席でお披露目となりますが、各媒体の特徴を活かした使い方が
徐々にできているように感じます。
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■NGU短信 > ゼミ創立20周年を迎えて(3)の段
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☆関連サイト:http://www.kojima-seminar.net/2015/06/20th-entry/
いよいよ明後日(8月8日)、児島ゼミ創立20周年パーティが開催されます。
大変多くの方々が参会するということで、大変楽しみなイベントになって
きました。改めて、ここまで準備をしてくださった皆さんに感謝です。
発起人の卒業生だけでなく、多くの現役生もお手伝いしてくれるようです。
この機会に先輩たちとコミュニケーションをよくとり、しっかりしている
と思われるような立ち振る舞いができることを期待しています。
パーティ直前に、前回の創立10周年パーティからのDecadeをザックリ振り
返ってみます。10年間は、コジマガ第14号(発行:2005年8月20日)以降を
読めば、詳細はわかると思います。とはいえ10年間に100号も出されている
ので、扱った話題がかなり細かくなっています。そこで、要約的振り返り
は、分かりやすくするため以下の3つの時期に分類します。
第1期:特色GP獲得(2006夏)まで
第2期:名古屋キャンパス設立(2007年)~アメリカ留学(2010秋)まで
第3期:帰国(2011秋)から現在まで
まず、第1期です。2005年夏に開催された10周年パーティで、児島は41歳
という本厄でした。多くの卒業生らとの再会は、厄祓いという意味もあり
ました。振り返ってみると、いろいろと大変であり、やはり厄年であった
ように思います。そして、迷いに迷った時期だったかもしれません。
厄祓いのご利益なのか、パーティの終了後から大きな転機があったように
思います。それまで苦労していた特色GPについては、内向き思考ではなく、
思い切って外に答えを求めました。結果として、それが自分の位置を知る
ことにつながりました。そこで、知り合った多くの人たちに助けて頂き、
2006年の夏に採択に至りました。念願の特色GP獲得にあたっては、当時の
経済学部長の木船先生には本当に感謝しています。
その後、GP関連の仕事を推進するにつれ、そこから得られた経験が徐々に
自分の力に変わってきました。すると、次第に自分の専門分野との関わり
が見えてきて、これが天職なのかもと考えるようになりました。同時期に
招待制Gmailを2006年6月26日から利用し始めました。Web2.0という言葉が
世の中に出始めて、新しい技術を体験し驚愕していた時期でもありました。
すなわち、新たな仕事やWeb技術にワクワクした頃でした。
シームレスに第2期が訪れます。この頃に、大学は瀬戸から名古屋への移転
という一大事業を敢行しました。いかにスムーズな移転ができるかを真剣
に考えていた時でもありました。経済学部は数年間のダブルキャンパスを
計画し、実行しました。初めてのことばかりで苦労はしましたが、自分の
仕事は好調だっただけに、何とか乗り越えられたのだと思います。
新キャンパスがようやく落ち着きを見せ始めた頃、在外研修を考えました。
移転のミッションを完遂し、次のステージに立つには海外での経験が必要
と感じていました。ただし、一番の気がかりはゼミの継続性です。ゼミは
先輩と後輩という上下関係が重要と考えています。教え合うことが大切な
要素であることを考えると、これまで築き上げたものを留学で壊したくは
ありませんでした。また、3・4年ゼミを強く希望する学生らを落胆させる
のが何より辛いことでした。
失う以上に得るものを追求した留学でした。自分が一番希望していた大学
で1年間の留学をさせてもらいました。初の一人暮らしで、言葉が不自由な
アメリカという無謀な挑戦でした。周りから大変心配されましたが、環境
に恵まれ、充実した楽しい日々を過ごさせてもらいました。ラッキーだと
感謝しています。お陰で、自分の世界観が広がり、帰国後もフロリダでの
多くの体験が生きています。思い出す度にメランコリックになります。
帰国から第3期が始まります。中断していたゼミが再開したので、いち早く
かつての活動レベルに戻そうと努力しました。とはいえ、先輩の姿を直接
見ていない学生に教える難しさを痛感しました。ゼミ生たちもよく努力を
してくれて、現在では、卒業生に対しても恥ずかしくない活動に近づき
つつあります。
個人の仕事では、50歳を前に積年の課題であった博士号を取得できました。
これで、ようやく心の支えがとれました。また、昨年には教務部長を拝命
し、これまで頂いた恩に少しでも報いられるよう精進しています。いまだ
大きな改革には着手できていませんが、関係者がWin=Winとなるよう教務
関連業務のプロセス・イノベーションに挑戦しています。
以上が、ゼミにも関わる児島の10年史のアウトラインでした。このように
文字にしてしまうと味気のないものです。次の節目は、おそらく10年後の
創立30周年ですから、児島も齢60の還暦を迎えます。その時には、どんな
10年の振り返りをしているのでしょう。これまでよりも輝いた10年になる
よう、努力するつもりです。ゼミの目標も達成できるよう、学生とともに
頑張ります。
────────────────≪ books ≫─
■ 本の紹介
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☆関連サイト:http://kojimag.blogspot.com/
『Kojimag@Passionage 1』,児島完二,2015年
児島ゼミの卒業生向けメーリングリストをコジマガ(kojimag@)と呼んで
いますが、ゼミ創立20年目に当たる2014年度末までに発行したコジマガを
冊子(A5サイズ、298ページ)としてまとめました。もちろん非売品です。
これらはブログで読むことができますが、冊子は手にとってパラパラ見ら
れるので重宝します。
巻末に命名の由来などを記載しておきましたので、一度、ご覧ください。
そして、表紙は「コア6」のデザインを担当している荒木さんの作品です。
21世紀を生き抜くキーワード「Curiosity and Passion」が入っています。
本来、ページサイズ全体にデザインが配置されるはずが、印刷屋への指示
を小生がミスしたために、微妙な装丁になってしまいました。
ミスといえば、本文にも数カ所の間違いを発見し、ちょっと凹んでいます。
通常、テキストエディタで原稿を書き上げて、何度も見返します。ミスは
なくなりませんので、ブログにアップして見直したり、メールの下書きで
チェックをします。別のイメージでみれば、それまで気付かなかった誤植
を発見できる可能性が高いからです。今回の編集では表記の揺れを中心に
Word機能でミスを撲滅し、美しくしたたはずでした。しかし、主な原因は
かつてコジマガを送信する際に、慌てていたため文章自体の最終チェック
が甘かったことが一番です。
───────────────────────
■編□集□後□記□
───────────────────────
幸い健康にも恵まれ、何とかこれまで無病息災で過ごすことができました。
明後日、お目にかかれることを楽しみにしています。あいにく今回は都合
がつかなかった方も、いずれお会いしましょう。これを機会に同期生同士
で連絡をとってください。昔の仲間と語り合い、互いを理解しいつまでも
切磋琢磨できる仲間でいたいものです。
■コジマガ・バックナンバー
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/
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■□□> コジマガ kojimag@ 第118号
□───────────────────2015.08.06─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.118
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。
米国滞在中の2011年秋から開始したコジマガのブログのビューが、4000を
突破しました。XOOPSからブログへ移行してから約4年が経過し、ようやく
といった感じです。1年で約1000というペースで、アクセス分析によれば、
FBへポストすると約50のアクセスが発生することがわかり、いかにリーチ
があるのかを把握できます。
こうした電子媒体のメーリングリスト(フロー)とともに、ブログという
ストックが定着した頃、紙媒体でのまとめとしての冊子体が完成しました。
パーティの席でお披露目となりますが、各媒体の特徴を活かした使い方が
徐々にできているように感じます。
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■NGU短信 > ゼミ創立20周年を迎えて(3)の段
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☆関連サイト:http://www.kojima-seminar.net/2015/06/20th-entry/
いよいよ明後日(8月8日)、児島ゼミ創立20周年パーティが開催されます。
大変多くの方々が参会するということで、大変楽しみなイベントになって
きました。改めて、ここまで準備をしてくださった皆さんに感謝です。
発起人の卒業生だけでなく、多くの現役生もお手伝いしてくれるようです。
この機会に先輩たちとコミュニケーションをよくとり、しっかりしている
と思われるような立ち振る舞いができることを期待しています。
パーティ直前に、前回の創立10周年パーティからのDecadeをザックリ振り
返ってみます。10年間は、コジマガ第14号(発行:2005年8月20日)以降を
読めば、詳細はわかると思います。とはいえ10年間に100号も出されている
ので、扱った話題がかなり細かくなっています。そこで、要約的振り返り
は、分かりやすくするため以下の3つの時期に分類します。
第1期:特色GP獲得(2006夏)まで
第2期:名古屋キャンパス設立(2007年)~アメリカ留学(2010秋)まで
第3期:帰国(2011秋)から現在まで
まず、第1期です。2005年夏に開催された10周年パーティで、児島は41歳
という本厄でした。多くの卒業生らとの再会は、厄祓いという意味もあり
ました。振り返ってみると、いろいろと大変であり、やはり厄年であった
ように思います。そして、迷いに迷った時期だったかもしれません。
厄祓いのご利益なのか、パーティの終了後から大きな転機があったように
思います。それまで苦労していた特色GPについては、内向き思考ではなく、
思い切って外に答えを求めました。結果として、それが自分の位置を知る
ことにつながりました。そこで、知り合った多くの人たちに助けて頂き、
2006年の夏に採択に至りました。念願の特色GP獲得にあたっては、当時の
経済学部長の木船先生には本当に感謝しています。
その後、GP関連の仕事を推進するにつれ、そこから得られた経験が徐々に
自分の力に変わってきました。すると、次第に自分の専門分野との関わり
が見えてきて、これが天職なのかもと考えるようになりました。同時期に
招待制Gmailを2006年6月26日から利用し始めました。Web2.0という言葉が
世の中に出始めて、新しい技術を体験し驚愕していた時期でもありました。
すなわち、新たな仕事やWeb技術にワクワクした頃でした。
シームレスに第2期が訪れます。この頃に、大学は瀬戸から名古屋への移転
という一大事業を敢行しました。いかにスムーズな移転ができるかを真剣
に考えていた時でもありました。経済学部は数年間のダブルキャンパスを
計画し、実行しました。初めてのことばかりで苦労はしましたが、自分の
仕事は好調だっただけに、何とか乗り越えられたのだと思います。
新キャンパスがようやく落ち着きを見せ始めた頃、在外研修を考えました。
移転のミッションを完遂し、次のステージに立つには海外での経験が必要
と感じていました。ただし、一番の気がかりはゼミの継続性です。ゼミは
先輩と後輩という上下関係が重要と考えています。教え合うことが大切な
要素であることを考えると、これまで築き上げたものを留学で壊したくは
ありませんでした。また、3・4年ゼミを強く希望する学生らを落胆させる
のが何より辛いことでした。
失う以上に得るものを追求した留学でした。自分が一番希望していた大学
で1年間の留学をさせてもらいました。初の一人暮らしで、言葉が不自由な
アメリカという無謀な挑戦でした。周りから大変心配されましたが、環境
に恵まれ、充実した楽しい日々を過ごさせてもらいました。ラッキーだと
感謝しています。お陰で、自分の世界観が広がり、帰国後もフロリダでの
多くの体験が生きています。思い出す度にメランコリックになります。
帰国から第3期が始まります。中断していたゼミが再開したので、いち早く
かつての活動レベルに戻そうと努力しました。とはいえ、先輩の姿を直接
見ていない学生に教える難しさを痛感しました。ゼミ生たちもよく努力を
してくれて、現在では、卒業生に対しても恥ずかしくない活動に近づき
つつあります。
個人の仕事では、50歳を前に積年の課題であった博士号を取得できました。
これで、ようやく心の支えがとれました。また、昨年には教務部長を拝命
し、これまで頂いた恩に少しでも報いられるよう精進しています。いまだ
大きな改革には着手できていませんが、関係者がWin=Winとなるよう教務
関連業務のプロセス・イノベーションに挑戦しています。
以上が、ゼミにも関わる児島の10年史のアウトラインでした。このように
文字にしてしまうと味気のないものです。次の節目は、おそらく10年後の
創立30周年ですから、児島も齢60の還暦を迎えます。その時には、どんな
10年の振り返りをしているのでしょう。これまでよりも輝いた10年になる
よう、努力するつもりです。ゼミの目標も達成できるよう、学生とともに
頑張ります。
────────────────≪ books ≫─
■ 本の紹介
───────────────────────
☆関連サイト:http://kojimag.blogspot.com/
『Kojimag@Passionage 1』,児島完二,2015年
児島ゼミの卒業生向けメーリングリストをコジマガ(kojimag@)と呼んで
いますが、ゼミ創立20年目に当たる2014年度末までに発行したコジマガを
冊子(A5サイズ、298ページ)としてまとめました。もちろん非売品です。
これらはブログで読むことができますが、冊子は手にとってパラパラ見ら
れるので重宝します。
巻末に命名の由来などを記載しておきましたので、一度、ご覧ください。
そして、表紙は「コア6」のデザインを担当している荒木さんの作品です。
21世紀を生き抜くキーワード「Curiosity and Passion」が入っています。
本来、ページサイズ全体にデザインが配置されるはずが、印刷屋への指示
を小生がミスしたために、微妙な装丁になってしまいました。
ミスといえば、本文にも数カ所の間違いを発見し、ちょっと凹んでいます。
通常、テキストエディタで原稿を書き上げて、何度も見返します。ミスは
なくなりませんので、ブログにアップして見直したり、メールの下書きで
チェックをします。別のイメージでみれば、それまで気付かなかった誤植
を発見できる可能性が高いからです。今回の編集では表記の揺れを中心に
Word機能でミスを撲滅し、美しくしたたはずでした。しかし、主な原因は
かつてコジマガを送信する際に、慌てていたため文章自体の最終チェック
が甘かったことが一番です。
───────────────────────
■編□集□後□記□
───────────────────────
幸い健康にも恵まれ、何とかこれまで無病息災で過ごすことができました。
明後日、お目にかかれることを楽しみにしています。あいにく今回は都合
がつかなかった方も、いずれお会いしましょう。これを機会に同期生同士
で連絡をとってください。昔の仲間と語り合い、互いを理解しいつまでも
切磋琢磨できる仲間でいたいものです。
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