2019年2月8日金曜日

第147号(2019.02.08)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@    第147号
□───────────────────2019.02.08─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.147
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。


マラソンシーズン真っ盛りということで、週末にハーフマラソン大会や30K以上の
タイムトライアルに参加しています。まとまった時間が取れないので、大会など
に参加することで練習の一環としています。毎回、いろいろな気づきがあるので
次回への反省にしています。山中伸弥教授が、テレビで自分のマラソンについて
「昨年の自分を超えたい」と答えていたのに、かなりシンパシーを覚えました。
少しでも前に進みたい。そんな気持ちです。


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■NGU短信 > 最近の大学受験事情の段
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☆関連サイト:http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2019012802000078.html

1月28日の中日新聞の朝刊1面を見た方も多いかと思います。「私大難化、受験生
翻弄 補助金不交付恐れ合格者減」というタイトルの記事です。以前、コジマガ
で紙幅を改めて説明するといった内容が新聞で取り上げられました。文部科学省
による私立大学の定員管理の厳格化が、受験生に大きな影響を与えているという
内容です。とはいえ、長期にわたり収容定員数がきちんと守られていかったこと
に問題の本質がある訳ですが・・・。

2年前から定員厳格化の指導が始まりましたが、最上位校が合格者数を絞ったので、
不合格者は増加します。従前ならば受かっていた学生は、次のランクの大学を受
けることになります。この大学でも合格者数を減らしているので、さらに難しさ
が増します。このように受験生が玉突き状態になるので、これまでならば模試で
合格確実という人でさえ受からなくなってきます。すなわち、予備校での判定に
大きな狂いが生じてきました。

今回のお上の指導が始まった翌年、知り合いの超進学校の副校長と話をする機会
がありました。例年ならば受かるレベルの生徒が東京や関西のトップ校に軒並み
落とされて、進路指導がかなり難しくなっていると云っていました。それから1年
以上経過し、定員が厳守されていますので、受験生にとってはさらに厳しい状況
になっているはずです。

合格者が絞り込まれると不合格の玉突きが起こるので、受験生は滑り止め大学を
さらに広げる必要があります。すると、受験ピラミッドの裾野にある大学はこの
数年で軒並み受験生を増やしています。これまで少子化の影響を受けていた地方
私立大学は、今回の措置で一息ついたというケースもあると思います。しかし、
今までトップ校(その多くがマンモス校)が定員以上に学生を確保していたこと
に疑問を抱かずにはおられません。適正な学生数を超過した状態で教育の質保証
がなされていたかという点です。

さて、私立大学は昔から偏差値での序列が一般化されています。早慶、関関同立
などはよく知られていますが、最近では、関東のGMARCH、日東駒専、大東亜帝国、
関西で産近甲龍というグルーピングがあります。今や早慶に続くグループはSMART
(上智・明治・青山学院・立教・東京理科)ともいわれているようです。名古屋
地区では、愛愛名中、名名中日という分け方がされているようです。かつてこの
ような呼び方を聞くことはなかったのですが、いつしか受験対象とする大学群が
できあがっています。最初のグループは、愛知・愛知学院・名城・中京の頭文字
からで、次は、名古屋学院・名古屋外国語(学芸:同じ系列)・中部・日本福祉
だそうです。南山は別として2つに分けられています。有力女子大が抜けている
ので、この分け方に疑問は多いのですが、世間のレッテル貼りでは、本学は2番目
ということになります。

受験生からすれば、受験環境が厳しいとはいえ第2グループには入りたいとする
人も少なくないと思われます。これは、本学への志望者数が急増していることで
説明がつきます。難易度が上がることは、志望されていることの裏返しですから
大学関係者にとってありがたい現象です、とはいえ、滑り止めで入学する学生も
増えるので、別の離籍対策が必要です。すなわち、不本意で入学した学生に入学
直後に本学の魅力をしっかりと伝えなければなりません。また、本学が用意して
いる優れた教育プログラムを利用すれば、自分の将来の可能性は無限であること
も理解させるべきでしょう。受験生が増えていることで喜んでいる場合でなく、
入学者に夢を抱かせ、しっかり教育することに傾注すべき時だと思います。


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■最近のゼミから > 卒論指導完了の段
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☆関連サイト:

23期生の卒論指導を終え、今年も150回以上の赤ペン指導を行いました。正直、
疲れます。とはいえ、ゼミ生を成長させるために、一番重要な段階で手を抜く
訳にはいきません。他人に見せて恥ずかしくないしっかりした卒業論文を完成
させ、自信を持って社会へ送り出す役割があるからです。

10年以上前の卒業生に向けて、今の指導方法を簡単に紹介します。「はじめに」
「おわりに」の2点は、フィードバックの指導メモ(弱点・助言・点数など)を
付けて返却します。少しでも早く確実に渡すためにPDFへ変換し、CCSにアップ
します。CCSのフリーフォルダに置くので、同級生は誰もが見ることができます。
「はじめに」と「おわりに」の赤ペン指導は、まず自分たちでダメ出し(最低、
2名)後に提出というルールとしています。赤ペンの入ったPDFを見れば、ダメ
出しをした人も気づかなかった修正箇所がわかります。すなわち、筆者以外の
指導にもなっているということです。このように書き方やダメ出し方法の実践
資料が共有化されます。しっかりした学生は、他人と同じ失敗を繰り返さない
ようにダメ出し文章を研究します。練られた文章は一目瞭然なので点数も高く、
その努力は必ず褒められます。

PDFファイルは、同時に個人の指導記録にもなります。過去のファイルを見れば
最初のバージョンがいかに稚拙な文章を書いていたことが分かります。卒論が
修了した学生には、最初の赤ペン指導ファイルを確認するように助言します。
すると短期間で自分がいかに成長したかが明らかになります。

併せて、2年間のゼミルーブリックを最終チェックすることで、どれだけの力が
身についたかを確認させます。卒業論文は学修成果ですが、それを完成させる
プロセスこそが重要です。長い道のりを振り返り、自らの成長を確かめること
から大学での学びを実感できます。文部科学省が大学に「学修成果の可視化」
を求めています。児島ゼミの卒論作成指導は、このような要請に対し、十分に
応えられるだけの教育を実践しています。

ほとんどの学生が完成できる水準で卒論指導をしています。レベルが高すぎて
は誰も修了できませんし、低すぎても雑な論文になってしまいます。要するに、
完成が早いか遅いかというのは、学力の問題ではなく学生自身のマネジメント
能力に依存します。己を律する心の強さ(自分に厳しいか、甘いか)といって
もよいでしょう。将来、必要となるのはこうした強い心です。自分で道を切り
拓いてゆくことができるのは、強い心の持ち主です。これを学生時代に体験し、
将来も実践してもらいたいのが、切なる希望です。そして、ゼミ生には明るい
未来を自分で手に入れて欲しいと願っています。

卒論指導が終わっても、関連の仕事は続きます。まず、教務課へ必要な書類を
提出した後、成績評価が待っています。次に、今年度の学修成果を、後輩たち
の貴重な参考資料にするには、多くの作業が必要です。Wordファイルのすべて
をPDFへ変換して、学内サーバに転送します。そして、卒論リストのファイルを
更新し、ハイパーリンク設定をします。いつかこの作業も年内で完了できる日
を夢見ています。


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■編□集□後□記□
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卒論指導が終わると、いよいよ自分の仕事の時間になります。世の人は春休み
というかもしれませんが、わずかな時間で自分の研究に取り組み、研鑽に励む
大切な時期です。教務の仕事や次年度の準備もあり、なかなか集中してできる
環境にはありませんが、時間をうまく捻り出したいと思います。ここでも時間
のマネジメントが重要です。


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2019年1月7日月曜日

第146号(2019.01.07)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@    第146号
□───────────────────2019.01.07─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.146
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2019年が始まりました。念頭に際し、皆さまの益々ご発展を祈念しています。

今年の正月は暖かい日に恵まれています。この時期には、ラグビーの地区対抗
全国大会が瑞穂ラグビー場で行われます。昨年、名古屋学院大学はこの大会で
初優勝しました。今回も名古屋学院大学は決勝まで駒を進め、東京学芸大学戦
はシーソーゲームという展開で、観ている方はハラハラです。残り1プレーで
まさかの1点差逆転負け。ですが、ノーサイド後、スタンドからどちらの選手
にも温かい拍手が送られていました。


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■NGU短信 > 平成最後のゼミ忘年会の段
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☆関連サイト:https://kojimag.blogspot.com/2013/04/nagoya-gakuin-university-faculty-of.html

12月29日にゼミ卒業生による恒例の忘年会がありました。いつもの山ちゃん
(東急ホテル南)とは違い、栄寄りの店でした。年末ともあって、入店待ちの
お客さんがすごい状態でした。定刻通りにスタートし、徐々に集まって参加者
は20名ほどで、楽しい年の瀬になりました。今回は1期生から3期生多く、年齢
層が高めの印象でした。現役の4年生が2名いたにもかかわらず、おそらく平均
年齢は40歳を超えていたと思います。(児島だけで40歳の平均を14引き上げて
いますから・・・)

酒を片手に、税理士試験に合格した話題や通関士の資格をとった連絡を受けて、
皆のキャリアアップに対し、我がことのように嬉しく思います。また、新たに
チャレンジをする報告にも、将来の成功を祈念せずにはおれません。この餞に
リンダ・グラットンの『Work Shift』の話をしました。(本の内容については
関連サイトを参照下さい)

各々が自分を語り合って、とても素晴らしい光景です。世代を超えた交流は、
互いの価値観や背景を理解しなければなりません。コミュニケーション能力と
いうのは、このような場でも養われるのでしょう。こうして平成最後の忘年会
はお開きとなりました。

飲み会の席で卒業生の何人から「最近の学生はどうですか?」と聞かれました。
やはり、社会人として多くの新入社員に接しているだけあって、気になるので
しょう。コジマガにゼミ生の動向は書いているものの、簡単な表現として示し
ていないので、以下のような回答をしました。最近の学生には昭和のやり方は
通用しないこと。昨年のスポーツ界での指導者による不祥事は、いずれも昭和
風の体育会的発想が起因していると思います。やはり、学生(選手)が自分ら
で考え、目標を共有し、コミットさせることが組織には重要だと思います。

昔のゼミ指導には昭和的な色合いが強く出ていましたが、最近は毎回本ゼミで
一人ひとりミニッツペーパーで1週間の振り返りをさせ、その反省から今週の
目標を立案し、具体的にどのように実行するか(サブゼミへの参加予定など)
を書かせています。また、ゼミ全員の卒論進捗とサブゼミへの参加状況を記録
しながら、データで学生の動向を把握するなど、指導者もできるだけ客観的に
捉えるよう努力をしています。このように学修指導もIoT時代になってきたと
思われます。

最終的に、学修記録はゼミ生自分自身の学修ポートフォリオとなります。自分
がどのように進めてきたのかを振り返ることができ、自分の強みや弱点を発見
できます。最初から卒論をやりたいと考える学生は貴重な存在で、ほとんどの
学生が気の進まない作業と思っているはずです。それでもいかにクオリティを
維持しながら、期日までに仕上げるかという問題に直面します。まさにこれは
社会での仕事と同じです。これからの人生で遭遇するようなケースなだけに、
失敗しても構わない早めの体験での学びが必要でしょう。自分の強みを生かし、
弱みを克服しながら進めることをゼミ生には覚えて欲しいと思います。


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■最近のゼミから > 卒論の年内修了者が出現の段
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☆関連サイト:

ゼミ長が卒業論文を年内に修了させました。かつての学生論文コンクールへの
提出を除けば、年内に卒論を完成させた第1号です。コツコツやれば必ずできる
ことを証明してくれました。やはり秋学期の開始から週3日、大学で皆と一緒に
卒論に取り組みさえすれば、ゴールできるということです。

全体を見ても、年内の赤ペンダメ出しが40枚を超えているので、比較的順調に
進んでいます。おそらく、1月11日の公式提出日までに修了できるゼミ生もいる
はずです。遅れている数名の頑張り次第ですが、1月中には、ほぼ全員が終わる
と思います。ゼミの追いコンは1月31日という予定を聞いていますので、全員が
完了するようひとり一人が独力してもらいたいと願っています。特に、遅れて
しまったゼミ生は、皆に助けてもらいながら、自分の責任で最後まで頑張って
欲しいと思います。

今回、上手くいったことは、まず卒論指導に用意したパワポが毎回の本ゼミで
順調に活用できたということです。毎年、4年生の中で遅れている程度が大きく
なり、使えませんでした。教育効果が薄れますので、最適な指導になりません。
しかし、今年は先頭集団が形成され、後方の集団も大きく引き離されなかった
ので、想定通りの指導ができました。欲を言えば、全員がしっかりサブゼミに
参加していれば、本ゼミでは確認だけでOKなのですが・・・。

また、1年生の必修科目「日本語表現」(かつては「読む書く話す」)での内容
が作文の際に活用できることにも気づかされました。この授業は本学オリジナル
の共通テキストを使っており、ここには大学で頻出の熟語が掲載されています。
学生は授業の課題があるので、漢字の読み書きに加え、意味も理解しています。
とはいえ、実際に学生は十分に言葉を操ることができません。普段使っている
簡単な用語しか書くことができず、同じ用語に終始しています。そこで赤ペン
指導では、できるだけテキストに掲載されているような熟語を付け加えます。
ゼミ生を社会人として恥ずかしくないような作文レベルに引上げたいと考えて
います。そこで、1年次のテキストを持ってくるよう指示をしました。

これは、Officeソフトの操作能力にも同じことがいえます。経済学部1年生科目
の「デジタルプレゼンテーション」はPowerpoin基礎t、「データ表現技法」は
Excelのグラフ作成能力を養います。(根拠もなく、学生はできるだろうと判断
している教員の何と多いことか。)折角、習っているにもかからわず、いつも
使っていないため、低い技術レベルで止まっています。折角の知識も、使わな
ければ宝の持ち腐れです。発表練習やダメ出しなどを通じて、抜け落ちていた
知識や技能を補完することが重要です。そして、実践の場で使いこなせる力が
「真の実力」だと思います。やはり、大学生にしっかりしたOutputを要請し、
卒業論文をきちんと書かせることが大学としての役割だと感じます。


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■編□集□後□記□
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もうすぐ大学入試シーズンに突入します。すでに、推薦試験などの年内入試で
進学先が決まっている高校生も少なくありません。本学への進学予定者の多く
は、「入学準備学習プログラム」の課題に取り組んでいる最中かと思います。
また、2年ほど前から大学入試の動向が大きく変わり、本学の難易度はアップ
しています。これについては紙面を改めて、書いてみようと思います。
全国の受験生の健闘を祈念します。あと少しです。


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2018年12月25日火曜日

第145号(2018.12.25)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@    第145号
□───────────────────2018.12.25─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.145
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いつになく暖かいクリスマスです。いつも年末は厳しい寒さに見舞われ、風邪を
ひくなど体調を崩す学生が多いのですが、今年は比較的少ないように思います。
多忙な時期だけに、この暖かさは助かります。

瀬戸キャンパスでは、大学のクリスマス礼拝とチャペルコンサートがあります。


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■NGU短信 > 同窓会50周年記念事業の段
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☆関連サイトhttps://www.ngudo.com/kinen/index.html

今年は、名古屋学院大学の同窓会が設立して50周年です。大学の第1期生が卒業
して半世紀が経過しました。それを記念して、11月25日(日)に名古屋マリオット
ホテルで盛大な祝賀会が開催されました。関係者のあいさつに続き、小泉純一郎
元首相の講演会です。彼の最近のライフスタイルである脱原発が中心の話題で、
1時間のスピーチがありました。これに続いて、秋川雅史氏による30分間のミニ
コンサートが行われました。プロの美声と声量に会場全体が飲み込まれたという
感じでした。

同窓会の計らいで、来賓の部長職として前から2列目の席を用意いただきました。
お陰でゲストから約10mの至近距離で見聞きすることができました。日頃は教学
部長は何かと大変ですが、今回ばかりは務めていてよかったと思いました。豪華
2本立てのプログラムに満足です。

続いて、記念パーティです。ここでも来賓用のテーブルでゆったりと過ごさせて
もらいました。同じテーブルは名誉教授の先生ばかりでしたが、久し振りにお目
にかかる先生方にご挨拶もできました。また、ステージでは大学のチアガールや
マジックショーなどといった出し物が、参加者を飽きさせませんでした。やはり
ゼミの卒業生が参加してくれていたので、何より楽しい会になりました。ゼミの
20周年パーティでお世話になった同窓会長にゼミ卒業生らとご挨拶もできました。
お開き後には、名駅のスターバックスに寄り身近な卒業生らとしばし楽しい時間
を過ごさせてもらいました。

卒業生による素晴らしいパーティでした。これまで準備をしてくださった皆さま
には心より感謝申し上げます。


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■最近のゼミから > 2年連続最優秀賞の段
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☆関連サイト:https://www.ngu.jp/news/event20181205e/

12月5日(水)の卒業研究発表会(公開審査会)に2名が進出しました。ゼミ長
の岩井さんと副ゼミ長の山本くんです。近年は、いずれの発表もレベルが高く、
他のゼミ生で圧倒的な発表をされるとまったく歯が立たない経験もしています。
ですので「人事を尽くして天命を待つ」、沖縄言葉の「なんくるないさぁ」と
いった態度が必要となります。

今回はゼミ長の研究が最優秀賞に選ばれ、2年連続で児島ゼミが受賞しました。
岩井さんはゼミ長としての仕事を全うしました。彼女にとって使命(Mission)
だったのかもしれません。秋学期が始まり、毎日サブゼミを開催してきたこと
は、Facebookでゼミの皆が知るところです。学内審査会が通過した後、さらに
レベルアップすべく、現地調査とインタビューを敢行するひたむきな姿勢には
驚くばかりです。その取り組みが審査員に高く評価されたのでしょう。最高の
成果は、発表会場にいた聴衆が一致する意見であったと思います。

翌6日の本ゼミ後に3・4年合同の飲み会が開催されました。期せずして祝勝会と
なりました。4年生の発表に対する慰労会とともに、3年生には次年度の大きな
目標になったと思います。さて、毎年この時期に飲み会を開く理由は、3年生は
4年生からいろいろな経験や必要なノウハウを積極的に聞いて欲しいからです。
例えば、研究報告書の進め方、特に4年生の卒論作成を効率的にするにはどうす
ればよいか。また、就活準備として今の時期に何をすべきかを聞き出してもらい
たいからです。3年生が主体的に先輩に問うことが社会人の準備となるだけに、
成長してもらいたいと願っています。

また、4年生は卒論完成に向けて、3年生の力も借りなければなりません。進捗が
遅れている4年生は、3年生をサブゼミに誘って、自分の発表や日本語への指摘が
求められます。発表練習の機会の確保とそれを見て来年のイメージを持つという
学年を超えたWin-Winの関係構築を目指しています。そのためにも、飲み会などを
通じてさらに親睦を深めてもらいたいと思います。

さて、今年の4年生は全体的に進捗状況は快調です。すでに、赤ペンダメ出しは
40枚を超えています。例年通り、かなり遅れているゼミ生もいますが、快調な
先頭集団が比較的大きいので、全体としては順調のように思われます。ただし、
インフルエンザなど思いもよらない躓きもあるかもしれませんので、最後まで
気を抜けません。

卒論を進めるには、やはり毎日のサブゼミの開催と参加者数が重要です。毎年
の学生から分かるのは、大学に来なければ進まないことです。少しばかり能力
が高い学生であっても、きちんと一人で完成できる程の実力は持っていません。
相互でプレゼンや日本語のダメ出しをし、PCスキルなどを相互に教え合ったり
することで、本当の実力が養成されます。ここでも「主体的な学び」の重要性
が感じられます。スケジュールを立てて、毎日コツコツ進めてきた結果、最後
のゼミを待たずして、卒論を修了できるゼミ生が現れそうです。当初に示した
アドバイス通り3カ月間継続できた成果なので、達成した諸君の「やり抜く力」
は称賛に値します。これを身に付ければ、社会人としても周りから信頼され、
成功する確率は高くなるでしょう。

12月26日(水)に補講を実施します。すでに冬休みに入っていますが、事務は
開いているのでこれを逃す手はありません。図書館や学情センターも利用でき
ますから、勉強には最高の環境です。2限・4限が4年生、3限を3年生のゼミ時間
としていますが、それぞれ研究報告書と卒論の作成ですので、全体指導の時間
とともに一日の学習としています。学年を混ぜた相互の日本語ダメ出しとそれ
による作文能力の向上を狙いとします。


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■編□集□後□記□
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年末の29日に卒業生による忘年会が開催されます。最近「平成最後の」という
枕詞をよく見かけますが、これも次の時代につながると思うと感慨深いものが
あります。「平成」の30年間でゼミでどれだけの飲み会があったのでしょう?
ゼミ第1期生の新歓コンパとして瀬戸の居酒屋でスタートして以来、ゼミ合宿や
旅行でも夜の懇親会で飲んで語らいました。最近は、合宿や旅行のイベントの
代わりにゼミだけで年4回の飲み会があります。このような公式の飲み会だけで
なく、卒業生や現役生らとも飲んでいます。次の元号では、どれだけ飲む機会
があるのでしょうか?


■コジマガ・バックナンバー
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/
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2018年11月10日土曜日

第144号(2018.11.10)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@    第144号
□───────────────────2018.11.10─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.144
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収穫の秋です。春から育ててきた大切な作物を収穫できたことへ感謝する祭も
国や宗教を超えて行われます。アメリカのThanksgiving Dayも今月の第4木曜日
です。大学でも4年間の学修成果として、立派な卒業研究やしっかりとした卒業
論文を一人ひとりが取り組む時期であると思います。


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■NGU短信 > 「主体的な学び月間」の段
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今年度から新たに「主体的な学び月間」を設定しました。これは学生の自主的
な学びを大学として促進する取り組みです。秋学期は学生による発表会などの
学生が関わるイベントが多いため、全学へ取り組んでいることを周知していく
ことで、学生に興味や関心を与える機会としたいという趣旨で設置されました。
現在、各学部や部署で実施している情報を収集している段階です。

本学における教育の弱点としては、教員が一方的に教えてしまうことで学生が
主体的に学ぶ機会が少ないという点です。昔ながらのゼミは輪読という授業の
延長のような形態が主流で、ゼミ生数が多かったためにそのような指導法しか
できなかった事情もあります。また、ゼミでの飲み会や発表会・合宿・旅行と
いう点でも活発なゼミは少なかった印象です。ゼミのイベントは、必要以上に
手間がかかるので敬遠する先生も多かったのでしょう。こうした風潮が続いた
ために主体的な学びも進まなかったことは否めません。

教室で聞いているだけは学生の力はつきません。アクティブラーニングの効果
は、学生が互いに議論し教え合うことで、本当の力が身につくという点で注目
されています。とはいえ、この手法に対する理解が進んでいないのも現状です。
いまだに、大教室で外部講師を招聘して、普段では聞けない話を聞かせること
がよいことと思っている教員も少なくありません。聴衆を増やしたり、関心の
ある外部の人を集める目的で、公開授業とするのはいかがかと思います。本当
に学生のためになっているかは甚だ疑問です。

しかし、最近は積極的な活動のゼミが増えてきています。個々で頑張っている
学生もいるので、学修活動を学内へ見えるようにしたいと考えています。ゼミ
での発表会や研究サークルの活動などを応援し、またアクティブラーニングを
推進するために新た着手しました。例えば、主体的な学びとして経済学部では
卒業研究発表会があります。まちづくり提言コンペや名証株式投資コンテスト
も相当します。児島ゼミでは、サブゼミやゼミ内での発表会もあります。学情
センター4階のガラス張りのセミナールームは、学生たちの勉強に取り組む姿が
外からでもわかります。夜遅くまで自分たちで学習する習慣が常態化すれば、
他の学生らの姿勢も変わっていくかもしれません。ひいては本学に対する高い
評価につながる契機になることを期待しています。


────────────────≪  books ≫─
■本の紹介 > 『走ることについて語るときに僕の語ること』
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☆関連サイト:https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163695808

村上春樹,文藝春秋・文春文庫,2007年10月

最近、走ることが趣味の一つになり、この本と出合いました。村上春樹氏の
作品では『ノルウェイの森』や『1Q84』といった有名どころは読んでいます。
ハルキストではないので、彼について詳しいわけでありません。有名人です
から彼がノーベル文学賞の最有力候補であること、英語が堪能であることは
知っていました。しかし、ランナーであることは知りませんでした。

この本では、自分の経歴について語っているので、まさに自叙伝です。なぜ
走り始めたか、ランニングがどれだけ辛いのか、それでもなぜ続けるのか、
走っている気持ちが作家の独特な表現で描かれているので、マラソンレース
に出た経験がある人には、大変興味深く読めると思います。また、練習量や
達成タイムを知っていれば、彼の練習量が半端ではないこともわかります。
サロマ湖100㎞やトライアスロンにも挑戦した身体レベルを考えると生半可な
態度ではなく、真摯にマラソンに向き合ってきたことが分かります。

超一流の作家で多忙を極めているであろう人がいかに毎日の練習時間を確保
しているのか、そのタイムマネジメントや練習方法などにも興味が湧きます。
同じような人に山中伸弥さんもいます。京都大学教授でiPS細胞では世界の
第一人者で、誰もが知っているノーベル医学・生理学賞を受賞した先生です。
京都マラソンでの完走タイムは、普通のオジサンが適当に走って達成できる
レベルではありません。少なくとも毎日1時間のトレーニングは必要となる
はずです。どこからそのような時間を捻出しているか大変興味がわきます。
彼は莫大な費用が必要なiPS細胞研究の支援のために、自身が走ることでPR
に努めています。

二人の有名人から得られる教訓は、マネジメント能力です。人間として必ず
平等に与えらているのは1日24時間です。どのように使うかは本人次第です。
辛いトレーニングをルーティン化したり、強い意志で臨んでいるのかもしれ
ません。大きな仕事を成し遂げている人達なので、彼らの姿勢に見習うべき
点は多いと思われます。

マラソンを趣味とする高校時代の陸上部の友人にこの作品を紹介しました。
ストイックさに感動したと言って、大変感謝されました。友人の感動は共有
できます。彼が「走ることができるのは、本当にありがたいこと」と呟いた
のも、病気に悩まされている患者と常に接しているか医師だからでしょう。
元気であること、さらに走ることができるという健常者にとっては当たり前
のことに喜びを見い出しているのです。年齢を重ねると身体の衰えをいかに
受け入れるかという問題に直面します。病気になってから健康のありがたみ
に気づく人も多いでしょう。

小生は社会経済を研究対象とする者として、100年ライフへと社会が変わる
時に、家族や他人へ迷惑をかけることなく、いかに健康で過ごすかに関心が
あります。マクロ的には増加し続ける国の医療費を削減するため、高齢者が
元気で社会参加をするためには、健康寿命を延ばすことが何より重要と考え
ます。人類史上初めて超高齢社会を迎える日本にあって、環境問題と同じく
ひとり一人が自ら考えて取り組まなければならない問題だと思っています。


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■最近のゼミから > 卒業研究発表会の段
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次年度のゼミ募集が始まり、今年も経済学部と商学部でゼミのポスターが
2階の展示されました。児島ゼミのデザインはほぼ毎年同じですが、内容は
少しずつ変えています。今年は、卒業生が働いている企業のリスト(一部
のみ)を付け加えました。その効果があったかどうかはわかりませんが、
ありがたいことに、2年生・3年生のどちらとも1次・2次併せて定員以上の
応募がありました。次年度も志望者のやる気に応える指導をします。

さて、いよいよ卒業研究発表会が始まります。学内審査会は3年ゼミのある
4時限目からスタートになります。児島ゼミからの出場予定者は6名となり、
発表日と教室は以下の通りです。なお、ここで発表できない人も11月23日
までにはビデオ撮影を終えるよう、皆で協力して進めてください。

 11月12日(月) 岩井(曙201)
 11月13日(火) 鈴木大(曙201)
 11月15日(木) 稲葉(曙202)・鈴木啓(曙201)
 11月17日(金) 山本(曙301)・花村(曙302)

今年度の卒論指導で特筆すべきは、かなり順調に進めているゼミ生がいる
ことです。前回のコジマガで紹介した作成ペースより速く進んでいます。
10月中に中身のあるストーリーや結論もほぼ完成したので、Wordに入って
よいという指示を出しました。この調子が続けば、年内終了できるゼミ生
が数名現れるのではないかと期待しています。

何より嬉しいのは、最初に提示したペース(決して無理なスケジュールを
示した訳ではありませんが)で走り続ければ、必ずできることを実証して
くれたことです。多くの4年生がのんびり構えているだけに、やり抜く力
(Grit)の重要性を改めて認識しました。

さて、2年ゼミと3年ゼミでは、名証株式投資コンテストが中心です。最近、
世界的に株式市場は低調なので、大幅なキャピタルロスが生じ面白くない
と感じる学生が多いように思われます。とはいえ、常に政治経済ニュース
をチェックする習慣がつき始めているようで学修成果が顕著に見られます。
これまでのやらされ感から主体的に活動するように変化すれば大成功かと
思います。今回の卒論でAIの株価予測を実際のデータから検証するという
興味深い研究テーマを進めている4年生がいます。ゼミの2・3年生に対して
株式の仕組みや名証株式投資コンテストについて解説をしてもらいました。
教員が説明するよりも学生らの食いつきがあるように感じます。

6年ほど前から名証株式投資コンテストをゼミで取り入れました。ようやく
アクティブラーニングとして効果的な運用方法ができるようになりました。
単なるマネーゲームでなく、金融リテラシーだけでなく企業の業績や社会
に向き合う姿勢などを考えさせることができるようになりました。経済学
とキャリア教育を結び付けた内容にもなっているように思います。


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■編□集□後□記□
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名古屋証券取引所の方がゼミに来られました。名証株式投資コンテストの
ご担当なので、ゼミ生に証券や企業について簡単なお話をもらいました。





■コジマガ・バックナンバー
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/
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コジマガ第144号を2018年11月10日に発行しました。
kojimag@ Vol.144の主な記事は・・・

■NGU短信 > 「主体的な学び月間」の段
■本の紹介 > 『走ることについて語るときに僕の語ること』
■最近のゼミから > 卒業研究発表会の段


などです。

2018年10月28日日曜日

第143号(2018.10.28)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□─────────────────────────
■□□> コジマガ kojimag@    第143号
□───────────────────2018.10.28─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.143
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。


同窓会創立50周年ということで、今年は大学祭に合わせたホームカミングは
ありません。代わりに、11月25日(日)に名古屋マリオットアソシアホテル
で、大きなパーティが開催されます。すでに申し込みは終了しているようです
が、児島も参加予定ですので、出席予定のゼミ卒業生とお会いしたいと思い
ます。また、同窓会会報へ児島ゼミの記事を寄稿しましたので、手元に届い
たらご笑覧いただければ幸いです。

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■NGU短信 > 次年度から時間割変更の段
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☆関連サイト:http://www.sis.nagoya-u.ac.jp/curriculum/class.html

名古屋キャンパスでは、1時間目の開始時間が午前9時10分になっています。
来年度から10分早まって中途半端なスタート時間は解消されます。そして、
全体の時間割が次のように変更され、すでに在学生に通知されています。

【2019年度からの授業時間】
 1時限 09:00~10:30
 2時限 10:45~12:15 昼休み 45分間
 3時限 13:00~14:30
 4時限 14:45~16:15
 5時限 16:30~18:00
 6時限 18:10~19:40

他大学を見ると、名古屋大学は8時45分が始業時間であり、本学の新たな
時間割よりも15分早い開始です(リンク先を参照)。また、愛知学院大学
の名城キャンパスは同時刻の始業時間で、6時限制も同じです。土曜日の
レギュラー授業はありませんが、これで本学も都市型大学のような運営が
できそうです。

今回の授業時間帯の変更には、さまざまな背景があります。大きな理由と
して、リハビリテーション学部の名古屋移転と6時限目の必要性の高まり
が挙げられます。名古屋キャンパスでは、曜日時限によっては教室稼働率
がほぼ100%という異常事態が続いています。なぜ異常かといえば、教室
の設備機器に不具合が起こった場合、代わりとなる教室がないので対応が
できないからです。授業の担当教員や受講生に多大な迷惑をかけてしまう
可能性があります。喩えるなら、満室のホテルで客室の空調が故障した時、
宿泊客に我慢させるという選択肢はありえません。

今秋から新たに大宝学舎が稼働しましたが、ここには十分といえるだけの
教室数は確保されていません。来年度は日比野学舎へリハビリ学部が移転
し、さらに教室のニーズは高まるので、抜本的な対策が必要です。そこで、
ひとつの解決方法は授業時間帯の変更なのです。

授業時間帯に新たに6時限が設置されるわけですが、従来フル活用されて
いなかった5時限目を埋めることで、ある程度の改善は見込めます。また、
開講クラスを1~5時限目にうまく散らすことができれば、授業が特定の
曜日時限に集中することが回避でき、現状は大きく改善します。

学生の帰りが遅くなることを心配する意見があります。夕方からのバイト
や習い事で夜遅くなることと基本的には変わらないという見解もあります。
たとえ必修の授業が入ったとしても、毎日の終了時間が6時限目ではなく、
週1回程度です。また、春学期は日が長く、午後7時過ぎまで外は明るいと
いうこともあるでしょう。さらに、遠方通学により1限目の出席が厳しい
学生やどうしても朝が苦手という学生にとっては新たな選択肢を得たこと
になると思います。

人間は変化を嫌います。慣れてしまうまでの適応期間が大変ですが、自分
のルーティンにできれば、不平や不満も少なくなることが予想されます。
ただし、瀬戸キャンパスはこれまでと変更はありません。瀬戸で卒業した
皆さんには、馴染みがある懐かしい時間帯でこれからも運用されます。


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■最近のゼミから > 主体的学修の秋学期スタートの段
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☆関連サイト:https://www.nagoya-stock-exchange.com/

秋学期も6週目が経過しましたが、それまでに何人かの卒業生がゼミに来て
くれました。今学期のゼミは以下の時限と教室で行っています。卒業生の
皆さんによる直接の参観やFacebookなどからの激励を歓迎します。

 2年 専門基礎演習(2年):14名  金曜2限 曙館507教室
 3年 専門演習(3年):18名 木曜4限 曙館405教室
 4年 専門演習(4年):18名 木曜5限 曙館405教室

秋からゼミ教室が変更になりました。アクティブラーニングとして307教室
に設置されていたAVステーションや電子黒板・可動式の机や椅子はGlobal 
Linksへ移設されました。405教室は日比野学舎にあったデスクトップPCを
移設した教室です。座席配置を変えるアクティブラーニングには不向きです
が、代わりにプリンタがあり印刷は便利です。卒論など日本語のチェックと
いう紙での作業はやりやすくなりました。

秋学期は4年生の卒論指導が大仕事です。今年の4年生には3か月の通学定期
を購入して臨むよう指導しています。サブゼミを中心に進めれば年内修了も
可能ということを説明し、3か月のスケジュールを示しました。まず最初の
1か月でストーリーを作り上げる(卒業研究発表会申込締切日まで)。次に、
しっかりした結論と提言を作る(卒業研究発表会学内発表まで)。最後に、
完成した全体の内容をWordで表現する(年内)という目標を掲げました。

しかし、これまでのサブゼミの参加状況からするとスタートダッシュに失敗
した感じです。そこで、昨年度のサブゼミ参加状況実績表から「このままだ
と前轍を踏むことになる」と檄を飛ばしました。前年の参加データを元に、
取り掛かりの遅い人は必ず完成が遅くなるという現実を示しました。

卒論作成はマラソン競技と同じで、誰も自分の代わりに走ってくれません。
一人で走るとコースが分からなくなり、脇道に逸れるなど無駄な走りをして
しまいがちです。そうならないためには常にコーチのアドバイスが必要です。
また、孤独なランナーの中には途中で心が折れたり、最悪はリタイアして
しまう者もでてきます。しかし、皆で走れば互いの激励で少しでも前へ進む
意欲が出てきます。たとえ苦しい道のりでも、必ず走り切ることが可能です。

3年生には、先輩たちが頑張っている姿を見て、自分たちの来年に活かして
もらいたいと願っています。SPIにも自主的に取り組み就職活動の準備をする
よう指導しています。例年通り、夏休みの宿題として自学自習を課しましたが
自分のことなのにやらされ感が漂うゼミ生もおり、心配の種は尽きません。

2・3年ゼミは名証株式投資コンテストを通じて、企業研究と金融リテラシー
の修得がメインになります。今回で名証株式投資コンテストは第9回目を迎え、
10月22日より開催されました。今年から一般の参加はなくなり、学生だけの
コンテストになりました。約2ヶ月にわたって、大学対抗の熱い戦いが全国で
繰り広げられることを期待します。

児島ゼミから参加しているチームは以下の通りです。チーム戦の成績表から
後輩たちの成果をご確認いただければと思います。なお、4年生は卒論作成に
集中してもらいたいので、有志のみの参加としています。

 2年:Sou、チームケイスケホンダ、Shimatani、さとGEN
 3年:HACHIROKU、名証好きな人と繋がりたい、
    りさちゃんとゆかいな仲間たち、9/20(くがつはつか)

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■編□集□後□記□
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スポーツの秋です。2年前から将来の筋肉貯金として日常的に運動するように
なりました。これまでのゴルフに加え、ランニングとヨガから体幹を鍛えて、
身体のレベルアップに取り組んでいます。これまでのマラソンは10㎞程でした
が、今シーズンはハーフマラソンを中心にエントリーし、月1程度のレースを
目標に据えながら自分の気持ちが萎えないようマネジメントしています。

また、自分自身の活動をデジタル化・可視化することに興味を持っています。
スポーツの練習から結果までを記録するだけでなく、日々の行動もリスト型
活動計で確認しています。スマホと連携できるので、睡眠の質からWorkoutを
すぐにチェックできます。活動実績の数値は今後の改善の指標となるために
継続しようというモチベーションに繋がります。


■コジマガ・バックナンバー
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/
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2018年9月26日水曜日

第142号(2018.09.26)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
□─────────────────────────
■□□> コジマガ kojimag@    第142号
□───────────────────2018.09.26─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.142
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。


前号を発行してから4ヵ月以上の期間が空いてしまいました。2019年度は大学に
新しい箱モノができ、それに伴う大きな変更も起きているので、適時にお知らせ
する必要がありました。好機を逸してしまったのは大きな反省点です。まずは、
10月のホームカミングの機会などを利用して、名古屋キャンパスへ足をお運び
いただき、変貌する大学を見ていただければと思います。


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■NGU短信 > Global Links オープンの段
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☆関連サイト:https://www.ngu.jp/globallinks/
☆関連サイト:https://www.ngu.jp/outline/facilities/taiho/

地下鉄でのラッピングやメディアでの広報などで、すでにご存知の方も多いと
思いますが、旧国有地の跡地に新しい学舎をオープンさせました。正式名称は
名古屋キャンパスたいほうです。従来の学舎という呼称から名古屋キャンパス
しろとり、名古屋キャンパスひびのという呼び名に変更となりました。新たな
用地に建てたので、さぞ大きな建物だろうと思われますが、3階建てでさほど
目立ちません。日比野駅から南に向かって進むとコジマの看板は遠くからでも
分かりますが、大学は近くを通ってようやく気づくといった感じです。

1期工事の終了として、Global Linksが開業しました。通りに面して南北の2棟
から構成されています。本学の建物には聖書由来の名前が付けられており、北
は言館(ことばかん)、南は恵館(めぐみかん)と命名されました。言館には
国際センターとiラウンジが、恵館には社会連携センターが入所しています。
(詳細な内容はリンク先でご確認ください。)

竣工式の翌週には、恵館の1階にあるメアリーホール(200名収容)で教職員の
研修会などが開催されました。この名称は、学院創設者であるクライン博士の
細君の名前から来ています。また、これまで日比野学舎にあったマイルポスト
もこのホールの隣に移動しています。

9月15日には、Global Linksでオープンキャンパスが行われ、本学の新しい顔
として内外にお披露目する機会となりました。いよいよ秋学期の授業が始まり、
Global Linksでも授業が行われています。ここはアクティブラーニングを推進
する施設となっているので、これまでの教室や施設のイメージとはかけ離れた
仕様になっています。見学していただくと、かなりビックリすると思います。
とはいえ、今ではいずれの大学も学生の主体的な学びを支援するため、奇抜な
施設を擁しています。

これまでの名古屋キャンパスの学生移動は日比野=白鳥(徒歩10分)でしたが、
大宝=白鳥(徒歩3分)とかなり短縮しました。(来春、リハビリ学部が移転し
日比野がリニューアルすると、移動のバリエーションが増えますが。)すでに
第2期の工事が始まっており、大宝の駐輪場が使えないので、駐輪マナーでの
近所迷惑が心配です。また、授業の最初は何かと使いづらい面が際立ちますが、
徐々に改善されてゆくと思われます。

百聞は一見に如かず、一度、大学にお越しください。

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■最近のゼミから > 春学期のゼミまとめの段
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☆関連サイト:https://www.ngu.jp/outline/campus/

この春学期も例年通りにゼミを進めてきました。3年ゼミは春のチーム研究発表
をしっかりまとめ、記録に残すという方法を取っています。何事もやりっぱなし
では力はつきません。合わせて、学修やマネジメントに関するいろいろな指導を
しています。今回は以下の2点を扱いましたので、簡単に紹介します。

はじめに、ロジカルシンキングとクリティカルシンキングです。これらは大学生
に必要な能力で、前者は「論理的思考力」、後者は「批判的思考力」として広く
知られています。仕事や会社の研修などでも扱うので、これらを聞いた卒業生も
いることでしょう。

これらを児島ゼミ風に分かりやすく喩えると、「ロジカルシンキングはプレゼン
でのストーリ作成能力」といえるでしょう。AだからB、BならばCといった筋道を
しっかり立てて話ができることはもとより、説得力を持つ根拠の提示が必要です。
すなわち、統計データや専門家の見解・新聞報道などを使って自説を補強できる
力が求められます。次に「クリティカルシンキングはダメ出し」は、簡単なダメ
出しだけにとどまりません。発表者のストーリ展開へ対する指摘、使用する根拠
資料に対する適切さや危うさを具体的に指摘する力です。2つの能力は、発表者や
オーディエンスが主体的に動くことで徐々に養成される力です。

二番目に扱ったのは目標達成としてのSMARTSです。これは以下の英単語の頭文字
から構成されています。

 Specific(具体的に)
 Measurable(測定可能な)
 Achievable(達成可能な)
 Related(目標に関連した)
 Time-bound(時間制約がある)

目標を達成するためにはこれらの要素が必要になります。チーム研究で現実的な
提言をする場合にも重要な視点です。ファンタジーの世界に生きているわけでは
ありませんから、実際に達成可能かどうかの検討が必要です。これも仕事の場で
取り上げられる内容ですから、ゼミ生にはこのような視点を習慣づけてもらいた
いと願っています。

春学期の3年生ゼミのまとめは、恒例のゼミ発表会を7月19日(木)に開催しました。
いつもの教室(曙館307)で4チームがそれぞれ30分ほどでプレゼンを行いました。
今春のテーマは、情報技術(IoTやAI)を利用したアイディアで、特定のエリアの
活性化策を産業と絡めて提言するという内容でした。いずれのチームもしっかり
取り組み、大きな進歩が見られました。プレゼンには自信をつけたかと思います。
その夜、慰労会を兼ねたゼミの飲み会が「はなの舞」金山南口店で行われました。
毎回、飲み会の席で3年生全員と話をしますが、多くのゼミ生が達成感や充実感を
口にします。それが成長の証であり、継続することの重要性を話して激励します。
翌週の定期試験はインタービュー形式として、ルーブリック評価で再確認します。
春の学修成果を土台として、今後の飛躍を期待しています。

さて、夏休み中には丸の内サテライトの大学院でサブゼミを実施しました。4年生
の有志による企画でしたが、8月9日にキリックスビル7階に移設された新しい本学
施設に初めて訪問しました。ここは、以前の栄サテライト(中日ビル)に比べて
スッキリした教室レイアウトになっています。また、ゆったりとした教室空間で、
名古屋キャンパスよりも空調が整っており、10名ほどで研究するには快適な環境
です。参加者の意見も大変好評で、またここでサブゼミをという声が上がる程で
した。サブゼミ後、丸の内の山ちゃんでプチ慰労会を開き、暑気払いをしました。


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■編□集□後□記□
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思い返すと、春学期にはロシアでサッカーW杯が開催されました、日本代表の活躍
で日本中が大いに盛り上がりました。また、異常気象では西日本豪雨や逆走台風
に加えて、信じられないほどの酷暑が続き、夏の定期試験にも少なからず影響を
受けたほどです。ようやく朝晩に涼しさが感じられ、収穫の秋がやってこようと
しています。ゼミ生は卒論などの学修成果を得られるように、日々、努力が必要
な時期です。大きな収穫が得られるよう期待しています。


■コジマガ・バックナンバー
☆ブログ: http://kojimag.blogspot.com/
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2018年5月7日月曜日

第141号(2018.05.07)

□ Nagoya Gakuin University, Faculty of Economics
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■□□> コジマガ kojimag@    第141号
□───────────────────2018.05.07─
□ Kojima seminar Mail Magazine, Vol.141
*等幅フォント(MSゴチックなど)でご覧ください。


気づけば、ゴールデンウイークが終わっていました。来年は改元が実施されて、
新たな元号となっているはずですが、今は全く想像ができません。元号の先頭の
イニシャルはM,T,S,Hではないそうですが、実際はどうなるのでしょう。今から
楽しみです。

元号といえば、新入社員は平成生まればかりです。今春、教務課へ配属になった
職員と話をしたところ、彼の父親と小生が同い年という事実に唖然・・・。昭和
世代も働き盛りですが、10年もすると次第に舞台の片隅へと追いやられることに
なるのでしょうか。また、来年度はいよいよ2001年生まれが大学生となるので、
20世紀(前世紀)生まれという括りができることでしょう。


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■NGU短信 > YoutubeのNGUチャンネルの段
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☆関連サイト:https://www.youtube.com/watch?v=1Dv-I8Jlde0
☆関連サイト:https://www.youtube.com/user/NagoyaGakuinUniv

前号ではプレイスメントの話題を取り上げましたが、そこで出てきたビデオに
ついて紹介します。昨年度、主に履修ガイダンスで利用するために「履修要項」
で全学に関係する部分をビデオクリップにしました。これらをNGUチャンネルに
置き、Youtubeからでも視聴できるようにしました。昨年だけでも6000回以上の
再生があり、まずまずの成果になりました。特に、履修ガイダンス期間では一日
500アクセスほどあり、新入生へリーチできるメディアとなりました。

今年もプレイスメントテスト時にチラシを配付し、入学予定者に案内しました。
来るべき大学生活に興味がある時に、学修のルールを示し、早めの理解を促する
ための素材としています。入学後は各部署から理解しきれないほど多くの説明を
受けるので、学生としては困惑ばかりです。さらに大学側は、説明の漏れがない
ようにするため内容が膨らんでしまいます。一度に説明されても理解できません
ので、繰り返しが必要な内容はオンディマンドでの説明が最も効率的です。

授業において、今年度は「経済データ分析」でも解説ビデオ(学内限定)をCCS
の授業ページに提示し、履修生の理解の助けとなるようにしています。いずれは
「反転授業」にも挑戦したいと考えています。

また、NGUチャンネルには、経済学部紹介動画もありますので、お時間があれば
ご視聴ください。現在、経済学部の特色ある教育として一押しのプログラムは
「企業連携プログラム紹介ムービー(名古屋学院大学経済学部)」としてNGU
チャンネルで説明しています。どうぞご覧ください。


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■最近のゼミから > 2018年度ゼミスタートの段
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☆関連サイト:https://www.ngu.jp/news/20170502/

毎年恒例の新歓コンパが5月10日(木)に予定されています。ゼミの新歓コンパで
ルーブリックがあるとするならば、先輩全員と話をする・チーム以外の同級生と
話をする・先生に挨拶する・ビールの正しい注ぎ方ができる、といったCanDo項目
が上がるかもしれません。

昨年から学年間の交流を促進するため、3・4年全員の名札が用意されています。
同学年だけで18名おり、先輩も合わせると40名弱になるコンパです。名前と顔が
一致しないので、自分たちの周りだけで話をしておしまいになりがちです。就活
に向けて「人間力」を養成するためには、他人と関わる力が求められます。声を
かける心理的な障壁を少しでも除くためには、良いアイディアだと思います。

卒業生でお時間がある方のご参加をお待ちしています。以下の案内はFacebookに
掲載されていますので、併せてご確認ください。

 場所 萬珍館
 集合 金山南口 18:30
 開始 19:00
 料金 3,680円

また、今年度の全学年のゼミは以下のようです。ゼミ卒業生の皆さんによる直接
の参観やFacebookなどからの激励を歓迎します。

 1年 基礎セミナー(1年):18名  金曜1限 曙館507教室
 2年 専門基礎演習(2年):14名  金曜2限 曙館507教室
 3年 専門演習(3年):18名 木曜4限 曙館307教室
 4年 専門演習(4年):18名 木曜5限 曙館307教室

今年は、3・4年の本ゼミがアクティブラーニングの教室で行われています。
ここにはAVステーションに加えて、電子黒板がありますし、机や椅子も自由に
動かさせるので、チーム活動に適した学習環境です。また、ホワイトボードが
多数用意されており、協働作業の効率が上がると思われます。

本ゼミでは3年ゼミの終わり15分ほどを使って、各チームに4年生が加わって
アドバイスを与える時間としています。アドバイスから3年生はチーム研究の
進め方が改善できると同時に、4年生の顔を覚えます。4年生は昨年の経験を
思い出して、
秋からの卒論研究の進め方を再確認することにつながります。相互にメリット
のある時間を共有することから、ゼミ活動の活性化を期待しています。

さて、今年の3年生の研究テーマは、「特定エリアの活性化策を産業と絡めて
提言する。特に情報技術(IoTやAI)を利用したアイディアで」として、以下の
エリアごとでチーム分けをしました。

 A) 名古屋港・堀川エリア
 B) 名古屋城・名城公園エリア
 C) 名駅・円頓寺商店街エリア
 D) 瑞穂運動場エリア

どのような切り口で進めるかはチームごとのセンスですが、活性をイベントで
考えることも可能です。例えば、Aはレゴランドが注目されがちですが、昨今の
豪華客船のクルージングやインバウンド客向けの整備も考えられます。Bでは、
名古屋城の天守閣の木造再建だけでなく、愛知県体育館でのBリーグ・大相撲と
いったイベントにも注目できるはずです。Cでは、パロマ瑞穂スタジアムを活用
した国際イベント(誘致・実施)としてスペシャルオリンピックス2018やアジア
大会2026などがあります。Dでは2027年リニア中央新幹線開通により、駅が拡大
し街がどう変わるかも興味深いトピックスです。

4テーマに共通する事項には、集客政策でのMICEがあります。また、実際に自分
たちで訪問可能な地区ばかりだけに、現地で感じる課題や問題点を捉えるのが
よいでしょう。さらに統計データや新聞記事などを調査して、自分たちの提言
を具体化してもらいたいものです。

金曜日の2年ゼミは、1回目の「自己紹介ゲーム」に続き、タイピング能力向上
や経済学コア6に挑戦中です。Excelに自分のデータを記録して、統計処理から
自分の努力と成果を可視化する課題に取り組ませています。毎年、学生のゼミ
に対する態度はゼミ応募状況によって大幅に変動しますが、今年度のゼミ生の
状況を見る限り、昨年よりも期待できそうです。とはいえ、始まったばかりで
センシティブな時期なので、焦らず毎回の成果を確実に蓄積する指導とします。

同曜日の1年ゼミは、初回の街歩きの後に基礎セミナー活動会へ向けたチーム
研究を行いました。経済学部のすべての1年ゼミが街歩きから課題を発見して、
学部生に報告するイベントです。今年は、4月25日(水)の3限に発表会が開催
されました。今年度は、多くのゼミの中から優秀賞(準優勝)に選ばれました。
大いに期待できる基礎セミナーです。提示のリンク先は昨年度の基礎セミナー
活動報告会の内容になっていますが、ご参照ください。今後の基礎セミナーは
「まちづくり提言コンペ」へ向けての準備が中心になります。


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■編□集□後□記□
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Facebookの児島ゼミグループ(非公開)の登録者も192名となり、次年度には
200名を突破する見込みです。未登録の方が同級生にいましたら、グループへ
ご招待ください。ちなみに、コジマガはFacebookからだけで案内しています。
Viewは1号につき約150程度です。現在は累計8300ほどですが、このペースで
いけば、来年あたりに1万の大台を達成する見込みです。


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